酒場の粕汁
チョット季節はずれっぽい話題になるが、粕汁が大好物である、特に酒場の粕汁は旨い。
行きつけの立ち飲み屋では、冬場になるとお品書きに粕汁が登場する。
小ぶりの丼鉢で出てくるお母さん手作りの具がたっぷりの粕汁250円也。
大きな鍋に一杯しか作らないので、早いもの勝ちのアテである。常連客はこれ目当てで店に来るのだが、少し遅れると売り切れてしまう人気メニューなのである。
しかし今年は粕汁が無かった。
高齢ということもあってメニュー縮小傾向になってしまっていて、手間のかかる粕汁はこの冬登場しなかったのである。
幻のメニューになってしまった。もう一度食いたい。
常連客一同で嘆願書でも書こうかと思うぐらい旨い粕汁だったのに。値段が倍になってもかまわないと思っているのは私だけではあるまい。
酒場の粕汁は何であんなに旨いのか。
一杯の粕汁が抜群の酒のアテになる。冬場だとおでんも定番のアテとして王座に君臨しているが、おでんが毎日だと飽きてしまうが、粕汁だと毎日でも飽きることがない(私の場合)。
粕汁というのは使う粕汁の銘柄でずいぶん味が変わりますな。それプラス中に入れる具の種類でまた味が変わる。お店によって同じ粕汁でもずいぶんちがうのが楽しい。
冬場、メニューにあれば必ず注文する、どんな店でもほぼ間違いなく旨いのがありがたいハズレなしのアテなのである。
酒粕がらみの写真は無いかと探していたら、菊正宗資料館の写真が出てきた。新酒が出れば当然新しい搾りたての酒粕も出るわけで、家で作る粕汁用にいろいろな銘柄を買い求めている。
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