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2013年10月 3日 (木)

街歩きでオモシロ怖かったこと2

街歩きでのハプニングというと出会い頭にビックリか、背後からいきなりというパターンが多いがそれ以外にもいろいろあるのでそのあたりも含めてつらつらと。
ある夏の日、あしたのジョーで有名な東京の下町で、渋い建物を見つけて撮っていたら、ややこしそうなオジサンにいきなり腕を捕まれ「ついてきなさい」と強制連行。
連れて行かれたのはオジサンがやっている、これまたややこしそうなカウンターだけのオカマバー。「ウフッ暑かったでしょ」と中ジョッキで麦茶を出してくれました。
麦茶といえば、別の下町を撮り歩いていて長屋の軒先でひと休みしていたらいきなり背後の網戸が開いて冷たい麦茶が。下町は人情があっていいですな。
人ひとり通れるぐらいの路地ばかりの街を撮り歩いていたときのこと、角を曲がるとなぜかお婆さんが道にしゃがんで用足し中。目が合ってしまって気まずい雰囲気、通りすぎるにしては道が狭くてそのまま後ずさり。
気まずいといえば、取り壊し予定の廃墟団地の屋上から撮ってやろうと入り込んだら階段の踊り場でカップルが交尾中。若い人は元気ですな、下半身スッポンポンで固まってました。目のやり場に困って即退場、ごゆっくり。
四国を旅していたときのこと、商店街のはずれにあったジーンズショップで「ナウなヤング」と70年代丸出しの看板を見つけ撮っていたら、中からオジサンが出てきて「みんな写真撮っていくんだよね~そんなにカッコいいのかな~」この場合は思いっきり勘違いしているオジサンが怖いパターン。
怖いといえば、もうやっていない風俗店の看板が渋かったので撮っていたら背後から「ニイチャンこの店なんぼで買うてくれるんや」。よく見ると隣はその筋の方の事務所でした。ひきつり笑いを浮かべつつ目を合わさないようにして通り過ぎましたが、これは本当に怖いシーン。
古い遊郭建築が残る街を撮り歩いていたらどこからか三味線の音が。江戸時代にタイムスリップしたような感覚に、まるで時代劇でした。
事件に遭遇したことも。横断歩道で信号待ちをしていたら向かいの中華料理店の排煙ダクトから爆音とともに火柱が、お客は逃げ出し煙モクモク火事のシーン。ホントにビックリするとカメラを構えて写真なんて撮れないというのがよくわかりました。
青春18切符で旅するのが楽しかった頃、ムーンライト九州で早朝の博多駅に到着。駅前の広場に出ると、通勤の人が駅へと急ぐ傍らで、前日飲み過ぎたのか若い女性がハンドバッグも放り出し、大の字になって寝てました。さすが九州の女性は豪快と思ったのですが、スカートは捲れ上がりパンツ丸見えのあられもない状態。さすがに気の毒に思ったのか、ホームレスのおじさんたちが布団代わりに段ボールを掛けてあげてました。心温まるシーン。
こうして思い出すといくらでも出てくるものですな。特に今まで撮った写真を眺めていると、そのときのエピソードがいろいろと思い出されていくらでも書けそうですが、この話題はいずれまた。

L23616blog 2013 神戸元町 高級ブランドショップが軒を連ねる界隈で、洋服を売るお店なのに裸のマネキンが。ひょっとしてこれは裸の王様の童話と同じ?馬鹿には見えない服をまとっているのかも知れないなどと考えていたら、店員さんが服を抱えてやってきました。単なる衣替えでした。

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