2023年3月30日 (木)

凡才が、盆栽を始める話。(笑)

英語圏でも日本語のまま通じる言葉ってありますな。Sushi(寿司)やTempura(天ぷら)、Karaoke(カラオケ)なんかがそう。英語の辞書にも載っていて当たり前になっているそうで。
盆栽も「Bonsai」で通じるってのを子供の頃教わって、驚いた記憶があります。(笑)考えてみれば無理やり翻訳して言葉にする方が不自然なものっていっぱいありますからね。
カメラも写真機って言い方普段はしませんしねぇ。レンズもレンズのまま、日本語だとどうなのか調べてみたら透鏡(とうきよう)って出てきました。長年カメラとレンズのお世話になっておりますが、初めて聞きましたよ。かな漢字変換の候補にすら出てきませんな。(笑)
で、盆栽ですけどね。昨年家内とお出かけの際にミュージアムショップのガチャ(カプセルトイ)で買ったのですな。お互い盆栽には以前からちょっと興味あったのですけど、敷居が高そうで手を出しかねてたわけで。

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園芸店で見かけても、どういうのが良いのかわからないし、お値段もそれなりにしますしね。ただ大木がそのままミニチュアになったような見た目が、カッコイイなと思っていたのですな。極小さなサイズなら飾る場所も選びませんし、あちこちに飾れたらイイなぁと。
ま、そういう下地があったところに、ガチャで盆栽を発見してしまったわけで。(笑)名称は「まめ盆栽栽培セット」、販売元は聖新陶芸株式会社ってところで、栽培セットを色々販売しているところみたい。「本格的な陶芸鉢で種から育てる」ってキャッチコピーが書いてありますな。
植物は黒松、赤松、もみじ、けやきの4種類、ガチャなのでカプセルを開けるまでどれが入ってるかは分かりません。やってみたところオジサンも家内も黒松が出ました。違うのだったら面白かったのですけどね、ちょっと残念。(笑)

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で、冬の間温存して、暖かくなったら種蒔きするかって思っていたのでそろそろかと。中身は説明書と乾燥させた土、種が5粒に焼き物のミニチュア植木鉢が入ってました。この陶芸鉢がいかにも盆栽を育てるぞって形で、重みもあってテンション上がりますな。(笑)
だけど上手く育ったとしても、説明書に出ている写真のようにカッコイイ形になるには5年ぐらいかかるのでしょうなぁ。放ったらかしでも大丈夫な、観葉植物を育てたぐらいのスキルしかない凡才が初めての盆栽チャレンジ。家内とオジサンで同じ黒松を育てて、どっちが良い盆栽に出来るか選手権。(笑)
ともあれまずは種を蒔かないと始まりませんなってことでこれからスタートします。いい感じに育ってきたらまた記事にしようかなと思ってますよ。

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2023年3月28日 (火)

絵葉書を郵便じゃなく資源ゴミで。(笑)

「こういうものは、ウチではちょっと」って言われましてね。実は古本屋に古い葉書を持って行ったら塩対応。数軒回って買取してもらえず結局持って帰ってきたという顛末が腹立たしかったので記事にして溜飲下げようかと。(笑)
え〜っとですね、少し前の「役に立たないから、この値段なのね。」って記事にも書きましたけど、実家の物置にある書籍などの紙物を少しずつ断舎離しているのですな。記事には本の値打ちがすでに無くなっていることを書きましたけど、それよりひどかったのが葉書やブロマイドだったというのが今回のオハナシ。
いわゆる観光絵葉書のセットや美人画、女優や舞妓さんのブロマイド、画家の絵葉書や会社のPR葉書など古い物がいっぱい出てきたのですな。正直なところ、そんなものまで集めていたことが、しばらく思い出せませんでしたよ。とにかくどれだけあるのか、全容を把握するため全て見たのですけど、途中から嫌になってきました。(笑)
で、家内にも見てもらって、川西英さんの神戸の風景など飾っておきたいものや、テーブルフォトの演出用に使えそうなものだけキープして、残りを古本屋へ持って行ったわけで。こういうものが好きな方もいらっしゃるでしょうから、古本屋さんが繋げてくれればと、美しいことを思ったのが間違いの始まりでした。(笑)

