フィルムかデジタルかは不毛
両刀使いである。と言っても下半身方面のハナシではない、写真の話である。
比率から言うとデジタルの方が撮影カット数は多いのだが、フィルムの良さも捨てがたく、以前より減ったとはいえまだまだ使い続けている。
カメラの数で言うとデジタルカメラは最近1台増えたけどそれでもたった3台だけ。
対するフィルムカメラは家人の手前正確な台数をあかすことが出来ないと言うことで察していただきたい(笑)。ま、カメラに関しては圧倒的にフィルムカメラが多いということで。
デジタル一眼レフカメラが一般的になってきた頃、その画質に関してフィルムに追いついてきただの、まだまだ超えられて無いだの、いろいろなところで取り上げられていたように思う。
この論争に対して、最初から不毛な気がしていた。
たとえば、絵を描こうとして、油絵の具で描くか水彩絵の具で描くか、同じ絵を描くという目的でもその画材でアプローチの仕方が変わるがそれと全く同じではないかと思っていたのである。いろいろ反論もあるだろうが、私にとっては写真を撮るという目的があって、それに対してフィルムにするかデジタルかということなのである。
フィルムだけの頃は、35ミリにするか中判にするか、さらに今日はどのカメラで撮ろうかと悩ましい選択肢があったのだが、それにデジタルがもう一つの選択肢として割り込んできたわけで、悩ましさが増えただけ幸せになったと前向きに喜んでいるのである。
友人に写真屋さんを営んでいるのがいるのだが、彼は全くのフィルム派、デジタルに背を向けフィルムの良さを追求し、そのこだわり様から専門雑誌にも取り上げられたほどであるが、それも一つの写真への愛情だと思う。
私は愛するものが多すぎるのでね、どちらも同じようにお付き合いしたいと思っているのである。


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