40年ぶりのアニメ、ヤマト2199
テレビアニメというものを見た最後が「宇宙戦艦ヤマト」、当時中学生だった。
松本零士さんが描くメカが大好きで、毎週楽しみにしていたものである。
ワープだのタキオン粒子だのNASAの技術者ぐらいしか口にしないだろう言葉を子供が平気で会話していたのもこのアニメの影響だったように思う。
その後、カメラやオーディオに熱中し、高校生になるとアイドルや女の子やロックに目覚めていってテレビアニメは全く見なくなってしまった。
だからガンダムも全く知らない世界である。
テレビで見るのはMTVやベストテンなどの歌番組、それよりもFMラジオのエアチェックに忙しかった。それぐらいの年頃になると、アニメは卒業するというのが普通だったし、アニメは子供の見るものと親からも言われていた時代である。
もちろんアニメを全く見ないわけではない、ジブリの作品のような大人の鑑賞に堪えるものは見ているし、アニメそのものを子供のものと否定するつもりは無い。
夏前頃だったか、ネットを眺めていて宇宙戦艦ヤマトのテレビ放映のことを知った。
「ふ~ん、まだやっているのか」と言うのがそのときの感想。
調べてみると何度かリメイクされているらしい、そういえば実写版の映画もありましたな。
何となく懐かしい気持ちになってたまたま見たところ、画面の密度というか、描写というかメカの描き方も実にリアルで、その濃さに今時のアニメはこんなことになっているのかと正直驚いてしまった。
3DCGの技術などもふんだんに使われているのだろうが、全体のスケール感が中学生の頃夢中になったものとは全く別物、40年も経ってもう一度ヤマトに感動するとは思わなかった。
いよいよクライマックス、沖田艦長の最期の名台詞は今でもはっきりと覚えている。
2011年 OLYMPUS-PEN FT、E.Zuiko Auto-T 100mm F3.5。
さすがに宇宙戦艦ヤマトの写真なんて無いので、ヤマトつながりで今まで撮った写真の中から神戸のやまと温泉という銭湯の煙突写真でお茶を濁させていただきます。
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