キャップは無くてもフードがあるさ
長年のクセというか、そのほうが使いやすかったからというか、一眼レフの交換レンズにキャップをほとんどしない。
一日撮り歩いて、最後にバッグにしまう時にはもちろんキャップをするが、途中ではリアキャップだけで、フロントキャップはしない、その代わりレンズフードは常時付けっぱなしである。
しまう時にはずして逆さにかぶせたりもしない。広角レンズの花形フードも回ってしまうのが嫌なので、付けっぱなしをさらにテープなどで固定している。
レンズにとってキャップよりフードのほうが役目としては重要と思っているので、お気に入りのレンズの専用フードは中古カメラ屋さんで見つけるたびに買い込み、壊したとき用に何個かストックしている。
フードをつけているからキャップがしにくいというのもあるのだが、ズームレンズを使っていなかった頃はレンズ交換が素早くできるようにバッグのどこにどのレンズを入れるかも決めていて、レンズの先が下を向くようにして入れていた、こうしておくと意外とほこりは付かなかった、手探りでも必要なレンズに交換できるようにいろいろ工夫していたのである。
古いカメラを使うようになって、さらにフードの重要性を感じるようになった。今時のレンズに比べると、はるかに逆光に弱いからだ。ガラスの材質や、レンズコーティングの技術的な問題もあってこればっかりはどうしようもないのだが、きちんとフードを付けることで改善されるのならぜひ付けたいものである。
ただし、純正品は見つからないか、見つかってもコレクターの足元を見たバカ高い値段が付けられていることがほとんどなので、そういうのは無視してジャンクワゴンで合うものを見つけたほうが賢明だ。
高倍率ズームレンズ一本で全部すんでしまう今となっては、どうでもいい話なのかもしれないが。
某クラシックカメラでのかなりひどい例。フードがあれば回避できたと思う。トイカメラファンの方々はこういうのも面白いというのでしょうかね。私としては論外の写真ですけど。
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