レンズ、写真用品いろいろ

2018年11月18日 (日)

次のXマウントレンズは何にする?

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富士フイルムさんのレンズを語る上で、キットレンズのXF18-55mm F2.8-4 R LM OISズームしか持ってないのではイカンでしょうって事で、買ってしまったパンケーキ型単焦点XF27mm F2.8。もうね、ボディーキャップ代わりにX-T20に常時付けっぱなしですよ。写りはいいし、負担にならないコンパクトさだし、小さなX-T20にはベストマッチだと思いますね。これで絞りリングがレンズについていればさらに良かったのですけど、パンケーキ型レンズですから、これは仕方がないところかもしれません。
このレンズを使い出して、もうこればっかりになっておりますけど、その写り具合を気に入ってしまってから、他の単焦点レンズも気になりだしたわけで。純正レンズが買えない代わりに、オールドレンズとマウントアダプターでしのいでいたのですけど、魅力的なレンズのラインナップに物欲が限界点。(笑)
富士フイルムさんって単焦点レンズのラインナップが、素晴らしすぎて困るのですな。レンズによってはブラックとシルバーが選べるようになっていたりで、ファッションはダサいですけど、カメラのコーディネイトは、ビシっと決めたいオジサンには実に悩ましいレンズ選び。(笑)全レンズ買っちゃうつもりで、宝くじを買っていたのですけど、大ハズレでしたしね。汗水流して働いた自分の稼ぎで何とかするしかないわけですな。(笑)
一応ざっくりとこれから欲しいレンズは決めています、広角と標準と中望遠域のマクロ。若い頃はこの3種類のレンズでほぼ全部撮ってました、それで不足も不満もありませんでしたな、お金も無かったですけどね。ズームレンズを本格的に使うようになったのはEOSを使い出してからなので、単焦点レンズだけで完成させようと思うとオジサンの場合3種類だけで完結できてしまうわけで。
そういうわけで、このところデジカメ系ニュースサイトやブログのレビュー記事を見まくっておりますよ。揃えたいレンズの方向性が決まると検索も絞れますしね、カタログもすでに擦り切れてページがバラバラ、書き込みやポストイットだらけ。でもなんだか楽しい。(笑)
で、候補に上げているのは広角がパンケーキタイプの18mm F2、標準が35mm F2、マクロが60mm F2.4マクロ。それぞれ35mm換算で27mm、53mm、91mmになります。
60mmマクロは初期のレンズなので今となってはちょっと古くささがあって、そのあたりレビューで突っ込まれたりしてますな、多分リニューアルされるんじゃないかと思うので、待つのもありかなと。18mmと35mmはほぼ決定、軍資金調達でき次第買っちゃうと思います。35mmはF1.4もあるのですけど、オジサンの撮る物にはそこまでいらない、F2でも十分明るいですからね。それよりも小型軽量でいつでも持ち出せるレンズって事で選んだのがこの3本。
後は軍資金をどうするかだけなのですけどね。実はここが最大の難関だったりします。(笑)

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2018年11月 3日 (土)

食べられない、写すパンケーキ。(笑)

