できる子なのに可愛くないKONICA C35
ジャーニーコニカのキャッチフレーズでコンパクトカメラブームを作った名カメラである。
仕事振りはまじめそのもの、撮った写真はどれもきれい、軽くて大きさもちょうどいい、デザインも今の目で見るとちょっとレトロ感もあっておしゃれ、使い勝手はよくてホント手軽に写真が撮れる。
でも……何か腹立たしい。出来る子過ぎて腹立たしいのだ。
もっと癖があってもいいのに、それもない。個性的かといわれると、目立つ方ではない。
だったら撮った写真もそれなりかと聞かれると、写りだけは抜群に良いのだ。だから腹立たしい。軽々と仕事をやってのけ、涼しい顔をしているヤツなのである。
カメラとしての面白みに欠けるところと、たくさん作られたので、中古価格はリーズナブル、そのせいかカメラ女子系雑誌やブログに可愛らしいストラップなんぞをつけられて登場するのもますます気に食わない。もてるヤツなのである。
腹立たしいといいながら、2台持っていた。いずれもジャンク品で、買った時期は違うが、ランチ代ほどだったと思う。
何しろよく写るんでね、腹立たしいが持っていて損のないカメラであることは認めざるを得なかった。分解清掃であっさり直って、1台は友人の所へ嫁いで行ったのである。
ピントを合わせて後はカメラ任せ。それなのになんでこんなによく写るのか。
こんないいカメラがジャンクならゴミ同然の値段、救わねば。
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