デミがダメに Demi EE17
続編やシリーズ化して、何作も作られる人気映画がある。ロッキーとかインディージョーンズだとかたくさんあるのだが、いずれも第一作目が一番面白いと思うのは私だけだろうか。
二作目、三作目と回を重ねるごとに、話に無理が出てきて、どんどん陳腐化していくように思う。
第一作目を引き立てるために二作目以降を作っているわけではあるまいが、最初の印象の強さや、作り手の意気込みは、二作目以降にも引き継がれるのは難しいようだ。
カメラにもそういうところがある。コンセプトやデザインがぶれないまま走り続けるのは無理なのだろう。
キャノンデミも初代機から最高級機のEE17へ発展するにつれ、便利になった分、ひとまわり大きくなってしまった。
あのクリアーな見え方が素晴らしかったケプラー型実像ファインダーはブライトフレーム付きの逆ガリレオ式ファインダーになり、大口径のレンズを搭載したため出っ張りが大きくなり、初代機のキャッチコピーだった「ポケットからデミを出そう」は、とてもじゃないが、もう出来ないぐらい大きすぎるハーフサイズカメラになってしまった。
若いときはかっこよかった人が中年にさしかかり余分なお肉が付いたような感じ。
初代機と同じデザインの流れを汲んでいるのに精悍さは感じない。やはり初代機が一番かっこいい。
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