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交換レンズのジャンルに「パンケーキレンズ」と呼ばれる物があります。通常のレンズに比べて、全長が極端に短い、カメラに付けてもレンズの出っ張りをほとんど感じさせないような形状のレンズなのですな。オジサンも以前、ペンF用のパンケーキレンズを探しまくった事がありましたけど、今となってはコレクターズアイテムなレンズなので、見つからないわ、見つけてもお高くて、とても手が出ませんでした。(笑)
そんなパンケーキレンズ、今時はレンズ交換のできる一眼レフや、ミラーレスカメラを出しているメーカーは、大体ラインナップに揃えています。ボディーからレンズが飛び出ないだけで、カメラの持ち歩きは、ずいぶん楽になりますからね。普段ズームレンズを付けていて、パンケーキレンズに変えるとすごく楽になりますな、首から提げていても、レンズの重さや大きさで、カメラがお辞儀しませんし。一日持ち歩いても全然平気、ヘタレなオジサンにはもってこいのアイテム。
富士フイルムさんのレンズラインナップを見ていると、パンケーキレンズが2本あります、18ミリと27ミリ。XF27mm F2.8は買ったので、次は18ミリを狙っておりますけどね、まだ先かなぁ。18ミリ買ってからこの記事を書こうかと思っていたのですけど、何時になるか分からないので、先に書いてしまおうかと。(笑)
今持ってるパンケーキタイプのレンズは「XF27mm F2.8」に、フィルターレンズの「XM-FL」、写ルンですのレンズを移植した「Utulens」と、それを2枚使って広角にした「Wtulens」。純正レンズ以外はチョット玩具っぽいレンズばかりですけど、それでもちゃんと交換レンズの一員ですからね、値段も手頃ですし、違うレンズを楽しんでみるには敷居が低いかと。せっかくレンズ交換のできるカメラを持っているのに、買ったときに付いてたレンズしか知らないのは、もったいないですからね。どれも思った以上に、独特の世界を楽しめましたよ、オススメします。(笑)
オジサン何でパンケーキレンズにそそられるかというと、長年使っていたキヤノンFDマウントのレンズラインナップに無かったからなのですな。キヤノンさんって、今でこそEOS用EFマウントとEF-Sマウントにパンケーキレンズを出してくれてますけど、過去にはパンケーキレンズを全然出してくれてなかったのですな。
正確に言うと1本だけありましたけど、付けられるカメラが限定される特殊なもの、なので一般的ではなかったわけで。ニコンをはじめ他社のレンズラインナップにはあるのに、キヤノンさんはかたくなに出してくれなかった反動と言いましょうか、何だかその辺りがパンケーキレンズへの憧れになっていたのかもしれません。
カメラに付けてみると、デカい高倍率のズームレンズのような「写しまっせ」感は無くて、レンズの存在を感じさせないところがいいのですな。人に向けても威圧感が無いですからね。小さいのでレンズポーチひとつに4本全部入りますし軽いですから。
なのですっかり「写すパンケーキ」の味わいを楽しんでおりますよ。こうなると、狙っている18ミリを早く何とかしなくてはなりませんな。(笑)

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パンケーキレンズでパンケーキの人気店を撮ってみました。南京町の路地を入った所にあるアンジーさん。おしゃれな店構えでいつ通っても一杯ですな。

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2018年10月20日 (土)

Xマウントレンズ「XF27mm F2.8」事始め。

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ファーストインプレッションだと訳すと「第一印象」って事になりますな。実際にこのレンズで撮ってみた感想なので「事始め」の方が何となく気分かなと思いましてね、そういうタイトルにしてみました。(笑)タイトルって大切、いいタイトルが思い浮かぶと、それだけで文章書ける気がしますからね。
そういうわけで今回は満を持して買ってしまった、Xマウントの単焦点レンズ「XF27mm F2.8」についてアレコレ書いてみようかと。買ってからしばらく経っているので、すでに名作がいっぱいで選べませんよって言いたいのですけどね、実は全然撮れてません。休日の度に雨だったり、お仕事入ってしまったりで、まともに撮れてませんよ。こういうのは結構ストレスですな。早く撮ってみたいし、記事にしたいし、色々思いはあるのにお家で撫で回しているだけなんて。(笑)

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ま、一応スペック辺りも書いておきますね。大きさは森永エンゼルパイぐらい、全長の短いパンケーキタイプなのでボディーに付けても出っ張り感を感じさせません。重さ78gとXマウントレンズの中では最軽量、手にしてもレンズ持ってる感じがしませんな。(笑)35ミリ換算で41ミリ、画角55.5度、絞りリングは無くてボディー側のフロントコマンドダイヤルでコントロールするタイプ、絞りオートで使うときには最小絞りから更にダイヤル回すとオートになります、ここチョット面倒くさいところ。
オートフォーカスは速いですな、動いてる音がしっかりします。動作音が耳障りというレビュー記事を見ましたけど、オジサン全然気になりませんでした。雑踏の中で撮っていて、そんなもん聞こえませんよ。図書館で盗撮するには、うるさいでしょうけどね。(笑)
最短撮影距離は34cmと寄れないレンズですけど、軽快にスナップするには何の問題もないかと。専用フードはありません。パンケーキレンズなので持ち歩き優先でフードを用意しなかったのか、無くても問題ない性能なのか、確かめてみなくてはなりませんな。今時のレンズですからたぶん無くても問題無いように設計しているかと。(笑)

_dsf5396_blog クラシックカメラを使っておりますと、今どきのレンズって、ここまでやらないとフレアが出ないのってぐらい出ないのにオドロキますな。左は太陽画面の隅っこに入れて、無理やりフレアが出るように頑張りました。で、右の写真、カメラをちょこっと下に向けるともう出ない。フード用意してなくても実用上問題無いって事でしょうな。


