面構えがいい、コニカオートS2
最近のカメラの中で、面構えがいいなと思ったのはフジXシリーズ。実はすごいテクノロジーが詰まっているのだが、それをチョッとクラシックなテイストで包んでいる所がデキるカメラという感じを醸し出していて好感が持てる。
フィルムカメラならフジのクラッセという線もあるが、コシナ製ツァイスイコンを推しておきたい、直線で構成されたデザインはとてもクールでクラシックさもありながら現代風でもある、特に真正面がいい、欲しいカメラの一台である、ただレンズ地獄に堕ちていきそうなので、目を合わさないようにしているだけだ。
今回取り上げたKONICA auto S2も真正面に自信有りのカッコいいきれいなカメラだと思う。
35mmカメラとしては大きいし、重いしなのだがそれを少しでも小さく見せるようにデザインを工夫しようという気などサラサラございませんという押し出しの強さが、中古カメラ屋さんのジャンクワゴンの中でひときわ輝いていたのである。
修理もかねて分解してみると、メーターはあの露出計で有名なセコニック製のものが使われていた。鏡胴がややがたつくのだが、これはヘリコイドグリスを交換しないと直らないというのを修理屋さんのブログで見たことがあったので、無理をせずこのまま使うことに。全体をきれいにして、モルト貼替えで完治。
大きなカメラだけに持ちやすいが、巻き上げレバーのガリガリ音が気になる。デザインがいいだけに惜しい感じもするが写りは存在感があって大変よかったので小さなことは気にしないようにしよう。
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