レンズ、写真用品いろいろ

2017年6月 4日 (日)

単体距離計は目測カメラの救世主。

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中古カメラ屋さんや中古カメラ市で、カメラの陰に隠れてひっそりと並べられているアクセサリー類は色々ありますが、知らない人が見たら一体何に使うのか分からない出で立ちなのが単体距離計。接眼部を覗いてダイヤルを回し、二重になった景色がピタリと重なったところで、ダイヤルに書いてある距離目盛りを読みとれば、被写体までの距離が分かるというシロモノ。
生い立ちを調べてみますと、元々は測量や軍用の距離儀が始まりだったそうな。敵までの距離を正確に計れないと大砲打つのも的外れになってしまいますからね。
過去記事でも書きましたが、目測カメラで正確に距離を測りたくて手頃な物を探したことがあります。お値段はピンキリ、ライカブランドの物なんてすご~くお高かったですな、誰が買うのでしょうかね。形やデザインも色々、だいたい横長で大きなダイヤルが付いていて、カメラのホットシューに付けられるようになっているのが多いですが、ボールペンのようにポケットに挿しておけるようになっているのも見かけた事があります。
昔よく行っていたデパートの中古カメラフェアでは、ジャンクコーナーで箱にガッサリ入って一律500円なんて書いてありましたな。500円ですからね、なにがしか難有りの品物でしたけど、見ていくとちゃんと使える物もあったので、あのとき買い占めておけばよかったかと。(笑)
今使っているのは、国産写真用品で有名だったワルツとロンドのもの、どちらもメーカー名が舞曲って面白いですな。ワルツやロンドの曲に合わせて踊るように写真を撮ってねって事だったのでしょうか。
それはともかく、単体距離計って絶対必要かと聞かれれば、無くても何とか出来るのですけどね、あれば便利かと聞かれれば絶対ある方がいいに決まっているというアクセサリー。今目の前に撮ろうとしている物があって、それがどれくらいの距離にあるかが分かるだけでずいぶんストレスが無くなります。
特に中判以上の大きなフォーマットの写真を撮るときには被写界深度も浅くなりますのでね、目測カメラで近接撮影だとピントをはずしてしまうかもしれない恐怖感との戦い。ここに単体距離計登場でスッキリ解決してしまうわけで。ホットシューに付けっぱなしにしておくと、チョットこだわりのある写真にうるさいカメラオジサンに見えるかもしれませんな。(笑)
ホットシューなんて無いカメラも持っているので単体距離計にひもを付けて首から提げて胸のポケットに入れてました。落としたら終り、落下の衝撃で距離合わせがズレたりしたら目も当てられませんからね。古い物が多いのでそのあたりは丁寧に扱わないとイケマセン。
スプリングカメラにハマって、一時たくさん持っていたことがあるのですが、距離計連動だったのはマミヤ6だけ、他は目測のカメラでした。目測のカメラの場合ピントをはずさずに撮れるようにレンズや絞りの指標にベストな組み合わせを赤い点などで明記してくれているので、それで撮れば失敗は少ないのですが、面白くないのですな。
レンズをいじめるといいますか、あえて違う撮り方で撮ってみたいという欲求がフツフツと沸いて来るという。(笑)わざと最短撮影距離で撮ってみたくなったり。単体距離計があるとこの辺り広がりが出るというか楽しめます。小さなアクセサリーなのに効果絶大、距離が正確に計れるってこんなにシアワセって思う事間違いなし。ただ覗いて距離を測っている姿はあまり格好のいいものではありませんけどね。(笑)
距離計ひとつで広がる世界、もっと認知されてもいいものだと思うのですけどなぜか地味ですな。
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2017年5月 7日 (日)