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さっそく色々なお店のサイトやSNSを調べて、買取ジャンルの中に、絵葉書類があるお店をピックアップして出かけました。
結果はですね、臨時休業だったお店と、買取査定出来る方が出張買取中で不在だったお店は仕方無いとして、それ以外のお店でけんもほろろの塩対応ってどういうコト?(笑)
いきなり「葉書は買取してません」って言われた某古本屋、だったらホームページ訂正しとかんか〜い。(怒)他にも絵葉書セットは全ての枚数揃ってて、なおかつ明治・大正時代から戦前までのものしかダメってお店も。
画家の葉書も「竹久夢二」のなら買いますだって、それって名も無い画家の絵葉書はハナから門前払いってことですか。ブロマイド類も全滅、観光絵葉書のセットも見せる前から拒絶されましたって、もう笑うしかない。

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ネットにはすごくイイこと書いてても、お店で直に聞いてみるとエライ違い、他店で断られたものも相談してくださいなんて謳い文句を信じたオジサンがバカでした。
なので結局買い取りにまでコマを進めることすら出来なかったという顛末に、オジサンは電車賃使って一体何をしに来たのかとガックリきましたな。腹立たしいのでやけ酒飲んで帰りましたよ。(笑)
で、この件のエンディングですけどね、行きつけの酒場の常連さんたちに欲しいのあったらどうぞって見てもらって、残ったのは全部、翌日の資源ゴミの日に出してサヨナラしました。この方が何だかスッキリしましたよ、ついでに古本屋さんにもサヨナラ。(笑)

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2023年3月26日 (日)

社史を眺めて、時代の空気を味わう。

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蔵書というほど立派なものではないのですけど、段ボール箱にしまい込んでいた、たくさんの本の中から何冊か社史が出てきました。若い頃、好きで集めていた古いもの、特に昔のパッケージ類の詳細を調べるのに格好の資料だったのですな。
出てきたのは「明治製菓株式会社二十年史 1936年(昭和11年)」
「大日本麦酒株式会社三十年史 1936年(昭和11年)」「森永五十五年史 1954年(昭和29年)」「味の素の50年 1960年(昭和35年)」「津村順天堂七十年史 1964年(昭和39年)」「サントリー70年史 やってみなはれ・みとくんなはれ 1969年(昭和44年)」「資生堂百年史 1972年(昭和47年)」。

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すべての本に言えることなのですけど、社史ってのは会社の景気が良くて、さらなる発展や躍進をするぞって時にしか作りませんから実に豪華でお金もかかってます。
いずれも非売品で社員や取引先、株主に配られたものでしょうね。なので
発行部数が少なく、その分豪華に作れたのでしょうな。クロス張り表紙に背文字は金箔押しで函入りなんてのが当たり前、立派な本なので風格を感じます。
中身はほぼどれも同じで社長と役員の写真、工場や営業所、販売店の一覧と写真、建物の前で全員揃って写ってる集合写真なんてのね。更に製品の写真や当時の広告などを織り交ぜながら創業から今日までをまとめてあるという作り。
正直言って読んでて楽しい読み物ではありませんが「サントリー70年史」だけは別物。2冊セットになっていて「やってみなはれ」が歴史編、「みとくんなはれ」が資料編になっていて、歴史編の戦前編が山口瞳氏、戦後編が開高健氏という豪華執筆陣、お二方は元サントリーの社員でしたから実現出来たのかと。現在新潮文庫になって出ています。興味のある方はどうぞ。(笑)

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どの社史もその会社の目を通した当時の様子が浮かび上がるのですけど、「大日本麦酒株式会社三十年史」も凄いですよ、明治39年に日本麦酒(ヱビス)、札幌麦酒(サッポロ)、大阪麦酒(アサヒ)が一緒になって大日本麦酒株式会社を創立、元取締役の写真に渋沢栄一氏が載ってます、来年から流通する一万円札の顔の方ね。

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この会社、戦後(昭和24年)に解体され日本麦酒(現サッポロ)とアサヒに分割、同じ会社だった時期があったのが面白いなと。
「森永五十五年史」も実に豪華な500ページ超えの大型本、当時の勢いを感じます。ところがこの本が出た次の年に「森永ヒ素ミルク中毒事件」が起こって会社がエライことになるのですな。当時事件に対する企業態度が反感を買って不買運動が起こり企業イメージとシェアを大きく落としたそうです。

