路上の椅子観察
あなたは椅子派ですか?地べた派ですか?
わが家では家内は地べた派、いつも畳の上や、冬はホットカーペットの上でごろんごろんしている。私はというと、ちいさな時から正座もあぐらも苦手で完全な椅子派。
特に足をケガしてからはなおさら地べたに座るのはダメになってしまった。だから酒を飲みに行っても座敷の店は敬遠。誘われても座敷かテーブルか聞いて、座敷だったらお断りしている。短時間なら何とかなるが、飲みに行って短時間で終わるはずなど無いので、お断りした方が無難なのである。
地べたに座るのが苦手となると、当然椅子が必要ということになるのだが、これも色々とくせ者で、ふかふかのソファーのような体がグッと沈み込む背の低い椅子はダメ。楽チンそうに見えて、あの手の椅子は案外腰が疲れるのだ。酒を飲ます所ででソファーなんかが置いてあるのは、たぶん高級クラブとかラウンジだと思うので、縁のない私にとっては、疲れる椅子に座りに行くことは一生無いと思うが。
案外座り続けても疲れないのが、安いカウンターだけの焼鳥屋あたりに置いてある丸椅子である。ちょっとお尻を乗せているだけみたいなのが意外と疲れない。何も高級クラブに行けないひがみで言っているのではない、現実の座り心地について述べているだけである。背筋の伸びる椅子の方が楽だということを言いたいだけである。
前振りが長かったが今回は路上の椅子について。街歩きをしていると、公園やバス停のベンチは別として、なぜか路上に置かれている椅子を見かける。
本来室内で使われているはずの椅子が、白昼の路上にあるというのはなんだか違和感を感じて、景色としてはなかなか面白い。廃棄物か、意図的か、看板や目印代わりか、純粋に座って行き交う人々を眺めるための特等席なのか。路上観察学的な考察ができそうである。
しかもこの椅子達、なぜかキチンと置かれている。横倒しになったままとか、天地逆さとかを見かけない。パイプ椅子のように畳んだ状態のも見たことがない。椅子としていつでも使用できるように置かれている。雨風に打たれながらも、腐っても椅子なのか。確かに地に足は着いている。
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