2025年5月17日 (土)

2mと5mに、ピントと愛があるのよ。(笑)

被写界深度って、それなりに写真にまみれてこられた方には知ってて当然な用語、漢字で間違いなく書ける言葉かと。もちろん書けるだけじゃダメですよ、意味もきちんと理解していること前提ですからね。(笑)
そもそもレンズって1点にしかピントは合いません。虫メガネで太陽の光を集めて火を点ける実験を思い出していただければ分かりやすいかと。
だけど風景写真などで、手前の草原から遠くの山まで全部にピントが合ってるなんてのを見たことあると思います。何で全部にピントが合ってるのって話、コレが被写界深度のカラクリなわけです。
被写界深度の「深度」って素潜りで何メートル潜れるかなんて場合の深度とは違います、なので海パンも耳栓も必要無い深度。
写真を撮る時に手前から遠くの方まで(被写界)がどれくらいの範囲(深度)でピントが合ってる(パンフォーカス)ように見えるかってことですね。
この性質のおかげでピントが合ってるのは1点だけなのにその前後も、あたかもピントが合ってるように見えるわけで。
さらに焦点距離が短い広角レンズで、絞りを絞り込むほどピントの合う範囲が手前から奥に広くなる性質があります。それを被写界深度って呼んでるわけで、説明するのにああしんど。(笑)
で、長い前振りでしたがここからが本題。オジサン愛用のコンデジ「XF10」にはスナップショットという撮影モードがあります。5mまたは2mに設定できピントと絞りが固定されるモード。

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つまりいちいちオートフォーカスでピント合わせをせずに、5mか2mに固定して絞り込むことで、撮るものを被写界深度内に収めてピントがあってるように撮ってしまうわけですな。パンフォーカス撮影なんて言われててオートフォーカスなんて無かった時代にはよく使われた手法。
若い頃24mmレンズを常用してたので、距離を3mに合わせF8に絞ると1.5mから∞までピントが合いました。なのでピント合わせの必要が無く、ファインダーで構図だけ確認しながらサクサク撮れましたよ。
そうそう昔のファミリー向けコンパクトカメラにはカメラを使ったことがない人でも失敗なく撮れるように「人物1人」「人物集合」「山の絵」のマークと言いますかアイコンがレンズに表記してあってそれに合わせるとちゃんと撮れますよってカメラがたくさんありました。
人物1人は約2m、人物集合は約5m、山の絵は10m〜∞という風にセッティングされててそこに合わせればOKな簡便仕様でしたがちゃんと撮れてたわけで。
ハーフサイズカメラのリコーキャディとオリンパスペンSから取り出してミラーレス一眼で使えるように改造したレンズを見ると、どちらも2mと5mは文字の色を変えてあって、回すとそこでカチッと止まるようになってます。

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この位置にして絞りをf5.6〜F8ぐらいに絞るとパンフォーカスになってピントバッチリに撮れるわけですな。コンデジのXF10もまさしくこれと同じ仕組みになってます。オートフォーカスが迷うような被写体でもピント固定ですから迷いもなくサクッと撮れますね。
この設定を背面液晶モニターのタッチパネルに割り当てて、指先で2mと5mを切り替えられるようにしています。オートフォーカスが遅くて迷いやすいカメラですが、おかげで軽快に撮り歩けますよ。(笑)

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2025年5月15日 (木)

令和の米騒動、ライスのプライスダウンはいつ?(笑)

