負のオーラを放つ人
行きつけの立ち飲みで時々見かける客の話。
いつも会社の作業着でふらりと入ってくる人でかなり大柄でがっちりした人なのだが、とにかく暗い。
瓶ビールとアテを頼むのだが、嫌々飲んでいる感じ、つまらなそうにビールをコップにつぎ、アテもため息をつきながらまずそうに食べる。
その人が入ってくるとその両脇のお客さんから順番に「お愛想」してしまう負のオーラ蒔きまくりの人なのだ。
見た目がデカイのでとても目立つ、そしてまずそうに飲み食いするので店の雰囲気が変わってしまうのだ。来なければいいのにと常連客全員が思うようなダークサイドの住人である。
その人にはその人の事情があるのだろうが、なにが楽しくて店に来るのか。
見るとは無しに皆その人に注目してしまう、早く帰ってくれと念じながらビールのお代わりをされると周りの客から失望のため息が漏れるのだが、本人は自分が店を暗くしてるなどと全く感じていないので空気を察知してはくれない。
人心地ついて早く出て行ってくれることを願う周りの客とダークサイドのその人との間に流れる空気に耐えられなくなった人から順番に「お愛想」である。
その人を見ていて感じたこと、楽しく酒を飲めない人は下戸で飲めない人よりもず~っとタチが悪いということだ。
写真は今はなき歓楽街で見つけた自販機のみの立ち飲み処、こういうところで一人で飲んでいて欲しい。

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