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社史だけど上品でお洒落な本なのが「資生堂百年史」。化粧品の会社ですから当然ですが、図版や商品写真が多くて実にいい資料でしたよ。ところが古本屋になかなか出てこなくてね、古本市の図録に登場しても高くて手が出ませんでしたなぁ。(笑)
ま、古本屋も通い詰めてると何とかなるもので、見つかりましたけど、今ならネットですぐに探せるのでしょうなぁ。資料価値以外何もないのが社史ですけど、こういう本の世界もあるってことで紹介いたしました。(笑)

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2023年3月25日 (土)

遠ざかる東京写真。

街の写真を延々と飽きもせず撮り続けておりますが、そのきっかけになったのは建築物。元々古い洋風建築が好きで、震災前の神戸は実にたくさんの建物があったので撮り歩いてました。
その後洋風建築物だけでなく街で見かけた様々なものを撮るようになったわけですけど、
大好きだった写真家アジェの影響もあったと思いますね。
青春18きっぷで色々な所へ出かけては撮ってました、でもその頃は東京にまるで興味はありませんでしたな。木村伊兵衛、桑原甲子雄、荒木経惟、森山大道、大西みつぐなど東京をメインに撮る写真家の写真集はよく見ていたのですけどね。
懐かしい話ですが、当時自分の写真と文章で発行していた手作りのミニコミ誌が、某新聞社系雑誌の公募に応募したところ入賞してしまったのですな。授賞式は幕張メッセだったのでそれが初めての東京。
当時の記録を見ると「駒形どぜう」でどじょう鍋食べてましたな、これも初めて。(笑)

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その時は浅草に宿をとってウロウロ撮り歩いてましたよ、だけどそれで味を占めたわけでなかったようで。
次に訪れたのは数年後、赤線の建築物に興味を持ってのことでした。
赤線(あかせん)とは1946年にGHQ(連合軍総司令部)の命令で公娼が廃止されたあと、従来の遊廓地帯と私娼街を特殊飲食店街として営業を黙認した地域のこと、この特飲街指定地域を赤線区域、赤線地帯など呼んでたわけで。
表向きはカフェーやダンスホールという形態だったようですが、そういう地域を歩き回り、街のたずまいを詳しくレポートしたある本で知って、見てみたくなったのですな。
本を参考にして吉原(千束)、洲崎(東陽)、千住、立石、鳩の街(東向島)、玉の井(墨田)などを歩きました。当時読んでた永井荷風の小説の影響もあったと思いますね。(笑)

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その頃ですでに40~50年以上経過した建物ですから、もはや残っていない場所もありましたけど、そこにたどり着くまでの下町の風情だとか、たたずまいなどをずいぶん撮りまくりました。
で、思ったのですけど、前述した写真家の方々が東京で撮った作品は素晴らしいのですけど、東京だから成り立つと言いますか、正直言ってどこでどう撮っても絵になる街だなって、実際自分の足で撮り歩いてみてよく分かりました。
何しろ山手線のどの駅で降りても、神戸で一番にぎやかな三宮よりも街が大きく人も多いわけで、街としての密度がそのまま写真の撮れ高に現れているなと思いましたよ。
写真家の先生方が名作を生み出す原動力って、東京という街の密度も関係していると思いましたな。写真&カメラ好きな方のブログ、noteなどを見ていても「これ東京だから撮れたよな」って思う写真がたくさんありますからねぇ。(笑)

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その後何度か東京に出かけて撮ってました。だけどどんどんフェードアウト、カメラを向ければとりあえず絵になる街に興味を失ったのですな。なので用事で東京に行ってもほとんど写真撮って無い。
調べると2015年に家内がどうしても行きたい美術館があるというのでお供して行ったのが最後。だけど撮った写真を見てみるとホテルの窓から撮った東京スカイツリーと、ご飯食べに行ったお店の写真だけでしたよ。(笑)

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2023年3月23日 (木)

ネットなんて無かった頃の古いもの調査って。(笑)