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焼肉ライクって外食チェーン店が、お米の値上がりが止まらないこのご時世に、ご飯食べ放題の「無限ごはんキャンペーン」を始めたってのを、先週でしたかニュースで見ました。
社長さんのインタビューが出てましたけど、どうやらお米の生産者と長年のお付き合いがあるので、米価格高騰とは無縁のようですな。全量調達しているそうで、お店で使うお米は10月まで確保できてるそう。
ま、たしかにありがたい話だと思いました。こういう事態に後手後手で全然役に立たない政府と役人の言い訳よりも、このご時世に遥かに響くニュースだなと。
このお店にとってもいいコマーシャルになったでしょうし、ニュースを見た皆さん、さっそくスマホで近所のお店を検索したのじゃないかとおもいますねぇ。って図星でしょ?だけどJAが絡まないとお米ってあるんやね。(笑)
オジサンこういう外食チェーンのお店に疎いので、神戸にあるのかどうかも知らなかったのですけど、三宮の東門筋南側入口横の目立つ所にあるのね。ホームページの店舗情報で知りました、なので焼き肉でご飯ワシワシ食べたい方はどうぞ。
オジサンはおかわり自由や食べ放題って言葉が響かないと言いますか、もうこの歳ですからモリモリ、ワシワシ食えないので行ってみたいとは思いませんが、食べ盛りの子どもがいるご家庭などはありがたいでしょうなぁ。
小学生と中学生の子供がいる知り合いのお母さん、毎日のご飯のおかずは、ちくわやカニカマ、もやしを使って嵩上げできるけど、白いご飯はそのまんまだから嵩上げは無理。減らしたらバレるから上げ底の茶碗が欲しいって言ってましたな。
お値段据え置きだけど、どう見ても上げ底で「量少なっ」で話題になった某コンビニのお弁当のような「上げ底疑惑茶碗」ですね。今売り出したら受けるかもしれませんよ、半分のご飯で一杯分に見える魔法の茶碗、なぜかお腹いっぱい食べた気分にならないというオマケ付き。(笑)
お米に混ぜるダイエット食品のこんにゃく米やら雑穀で嵩増しするのは、コストダウンどころかかえって高くつきますから無意味ですしねぇ。
火曜日に18週ぶりに値下がりしたのをニュースでやってましたが、たったの19円だって。それ値下がりって言うの?間違いじゃないけど気分的に間違ってるでしょ。(笑)
以前は新米の季節になると、お米を取り扱うお店の前に「入荷しました」ってポスターや立て看板が出てたのですけど、今年は一体どうなるのでしょうね。このままだと「新米入荷」じゃなくて「新外国米入荷」になりそうですな、観光客とお米は外国ばかりになるのかも。
新米どころか新米社員も海外からの就労者で賄わないと立ち行かなくなってる国ですから、ライスのプライスダウンは政府とJAには期待薄感が。
海外から仕入れても構いませんから、とっとと通常価格で安定させてほしいですな。(笑)

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2025年5月13日 (火)

食材の冷凍保存ハウツー本でランチを充実。(笑)

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買う書籍は電子書籍ばかり、紙の本は場所をとりますから買わなくなってました。そんなオジサンが久しぶりに紙の本を買ったのですな。
酒場の開店時間まで間があったので本屋さんに時間潰しに行ったのが運の尽き。今オジサンが一番求めていることが、実に分かりやすく出ていた本だったので衝動買いしました。
買ったのは「ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!」って長いタイトルの本。タイトル前に「冷凍食品のフロンティアカンパニー」って書いてありますからコレはニチレイ本、食品ではないので冷凍では無く常温で売ってました。(笑)
ま、タイトルの通りと言いますかそのまんまの内容の本なので、ぐだぐだ説明するまでも無いのですけどね。簡潔な説明と分かりやすい写真で食品の冷凍保存の方法が出ているだけの本ですよ。

