ましかく写真を楽しむ(35ミリ編)
中判編の時はカメラも選び放題で、入門にはもってこいだと書いたが、残念ながら35ミリフィルムを使うとなると、そう簡単にましかく写真を楽しめないのが実状だ。
どうしても35ミリフィルムでということになると、カメラを見つける根気と運、資金力もいる。
唯一どこでも買えるトイカメラのダイアナミニならましかくもハーフサイズも両方楽しめるが所詮トイカメラである、あの写りが好きになれないし、トイカメラ自体をカメラとして評価していないので私の場合、選択肢に入らないのだ。
きちんとしたカメラで探すとなると、国産カメラならマミヤスケッチが唯一無二の存在だが、なにぶん個体数が少ないのでなかなかお目にかかれない、見つかったとしても強気な値段に躊躇してしまうだろう。
ただアブナイのは、中古カメラ屋さんでうっかり遭遇して見せてもらうと、冷静な思考が停止状態になってしまうチャーミングさがある。
気が付けば「取り置き」もしくは銀行ATMへダッシュしている自分に気が付くかもしれない。
とにかく見つからないのだ、二度と出会えないかもしれない危機感が感覚を麻痺させること請け合いの可愛いい「ましかくちゃん」である、くわばら、くわばら。(笑)
国産でもう一つ、ミノルタ24ラピッドというカメラがあるが、ラピッドシステムという特殊なフィルム装填なので白黒フィルムの自家現像をしている人でないと使えないと思う。
暗室で専用カートリッジに35ミリフイルムを詰め替えなくてはならないからだ。ま、このカメラもほとんどお目にかかることは無いだろうが。
こうなると国産カメラ好きなどと言っていられなくて海外のカメラに目を向けざるを得ない。
選択肢は少ないとはいえ世界を探せば何とか見つかる。テナックスⅡ、タクソナ、ロボットスター1、アルティックスⅢ、メカフレックスなど。
試しにeBayで探してみるとメカフレックス以外は結構出てきたが、オークションというのは万人におすすめできるものではないので、中古カメラ屋さんで地道に探すということを前提にすると、メカフレックスはデパートの中古カメラ市でたった一度見かけただけ。珍品カメラなので、とんでもない値段でまさしくコレクターズアイテム。
アルティックスⅢは雑誌の記事とネットで見ただけ、ましかく画面から普通の36×24ミリの画面になってしまったⅢa型は見たことがあるがましかくで無くなったので興味がなかった。
テナックスⅡ、タクソナ、ロボットスター1は今まで中古カメラ屋さんで何度か見かけている。
特にタクソナはポラロイドカメラと雑貨も扱うような若い人の中古カメラ屋さんでよく見かけた。
いずれにせよ、35ミリましかく写真はマイノリティなのでなかなかカメラと出会えないし、みつかったとしても結構いい値段だったりなのが現状だ。
フィルムはいくらでも売っているのにカメラがないなんて、ましかく写真を楽しむと言っておきながら、ホント楽しめませんな。
マミヤスケッチ、ロボットスター1、テナックスⅡ、無い無いと言いながら実は去年から今年にかけてどれも見かけている。値段がちょっとお高かったので手を出さなかったが、有る所には有る。夢と希望と見つける気持ちと貯金を忘れずに。
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