飾るカメラ
ある日、とある商店街を写真を撮りつつうろついていた時のこと、骨董品屋さんというより古道具屋さんといった趣の店先に古いカメラが何台か飾ってあった。
付いていた札には「インテリア用500円」の文字が。
確かに二眼レフカメラなどアンティークなカメラばかりで、しかもかなりボロボロ、修理すら出来ないような有様であったが「インテリア用」とはどういうことか。
飾るためのカメラなど存在しない、カメラは写真を撮ってナンボの機械である。それがインテリア用として売られているのになんだか違和感をおぼえてしまったのである。
写真も撮れなくなったカメラをいったい誰が買うのかと思っていたら、こういうものはしかるべき需要があるらしい。
なんとお店などのディスプレイ用なのだそうだ。そういえばお洒落な紳士服店で、ネクタイやハンカチの横に古い黒塗りのタイプライターが演出用に飾られていたのを見たことがある。
他に、ボンボン時計や蓄音機にラジオ、ランプや革のトランクなどなど、探してみるといろいろ出てきた。
ナルホドナルホド、動かなくなっても外側だけきれいにしてディスプレイに使うわけですな、でもこれってカメラのはく製では?
我が家の飾るカメラはミニチュアカメラ、これはタカラトミーアーツから1月に発売されていた日本立体カメラ名鑑Canon編というガチャポン(カプセルトイ)。よ~できてますわ。
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