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若い頃古いものが好きで集めてたことを何度か書きました。特に昔のパッケージ類が好きで、探すのも集めるのも楽しかったですよ。昔から長く続く企業は歴史がありますから、明治・大正・昭和のそれぞれの時代を感じるパッケージってカッコイイものが多かったのですな。
見つけてきたパッケージが一体いつの時代のものなのかを調べるのに、まだインターネットは無かったですから文献に頼るしかなく、古本屋で資料になりそうな本を探してました。
だけどそういう本ってなかなか無くて、元々発行部数が少ないのでお高い、でも買い逃すとお目にかかれないので、見つけたら無理してでも買ってましたよ。
掲載写真は「日本の広告美術 : 明治・大正・昭和」って函入の立派な本、東京アートディレクターズクラブ編・美術出版社・1967年刊で、1がポスター・2が新聞広告雑誌広告・3がパッケージという3冊揃。1冊5,800円の高価な本がさらに値打ちが出て高かったなぁ。(笑)で、古いパッケージのデザインの傾向などを、この本で調べて年代を解明してました。

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上の写真は古い石鹸缶と第3巻の誌面、缶の左下に「NAGASE FACTORY」の文字が見えるのでこれは後の「花王石鹸」。創業者の名前が長瀬富郎なので「NAGASE SOAP」や「N.S.&Co」なんて表記も当時ありました。
面白いことにSAVON(石鹸)の文字があるのに商品名は「PATE d’ AMANDE」って砂糖とアーモンドを練ったフランスのお菓子の名前なのですな、きっと石鹸の見た目がこのお菓子に似ていたので商品名にしたのでしょうね。
全体のデザインはもろにアールヌーボー様式なので1900年〜1920年頃、明治時代の後半から大正時代初め頃のモノではないかと推測するわけで。

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もう一つが仁丹の容器。仁丹掲載ページに手持ちの古い金属製容器をいくつか並べて撮ってみました。これは大正時代から昭和の初め頃ではないかと。昭和に入ると金属だけでなくセルロイド素材の容器が、戦後はプラ素材のものが主流になっていったのでそう推測するのですけどね、上の楕円形の容器の裏には「陸海両軍医総監証明 三輪井上両博士方剤 大阪市 森下博」って書いてあります。(笑)
で、手がかりが少ない中、役立つ資料って実は社史でした「〇〇株式会社50年史」なんてやつね。だけど社員や株主などに配られ一般に流通してない非売品なのですな。
でもそのジャンルに強くて得意な古本屋さんってのが世の中にはちゃ〜んとあります。(笑)なので何軒かあった社史の品ぞろえが良い古本屋さんにはよく出入りしてましたよ。
ある時探していた本を見つけたもののお金が無くて「給料日まで取り置きお願いできますかっ」って聞いたら、笑いながらマケてくれた店主さんもいましたなぁ。よほど必死な顔してたのでしょうね。(笑)
そうそう大倉山の中央図書館には昔の新聞のマイクロフィルムをよく閲覧しに行ってました。探していたのは当時の広告、そこから古いパッケージがいつ頃発売されたのか割り出すという。今思えば気が遠くなるような地道な作業でしたけど、若かったから出来たのでしょうなぁ。何度も通って顔を覚えられましたよ。(笑)
でもそんな苦労は昔話、今はインターネットでいとも簡単。試しにどれぐらい調べが付くのかやってみたところヒットしなかったものは皆無、内容はともあれ何かは出て来ましたな。まず現存の会社は沿革などが、立派な社史やミュージアムを用意してくれているところも。
博物館・美術館の収蔵品、個人や企業・団体などの私設博物館もヒット。アンティックショップのSNS、個人コレクターのブログやオークションなどなど。思った以上にたくさん出てきましたよ、ネット恐るべしと言いますかホント楽ちん。
だけどあの頃調べることに一生懸命だった情熱は、今でも無駄だとは思っていませんよ。(笑)

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2023年3月21日 (火)