というわけで、やっとこさ晴れた休日に持ち出して撮ってみました。まず使い勝手ですけど、軽くて小さいので全く負担になりません、軽快にサクサク撮れますなって、サクサク歩けないのでじわじわ撮り歩きましたけど何だかいい感じ。
オジサンが今まで使ってきたカメラで言うとFujica35-SEやマミヤ35S、ミノルタA5のようなレンズ交換のできないレンジファインダーカメラで撮り歩いているような感じとでも言いましょうか。丁度いい画角が遠近感を強調するでもなく、自然で見たままに撮れます。
しばらく撮り歩いていると、画角が身に付いてきて、このぐらいの所からカメラを構えると、この範囲が丁度画面に入るなってのが分かるようになります。ズームレンズが当たり前の今時に、あえて単焦点レンズを使う一番の楽しい部分。画角と視線が一体化してカメラが眼の延長になるような感覚。こうなるとやめられない止まらない、カメラはかっぱえびせん状態に。(笑)

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眼にした物全部撮ってやるって気分で撮り歩くには最高のレンズかと。さんざん撮り歩いても、この軽さだと疲れませんしね。ヘタレオジサンにはもってこいでした。ということで今回の写真はすべてXF27mm F2.8で撮ったものです。
久々にがっつり撮り歩いた後の一杯が、いつもより美味しく感じたのは言うまでもありません。(笑)

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2018年10月 7日 (日)

最初の純正単焦点レンズはXF27mm F2.8 ブラックで。

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レンズ交換のできるカメラで、レンズを楽しまない手はありません。撮れる写真と楽しみ方に幅が出ますからね。オジサンの持ってるカメラでレンズ交換のできる物は、ちゃんとレンズも探して、ひとつのボディーに何本かのレンズを楽しめるようにしています。例外はTENAX IIとROBOT STAR1、ホント見つかりませんな、コレクターズアイテムなので諦めましたけどね。(笑)
今年の春に買ってから、すっかりオジサンの楽しいカメラになっている富士フイルムさんのX-T20、マウントアダプターを使えば今まで使ってきたオールドレンズが生かせるという事で、しっかり楽しんでおりますよ。写ルンですのレンズを流用したキワモノ交換レンズなんてのも買ってしまったり。X-T20のボディー1台にレンズだけはたくさんあるというパラダイス。(笑)ところが純正レンズとなるとキットレンズのXF18-55mm F2.8-4 R LM OISだけ。
他社に比べて単焦点レンズのラインナップが豊富なのに、ひとつも持って無いというのは富士フイルムさんのカメラを語る上で完全に片手落ち。ま、純正レンズとなると、なかなかおいそれとは買えない事情もあったのですけど、もう我慢の限界って事でまずは一本買いました。
候補にあげていたのは3本、昭和なカメラ好きオジサンなのでね、広角、標準、望遠というセオリー通りのレンズ選びなのですけど、その中から標準域の画角に相当するレンズを手始めにという事でXF27mm F2.8を買いました。
その昔準標準レンズなんて呼ばれていた、35ミリレンズ(35ミリ換算)まで標準レンズのカテゴリーに入れるとすると富士フイルムさんのラインナップは4本も選べるレンズがあったのですけど、その中からXF27mm F2.8を選んだわけは、35ミリ換算で41ミリなので、マウントアダプターで付けられる手持ちのオールドレンズと焦点距離がバッティングしないところと、パンケーキ型レンズなので非常にコンパクトで常時付けっぱなしにできる携帯性の良さに、50ミリレンズ(35ミリ換算)よりやや広角な画角が気に入ったのですな。
オジサンが今まで使ってきた35ミリカメラの中には40ミリレンズが付いた物が結構ありました、オリンパストリップ35やペトリカラー35がそう、他にも大体38ミリから45ミリぐらいのレンズが付いてましたな、フジペット35やキャノネットは45ミリ、コニカ C35は38ミリでした。そういうカメラで名作(笑)をモノにしてきたオジサンは、その辺りの画角がしっくりくる体になってしまったわけで、付かず離れずの距離感とでもいいましょうか。
XF27mm F2.8はその辺りドンピシャなレンズ、最初は中古で探そうかと思ったのですけどね、1本目のレンズですからヨドバシで新品を。で、悩ましいのがシルバーとブラックの2種類あるところ、どっちがX-T20に似合うか問題。お店の人に声をかけたら、ショーウインドーから両方出してくれたので取っ替え引っ替えしてブラックに決定。シルバーボディーなので同じシルバーにするつもりだったのですけどね、付けてみるとブラックもいいなぁと。(笑)
満を持して買ってしまったXF27mm F2.8、まだ全然撮りに行けてません。雨ばかりでお家でなで回しているという、なのでファーストインプレッションと名作はしばしお待ちを。(笑)