Lレンズじゃ無くなったがな。

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キヤノンの赤帯レンズといえば、言わずと知れたLレンズ。LuxuryのLだそうです。豪華とか贅沢という意味だそうで、普通のレンズより高性能、プロの厳しいお眼鏡にかなう仕事でガンガン使えるレンズです。もちろんアマチュアだって買えますよ、オジサンも2本使ってます。EF16-35mmF2.8L USMとEF24-105mmF4L IS USM。
EF16-35mmF2.8L USMは清水の舞台から重石を背負ってバンジージャンプして新品を買ってしまったもの、高かったなぁ。EF24-105mmF4L IS USMは行きつけの中古カメラ屋さんで定価のほぼ半額ぐらいで買ったもの。このレンズ出始めの頃逆光ですごいゴーストが出るとクレーム続出したいわく付きのレンズでしたが、すぐに対策がされて現行品は全く問題ありません。
解放F値がF4という事で馬鹿でかくならず、程良い大きさにまとまっているので、使い勝手はいいですな。フルサイズのEOS 5D MarkIIに付けっぱなしにしています。Lレンズの最初の1本にオススメ、おかげでそれまで使い倒していたEF16-35mmF2.8L USMは出番が激減してしまいましたけどね。年齢的に広角レンズをあまり使わなくなったのもありますけど。(笑)
便利で写りもいいEF24-105mmF4L IS USM、ただ最近は小型のフィルムカメラばかりであまり出番が無くなっていたのですな。で、この間、久々に使おうと出したところ、なんか変。良く見てみると、Lレンズの特徴である赤帯が取れちゃっていたという。防湿庫の中にバラバラになった赤帯が落ちてました。
思わず「何でやね~ん」赤帯のないLレンズはただのズームレンズ、見た目も間抜けで何とも格好が付かない有様。正直なところ、こんなの取れちゃうわけ?って思いましたな。こんな事が起こるのかと早速ネットで調べてみたところ、同じような事例が出てきました。修理に出すと分解しなくてはならないので結構な値段を取られるようですな。レンズを見てみると、赤帯のすぐ後ろにピントリングがあるので分解せざるを得ないという構造のようで。
修理に出しに行く時間もお金もないオジサン、ここは自力で何とかしなくてはなりません。最初瞬間接着剤で付けてしまおうかと思ったのですが、変な所に染み込んでピントリングが動かなくなっては事ですから却下。幅の狭い溝に接着剤を付けるのは老眼のオジサンには無理かなと接着剤はやめて、両面テープで貼り付けてしまうことにしました。
テープの厚み分浮き上がりますが、これしか出来そうな方法がないので仕方がありません。とりあえず赤帯が付いていればいいわけで。家内がクラフトで使っている両面テープの中から厚みの一番薄いのを借りてチャレンジ。四苦八苦の末何とかなりましたけどね。なんだかちょっと不細工。(笑)

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2017年4月15日 (土)

カメラの一汁一菜にドンケF-8。

質素倹約の食事を表す言葉に一汁一菜というのがあります。だんだんこういうのが身にしみる年齢になったオジサンは、持ち出すカメラも最近一汁一菜になっておりますよ。今日はこのカメラと一日とことんお付き合いと決めて撮り歩くのが楽しくなってきたわけで。限られた休日を身の丈に合った撮り歩きで充実の一日にしようと色々考えて到達したシニアの休日写真三昧。
もうね、たくさんは持って歩けないのですよ、若い頃のようには行かないことが年々増えておりますのでね、そういう自分を楽しむぐらいのおおらかな気持ちでいるのが正解かと。(笑)
気に入ったカメラ一台と最小限の持ち物だけでお出かけが最近のスタイル。当然フィルムカメラです、デジカメはお家でお留守番。そうなるとカメラバッグも小さな物で十分なのですな。
いつものリュックタイプは、体の負担が少なくて両手が空くので便利なのですが、それなりの大きさなのでついつい余計な物も放り込んでしまうわけで。これから暖かくなってくると背中が蒸れるのもありますしね。
そういうわけでカメラの一汁一菜には小型のショルダータイプを斜め掛けして歩くのが楽かと思って、最近出場率アップなのがドンケのF-8。ドンケのベーシックなデザインの中で一番小さいやつ。収納力は標準ズーム付きデジタル一眼レフ一台がやっとな大きさ。ドンケのくせにほとんどなにも入らないよってなバッグ。(笑)
ところがどっこいクラシックカメラでお散歩にはちょうどいい大きさなのですな。入れて歩くのはカメラ1台にフィルムと露出計、財布と定期と老眼鏡だけなので十分。
最近も二眼レフのミノルタオートコード一台だけでお出かけしましたけど、まるであつらえたようにピッタリサイズ。両サイドと全面のポケットに予備のフィルム、露出計などがきれいに収まりました。
小さいのにしっかりしたバッグなのでカメラを取り出しても型くずれしない所も○。首からカメラ、バッグは斜め掛けして背中に回しておけばのんびり街歩き出来ますしね。メインコンパートメントには自由に取り付けられる仕切が一枚付いています、ベルクロで取り付けるタイプの物。カメラのサイズに合わせて付ける位置を変えればバッグの中でカメラが踊る事もありません。オジサンが今持っているカメラは全部OKでした。
使い勝手のいい収納が出来るところがシンプルなドンケらしいと思った次第。こんな小さなバッグなのにカメラバッグとしてのオーラがあるのが持って出ても気分の良いところ。身の丈に合ったシニアの写真ライフをバックアップしてくれる頼もしい武器という事でオススメしておきます。(笑)

