カメラは簡単に壊れない
カメラ雑誌の記事で、とある若手カメラマンが、カメラはハイアマチュア向けの機種を数台使っているが問題はないといっていたのを読んだことがある。
理由は、プロ用機種は今の自分の収入ではなかなか何台も持てない。
現場では同じ機種を使うほうが操作が同じで撮影がスムーズ。
プロは、カメラの扱いを分かって使っているので、そんなにカメラを壊すことはない。
との事だ。確かにそれは言える、プロカメラマンの方を見ていると、一見ぞんざいにカメラを扱っているようで、そこは商売道具である、越えてはいけない一線を踏み外すことはしないし、外観はボロボロでも常にメンテナンスやオーバーホールをしているので、中身はピカピカである。
不思議なことに、アマチュアカメラマンで、カメラやレンズに文句を言う人に限って、使っている機材の手入れがされていないのはどういうことであろうか。
保護用に着けたフィルターは脂で虹色に光っていたり、レンズやボディーが埃で白くなっていたりは当たり前、使い方も荒っぽくて、自分の使い方の悪さを棚に上げて、カメラの丈夫さを自慢する人までいるのには恐れ入る。
「落っことしても壊れんかったんですよ~、さすがニコンですわ~ははは。」
おっさんアホかっ。
こういう人はカメラが壊れると、大げさにカメラだけでなく、そのメーカーや、買った店まで悪く言うのである。
「あの店アカンで、安モン売りつけよんねん。こないだ買うたカメラ、一発で壊れよってね~そう○○の○○○。あのメーカー、前からアカン思いよってん。多分日本で作ってへんで、中身○○製やわ。」
おまえなんかにボロクソに言われるほど日本のカメラは悪くないわいと心の中で叫ぶしかない。
おっさん頼むから黙っといてくれ。ちなみに、きちんとした使い方をしている限り、いまどきのカメラはそう簡単に壊れません。
30年以上カメラを使ってきて、今まで1回しかサービスセンターに駆け込んだことがない私が言うのだからマチガイはありません。
壊れたカメラでの作例。レンズシャッターカメラのシャッター開閉にムラがあるとシャッター羽根の形に写りこむ。分解清掃で直った。
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