全部入り1800円のBeauty SuperⅡ
なかなかこういうジャンクカメラは珍しいのではないか。元箱、革ケース、レンズキャップにフィルター一式がそろったまんまでジャンクワゴンに鎮座していた。
最初、箱だけが置かれていると思ったのだが、持ち上げてみると重い。
あれっと思いつつ開けてみると一式そろっていて1800円の札が付いていた。コレクターではないので元箱は別に要らないのだが、今までに使ったことのないカメラだったので、動作確認。
トップカバーにへこみと亀裂があって、シャッターはスローが開きっぱなしになり、ピントリングは、油が固まってほとんど動かなくなっていた。だが、ファインダーは生きていて、何とかなりそうだったのでお持ち帰り。
太陽光機というメーカーのカメラで1958(昭和33年)発売。このメーカーは1957年に社名をビューティーカメラに変更していて1963年までカメラを作っていた。
トップカバーのへこみはたたき出して直したが、亀裂はどうにもならないので目立たないようにし、シャッターは洗浄したら動くようになった。ピントリングの油はベンジンで溶かし、グリスとミシン油で回るようにした。
何とか直ったのでさっそく試し撮り。意外と使いやすいカメラで写りもそこそこよく写る。
今は無きメーカーのカメラなので、大事にしたいと思う。
栄町や海岸通には若い人のおしゃれなお店が多いのでよく散歩する。これはデニム屋さんらしい。カッコいい店構えである。この日はあえて絞り開放で撮り歩いて見た。写りは悪くないと思うがいかがですか。
| 固定リンク | 0
「 35ミリカメラ」カテゴリの記事
- 大人の科学最新号は、35mmフィルムカメラですと。(2024.11.14)
- ペンタックス、ペンタックス、フィルムだよ。(2022.12.24)
- 通り過ぎていったカメラ、キヤノンⅡ D。(2022.02.12)
- ビンテージじゃなくて、ヘリテージカメラ。(2021.03.14)
- フィルムカメラの新しい始まり?(2021.03.04)
コメント