街のあれこれ

2017年6月11日 (日)

路地裏は今日も晴れだった。

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色々お体の事情もありましてね、以前のように街を闊歩することが出来なくなっているオジサン。でも写真は撮りたいので、お出かけは事前に調べ尽くしてロスや無駄の無いように計画を立てています。もちろん持ち出すカメラもじっくり吟味。最小限の装備で楽しむ写真ライフ、これはこれで楽しいですな。というわけで、テクテクというよりヨタヨタ撮り歩いた事でも書こうかと。
土曜日は毎週リハビリに出かけています、その後に写真を撮り歩くのですけど、早い時間にリハビリの予約が取れたときはラッキー、写真撮る時間が増えますからね。みっちり1時間リハビリ受けた後は、何だか体の調子もいいので、その勢いで街を撮り歩くわけですな。リハビリの先生からも「歩いた方がいいよ」って言われてますのでね、歩行運動兼ねてカメラ片手に街をうろうろ。ゆっくりしか歩けませんので、あまり運動になっているかは分かりませんけど、趣味と実益を兼ねているので良いかと。(笑)
この間歩き回ったのは、地元の住宅街。昔は古い家が建ち並んでいた所で、その真中に小さな市場があったのですな。トイレも市場のはずれに共同トイレがあるような古い市場で、店主の高齢化、建物の老朽化でどんどんお店が減っていって、最後まで残った数軒は別の所に移転、取り壊されて更地のまま駐車場に使われていたのですが、今はビルが建ってしまって面影は全く無くなっています。
若い頃、よくこの市場を写真に撮っていたのですな、何ともいえない渋さというか風格があって、お気に入りの場所でした。お店の方々も皆さん気さくで、若造がずけずけ写真撮っていても怒られませんでしたな。駄菓子屋さんのおばあちゃんや、お好焼屋さんのおばちゃん、ペット屋さんのご主人など、何度も通う内に顔なじみになって写真を撮らせてもらった事を思い出しました。
その当時、毎月発行していた写真のミニコミ誌でこの市場を特集したところ、どこで目にしたのかは分かりませんが、メールが来たのですな、駄菓子屋さんのおばあちゃんのお孫さんだそうで、「祖母をかわいく撮って下さってありがとうございます」とのお礼でした。何だか嬉しくなって早速大きくプリントして送ったのは言うまでもありません。
小さなミニコミ誌でしたけどそれなりの反響はあったようで、市場の事を知らなかった人が買い物に来てくれたりしたそうで、しばらくして市場に写真撮りに出かけたところ、お菓子屋さんでお煎餅やら、鶏肉屋さんで焼鳥やらいっぱい貰いましたな。(笑)
そんな市場のあった場所の周りにはまだほんの少しですが、古い街並みが残っている所があって、その辺りを撮り歩いてみたわけで。当時は高い建物なんて無かったのですが、今はマンションが建ったり、今時の木造3階立て住宅が建ってたりしてあの頃のようには写真が撮れませんでしたけど、舗装もされてない路地がまだ残っていたりしてちょっとタイムスリップ感もある楽しい街歩きでした。
フィルムカメラで、いつものように露出計で測ってたった一枚のために手間をかける、それが何だか今の自分の身の丈に合っているような気がして丁寧に撮りました。
たくさんは歩けないのでほんの小さなエリアをじっくり撮り歩くしかできませんでしたけど、何だか写真の楽しみってこれなんだよな~と改めて思ったわけで。日差しの差し込む路地裏はオジサンにとってのワンダーランド。疲れましたが何だか爽快な一日でした。(笑)

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在りし日の市場の様子、小さな市場でしたけど、風格がありました。

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2017年2月12日 (日)

