小田巻き蒸し、ご存知?
以前は街中のうどん屋や食堂で、当たり前にお品書きに載っていた、もしくは載っていなくても言えば作ってくれたメニューに「小田巻き蒸し」がある。
本当に廃れてしまったというか、聞かなくなってしまったどころの話ではない、若い人に言っても、言葉として通じなくなってしまった。小さな頃は家で母親が時々作ってくれていたものなのだが。
知らない人のために書いておくが、要するに茶碗蒸しにうどんが入ったものである。大阪の船場辺りが発祥で、紡いだ麻糸を巻いたもの(おだまき)にうどんが似ているところが名前の由来だそうで、昔は冠婚葬祭に欠かせない高級料理だったらしい。
食べているときの見た目があまりよくないのと、手間がかかるから廃れていったのかもしれないが、冬の寒い日のお昼ご飯にもってこいの料理である。
酒の肴にはちょっと苦しいが、(でも呑めますけどね)鍋焼きうどんと同じぐらい食べた気がする暖まる料理だ。
ネットで検索すると、こだわりのレシピが山のようにでてくるので、無くなってしまった訳ではないようだし、スーパーのチルドコーナーで売られているカップ入りの茶碗蒸しの中に「七福食品 おだむし」というのを最近見かけた。
正月に作ってみたがやっぱり旨い。廃れないで残って欲しい料理である。
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