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2013年6月17日 (月)

ビル・カニンガム&ニューヨーク&オリンパスペン

休日に見てきた映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」のことなどをつらつらと。
内容はというと、ニューヨークの街でファッションを50年にもわたって撮り続け、二ユーヨーク・タイムズ紙のファッションと社交界のコラムを担当する80歳を越えた写真家ビル・カニンガムの日常を追いかけたドキュメンタリーである。
ま、早い話が外国版「情熱大陸」みたいな映画ですな。
ドキュメンタリーなのでストーリーというものは無いし、ひたすら主人公の仕事振りを追いかけ、間にその業界の有名人や被写体となった人たちにインタビューしたカットが入るだけの何の抑揚も無い映画なので、登場する芸術家や、有名人、ファッション誌の編集者やアートディレクター、ファッション界のこと、ニューヨークの街についてある程度の知識が無いと全く面白みの無い映画なのではないかと感じた。
私はファッションのことなど全く分からないし、ニューヨーカーと呼ばれる人たちの日常も知らないので、自転車で颯爽とやってきて、奇抜なファッションをした人を見つけるとカメラを向けバシャバシャ写真を撮るこの写真家が、一歩間違えばアブナイオタク爺さんに見えてしまった。
食べるものに興味が無く、自分のファッションには無頓着、住むところもこだわらず、恋愛もしたことがないという徹底振り。タダタダ他人のファッションにのみ鋭いアンテナが立っているという写真家である。
映画としては絶賛する人も多いようだが私には「う~ん」だった。
映画の中で唯一興味を持ったのは、主人公が友人に「ペンのように撮れる」といってもらったカメラで写真を始めたというくだり、「36枚撮りで72枚撮れる」カメラだっったといっていたシーンである。
当時のモノクロ写真(映画のチラシにも掲載されている)が映し出されたがそのカメラがオリンパスペンであった。形から見てたぶんD2かD3だと思われるが、よもやまカメラ的にはそこが気になったところであった。

Pen_d2_001blog

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