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なぜこの本がツボにハマったかと言いますとですね、実家の片付けに行った際にはお昼ご飯を自分で作っているのですな。インスタントやレトルト、冷凍食品ばかりでは高くつきますし、体にも良く無いですから野菜やお肉を買ってきて自分で好きなもの作っているわけで。
お肉はミンチや薄切り肉を使いやすく冷凍したものが売ってますし、ほうれん草やカボチャなどカットしてある冷凍野菜も便利なのですけどねぇ。
問題は生野菜やハム、ソーセージなど常温や冷蔵で売ってる食材ですな。一回に使う量が知れているので、使いきれないと言いますか、それでは勿体無いので無理に食ってたりします。(笑)
例えばレタス1玉買ったとすると、サラダにサンドイッチにレタスチャーハンにスープにと、使い切るためにレタスばかり食わなくてはなりませんし、思ったほど減ってくれない。青虫じゃ無いですからレタスばかり食ってるとイヤになりますしねぇ。(笑)
結果的に冷蔵庫の野菜室にはシワシワのピーマンやふにゃふにゃになったにんじんなど、中途半端に使いきれないものがラップに包まれて転がっているという。
朝食用の薄切りハムやソーセージも同じですな、使い切るため最終的に焼き飯にしてしまうことが多くて、ご飯より具が多すぎな焼き飯はもうイヤ。(笑)
そこに現れたのが前述のニチレイ本。なるほどこうして冷凍保存すれば持つのかって目から鱗な本でしたよ。これを参考に食材を冷凍しておけば、一回に少量しか使わなくても無駄なく使っていけますからね。
中華料理が好きなのですけど、今までですと八宝菜を作りたくても、シーフードミックスとお肉は冷凍食品でいけますが、白菜と白ネギ、にんじんやきのこ類は使いきれないなぁって買わなかったのでチャレンジしなかったのですけど、この本のおかげでもう大丈夫。
野菜のバリエーションを冷凍保存で常備して置けるって、傷むまでに使い切らなきゃって心配が無くなるので、作りたい料理のレパートリーも増えますな。(笑)

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2025年5月11日 (日)

中判カメラとフィルムで撮っていた頃。

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改めて昔撮った写真を見直しておりますが、色々思い出せて楽しいですな。自分で言うのもなんですが、中判カメラで撮った写真はイイのが多いなぁって思いました。6×7、6×9、6×4.5判でも撮ってましたが、圧倒的に多いのが6×6判、ましかく写真好きでしたからねぇ。(笑)

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6×6判ですと120のブローニーフィルムで12枚しか撮れません。35mmの36枚撮りフィルムや、その倍撮れるハーフサイズに比べて撮れる数が少ない分、一撮入魂で気合を入れて撮ってましたから、そのせいで名作を量産できたのかもしれませんな。(笑)
ま、二眼レフやスプリングカメラが好きで、たくさん持ってましたからよく撮りましたね。だけど圧倒的に撮ってる感があったのは中判一眼レフの「ZENZABRONICA S2」でした。

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レンズは「NIKKOR-H 50mm F3.5」と「NIKKOR-P 7.5cm F2.8」、今回掲載の写真はこれで昔撮ったものです。カメラそのものの写真は以前のを流用、これしか無いのでね。(笑)
デカくて重たいカメラでしたけど、遠くからでも存在感がハッキリ分かる豪快なシャッター音を響かせて、街中で撮るのは快感でしたな。ギリギリガッコンってフィルムを巻き上げてグワッシャンってシャッター切ってましたよ。(笑)ニッコールレンズは写りも最高でしたしね。
デカい重いカメラがだんだんしんどくなってきて、縁あって北の国に嫁いで行きましたが、今でも名カメラだと思っています。(笑)

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中判カメラを一番よく使っていた頃は、朝早めに家を出て出勤前に撮ってました。フィルム1本で12枚ってのがちょうど良い撮影枚数で、朝飯前の写真ライフにマッチしてたわけですな。早朝なので人も少なかったですしね。(笑)
リバーサルフィルムがメインだったので、撮ったのはエプソンのGT-9800Fでスキャンしてました。フラットベッドスキャナだけど透過原稿ユニットが付いてて、フィルムスキャンもOKでしたが時間がかかるのがネックでしたな。
その後EOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロレンズを付けて複写するようになって、大幅に時短というか効率良くデジタイズできるようになりましたよ。(笑)フィルムで撮ったものは全てデジタイズ済みなのでパソコンで見られて探すのも楽になりましたね。