物の値打ちは、それの分かる所へ行くのが幸せ。

ずいぶん昔ですけど、長年写真館を営んでいたスタジオのご主人が亡くなり廃業するので、友人カメラマンと残った機材の買取に出かけたことがありました。ライトやスタンド、家族写真や成人式の撮影用小道具などと一緒にカメラも結構出てきたのですな。
主に中判カメラと交換レンズが多くて、その時の中古カメラ相場よりもかなり色を付けた値段を提示して帰ったのですけどね、商談成立どころか激怒されたという。(笑)どうやら親戚の方々が提示した価格を見て、我々を買い叩きに来たって思ったみたい。
だけどもうすでにフィルムカメラの時代では無くなってましたし、長年使い込まれた中判カメラは行き場が無いぐらいの価値でしたから、業者に買取を頼んでもホント二束三文なのですよって説明したのですけどねぇ。
プロが使っていたカメラがこんな値段のはずがないって怒ってましたな。フィルムカメラって、買った時は高くても時代の移り変わりで価値を失った商品の典型例なわけですけど、その辺りを最後まで理解してもらえませんでした。
ま、知らない人にとってはカメラは高いものって価格基準が頭の中にあるのでしょうけど、「買った時は高かった」で物の価値を決めてたら中古市場自体が成り立ちませんよ。(笑)

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その後どうなったのか知りませんが、建物も老朽化していて建て替えるようなことも聞いていたので、古い建物を解体する際に産廃業者が処分し、処分代を取られたかもしれませんよ。今は物を捨てるのにもお金がかかる時代ですから、要らなくなった物で儲けようとするのがそもそも間違い、小遣い銭にでもなれば御の字ぐらいに思ってませんと。
友人カメラマンも我々に売ってくれれば、まだまだ現役で使ってやれたのにってこぼしてましたな、オジサンもそう思いました。物は金額じゃなく、それを必要としているところに行くのが幸せですよ。(笑)
で、このところ、若い頃に集めていたガラクタや古本などを断舎離、それを記事にしておりますが、買取査定に持って行ったアンティックショップのサイトに、オジサンが持って行ったブリキのおもちゃが新入荷で登場してました。
外箱もきれいに残っていて、中身は未使用、ぜんまい仕掛けのギミックも問題なく動くので、商品説明にもこれだけのコンディションのものはもう出てこないって、イイことばかり書いてくれてましたな。そのせいでしょうか即 SOLD OUTになってましたよ。
値段は問い合わせなので、いくら付けてたのかは知りませんけど、オジサンのところに置いてても、しまい込まれたままで将来は燃えないゴミにしかなりませんから、お店を通してこういうものを探している方のところへ行くのが幸せだと思いました。
ブリキのおもちゃですから買った方はきっとコレクターでしょうね。ひょっとしたらどこかの玩具博物館だったりして。いずれにせよ実物の超美品コンディションに小躍りしてるでしょうな。(笑)

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2023年3月19日 (日)

レンズの元気が、明日への活力。(笑)

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一眼レフからミラーレスへと流れが変わって、スゴク元気がいいなって思うのが交換レンズ界隈。次から次へと面白いレンズを発売して、攻めてる感じがする中国や韓国のメーカーは勢いを感じますなって思ってたら、国産メーカーも次々魅力的なレンズを投入してきてますな。
富士フィルムさんもソニーさんのように、ライセンス契約したレンズ専業メーカーにマウント情報の開示をした途端、一気にレンズが増えましたからね。レンズメーカー各社の新製品発表のニュースが楽しかったですな、お金があれば全部買って使ってみたいって思いましたよ。(笑)
そうそうニュースで見たのですけど、CP+2023でコシナさんが「NOKTON 50mm F1 Aspherical 」ってレンズを参考出品してましたな、なんとキヤノンRFマウント用だって。
マウント形状と通信に関する情報を得て開発したそうで、あのキヤノンさんがレンズメーカーに情報開示した事自体がちょっと信じられませんでしたよ、絶対無いって思ってましたから。
そういえばコシナさんはフォクトレンダーブランドでニコンさんのZマウントレンズも出してて、製品情報サイトには「本製品は、株式会社ニコンとのライセンス契約の下、開発・製造されています。」って出てますな。
ニコンさんが開示したので、対抗してキヤノンさんも開示したのでしょうか。(笑)その辺りの大人の事情は分かりませんけど、ミラーレスカメラが主流になって変わってきたのでしょう。
写真を撮る道具の首位はスマホが圧倒的な時代、わざわざカメラを持つのはプロとこだわりのある方や趣味人ですから、魅力的なレンズの選択肢が増えることは、業界全体の魅力にもつながると思いますのでね、じゃんじゃん楽しいレンズを出してほしいですな。(笑)
オジサンも富士フィルムさんのミラーレスカメラを使いだしてレンズがホントに増えました。コスパ最高のお安いお隣の国のレンズばかり買ってて、内需拡大や地産地消に貢献できてないのが心苦しいのですけど、レンズ交換式のカメラをお使いの方は、これだけ魅力的なレンズが増えて選び放題な今こそ、お気に入りの1本を見つけてほしいのですな。
普段ズームレンズばかりの方は単焦点レンズをチョイスするとか、色んな場面で万能感のあるマクロレンズを加えて撮れる写真の幅を広げるとか。
ちなみにオジサンは普段単焦点レンズばかりなので、タムロンさんの「18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」ってズームレンズを使ってみたいですな、こんな高倍率のズームレンズって使ったことがないので、どうなのかってところを知りたいわけで。
トキナーさんのミラーレンズ「SZ 600mm PRO Reflex F8 MF CF」や「SZ 900mm PRO Reflex F11 MF CF」ってのも面白そう。何を撮るかよりコンパクトな超望遠ってところに興味がありますね。(笑)
さて今年はどんなレンズが出てくるのでしょうか。できることなら高性能より個性的なレンズを希望しますよ。