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二眼レフと露出計とメガネケースを入れるとこんな感じ。この写真を撮るために、嵩上げして中身が見えるようにしていますが、実際はきれいに収まってフタが閉まります。

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2017年4月 1日 (土)

このレンズも手放せない、トプコンRE58mmF1.4

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少し前にトプコンRE20mmF4というレンズの事を書きましたが、もう一本手放せず持っているレンズがあります、REオートトプコール58mmF1.4。トプコンの名玉と評判のレンズ。譲っていただいたトプコンREスーパーに付いていた物なのですが、当時は広角好きであまり使ってなかったのですな。ただ年齢と共に標準レンズの画角が何だかしっくりくるようになってきて再評価中。(笑)
このレンズ、2003年にコシナより復刻されて登場したことがありました。オリジナルはエキザクタマウントですが、復刻バージョンはニコンとM42マウントでした。よりたくさんのカメラで使って貰うためだと思いますが、なかなか良くできているなと雑誌のレビュー記事で見て思いましたな。ただ微妙に絞りリングの部分が今風だったりしましたが、これはフランジバックの関係などもあって仕方ない部分だったのかもしれません。
オジサンはマウントアダプターでキヤノンFDとEOSに付けられるようにしています。EOSに付けても当然ですがオートフォーカスにはならないので、マニュアルでのピント合わせ、ところがオートフォーカスカメラのファインダースクリーンってただの素通しのスリガラスに近いのでピントのヤマが掴みにくいのですな、NewF-1やT90に付けた方が使いやすいという。NewF-1に付けると見た目もカッコいいですしね。(笑)
シルバーの梨地仕上げの鏡胴は実に美しくて、しっとりスムーズな回転のピントリングに、半絞りにクリックがある絞りリングは重くも軽くもなくカチカチと決まります。標準レンズとしてはやや大柄で重量もありますが、それがかえって押しの強さを醸し出しているという美形レンズ。専用フードの作りもしっかりしていて、物としての魅力があふれていますって、ちょいと誉め過ぎかも。(笑)

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というわけで、ある晴れた日の休日、NewF-1とRE58mmF1.4だけで撮り歩いてみました。フィルムは当然リバーサル、フジのベルビア。マウントアダプターを介して付けているので、当然ながら実絞りでの撮影になります。プレビューボタン押したままと同じ状態なのですな。絞ればファインダーも暗くなってしまうので、解放でピント合わせをしておいて、撮影時に絞り込むという手間がかかりますが、操作感のいいレンズなので、一手間増えた事がかえって楽しかったりします。(笑)

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往年のフラッグシップ機NewF-1にRE58mmF1.4の組み合わせは、それだけで気分が高揚しますな。南京町の路地裏や、乙仲通りを撮り歩いてみましたが、数ヶ月行かないとお店が結構入れ替わっていたりするので撮る物はいっぱい、フィルムあっという間。日が傾いてきて、絞り解放でもギリギリぐらいになったので終了、いつもの立ち飲みで一人お疲れさん会。カウンターの上に置いたカメラを眺めながらの一杯は至福のひとときでした。(笑)

