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2013年8月10日 (土)

35ミリましかく写真界の飛び道具、ロボットスター1

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ドイツのロボットという名前のカメラは、ましかく写真好きとしては、一度は使ってみたいと思いながら、なかなか巡り合えなかった。
見かけてもお値段がちょっと折り合わなかったり、今のフィルムが使えないタイプのものだったりで、長年探しながら見つからなかったカメラなのだが、ちょっとばかりコンディションが難有りのものを数年前見つけた。難有りといいながら実用にはまったく差支えがないので、私的には難有りの範疇に入らないと判断、値段もかなり手頃であった。
ぜんまいによるモータードライブでフィルムを自動巻き上げするため、軽快に撮影でき、実にコンパクトな愛らしいカメラなのだが、持ってみるとビックリする位ずっしりと重い。まさにメカニズムぎっしり感がとても心地いいカメラなのである。
撮った写真はシャープで、マミヤスケッチとは違うテイストを感じた。いかにもドイツのカメラという感じ、フィルム装てんなど決して使いやすいカメラとはいえないが、ましかく写真なので縦横にカメラを構えなおすことが無く、辻斬りよろしく街を撮り歩くには抜群の機動力を発揮する。
現像上がりのフィルムを見ると、コマとコマの間隔は実に正確に揃っていて、幅も1ミリほどしかなく、まさにみっちりと写真が並ぶ。限られた長さのフィルムに少しでも多くの写真を写したいという考えの表れだろう。

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