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2018年10月 6日 (土)

ニコンES-1でフィルム複写のあれこれ(後編)

ニコンスライドコピーアダプターES-1と、フルサイズデジタル一眼レフ、キヤノンEOS 5D MarkIIに、EF100mmF2.8マクロの組み合わせでの複写は、先達のチャレンジを参考にしてうまく行きました。ただこれで終わってしまっては、このブログ的に面白くないので、APS-Cの富士フイルムX-T20でも何とかならないかやってみた顛末を。方法は同じなのですけどね。(笑)
最初にお断りしておきますけど、オジサンXマウントの純正マクロレンズは持っていません。60ミリと80ミリが発売されてますけど、等倍撮影ができるのは80ミリ、60ミリはマクロエクステンションチューブを付けても等倍に足りないのですな。
画面いっぱいに複写するには等倍撮影前提なので、80ミリって事になるのですけど、希望小売り価格16万円越えのレンズを、おいそれとは買えません、なので残念ながらできませんでした、皆様ごめんなさいサヨウナラでは怒られちゃいますからね、何とかしましたよ。(笑)
まずミラーレス機はマウントアダプターで様々なレンズが付けられるので、それを利用して手持ちのオールドレンズでチャレンジ。登場願ったのはキヤノンFD50mm F3.5マクロ。マウントアダプターさえあればニコンでもペンタックスでもオリンパスでも、往年の一眼レフ用マクロレンズが使えますし、中古でも手ごろな価格で買えますから、これを利用してやろうかと。
ただこの時代のマクロレンズって、単体では等倍撮影できない物が多いのですな。エクステンションチューブを付けると等倍撮影になるわけで。中古カメラ屋さんでマクロレンズを探すと、エクステンションチューブとセットが結構あります。オジサンもそれを見つけて買っておいたものを今回使いました。
なぜ等倍撮影にこだわるかというと、等倍じゃないとES-1を付けても画面いっぱいに複写できないのですな、ふた周りぐらい小さい。で、温存しておいたエクステンションチュープFD25を付けました。これで等倍撮影OK、ES-1を付けてマウントアダプタでX-T20に付けてみると、APS-Cなのでフルサイズ用50ミリマクロレンズは、焦点距離が1.5倍の75ミリ相当になって、画面からはみ出る大きさで複写になってしまいます。なのでメタルレンズフードを1個間に入れて全長をやや延ばしたらバッチリでした。最新のマクロレンズじゃなくても、絞り込んで撮るので画質的には全然問題無し。
面白かったのが、Velviaで撮ったフィルムを、X-T20のフィルムシミュレーションをVelviaにして複写すると派手派手になったり、クラシッククロームで複写したら退色したみたいになったりしたところって、バカなことやってますな。(笑)
それからX-T20は背面液晶パネルがチルトできるので、それを見ながらフィルムの傾きなどを調整しましたけど、これ便利って思いました。EOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロより、はるかに取り回しが良かったですな。サクサクとまでは行きませんけど、いい流れで複写できたので全然OK。純正マクロレンズに手が出ないオジサンは、こんな方法でやってみましたけど、思った以上にいい結果だった事を最後に申し上げておきますね。

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複写したもの2点、画面クリックで拡大します。上は1996年の大晦日に工事中の明石海峡大橋を高台から撮ったもの。EOS-1NにEF85mmF1.8USM、フィルムはベルビア、ISO感度50、絞りF8、シャッタースピード1/100。下は1995年8月11日尾道水道と町並みを千光寺公園に上る途中から撮ったもの。T90にFD85mmF1.8、フィルムは同じくベルビア、ISO感度50、絞りF5.6、シャッタースピード1/125、PLフィルターで海面の反射を抑えて撮ってました。

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撮っている様子はこんな感じ。机の上で、立てかけたライトボックスに向けて、卓上三脚に付けたX-T20を置いて背面液晶パネルを引き出し、それを見ながらフィルムをセット。レンズの絞りは開放にして、マニュアルフォーカスアシストのフォーカスピーキングでピント合わせ。背面液晶パネルで複写写真が赤くなっているのはフォーカスピーキングの赤を設定しているため。で、ピントを合わせたら絞りをF16まで絞って撮影。ホワイトバランスはフィルムに合わせてデイライト(太陽光)。オートホワイトバランスにしたままだと、夕日を撮った写真などで、勝手にぜんぜん違う色調に補正されてしまいますのでね。RAWとJPG両方撮ってみましたけど、フィルムを再現するためのあとの補正や色調の微調整を考えるとRAWで撮っておくほうがいいと思いました。仕上がりはEOS 5D MarkIIで複写したものに比べてX-T20の方がきれいな感じがしましたな。レンズはオールドレンズなのにね。フィルム屋さんのカメラでフィルムを複写するからでしょうか。(笑)

