何度も言うぞ、露出計を使おう。
長年写真を撮ってきて、経験上これは良かった、これで写真が楽しくなったというようなことは、どんどんこのブログでお伝えしていきたいと思っているので、しつこく何度も登場する場合があることを最初にお断りしておきたい。
で、少し前にも書いたが、またしても露出計の話である。
露出計といっても、定常光(その場の光の明るさ)を測る入射光露出計と反射光(写したい物に当たって反射した光の明るさ)を測る反射光露出計とがあるが、このブログで取り上げるのは定常光を測る入射光露出計である。
反射光を測るのならカメラ内蔵の露出計と大差ないことになってしまうので意味がない。
そうではなくてその場の光を測ることで正しく露出の判断が出来るようになれば、写真はいっそう楽しくなるということを言いたいので入射光露出計でないとだめなのだ。
たとえば、露出計を持っていればその場の光を測るので、カメラがどのような露出を示そうと気にならないし、測ってみれば分かるのだが、そんなにコロコロ光の強さは変わるものではない。
屋外なら日向と日陰の二カ所で測って、その値を覚えておけば後はそれに対して明るくするか暗くするかを自分で味付けしつつ撮り歩ける。
カメラの設定は当然マニュアルで。古いマニュアルしかないカメラや露出計が動かなくなっているカメラでも全く露出の不安無く撮ることが出来る。
露出計を使って撮った写真を見てみるとどのコマも露出がそろっていることが分かる。特にリバーサルフィルムで撮ってみるとそれを実感できること請け合い。
露出計を使うようになると、これぐらいの天気なら大体これぐらいの値を示すと言うことが分かってくる。たとえば、ISO感度100の場合晴れた日ならシャッタースピード250分の1秒で絞りF8半から11を示す。季節や場所に関係なく晴れの日はほぼ同じ。
天気の具合による違いや日陰での値を何パターンか覚えておくと、もし露出計が無くてもきちんと写真が撮れるようになるのだ。
露出計は地味な写真用品だが、長く写真を楽しみたいのなら持っていて絶対損はないと思う。ぜひ使ってみて下さい。
露出計を持っていると日なたと日影で測って、その中間の値プラスアルファというようなことを考えて撮る様になりますな。この場合日影でも地面の照り返しで意外と明るくて軒下が暗くつぶれずに撮れました。
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