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この店先の椅子の写真、以前このブログに掲載したような記憶があったので調べてみた所、ほぼ同じ場所から撮ったものが昨年7月31日の「見せてもらおうかお前の実力とやらを、オリンパスペンS」という記事に掲載してました。カメラもレンズもフィルムも季節も時間帯も違うので随分違う印象ですが、いつも同じような所を徘徊しているのがまる分かりですな。(笑)いずれにしても単焦点のレンズ一本で一日撮り歩くのは実に楽しい。

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2017年3月 5日 (日)

未だ手放せないトプコンの20mmF4レンズ

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もうずいぶん昔の事になりますが、写真家の飯田鉄さんが写真雑誌で連載していた記事でこのレンズの事を知りました。記事にでていたレンズの写真を見て、何と美しい広角レンズと目を奪われたわけですな。東京光学のトプコンRE AUTO-TOPCOR 20mmF4。
その頃は広角レンズが好きで常用していたので、どうしても欲しくなって探しまくったのですが、出てこない。半分諦めていた時にネットオークションで出品されていたのを見つけて速攻落札しました。
初めてのオークションだったので不安でしたが、届いたレンズは超美品、同封の手紙によると、ご年輩のコレクターの方のようで、歳を考えて本当に使うものだけ残して処分していってるとの事。今のオジサンと同じですな。(笑)
化粧箱はさすがにボロボロでしたけど、専用フードも兼ねた、シリーズ9フィルターのアクセサリーも付けてくださっていたという。こういう物はまず見つかりませんからね、ありがたかったのを覚えています。

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マウントはエキザクタマウント、口径も小さく、今見るとクラシックなマウント規格ですが、その頃持っていたトプコンREスーパーという一眼レフに付けて遊んでましたな。
ある日中古カメラ屋さんで、エキザクタマウントをキヤノンFDとEOSに変換するマウントアダプターを見つけてしまい即購入。その頃はマウントアダプターなる物があるというのも知らなかったという。(笑)
ちょいとばかり改造が必要でしたけど、T90、 NewF-1、EOS-1Nに付けられるようになりました。使い慣れたカメラでレンズを楽しめるようになったわけで。
その後トプコンREスーパーはよそへ嫁いでいきましたが、レンズは手放せませんでした。見た目が美しいだけでなく、写り具合も抜群だったのでね。梨地仕上げのシルバーの鏡胴は物としての魅力に溢れています。トプコンの交換レンズはどれも同じテイストで仕上げられていたので美しいレンズが多いですな。
もう一本RE58mmF1.4というレンズも持っていますが、いずれも今時のEOSボディーに付けるとレンズの格好良さばかりが目立って、カメラが負けてしまいます。唯一対抗できるのは往年のフラッグシップ機NewF-1かと。(笑)

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見た目イケメン、成績優秀、カメラに付けて首から下げているだけで、イイ写真が撮れそうな気分になる魔法のレンズ。こいつだけは何と言われようと手放す気はありませんよ、眺めてるだけで癒されますのでね。(笑)

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今回は、EOS Kiss X7に付けて撮ってみました。APS-Cだと焦点距離が32ミリ相当になってしまうのですがスナップには悪くないですな。

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2016年11月17日 (木)