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2018年10月 4日 (木)

ニコンES-1でフィルム複写のあれこれ(前編)

フィルムを複写するのにスライドコピーアダプターというモノがあります。マクロレンズの先端、フィルターねじが切ってあるところに装着して使う、筒の先に乳白アクリル板の付いたフィルムを挟み込む部品が付いているというシロモノ。フィルム一眼レフ全盛期にはメーカー各社のみならず写真用品メーカーからも出ていたアクセサリーだったのですけどね、フィルムをフィルムで複写するのでニッチな用途向けだったかと。
長年使ってきたニコンのフィルムスキャナが壊れたとき、デジタル一眼レフで複写に方向転換したオジサン、色々やってみた事は、今までいっぱい書いておりますので参考にしていただければと。(笑)2000万画素を越えるようなカメラだと複写しても十分すぎる画質なのですな、フィルムスキャナと比べて全く見劣りしませんでした。(参考記事)
なのでそれを更に手軽にできるようにと思って買っておいたのが「ニコンスライドコピーアダプター ES-1」。後継のES-2が今年発売されましたけど、ニコンHPの希望小売価格21,600円と、長年フィルムで撮ってきた写真ファンに、助走付けて跳び蹴り食らわすようなヒドイ価格設定、買えませんよ。フィルムフォルダーや付属品が付いているとはいえ、このお値段はチョットねぇ。前のES-1は3500円ほどで買えます、ただもう在庫限りっぽいので、興味のある方はお早めに。
で、このES-1、元々ニコンの40ミリや60ミリマクロレンズに付けて使うものなので、90ミリや100ミリマクロレンズだと全長を延ばしてやらないとピントがこないので使えません。この辺りの技は検索すると先達の参考になる事例が出てきますのでね、オジサンもそれにしっかり頼りました。(笑)早い話、ステップアップリングやステップダウンリングとメタルレンズフードをいくつか繋いで長くしてしまうわけで、早速チャレンジ。
まずはEOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロ付けてその先端にES-1を付けたらこんな感じ、不細工ですけどレンズに直接付けるので手ぶれも関係なし。この状態でライトボックスの発光面に向けて撮ればいいわけで、晴れた日なら外に向けて撮っても大丈夫かと。
ES-1単体である程度長さの調節ができるようになっているので、ファインダー見ながら大きさを調整して、F16ぐらいに絞り込んで撮ればOK。ただフィルムを画面めいっぱいの大きさで複写しようとすると結構苦労します、きちんとセンターに来るように、フィルムを挟み込むのが難しいのですな。なので画面の縁にやや余裕を持たせて複写しておいて、後でPhotoshopなどでトリミングと傾きを直した方が手っ取り早いかと。それからフィルムのホコリはきちんとブロアーで吹き飛ばすことは忘れずに、キレイにしたつもりでも結構写り込みますからね。
このES-1、マウントされたスライドフィルム用なので、6コマ繋がったネガフィルムは、透明プラ板や厚紙でフィルムフォルダを自作する必要があります。フィルムを挟み込めればいいので、そんなに難しくはないと思いますな。検索するとプラスチックのスライドマウントを流用したり、100円均一ショップで売っている、診察券などを入れておくカードケースの大きなサイズのを流用して作っている方が出てきましたけど、これグッドアイデアだなぁと思いました。お金をかけずに創意工夫で解決するって楽しいですからね。
大量の複写は手間がかかるので向いていませんけど、フィルムで撮った名作を高画質でデジタル化する道は開けたわけで。ただこのままでは終わってしまっては面白くありませんからね、X-T20でもチャレンジした顛末は後編で。(笑)

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これがEOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロで複写するときの全容です。メタルレンズフードをステップアップリングでつないで、この長さにしないとピントがこないのですな。メタルレンズフードの太さ違いが、ひとつ混じっているのは、ヨドバシに同じ太さのが三つしか売ってなかったので、仕方なく違う口径のを買いました。(泣)見た目不細工ですけど気にしない気にしない、用は複写できればいいのでね。(笑)

