元祖トイカメラ、メイハーフEL
東郷堂というカメラメーカーがかつて在った。普及型カメラのメーカーだったようで、子供向けのカメラも作っていた、今で言うトイカメラのようなものかもしれない。
確かに本物のカメラと比べると、おもちゃっぽさは致し方ないようなカメラなのだが、子供の目から見ると、立派なちゃんとしたカメラに見えたのではないだろうか。
カメラとしてのスペックはハーフサイズで、シャッターがインスタント(約1/100秒)とバルブの2種類、絞りがF8、11、16の3種類だけ、焦点は固定、なんともシンプル。
写り具合も今のトイカメラよりははるかにマシだと思うが、やはりそれなりではある。
作りがあまり良くないので現存している数は多くないのではないか、カメラとしてよりは、コレクション向きかもしれない。
ところでこのカメラを見ていると何となくオリンパスペンに似ているような気がするのだ。マネをしているわけではないのだが、インスパイアされたというか、大ヒットカメラのペンの雰囲気をうまく盛り込んで、子供達にもペンと同じようなカメラで写している気分を共有させたかったのかも知れない。
ジャンクワゴンで300円、こういうおもちゃカメラはさほど興味がわかなかったのだが、中身を見てみたくてお持ち帰り、ひと通りメンテナンスをしたら写るようになった。
| 固定リンク | 0
「 ハーフサイズカメラ」カテゴリの記事
- ハーフサイズというカメラ。(2024.08.25)
- 令和にハーフサイズカメラが登場するなんて。(2024.03.09)
- APS-Cサイズセンサー向けオールドレンズは。(笑)(2024.03.23)
- ペンFのF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8の使い良さ。(2022.12.11)
- ペンFのE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5望遠レンズ。(2022.11.19)
コメント