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フィルムはどうしても劣化します、加水分解で酸っぱい匂いがしてきたら要注意。カーリングと言って丸まってしまったり、ネガ袋にくっついてしまって出てこなくなったのもありましたな。
美術館や博物館の収蔵庫のように温度湿度の管理ができているところなら大丈夫なのでしょうが、一般家庭でそんな保管はできませんから、面倒くさかったですけどデジタル化して行ってて正解でしたよ。
そんなのを眺めていると撮った時のことが鮮明に思い出せますよ。人間って意外と細かなところまで覚えているものですな。(笑)

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2025年5月10日 (土)

アクリルキューブがあれば良い。

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ブツ撮りと呼ばれる商品撮影の世界では、いろいろな撮影用小物が必要になります。カメラとレンズにライトと撮影場所があればOKというものではないのですな。商品を置いて撮るだけのことでしょってわけにはいかないわけで。
いかに効率よくキレイに撮るかってところで小物の準備や創意工夫が必要になるのですな。実際スタジオでは大量の商品を同じ角度で撮るために角度合わせの道具を作ってましたし、商品を撮影台から浮かせて撮るための台になるものを各種用意していました。
そういう小物類を書き出すとキリがないのでいちいち書きませんが、商品に合わせた小物は思った以上に多種多彩なわけで。
実家スタジオでは仕事で撮るのとは違いますから、ガッツリ必要なわけではないですけど、あったら便利なものってやっぱり欲しくなりますし、作れるものは自作しています。
自作できないものはAmazonなどで調達するしかないので、ほしい物リストに登録してセールで値下がりするのを待って購入したり、機材屋さんのセール情報をウォッチング。(笑)
で、そんな小物の中でどこのスタジオでもきっと常備しているだろうなってブツがアクリルキューブ。透明アクリルの塊ですけど、サイコロ型や円柱のものはブツ撮り小物のマストアイテム。
ワインや調味料、ドレッシングのボトル撮影には円柱形のアクリルの上に乗せて底の部分がキレイに見えるように撮るわけで。立方体や板状のアクリルは、商品を浮かせたり、開けた蓋の押さえに使ったり。透明ってところがミソでライティングの邪魔をしにくいのですな。
そんなアクリルキューブ、実は撮影用として売られているものは結構いい値段するのですな。撮影用品を扱う専門ショップで売ってる物って何でも高いのよ。(笑)
で、困ったときの100均ショップ。ダイソーで見つけたのがカードや値札、写真などをクリップで挟んで立てておくスタンド。スタンド部分が立方体のアクリルキューブだったので、コレは使えるとまとめ買いしてクリップだけ外しました。(笑)
さらに手芸用品コーナーで厚みのあるアクリルの板を見つけて何枚か購入。専門店じゃとても100円では買えませんからね。
アクリルの円柱はさすがに100均ショップでは売って無いので、店舗演出用品で検索。商品ディスプレイ用のもので宝石や時計などをショーウインドーに飾る際に使うものを見つけました。直径や高さ違いが色々あるのですが手頃なお値段で結構見つかりましたよ。
さっそく使っておりますが、やっぱりあれば便利ですな。ま、こんなものを用意してまでお家で写真撮る方はほぼいないと思いますけど、ちょっとでもいい感じで撮りたい方は、まず100均ショップに見に行ってみてください。(笑)

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2025年5月 8日 (木)

ポイント、クーポン、キャンペーンってホントにお得?

