被写界深度って
写真用語の中でも分かりにくい言葉なのに良く使われるのが「被写界深度」。
簡単に言えば、写した写真のピントの合っている奥行きの範囲ということだ。
「深度を浅く」というのは一点にピントが合っていて、その前後がぼけた状態で、「深度を深く」というのは手前から奥までピントが合った状態を指す。
深度だとか浅く深くとか聞くと、潜水艦に関係のある言葉のようだが写真用語である。
デジタル一眼レフだと、たいていレンズマウント脇あたりに被写界深度確認ボタン(プレビューボタンとも言う)が付いているのだがあまり使われていないようだ。
モードを絞り優先(AまたはAv)にして、ファインダーをのぞき、近くのものにピントを合わせ、このボタンを押したまま、ダイヤルを回して絞りの数字を変えてみればよく分かる。
数字が大きくなるとファインダーは暗くなるが、奥までピントが合って、逆に数字を小さくすると、手前と後ろがぼけて見える。
昔のレンズには被写界深度を知るための目盛りが付いていて、それで焦点距離と絞りと深度の関係を覚えたのだが、オートフォーカスとズームレンズが当たり前になってから省略されてしまった。
便利になって失ったもののひとつである。
行きつけのバーで、馬形のビンにピントを合わせ、絞は開放のF3.5、前後のボケ具合を見るためのテスト撮影。他のお客さんが来る前に撮らせてもらったもの。カメラは二眼レフのミノルタコード。
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