闊歩は無理だから、じわじわウロウロ。

皆さんにとって街の楽しさって何でしょうか、賑わいですか、ショッピングですか、グルメですか。オジサンの場合はズバリ観察。よく見て街のアレコレを写真に撮るのが楽しいのですな。街には人が作り出したマヌケなものや、滑稽なもの、面白いものがたくさんありますって何度か書いておりますけど、その気持ちは今でも変わりません。ただ漠然と歩いていると気が付かないようなものを、観察しながら撮り歩くわけで、他の人から見れば、わけの分からないものばかり撮っている、ちょいとおかしな徘徊オジサン。(笑)
何に感動するかは人それぞれ、オジサンは街の景色の隙間に心が動く人。スローペースになっておりますが、休日は天気を見て、カメラとフィルムを選んで、のんびりお出かけ。何時も同じような所ばかり歩き回って、そんなに写真撮るものなんてあるのって聞かれると、コレがあるのですね。街は毎日変化していますのでね、犬も歩けば棒に当たるならぬ、オジサンもうろつけば何か見つけてしまうのですな。(笑)これは長年観察してきたから分かることなのかもしれませんけどね、見過ごしてしまいそうなちょっとした事が面白かったりするわけで。

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特にここ最近は辻斬りのように撮り歩けなくなって、ペンギンのような歩き方になっておりますが、な~に急ぐ事なんて何もありませんからね、ゆっくり観察しながらじわじわ歩いておりますよ。で、じわじわ露出計で測って、じわじわカメラを構えるわけですな。撮る瞬間だけはじわじわだとブレますのでね、シャキッとシャッター押してます。(笑)
歩き疲れたら一休み、この一休みがどんどん増えてますな、もう休んでばっかり。街中だとコンビニがそこかしこにあるので便利です。表にベンチを置いてくれているお店や、中にイートインスペースがあるお店で、トイレを借りて、100円のコーヒー買って一休み。
忘れない内に撮影データをメモしています。デジタルカメラだと勝手に情報も記録されるので必要ありませんが、フィルムカメラだとそんなのありませんからね、特にリバーサルフィルムの時は次の参考になるかと思って、何時もメモしていたので何となく癖になってます。
ま、現像上がりを見れば思い出すのですけどね、そんなに露出のパターンを変えて撮ることなんてありませんから、天気の具合を見れば基本の露出は決まります、そこからどれぐらいシフトさせるかだけなので3パターンぐらいでほぼOK。
一休みしながら次はどっちに向いて歩こうかと。最終的には、行きつけの酒場方面へ向かうのがいつものパターン。一日撮り歩いた後の一人ご苦労さん会が締めのお楽しみなのでありますよ(笑)

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2016年12月15日 (木)

拝啓JR様、元町駅にエスカレーターを。

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以前「元町が神戸の玄関になれない三つのわけ」という記事を書きましたが、今回はその中で出てきた元町駅に的を絞っていろいろ不満をぶつけてみようと思った次第。
三宮駅、元町駅、神戸駅と東から順番に三つ並んだ駅は神戸の賑やかな場所に直結しているのですが、真中の元町駅は三宮方面にも神戸方面にも便利な立地にありながら駅の設備は一番ダメダメな時代遅れな駅。少し前に東口のトイレがきれいになって、最近西口の階段に手すりが増設されましたが、それでもバリアフリーとはとても言えない昔の駅のままなのですな。
駅の大きさは三宮駅、神戸駅と比べて見劣りしないだけの十分な大きさがあるのに、何故か放置プレイで便利にならない。たぶん耐震補強や、高架下のお店との交渉や、いろいろややこしい事情があるのでしょうけどね、想像ですが。(笑)
元町駅に望むのは、まずあの長い階段にエスカレーターを付けて欲しい所。隣の神戸駅はもっと幅の狭い階段なのにいっぱいエスカレーター付いてますからね、階段よりエスカレーターがメインになっています。ハーバーランドで港の写真撮ったり、行きつけの中古カメラ屋さんに行くときには神戸駅で降りるのですが、足下のおぼつかないオジサンには、ずいぶん助かります。
それに比べると元町駅は電車に乗るのも降りるのも、長い階段を延々歩かなくてはなりません。エレベーターは西口にしかないので、大丸やセンター街に近い方の東口は歩くしかないのですな。休日など、杖をついたお年寄りが手すりに掴まりながらゆっくりゆっくり上り下りしている姿を多数見かけます、結構しんどそう。
神戸駅に比べても十分な階段の幅があるので、エスカレーターを付けられないなんて事は無いと思うのですけどね。いつまで経っても工事が始まる気配すらありませんな。専門家じゃないので分かりませんが、エスカレーターを付けるのってそんなにややこしい工事なのでしょうか。工事の間中囲いを作って塞いでしまっても、元々の階段の幅があるので通行に支障は無いかと思うのですけどね。
乗り換えのために、地下にある阪神元町駅から階段を上がり地上に出て、さらにJR元町駅の階段を上がるとさすがにしんどい。仕事帰りだと結構こたえます。電車が来そうだから、あわてて駆け上がるなんてもう出来ませんな。ま、駆け込み乗車は危険ですから止めた方がいいですけどね。
便利な場所にあるのに便利じゃない元町駅、平成も28年になるというのに未だに昭和なままでホントにいいのって思うのはオジサンだけではないと思うのですけどね。(笑)