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2023年3月18日 (土)

プラスチックマウントってご存知?

デジタルカメラが幅を利かす前、写真はフィルムだった頃、フィルムは大きく2種類がありました、ネガフィルムとポジフィルム。
撮った写真の画像が明暗反転していて、印画紙にプリントして初めて写ってるものがちゃんと見られるネガフィルムと、反転などしてなくてハナからちゃんとした画像として見られるポジフィルム、スライド用フィルムなんて呼び方もしてましたな、オジサンはリバーサルフィルムって呼ぶのがしっくり来ます。
メインで使っていたのがこのリバーサルフィルムだったので、ひとコマずつ紙やプラスチックで出来たマウントと呼ばれる枠に入れるのが普通でした。
現像に出す際に指定すると、マウント仕上げで出来上がってきたのですけど、オジサンはプロラボに出していたのでマウントをしていない6コマずつ繋がったスリーブ仕上げがデフォルト。
プロカメラマンの場合、広告や雑誌などの印刷物に使われる前提で撮影しているので、マウントはかえってジャマだったのですな。印刷会社で製版処理をする際にはマウントを外して、ドラムスキャナのシリンダーに巻きつけて4色分解処理をしましたのでね。
オジサンの場合プライベートで撮ってた写真は保管を考えてマウントしてました。現像上がりの36枚撮りフィルムの中からOKカットだけ選んでちまちまとマウントして番号を記入するという面倒くさい作業でしたけど、ライトボックスで見ながらOKカットを吟味して残すかどうか判断する作業は好きでしたよ。(笑)
ただし35mmだけ、ハーフサイズや真四角フォーマットのものはスリーブのままファイル、中判フィルムはコスモスインターナショナルから発売されているPP袋に入れて保管。
で、少し前に記事にした加水分解の件以来、スリーブ状態で箱にぶっこんで保管していたリバーサルフィルムの内、大事なものをきちんとマウントして保管することにしたのですな。家族の写真だとかそういうやつね、普段撮ってる街の写真は、オジサンが死んじゃったら家内にとってはただのゴミですから、どんなにガンバって保管してもあの世に行ったらサヨナラ。(笑)

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で、随分しばらくぶりに富士フィルムさんのプラスチックマウントを買いました。他社の紙製マウントも売っていたのですけど、長年使ってきたプラスチックマウントが気に入ってるので、少々高くてもこちらをチョイス。
フィルムが高くなって厳しい時代ですけど、まだちゃんと売られていることにちょっと安心、街の写真屋さんにはさすがにもう無かったのでネットで注文しました。
ブロアーと手袋にハサミを用意してライトボックスの上でひとコマずつマウントしていきましたけど、何だか久々に懐かしい作業でしたよ。残念なのはマウントしたフィルムを保管する「富士フイルムスライドファイル 35mm 200景」という緑色のボックス型ファイルがヨドバシなどの量販店では販売終了になっていたこと、もう作ってないのでしょうなぁ。
フィルムの種類も少なくなって高価になると、それを保管するための用品も少しずつ無くなっていくのは悲しいですけどこれが現実なのかと。フィルムはどんどん遠ざかっていきますなぁ。

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