高性能レンズが必ずしも良いとは限らない件。

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一眼レフを使っていると、なぜか交換レンズが増えていきますね。色々思いがあって買い揃えていったレンズ、どのレンズも満遍なく使っているかというとそうはならないという。偏るというか、常用するレンズとそうでないレンズが出てきますな。写り具合が気に入らなかったり、使い勝手が悪かったり、理由は色々ありますが、何となく何時も持ち出すのと、そうでないレンズの棲み分けが出来てしまうわけで。
オジサンはキヤノンの一眼レフを使ってきたので、EOSシリーズが出る前のNewF-1やT90には単焦点レンズを使ってました。あの頃はズームはどうも肌に合わなくて単焦点レンズ命だったのですな。EOSを使うようになってズームレンズも常用するようになったのですが、一本のレンズで済むので確かに便利だけど、大きく重くなってしまって、カメラバッグに収まりが悪いのも気に入りませんでした。
キヤノンの交換レンズのラインナップの中にLレンズと呼ばれるシリーズがあります。プロカメラマンの厳しい使用にも、びくともしない高性能レンズ。そのかわり価格も大きさも重量もぶっちぎり。キヤノンファンには何時かは使ってみたいレンズ。オジサンも清水の舞台からバンジージャンプして買ったEF16-35mmF2.8L USMとEF24-105mmF4L IS USMの2本を使っています。どちらも良いレンズで、確実に期待に応えてくれるのはいいのですが、でかい重いのが玉にきず。他のレンズを一緒に持って出ようという気になりませんな。ま、これ一本で済んでしまうのですけどね。(笑)
実は未だに手放せないレンズがあります、EF24-85mmF3.5-4.5USM。Lレンズじゃないし、高性能じゃないし、画面の四隅は歪みまくりだし、F値固定じゃないし、すでにカタログからは消えているしという可哀想なレンズ。ただオジサンの大好きな24ミリ始まりでコンパクトなところが気に入っているのですな。大口径の単焦点レンズぐらいの大きさなので、カメラバッグに忍ばせても苦にならないわけで。
EOSとクラシックカメラの両方を持って出かけるときには、実に重宝しました。車で移動する方と違って街歩きの場合、機材の重さはそのまま歩ける距離に跳ね返ってきますからね、軽いズーム一本で済むのは助かりましたな。Lレンズは、お家でお留守番。(笑)高性能でも持ち出す気にならなければただの置物。
きっとこのレンズは手放すことはないでしょう、高性能だけがレンズじゃないって教えてくれましたからね。

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2016年8月27日 (土)

カメラバッグはドンケばっかり。

写真好き、カメラ好きはどうしても荷物が重くなりがち。体への負担の軽いリュックタイプは何かと楽なのでラムダのものを常用しておりますが、さすがにこの季節、リュックだと背中が暑いし蒸れるしで、休日の撮り歩きにはショルダータイプのものにしています。
ストラップを長めにして、斜めがけすると楽ですな。必要最小限のカメラしか持ち歩かないので、小型のもので十分。おかげで昔使っていた大きなものは押入の中で隠居中。
以前一番使っていた、ドンケの定番F-2は、実にいいカメラバッグで、モータードライブ付き一眼レフ2台に交換レンズは単焦点とズーム数本、露出計にメモ帳、フィルター類にフィルムしこたま入れても全然余裕があって、これで走り回ってました。体力にも余裕がありましたからね。(笑)
その後クラシックカメラを使うようになってもこのバッグだと二眼レフやスプリングカメラ、レンジファインダーカメラやコンパクト、ハーフサイズカメラもすんなり収まるので愛用してましたな。
このバッグを使い始めてから、すっかりドンケファン、それまで使っていたテンバから乗り換えて今日に至っておりますよ。他のメーカーのカメラバッグはバッグ自体ですでに重いのにドンケのものは帆布なので軽くて、クッション材も薄くて最小限しか付いてないので収納スペースがたっぷりあるのですな。
今時は細かく収納スペースを区切ることができるように、クッション材が山ほど付いているバッグが多いですが、あれは無駄だと思いますね、ドンケのバッグにカメラ詰め込んでいて壊れた事なんて一度もありませんでしたのでね。過保護より、機動力重視、元々報道カメラマンのジム・ドンケさんが自分が使いやすいバッグを作ったのが評判になって誕生したカメラバッグですので、その辺りは全然問題ありませんな。
帆布のバッグが好きで、京都の一澤帆布のカバンにクッション材を入れてカメラバッグ代わりに使ったこともありましたが、専用ではないので何となくカメラの収まりが悪くて、おまけに金具の破損で2度ほど落下させてしまったこともあって、カメラバッグとして使うのは止めました。
他にも帆布でかっこいいカメラバッグを見かけると欲しくなって、衝動買いしてしまったことがありましたが、結局しばらく使うといろいろ不満が出てきて、いつものドンケに戻ってましたな。(笑)
数年前でしたか、ドンケのバッグが流行ったことがありました、軽くて丈夫でシンプルってことで女性ファッション誌か何かで取り上げられたのでしょう。あの時は、お洒落な雑貨屋さんや、ファッションブランドショップや、東急ハンズでもドンケのバッグが並んでいました。
ヨドバシやカメラのナニワのカメラバッグコーナーで詰め込むように並んでいるのを見慣れているオジサンは、お洒落なブティックで流行のファッションにコーディネイトされたマネキンの肩にかかっているドンケのバッグにちょっと違和感。笑ってしまいましたけどね、センスのいい服を着て提げるとこんな感じになるのか~って。オジサンとは対極、確かに格好良かったですな。
街歩きで、ドンケのバッグを提げている人を見かけると、つい見てしまいます、バッグの大きさでどれぐらいの機材を持ち歩いているか分かりますね、バッグのくたびれ具合で、どれぐらい写真をやっている方なのかも分かります。
以前、何かの取材だったのでしょう、相当年季の入ったドンケのバッグを提げている新聞社の腕章を付けたカメラマンを見かけたのですが、もうボロボロ通り越してズタズタ。こんなになってもまだカメラバッグとして使えているのかと感心してしまいました。
それを見てオジサンはまだまだだなぁと思いましたな。ここまで使ってあげないとイケマセン、もっと撮らなくちゃ。
使えば使うほど味がでるドンケのカメラバッグ、写歴だけ長いオジサン納得の逸品、オススメします。

