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2013年4月14日 (日)

中判ましかく、リバーサルフィルムのススメ2

実際のところ、中判カメラでリバーサルフィルムを使ってましかく写真を楽しむ場合、費用はいくらぐらいかかるのか、私の場合を例に書いてみたい。
使用フィルムは富士フィルムが発売しているフジクロームベルビア100の120フィルム5本パックをいつも使う。以前は1本売りがあったのだが、今は5本パックでしか売っていないのでそれを何パックかまとめ買いしている、結構使うのでネ。
いつも行くなじみの店で1パック2,690円、1本当たり538円(ヨドバシだともう少し安いようだ)、現像代は1本につき600円(ネットで調べると870円というところが結構あった、ちと高い気がするが。)なので合わせて1,138円と大体立ち飲み一回分。

120310bronica_10blog舞子ビラから海側を撮った写真。窓ガラス越しなので室内が写りこんでしまったがなかなかオモシロイ景色だった。カメラは19,800円で見つけてしまったゼンザブロニカS2という一眼レフ。レンズ不調で激安だった品、レンズ交換のできる一眼レフなのだから、ボディーだけを売ればいいのに、店のおじさん壊れたレンズだけ残るのはイヤだからとセット売りしていたのをありがたく購入。この場合壊れたレンズにオマケでボディーが付いてきたと考えるべきかもしれない。

使うカメラはなぜかたくさん増えてしまった1940~60年代のスプリングカメラと二眼レフをメインに一眼レフも使う。
ジャンクカメラを買ってきて自分で修理も楽しいが、一般におすすめできることではないので、ちゃんとした店できちんと使える中古カメラを買うことを前提とすると、大体1万円ぐらいまでで見つけてきて買っている。
高かったので2万円、これは一眼レフだったので相場からいくとかなりお安いということになる。一番安かったので3000円のスプリングカメラ。
当時の大衆向けに売られたカメラはたくさん出回ったため中古でも安く、とりあえず中判カメラ入門にはもってこいだと思う。
確かに凝った機能を搭載した高級機種と比べれば見劣りはするが、仕組みが単純な分壊れにくいというのもある。
高級カメラでないと撮れない写真なんてこの世に無いのだから、その手のカメラはマニアやコレクターの方々に任せて、オートなど何もないシンプルなカメラでじっくり写真を撮ることを楽しんでみてはいかがか。
シャッターも絞りもピント合わせも、フィルムの巻き上げだってカメラは何もしてくれない。
全部自分でやらなくては何も写らないカメラでゆっくりじっくり撮影を楽しんで、お気に入りの一枚が撮れたときの感動はひとしおだ。

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