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で、複写してみたのがこれ、画像クリックで拡大します。きちんとセンターにフィルムが来るように挟み込むのにコツがいるのでこんなふうにズレちゃうわけですな、ただ画面が切れたりせずにギリギリ入っているのでイイかと。(笑)デジタル化した写真自体はもう十分なクオリティですな、文句言いませんよ。写真は今から30年前の1988年4月に神戸王子動物園内のハンター邸を正面から撮ったもの。オリジナル原版はリバーサルフィルムのRDP、ISO感度100、カメラはキャノンT90にレンズはタムロンQZ-210M 85-210mmF4.5という懐かしさ。(笑)データを見るとF5.6でシャッタースピード1/500で撮ってました。複写すると、どうしてもややコントラストが付いてしまうので、ライトボックスに乗せたオリジナル原版を見ながら微調整、シャープネスはほとんどかけてません、2000万画素を超えるデジカメで複写だとシャープネスをかけ過ぎるとフィルムの粒状感のほうが目立ってしまうので。

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2018年9月22日 (土)

単焦点レンズって、選んでいるときが楽しい。

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カメラといえば一眼レフだった頃、どのメーカーもレンズやアクセサリーのラインナップをズラリ展開していました、そこにメーカーの個性があったわけで。オリンパスは天体撮影やマクロ撮影の機材が充実していた印象がありますし、キヤノンはレンズのカラーバランスが統一されているので、広告系カメラマンに支持されていたり、ニコンのシャープさはもはや神話のようになってたり、そんなレンズやアクセサリーの豊富さがカメラを選ぶときの選択肢にもなっていた時代。
レンズ交換の出来る一眼レフですから当然ですけど、いつか使ってみたい憧れのレンズがあるって言うのは、それだけで将来に夢が広がって、楽しかったですからね。ショールームやサービスセンターによくカタログもらいに行ったなぁ。(笑)
レンズは欲しいけど、お金がなくて純正レンズなんて、とても買えなかった若い頃、トキナー、タムロン、シグマを筆頭にたくさんあったレンズ専業メーカーの安いレンズにお世話になりましたな。オジサン、トキナーの90ミリマクロレンズを愛用しておりましたよ。(笑)
コンパクトで高倍率なズームレンズも人気がありましたけど、開放F値の暗さと画質面でまだまだ単焦点レンズに人気があったので、カメラメーカー各社、同じ焦点距離でF値違いのものが3本ぐらいラインナップされてましたな。
当然明るいレンズは、お値段も別物、キヤノンだとそういうレンズは赤帯のLレンズ、いろんな意味で、金に糸目は付けない贅沢な設計のプロ御用達レンズ。キヤノン使いには憧れでした。Lレンズだけのカタログなんてありましたからね、今でも持ってます。(笑)

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あの頃はレンズを揃えていくのにも、一眼レフは大抵50ミリ標準レンズ付きで売られていたので、それを中心に半分と倍の焦点距離を選ぶという、分かりやすい選び方が主流でした、カメラの雑誌でもそういう薦め方をしてましたな。
広角側は28ミリか24ミリ、望遠側は100ミリか135ミリ。50ミリ標準レンズと広角望遠の各1本あれば、大抵の物は撮れると言うことだったのですな。今はそれが標準ズームレンズ一本に置き換わってます。ボディーと一緒に買うとかなりお得なキットレンズなんて、各社ほぼ同じ焦点距離のズームレンズが付いてますからね。それだけズームレンズが高性能になって、レンズといえばズームレンズを指すぐらい当たり前になったわけで。
そんなわけで最初の一本が標準ズームレンズだと、次の一本を単焦点レンズから選ぶときに困りますな。標準ズームだけで、ほぼ日常の写真は撮れますからね。焦点距離がかぶっても、あえて単焦点レンズを使いたいときに悩ましいのですよ。標準ズームレンズで、それまで撮ってきた写真のExjfデータを見て、一番よく使っている焦点距離と近い単焦点レンズを選ぶのが得策かと。
X-T20を使いだして、そろそろ純正単焦点レンズを揃えたいなと思っているのですけどね、富士フイルムさんのレンズラインナップって、単焦点レンズが実に豊富、どのレンズもネットでの評価も高いし、神レンズなんて呼ばれているモノもあって選べないのですよ。なのでカタログすり切れるまで見ています、カバンに放り込んであるのでもはやボロボロ、本当にすり切れてますよ。何度眺めていても飽きませんな。(笑)
もし宝くじでも当たったら、ヨドバシカメラで富士フイルムさんのレンズカタログ見せて、「全部包んでちょうだい」って言えるのですけどね。そんなの一度やってみたいですな。(笑)

