距離計で完璧だ。
古いカメラで一眼レフと二眼レフ、距離計連動のレンジファインダーカメラはピントをファインダーを見ながら合わせられるので、少なくともピンボケ写真を撮ってしまうという失敗がない。
ところがそれ以外のカメラの場合ピント合わせが目測ということになってしまうのでハズシてしまうことが少なからずある。
そういうカメラの場合、基本的に絞り込んで撮りたいモノが被写界深度内に入るようにして撮るのだが、室内だとか夜景のような暗い状況では絞れないし、代わりにシャッタースピードを遅くすると今度は手ぶれの危険がつきまとう。
三脚を使えばいいのだろうが、街歩きの写真では機動力を優先したいので、出来ることなら使わずに済ませたいのだ。
さらに一眼レフなら造作もないことだが、一点にピントが合って後ろがぼけているような雰囲気のある写真は目測カメラでは基本的に無理だと言える。どこにピントが合っているか確認するすべがないからだ。
昔のレンズの描写には独特の味わいがあって、何とか楽しみたいというので以前ジャンクで見つけた二眼レフのレンズを外してEOS用のマウントを無理やり付ける改造をしたことがあるが、ジャンクとはいえ当然カメラは使えなくなるのでこれも善し悪しだと思う。
で、距離計の登場である。目測カメラが主流だった時代には、カメラメーカーだけでなく写真用品メーカーからも発売されていた撮影用アクセサリーである。
ワルツというメーカーの物で大量に出回ったのか中古でもたくさん見かけるし、値段も安いので行きつけの中古カメラ屋さんで見つけてきた。
最初、ホームセンターで売っている大工さんが使う赤外線やレーザーを使う距離計が流用できるのではと考えたのだがちゃんとした物は結構な値段だったので断念。
さっそくこのワルツの距離計を使ってみたのだがなかなかよろしい。
手持ちの目測カメラはすべてフィート表示なので、距離計もフィート表示の物を探したのだが今までのように頭の中でメートルに換算する必要がないのでなかなか快適だった。
現像上がりのフィルムを見てピントがきちんと合っているのに気をよくし、今まで晴れた日にしか持ち出さなかった目測カメラの出場率が上がっている今日この頃なのである。
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