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2013年5月23日 (木)

ジャンクカメラの落ち着き場所

カメラの修理にハマッてしまった最初の頃は、とにかくいろんなカメラを分解してみたくて、休日ごとに中古カメラ屋さんへジャンクカメラをあさりに出かけていた。
カメラの種類うんぬんより、今の自分のスキルで直せそうかどうかを基準にカメラを探して買っていたので、カメラのデザインとかあまり気にしていなかったのである。
そうなると当然、直して写るように完治させたものの、あまり好みでなかったり、思ったほどの写りぐあいでなかったりすると、持ち出す機会が少なくなって使われないまま、防湿庫の片隅で放っとかれるものも出てくる。
思い出したように、年に何回かは取り出してはみるものの、やはりあまり使おうという気になれず、動作確認だけしてまた元の場所に戻すということになる。
そうしてカメラは増えていくが、素人修理のカメラを中古カメラ屋さんに売りに行くのはマナー違反なので持って行くわけにはいかない。いくら上手に直したつもりでも、プロの修理人の仕事とはレベルが違うからだ。
散々いじくり倒してどうしようもなくなったカメラを平気でネットオークションで売る人がいるが、これはカメラに対して失礼というものだ。直せないのなら分解しようとせずに最初から修理屋さんに持って行けということである。
せっかく直したのに使われないまま眠らせておくのは、カメラにとっても気の毒なことなのでどうするかというと、欲しいという人にあげるのが一番だと思う。
ま、ビール一本おごってもらうぐらいで差し上げるのが相当ではないか。
分解、修理で楽しませてもらって、その上写真まで撮ったのだから、もう充分満足したと考えて、フィルムカメラに興味のある人にこれからは使ってもらう。その人がさらにカメラに興味を持ってくれればいいことだし、もともとジャンクのカメラだったのだ。少しでも長生きして使ってもらえる方がいいに決まっている。

L22039blog 元町トアウエストのジャンクショップという名のお店、どうやら雑貨屋さんのようだ。

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