はじめてのAF一眼レフの思い出
友人が持っていたミノルタのα-7000を使わせてもらったとき、こんな遅いオートフォーカス、使い物にならんがなと思った。
しかも合えばいいが、合わないといつまでもジージーと行ったり来たりでイライラする。こんなオモチャみたいなオートフォーカスなんて全然要らんわ、が最初の印象だった。
それから二年、キヤノンからEOS650が出た。初めて触ったのは日本カメラショーで、超音波モーター内蔵の300ミリF2.8 を付けて触らせてもらった。
友人といっしょに、音もなくスッとピントが合うのに「すげ~」と素直に感動したのを覚えている。
しかしまだ欲しいとは思わなかった、初めて自腹を切って購入したAF一眼レフはEOS10 QD、アートコードEOSと称して、専用ペンで作例本のバーコードを読み取り、カメラに入力すると同じような写真が撮れるという機能が付いていたが、使った記憶が全くない。
露出計で測り、マニュアルで露出を決めていたので、そんなものは邪魔なだけだった。それよりも3点測距のフォーカスポイントが任意で選べることがよかったのである。
同時に注文したレンズが品不足で入荷せず、ボディーだけじゃ写真が撮れませんがと文句を言ったらキヤノンがレンズを貸し出してくれたのだが、それがEF50ミリF1.0!
「キヤノンさん何考えとんねん」と思いつつも、こんなレンズ二度と使うことがないだろうとテスト撮影を兼ねて撮り歩いた。
しかし、重い、デカイ、写りは大した事無いダメダメレンズで、特に周辺光量落ちが激しすぎてF5.6まで絞らないと消えないとなっては何のためのF1.0か。
すぐに叩き返して、友人にレンズを借りてしのいだのである。結局持ってはいたが、あまり活躍することの無かったカメラであった、その後EOS-1Nをメインにするまで、ほとんどマニュアルフォーカスのT90ばかり使っていた。
兵庫県龍野市 1991 EOS10 トキナーAT-X270AF28~70mmF2.8 このレンズも印象が薄い。F値の明るさだけで飛びついたが重くてAFが恐ろしく遅く、すぐ手放してしまった。
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