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一番奥が定番のF-2、今は売ってないエメラルドグリーンエディション。手前左が、これまた定番のF-3X。限定カラーのチョコレートブラウン。右がF-8。大きなF-2はさすがに押し入れで隠居してますが、手前の2つは常用しています。他にF-3Xの色違いに、F-6、F-802も。確か実家にも2つあったような。いったいいくつ持ってんのってぐらいドンケばっかり。(笑)ニコンとコラボモデルもありますね。コチラです。http://shop.nikon-image.com/nikonxdomke/index.html?cid=JDONS207029

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2016年4月10日 (日)

レンズのB級グルメ、3枚玉を楽しむのだ。

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名機ミノルタオートコードの前身に当たるミノルタコード、レンズはロッコールではなくプロマーという3枚玉、オートコードの影に隠れた気の毒な存在。使い勝手はほぼ同じなのにね。(笑)

レンズのカタログを見ていると、4群6枚なんて書いてありますな。レンズの構成がどのようになっているか表記してあるわけで、断面図なんかもイラストで描いてあったりします。ズームレンズなんて一本のレンズにこれでもかというぐらいいっぱい、ズームによって発生する収差を補正するために複雑怪奇になってしまうのですな。
コンピューターで設計するようになって、このような複雑で高性能なレンズも当たり前になってしまったのですから、素直に喜ばなくてはなりません、ホント今のレンズは面白味がないくらい優等生でケチの付けようがありませんな。
それに比べて古いカメラのレンズはシンプルそのもの、当時は最先端だったのかもしれませんが、今の目で見ると何とものどかなレンズたち。コンピューターもズームレンズも無かった時代なので当然といえば当然なのですけどね。
ブローニーフィルムを使うスプリングカメラや二眼レフが全盛だった頃、カメラは付いているレンズで値段が変わりました。当時の広告を見てみるとよく分かります。開放F値の違いや、構成枚数の違いでグレードがいろいろあったわけですな。
よく知られているのはローライフレックスとその廉価版の位置付けのローライコード、それぞれ付いているレンズはテッサー(4枚構成)、トリオター(3枚構成)という有名なレンズが付いてました。高級機には4枚玉、廉価版や大衆機には3枚玉というのが一般的だったわけですな。そんな時代のカメラとレンズを楽しむのは、レンズ交換のできる一眼レフとは違った楽しみがありますよと言うオハナシ。グルメはグルメでもチョット珍味系かなと。(笑)
3枚構成のレンズ(トリプレットレンズと呼ばれています)は4枚構成のレンズに比べて、画面周辺部のピントやぼけ具合が悪いと言われています。計測機械やチャートを使ってきちんと調べれば、その辺りのダメダメな部分がはっきりあぶり出されるのでしょうが、そういうのは学者の先生辺りにお任せする部分なので、オジサンは興味がありません。
それよりも実際に撮ってみてどうよ、な部分が楽しければその方が面白いと思うのですね。だめな部分もレンズの味わい。
B級グルメって、味はA級値段はB級の地元で長年愛されている食べ物のことを指すらしいですが、3枚玉もレンズのB級グルメかなとオジサンは思うわけで、今時の高性能なフィルムを使えば、何の問題も無いというのが見解。
当時のフィルム感度はISO50が主流、ISO100が高感度と言われていた時代。今はISO400が当たり前に売っています、ISO400のフィルムを使えば当然ながら絞り込んで写せるわけで、そうなるとレンズのダメダメなところもカバーできてしまうのですな。
絞り込んでもどうにもならない部分はありますが、それでも撮ってて問題なし、ぜんぜん平気、思った以上に良く写ります。3枚玉のレンズを今時の高性能高感度なフィルムで楽しめるのは、考えてみれば今の時代だからできる贅沢なことかも。もはやB級グルメじゃ無くなっているかもしれませんね。