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2018年8月26日 (日)

気分はモノクローム目線で街歩き。

モノクロ写真って何だか雰囲気があります。色彩が無い分、階調やフォルムが際立つのでそう見えるのでしょうね。同じ景色もモノクロで撮った方が奥行きを感じたりする事ってあるでしょ。
じゃあ何でもかんでもモノクロで撮ったらいい雰囲気になるのかっていうとそうじゃないのですな。むしろカラーの時よりもアンテナ研ぎ澄まして物を見ないと全然イケてない写真になってしまいます。このあたりがモノクロ写真の醍醐味と言いましょうか、ハマってしまう部分なのですな。まず脳味噌と目玉をモノクロモードに切り替えないといけません。
若いときはお金が無かったし、写真を始めるならモノクロって感じだったので、行きつけの写真屋さんでフィート缶から35ミリパトローネに巻き直して、安く売ってくれていたフィルムで撮ってました。
何でもかんでも撮ってましたけど、コンタクトプリントを作って眺めていると分かってきたのが、物の形と言いますか、フォルムや陰影だけでなく、色のある物をモノクロに置き換えるわけですから、まず色を見なくてはならないって事でした。モノクロ写真なのに何で色を見るのって思うかもしれませんけどね、ココ重要、試験に出ます。(笑)
子供の頃持ってた色鉛筆の紙箱の裏に載ってた色相環図、色んな色が順番にリング状に載ってたやつ。この対角線の色同士がいわゆる補色、赤と緑、青と黄色なんてのがそうです。この補色をモノクロで撮るとほぼ同じグレーに写ります。
赤と緑なんてカラーだと全然違う色なのに同じグレー、色相が違っても彩度と明度が同じならモノクロにしたとき同じグレーに写るのですな。

L36481_blog赤い壁に緑のサボテン、モノクロで撮るとどっちも同じグレーでメリハリなし。印象もまるっきり違ってきます。

試しにイタリア国旗やハイビスカスみたいな真っ赤な花に緑の葉っぱの植物をモノクロで撮ってみるとよくわかります。なんだかメリハリ無くて冴えない写真になるかと。南京町のような色彩があふれかえっている観光地でモノクロで撮ってみると、なんだかつまらない写真になってしまったりするわけで。そういう場合に、特定の色を強調したりコントラストを上げるためにモノクロ用フィルターを使ったりしてましたな。

_dsf4043_blogレストランのイタリア国旗を撮ってみました。モノクロだと緑と赤がほぼ同じグレーに写ります。そこでレッドフィルターを付けて撮ると、赤の部分はレッドフィルターで打ち消し合って薄いグレーに写ります。

カラーで見るときれいな物が、モノクロにすると別物になってしまうってのを逆算して物を見なくてはならないところに面白さがあるのですけどね。デジカメだとその辺りを試しながら撮れるのが良いところ。最近はX-T20のブラケット撮影でカラーとモノクロ両方を撮っておくなんてのをやってます。
どんな物がモノクロに向くのか、後で見ながら作戦立てられますからね。昔モノクロばかりで撮っていたときの事を思い出しますな、なんだか楽しい。気分はモノクローム目線で撮り歩く休日、いかがでしょうか。

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2018年8月25日 (土)

写ルンですのレンズ2枚で広角にしたWtulens。

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写ルンですのレンズを流用したミラーレス用交換レンズGIZMON Utulensと一緒に買ってしまった「Wtulens」。こちらも写ルンですのレンズを流用している点では同じなのですけど、レンズ2枚を対称型に配置することによって広角レンズにしてしまったというシロモノ。
フルサイズセンサーのカメラに付けると約17mmの広角になります。X-T20のようなAPS-Cサイズセンサーだと約25.5mmになりますけど広角レンズとしては十分楽しめるかと思いますね。絞りはF16固定で、ピントは0.5m~∞のパンフォーカスなのでピント合わせを気にすることなく、手ぶれにだけ注意してサクサク撮り歩くことが出来ますな。本家写ルンですのようにフィルムの巻き上げがないので、さらに軽快にスナップ出来るかと。暑いですけどね。(笑)