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2016年12月 3日 (土)

阪神電車でプチ旅行

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阪神間(大阪と神戸の間)には山側から順に阪急、JR、阪神の三つの電車が平行して走っておりますが、オジサンが好きなのは阪神電車。2009年には阪神なんば線が開業、近鉄と相互直通運転が始まって、奈良に行くのに便利になりましたな。
大阪から伊勢や名古屋への長距離輸送がメインの近鉄と、1キロごとに駅がある、短距離輸送がメインの庶民の下駄、阪神が相互乗り入れするなんて思いませんでしたからね。元々計画は昔からあったようでようやく実現したそうですってのをテレビのドキュメンタリー番組で見ました。
それまでは奈良に行こうとすると、梅田(大阪)まで出て、環状線に乗って、それから近鉄に乗ってとややこしかったのですが、今は阪神三宮駅から奈良行き一本で寝ていれば着きますのでね、実に楽。正倉院展を見に行ったり、伊勢神宮に初詣行ったりに結構利用しましたな。往復の割引チケットなんかも発売されますし、便利になりました。
京都に比べると、奈良って地味な感じがしますが、結構面白いところがあるのですよ、JR奈良駅より近鉄奈良駅の方がにぎやかだし、便利がいいのでそこまで直通というのはありがたいわけで、京都とは違う雰囲気の古都を散策するのにはもってこいだと思いますね。
反対に奈良の方も神戸に来やすくなったと思いますのでね、どんどん観光に来ていただいて、神戸ビーフや、ケーキや、中華料理を食べていただきたいですな。(笑)
で、阪神電車のオハナシ。山の手を走る阪急は、どの駅も何となくおしゃれな感じがするのですけどね、コテコテの街中を走る阪神は、近鉄と相互乗り入れするようになって、ずいぶん駅も改修されてきれいになりましたけど、おしゃれではないですな、それがいいのですけどね。
駅の間隔が短いので、沿線の街歩きにはもってこい。撮り歩いていると次の駅にたどり着いてしまいます。歩き疲れてもすぐに電車に乗ってしまえるのでカラダに優しい街歩きが出来るかと。ヘタレなオジサンには丁度いいのですな。
ま、もう一駅、もう一駅と思いながらテクテク歩いていると、気が付くと結構な距離を歩いていることになるのですけどね、イイ意味で足のリハビリ。阪神電車の側からすると、電車にちっとも乗ってくれなくて、線路沿いをテクテク歩かれたのでは商売上がったりなわけですけどね、タイガースで儲けてるんだからオジサンひとりぐらいイイでしょう。(笑)
特に各駅停車の普通電車が楽しいですな。駅数が多いので、走り出したとたんに「もう次の駅ですか」というせわしなさが、居眠りしようにもなかなか寝かせてくれないのですけどね。そしてどの駅で降りてもオジサンにとっては素晴らしい街が転がっておりますな。
街の徘徊者にとっては、ワクワクが一杯の阪神沿線、疲れたらそこで終了して電車に乗ってもいいし、下町の酒場で一杯というのも楽しいですな。(笑)

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2016年11月29日 (火)