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上記ミノルタコードで以前、行きつけの喫茶店で、座った場所から撮らせてもらったもの。窓からの日差し、天井の電灯の光が、画面の隅っこでにじんでいる逆光状態に輪をかけて、お店の中が暗くならないように絞りを開けたので、手前のシュガーポットや生花がボケボケどころか壁のポスター以外ロクにピントが来ていないレンズに厳しい状況の写真になりました。

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2015年12月26日 (土)

いろんな意味で、マクロレンズ推し。

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一眼レフの交換レンズは50ミリの標準レンズしか持ってなかった頃、接写がしたくて使っていたのがクローズアップレンズ。早い話がレンズの前に付ける虫眼鏡。

たしか効果の強さによって1番から3番まであって、レンズのフィルター径に合わせた物を付ければ接写が出来るという、きわめて単純明快なモノでした。マクロレンズなんて買えなかった頃はよく使ってましたな。学生のお小遣いで買える手軽さが良かったわけで。
ですが、どんどん写真撮るのが面白くなってくると、マクロレンズが欲しくなってきて、働き出してからトキナーのAT-X M90 90mmF2.5マクロを買いました。純正レンズは高くて買えなかったので、トキナー、タムロン、シグマの中から吟味してトキナーを選んだわけで。値引き率が高かったのも選んだ理由でした、安月給でしたのでね。(笑)
今時のマクロレンズはレンズ単体で等倍撮影が当たり前ですが、あの頃は1/2倍までが普通、エクステンダーという中間リングのような物を付けて等倍撮影が出来るようになってましたな。
等倍撮影というのは、早い話、実物大に撮れるということ。例えば一円玉を等倍で接写すると、フィルム上に一円玉の大きさで写るわけですな。デジタルカメラだと、背面の液晶パネルやパソコンの大きな画面で見ることになるので説明がしにくいのですけどね。
お金を貯めてやっとの思いで買ったこのマクロレンズはボロボロになるまで使い倒しました。その後、EOSシリーズを使うようになってからは純正レンズのEF100mmF2.8マクロ(初代)を使っています。
以前、「交換レンズ、2本目は何がいい?」という記事でも書きましたが、マクロレンズは接写だけのレンズではないのですな、近くの物から遠くの景色まで何でも撮れる万能レンズ。ガールフレンドのポートレイトにも使ってました。なんだかんだとつぶしが利くというか、利用範囲の広い使い勝手のいいレンズ。元々接写のために設計されているので高性能ですしね。
もっとたくさんの人に使って欲しいと思っているのですが、なかなかその良さが伝わらないのももどかしいところ。
メーカーによっては焦点距離違いのマクロレンズをラインナップしていますが、35ミリフルサイズですと100ミリぐらいのものが使いやすいと思います、APS-Cだと60ミリぐらいですか。キヤノンだとEF-S 60mmF2.8マクロUSMが出てますね。35ミリ換算で96ミリになりますので使いやすいかと。
マクロレンズを初めて使うと、なんだか写真がうまくなったような気がします。ピントは一ヶ所に合って背景、前景はボケボケ、寄れば寄るほどボケ方が強くなります。
がっつり寄って料理やスイーツを撮ると、なんだかいつもよりおいしそう、赤ちゃんやペットの寝顔を撮ると、ふんわり背景がボケて可愛く見えますし、きれいな花を花弁にピントを合わせて花びらが画面からはみ出るぐらい寄れば芸術作品、プリントして額装したくなりますよ。(笑)
使いこなしのコツはカメラのプレビューボタン(被写界深度確認ボタン)でボケ具合を確認することでしょうか。
付いてても以外に使われてないのがこのボタン、メインダイヤルを絞り優先のAv(メーカーによってはA)に合わせてプレビューボタンを押しながら絞り値を変えるとボケ具合が確認できます。絞り値を大きくすると画面は暗くなりますが全体にハッキリ奥までピントが合って、小さくするとボケボケ、どれぐらいピントを合わせたいのかボカしたいのかを見ながら決めるわけですな。
ただマクロレンズは接写が得意な寄れるレンズ、うんと寄った場合はいくら絞り値を大きくしても後ろまでピントは来ません。接写ってそんな紙一重のピントの世界、しかも手ブレすればすべて台無し。ある意味、お気に入りの一枚を撮るためにチャレンジしがいのある楽しい世界なのですけどね。
中望遠の単焦点レンズとして普段使いをしながら、ここ一番で目一杯寄って全然雰囲気の違う写真が撮れるのがマクロレンズの良いところ。交換レンズのことを聞かれたら間違い無くオススメしておりますよ。
興味のある方はヨドバシあたりで一度触ってみて下さい、違う世界が開けるレンズです。