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コンビニで買い物をしてレジで支払いしてたら、ペットボトルのお茶のキャンペーンで1本買うともう一本進呈なんですけど、いかがですかって言われました。だけどいらないので断りましたよ。
お茶は水筒で持ち歩くのでペットボトルは買わないし、余分にもう一本もらっても、車に乗らないオジサンは重たい目をして持って帰らなくてはなりませんからねぇ。(笑)
ドラッグストアで買い物したらレシートと一緒に口腔ケアっていうんですか、リステリンやモンダミンみたいなやつの期間限定割引クーポンをくれました。だけどコレも使わないのでゴミ箱に。(笑)
某スーパーに買い物に行ったら、本日ポイント3倍デーとやらで、ポイントカード作りませんかって言われましたが、しょっちゅう来るお店じゃ無いので断りました。
大した量の買い物じゃ無いのでポイントが3倍付いても数円とたかが知れてますし、ポイント貯めるためにわざわざ行くなんて面倒くさいだけ。(笑)
別のお店ではこの棚の袋入り菓子、1袋〇〇円のところ3袋まとめ買いしたら割引って書いてありました。
お得なのは分かりますけど、お菓子ってあったらあっただけ食っちゃうモンでしょ、買い置きにならずすぐ無くなりますから実質割引じゃなくて余計に買わせてるだけじゃありませんか?(笑)
あるスーパーでは食品ロスを減らす取り組みだそうですが、賞味期限の迫った商品をワゴンに並べて半額で売ってたのですけど、並んでたのは一般の家庭料理ではまず使うことのない変わったスパイスや馴染みの無い調味料でした。
コレ買ったとしても絶対使いきれないやつだなってスルーしましたよ。(笑)
餃子の王将で会計の時にスタンプカード持ってますかって聞かれたので、無いって答えたらお作りしましょうかって言われましたけど断りましたよ。
スタンプを貯めたらお会計が割引になったりするそうですけど、このお店を利用したの2年ぶりですからねぇ、スタンプがいっぱいになるのに一体何年かかるのって話ですよ。スタンプキャンペーン期間中に、いっぱいになるまで通うなんてハナから無理ですから。(笑)
で、普段使ってる家計簿アプリで過去の外食を調べてみたら、マクドナルドやミスタードーナツが1年に1回でしたな。牛丼好きなので松屋や吉野家は年4回ほど行ってましたけどその程度。
これじゃお得なポイント、クーポン、キャンペーンも全く効果無しと言いますか、蚊帳の外の人種。もうね、お得を実感するほど買い物も飲み食いもしないし、できませんから響きませんなぁ。(笑)

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2025年5月 6日 (火)

7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shiftレンズ、その後。

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レビューしてみたところ、ちょいとばかりヘタレ感があるのが分かった「7Artisans 50mm F1.4 Tilt Shift」レンズ。せっかく買ったのですし、使わなくてはもったいないですから、ブツ撮りやテーブルフォトに活躍してもらっています。(笑)
今まではマクロレンズで撮っていたのですけど、あえてこのレンズで撮っているわけで。使ってみるとシフトはダメだけどティルト撮影は結構いけるなって印象ですね。
マクロレンズのようにガッツリ寄ったりできませんが、最短撮影距離50cmより離れた位置からの撮影では十分に使い物になりますな。なので最近のこのブログに掲載しているブツ撮りは全てこのレンズで撮っています。
マクロレンズで撮る際はしっかりF16まで絞り込んでいましたが、このレンズを使ったティルト撮影ですとF4でも十分隅々までピントを来させることができますからね。操作は少々面倒くさいですが、おかげでストロボやLEDライトの光量も上げずに済みます、ある意味省エネかと。(笑)
絞り込まなくても被写界深度を深くできるのは、このレンズの特徴と言いますか特性ですからガンガン使って元を取ってやりますよ。
で、オジサンの場合深いピントを得るための使い方ばかりなのですけど、物撮りやテーブルフォトでも一点にピントが合ってて他はボケボケなんてのを撮ってみても面白いかもしれませんねぇとは思っています。ただ必要を感じないシーンにまでこの方法で撮りたいと思っていないだけ。(笑)
レビュー記事のテスト撮影でこのレンズを外に持ち出した際に、一応ミニチュア風写真も撮ってみましたけどねぇ。う〜ん、なんて言えばいいのでしょうね、確かに現実離れした目を引く写真は撮れましたけどもねぇ。
今時のデジカメにはアートフィルター系のミニチュア風写真を撮るモードが大抵搭載されてますし、スマホの画像系アプリでも簡単にできます。手持ちの写真をミニチュア風にしてくれるネットアプリのサービスもありますから、もうこのような特殊なレンズや技法で手間ひまかけて撮らなくても簡単にできちゃう時代になってます。
むしろミニチュア風写真はアプリで作るものって認知されてしまって、元々光学的技法だったって知らない人の方が多いと思いますな。なので試しに撮ってみたもののそれ以上はってのが正直なところ。(笑)
結局マクロレンズではピントがこない場面での使い方がメインになるかと思いますが、チョイスできるレンズが増えたのは良かったかと。
クセの強いレンズですけど、撮ってると面白くなるもので、そうなるとキヤノンさんのTS-Eレンズが欲しくなりますなぁ。(笑)