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レンズ構成の違い以外はUtulensと同じ、各社ミラーレスカメラ用マウントアダプタにレンズをねじ込んで使います。見た目はパンケーキレンズなので、付けっぱなしでもほとんど出っ張りもなく持ち歩くには便利かと。写ルンですの世界を楽しめる方なら、さらに広角で撮れるこのレンズは面白いのじゃないかと思いますね。画面の隅々まで高画質、周辺光量落ちや歪曲収差なんてガマンできんって方には、全くオススメできないレンズですけどね。
ま、そういう方はお高い高性能レンズをバンバン買っていただいて内需拡大に貢献していただければいいかと。富士フイルムさんの単焦点レンズは、ネットで見ても評判のいいモノばかり揃ってますのでね、オジサンまだ買えませんけど。(笑)

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良くも悪くも独特の写り具合が楽しい写ルンですのレンズを贅沢に2枚も使って、さらにクセのある写り具合にしてしまっているところに、独特の描写といいますか、味わいがある「Wtulens」。X-T20ボディーに写ルンですのレンズですから、どちらも富士フイルム様謹製、とらえようによってはこれも純正レンズだと言い張ってしまえるかも、オイオイ。(笑)
撮った写真を見てみると、画面中心部分と周辺部分の画質の差が歴然という分かりきった結果なのですけど、広角なので遠近感が強調される事もあって、なんだかそれが独特の味わいといいますか、Utulensに比べてさらに濃いめの写ルンですの世界を堪能できました。
これはもうパソコンで写真を拡大して、重箱の隅をつつくようなことを言うレンズではないですな。全体の雰囲気といいますか空気感を楽しむレンズではないかと。
短時間での試し撮りでしたけど、撮った写真を見ながら、レンズって楽しいって改めて思いました。こんなレンズばかり買ってないで、純正レンズを買えよって意見もあるかと思いますけどね、買いますよその内にね。(笑)

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2018年8月19日 (日)

中華機材って何でこんなに安いの。(笑)

100円均一ショップって便利ですな。ちょっと使いたいときに100円プラス消費税で事足りてしまいます。見てるとこんな物まで100円で売ってるのかってビックリするような物までありますからね、見て回るだけでも楽しいですな。
つい最近ですけど、休日の撮り歩きで汗ボトボト、なのにハンカチ忘れて、即100円均一ショップでハンドタオル買いました。レジでタグをはずしてもらってすぐ使いましたけどね、急に必要になったときにも便利ですな。
100円均一ショップの魅力って、きちんとしたメーカーのちゃんとした物を買うほどではないけど、必要になったり使いたくなったときの間に合わせに、100円なら文句言いわないってところだと思います、安さは正義ってところが良いわけで。
それと同じ事を、最近めきめき台頭してきている中国製の写真関連商品に感じました。ネットではそういうのを「中華○○」なんて呼んでますな。中華レンズ、中華ストロボ、中華三脚等々。安かろう悪かろうばかりでなく、世界に通用する品質のメーカーもどんどん出てきていて玉石混淆な状況の中国製品。
そういえば日本製品も同じ道を歩んで世界品質までなったわけで、安かろう悪かろうはメイドインジャパンの代名詞みたいに言われていた時代もありましたからね。中国製品も品質が良くなっていくことは間違いないかと思いますけど、それにしても安いですな。
Amazonで写真関連用品を眺めていたら、聞いたこともないメーカーがいっぱい出てきます。ホントにこの値段でいいのってのがズラリ、1万円もしない単焦点交換レンズなんて、オイオイちゃんと写るのかって不安になりますけど、妙なそそられ感がありますな。背景ボカして撮ったら餃子の形にボケるんじゃないかなんて想像してしまいます。(笑)
そんな中華機材を眺めていてちょっと欲しくなってしまったのが、商品撮影用のセット。ライトとスタンドに、背景用の布とそれを吊り下げるスタンドやら全部含めた一式で2万円しないなんて考えられない値段。
同じ物をプロ用機材のメーカーサイトで、一体いくらぐらいになるのか調べてみたら20倍でききませんでしたな、同じ金額でスタンド1本買えるかどうかって世界でした。(笑)
プロカメラマンが仕事で使うものは品質も耐久性も別物なので、それと比べるのがそもそもの間違いなのは分かってますけど、お家でちょっと格好良く写真を撮りたいとか、ブログに上げる写真をきれいに撮りたいなんて場合には中華機材で十分かと。
こんなの持ってたら便利だろうなぁってのがお手ごろ価格でズラリ出てきます。十分手が届く値段だと眺めていても楽しいですな、思わずポチッとカートに入れそうになりますよ。(笑)

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