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今回は以前街を撮った写真から二枚。接写だけがマクロレンズの使い方ではありません。オジサンは街歩きでもよく使ってました。ちょっと離れたところから街並みを撮ると遠近感がギュッと圧縮された写真が撮れます。

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2015年12月10日 (木)

ロンド距離計をジャンクで

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以前ワルツの距離計を買って、目測カメラはこれで完璧という記事 を書きましたが、あのワルツの距離計はベークライト製の、あまり高級感のない距離計でした。実用には全く問題ないので見た目だけの話なのですが、金属ボディーの昔のカメラに付けたときちょっと違和感を感じるのですな。

これがあるおかげでピント外しの写真が激減する、いい仕事をしてくれる相棒なのですが、見た目がちょっと安っぽい。抜群に仕事ができるのに、身なりに無頓着でいつも髪の毛ボサボサ、服装もヨレヨレな職人のような奴。
写真用品やカメラアクセサリーの老舗が、たくさんの人に使っていただきたいと思って製品化したものだと思うので、見た目をとやかく言うのはお門違いなのでしょうし、時代背景を考えると、ベークライトやプラスチックに代表される合成樹脂はまだまだ発展途上の新しい素材だったのでしょうから、それを使ったということは当時はかなりイケてる物だったのかもしれません。
プラスチックカメラばっかりの今の時代に、そこにツッコミ入れるのはカメラオジサンのわがままだなぁと思いつつ、見つけてしまったのがロンドの距離計。
とある中古カメラ屋さんで激安だったので、何かあるなと手に取ってみてみたら、距離計の像が上下にずれておりました。左右にずれていたら使い物になりませんが、上下なら何とか使えると踏んでお買い上げ、金属製のしっかりした作りで昔のカメラに付けても見た目で負けてません。むしろ距離計の方がかっこよかったりします。
調べてみると1955年9月号の「寫眞サロン」に広告が出ていました、中央写真用品株式会社製、当時の価格850円。ロンドというブランドで、いろいろな写真用品を出していたメーカーです。若い頃、暗室用品でお世話になったのを思い出しました。

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この距離計、距離を合わすダイヤル部分が良くできていて、メートルとフィートの両方で使えるように工夫されています、これは便利。

昔のカメラは外国製の物はフィート表示が多くて日本の物はメートル表示なので、どちらか片一方の表示しかない距離計だと、頭の中で計算しなくてはならない場面があるのですな。でもこの距離計なら問題なし。オツムの弱いおじさんにも優しい距離計。

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上下のずれを直してやろうと中を見てみましたが調整する部分が分からず断念。

距離計は過去にカメラをダメにした経験上、素人が迂闊にさわる物ではないと思っているのでそのまま元に戻して上下がずれたまま使っておりますが、慣れれば何とかなるもので、ちゃんと使えてます。ちょいとばかり古いカメラのドレスアップと実用になかなかいい買い物でした。

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