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2025年5月 4日 (日)

UCCコーヒーの復刻缶はどんな味?

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先月上旬、食品業界のニュースサイトにUCCが缶コーヒーを復刻して数量限定で発売というニュースが出てました。
1969年に世界初の缶コーヒーとして発売されたのを、その当時の味わい、パッケージデザインをアレンジ・再現したものだそう。今でこそたくさんのメーカーからすごい種類の缶コーヒーが売り出されてますが、その元祖を復刻ってことみたい。
発売当初は大して売れてなくて認知度も低かったようですけど、1970年の大阪万博で観覧に来た人たちが飲んでる姿が、ニュース映像に映ったりして人気が出たそうですな。
今でしたらSNSで拡散するところでしょうが、当時はテレビのニュース番組が一番のメディアだったのだと思います。「万博でみんな何か飲んどるぞ、アレ何や」って注目されるようになったのでしょうね。(笑)
UCCのニュースリリースには「⽇本から始まった世界初の⽸コーヒー、当時の姿を昭和100年の今、復刻」って出てました。そうか今年は昭和だと100年か、さらに2回目の大阪万博やってるし、復刻するにはベストなタイミングだったのかも。
この「UCCコーヒーミルク入り」はオジサン若い時によく飲みましたよ、UCCの3色缶なんて呼ばれてましたな。この色の組み合わせがUCCミルクコーヒーだって思えるので、特許庁から「色彩のみからなる商標」(登録番号:第6201646号)として登録されましたとも出てました。
へぇ〜そうなの。茶色、白、赤の組み合わせを、ハンドバッグや服や文房具などにうっかり使っちゃうとUCCさんとのコラボ?って間違われる恐れがあるということですな。(笑)
若い頃、缶コーヒーってUCCのコレしか目に付きませんでした。他社の缶コーヒーは見たことありませんでしたし、自動販売機も5本ぐらいしか選べないショボいやつがタバコ屋さんにかろうじて置いてあるかな~ぐらいでした。
今のようにズラリとサンプル缶が並んでるデカい自動販売機なんてまだ無かったのよ。なので缶コーヒーはUCCさんのコレ一択、他はジュースや炭酸飲料だったと思います。
当然コンビニなんてものもありませんでしたが、なぜかどこでも売ってたような記憶があります。UCC本社のある神戸だからってのもあったかもしれませんけどね。
喫茶店のコーヒーより量が多くて安かったですし、当たり前のことですが、カバンに放り込んでどこにでも持って行けるのも斬新というか便利でした。
立ち食いそばを食べるお金もなくて、ご飯代わりにこの缶コーヒーでしのいでたのを思い出しましたよ。(泣)甘くてミルク入りでしたからエネルギーになるだろうって考えたのでしょうな。思えばお金が無かったビンボーな若造にはありがたかったUCC缶コーヒー。
今は缶コーヒーそのものを飲まなくなってますが、ニュースで見てからは買い物の際に気にかけてました。だけど近所のコンビニには置いてなかったですし、なぜか全然見かけないまま忘れかけていたところイオンで見つけたわけで。
で、1本買って飲んでみましたがあの頃と同じ味わいに感動、コーヒー牛乳よりは遥かにコーヒーなんだけど、喫茶店のコーヒーよりはコーヒー牛乳に近い味わいと言いますか、なんだか懐かしかったですよ。
だけど当時も思いましたが、やっぱり甘いですなぁ。(笑)

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