カクテルのことなど
行きつけのバー「Abuはち」さんのオリジナルブレンドウイスキーの樽。これのハイボールが旨いのだ。Beauty SuperⅡで撮影したが,天井から下がっているペンダント照明の光でフレアが出てしまった。もしかしたらお酒の神様が降りてきたのかもしれない(笑)。
最近はほとんど飲まなくなってしまったが、バーに行きだした頃はいろんなカクテルをよく飲んだ。酒を組み合わせることで、広がる世界というのが楽しかったのだと思う。
好きなカクテルは、やはりカクテルの王様マティーニ。これほど奥の深いカクテルはないといわれるが、飲んでみれば確かにそう思う。
使う酒の銘柄、配分、ちょっとした違いがはっきり味に現れるので、店によって全然違う個性がでるのだ。そして何よりもこのカクテルは断然旨い。とにかく無条件で旨い酒である。
カクテルにハマっていた頃、家でも作ってやろうと思って、色々な酒を買い込んだものである。ホームバーというわけだ。
たまたまなぜかシェーカーが実家にあったのがきっかけであるが、頂いたジガー(酒の量を量るつづみ型のカップ)にジンや、ウオッカ、テキーラ、何種類かのリキュールなど一通りのものを揃えて悦に入っていた。
結婚前の家内相手にシェーカーを振って、いろんなカクテルを作ったものである。たいてい、はしゃぎすぎ、飲み過ぎで最後はへべれけになってしまって、酒の分量も適当な、なんのカクテルか分からないものになってしまっていたのであるが、今はそんな七面倒くさいことはやらない。
所詮どう頑張ったところで、家ではバーの雰囲気は演出できないことに気が付いたからである。
いくら照明を雰囲気のあるものに変えたところで、洗った食器や、みそ汁の鍋、メモが磁石で止めてある冷蔵庫や洗濯機が見える家でドライマティーニをすすっても貧乏くさいだけである。
生活臭がぷんぷんする家で、カクテルはやはり似合わないと思う。やはりバーでの一杯にまさるものはないのである。
とある古い歓楽街で見つけた酒場の窓の飾り。真ん中にカクテルグラスがあしらってあった。バーと呼ぶより洋酒酒場といった方がふさわしい感じのお店なのかもしれない。
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