街歩きでオモシロ怖かったこと4

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街歩きはハプニングで一杯だったら写真撮るのも記事書くのも苦労はないですな。だけど現実にはそんなに面白い事ばかりに遭遇するわけではないのが普通。ところがいっぱい歩き回っているとそれなりにハプニングにも遭遇します。それだけの量歩いてきたからだと思いますが、思い出しつつ記事を書こうというわけで。
オジサンの場合、ほとんど忘れていることが多いのですが、昔撮った写真を眺めているとなぜか鮮明に思い出しますな。不思議なことですが、ちゃんと思い出せる。なので昔撮った写真はオジサンの記憶をたどる道しるべ、ぼけ防止に出してきて眺めておりますよ。(笑)

某地方都市で撮り歩いていたところ、いきなりマイクを持ったお姉さんがずかずかと寄ってきて、「地元の魅力について教えて下さい」。
どうやらラジオの生放送の収録で、街行く人にインタビューしているようだったのですが、でかいリュック背負って、両肩に一眼レフぶら下げた、いかにも旅人者に何で地元のこと聞くの?何も答えられませんが、と思ったのですが、そこは関西人の性、「う~ん、美人が多い所かなぁ」と適当な返事、お姉さんがきれいじゃなかったら無視して通り過ぎていたシーン。

写真撮りに出かけたら、あるイベントの真っ最中で人で一杯。トイレに行きたくなって、入って用を足していたら、オバチャンの3人組がずかずかと。「ゴメンネ~女性トイレいっぱいやったから」緊急事態なのは分かりますけどね、男性用トイレに平気で入ってくるって何なのよ。
オバチャンが3人寄れば怖いもん無しって、それはルール違反でしょう。いきなり入ってこられたらこっちがコワイ。関西人のオバチャンってこういうの平気ですからね。困ったもんですな。

地方の商店街を行ったり来たりしながら撮り歩いて、ちょいと休憩と入った喫茶店。そこにいたお客さんたちが、やたら写真の事を聞いてくるので何だろうと思ったら、地元の写真クラブの方々が集まるお店でした。
両肩にカメラ、でかいカメラバッグに三脚まで持った重装備で撮り歩く姿を見られていたようで、どうやらプロのカメラマンと間違われたみたい。今まで撮った写真を見せられて質問責め、コンテストに入賞した武勇伝やら聞かされて、全然休憩できなかったですな、かえって疲れました。ビール一本おごってくれましたけどね。(笑)

撮った写真を見返せばよみがえる、ハプニングの数々。街歩きは面白いものの発見だけでなく、面白い人との遭遇も楽しいところ。全部含めて楽しかった思い出がぎっしり詰まっています。だから街を撮るのを止められないのかもしれません。(笑)

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2016年10月25日 (火)

建物を人に見立てると、街並みは面白い。

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仕事の行き帰りに電車の窓から見る景色が結構面白いのですな。高架を走るので、高い位置から街並みを眺めることが出来て遠くまで見渡しが利きます。毎日の事なので、変わり映えのしない景色の何が面白いのって思うかもしれませんが、それは違います。街は生き物、日々どこかが変わっていますのでね、観察していると色々面白いのですな、つかの間の街並みウォッチングを楽しむわけでありますよ。(笑)
新しい建物が建ち始める様子に出くわすと、以前はどんな建物が建っていたか思い出せますか。コレが以外と思い出せない、毎日見ているはずの景色なのにね。以外と見ている様で見ていないのですな、漠然と景色としてしか見ていないから記憶しているようで残ってない、ところが観察する気で見ていると、全体を見ていてもちょっと変わった所に気が付くという。よく雑誌のクイズコーナーで見かける、二つのイラストのマチガイ探しのような感じ、昨日と今日とで違う所のマチガイ探しとでも言いましょうか。
そんなこんなで街の様子を楽しんでいるオジサン、建物って一度建ってしまうとウン十年その場所にあるわけですから、古い建物と新しい建物が混在して街の景観になっているわけで、コレを人に見立てると面白いんじゃないかとフト思ったのですな。
例えば最近多くなったタワーマンションなんてのは、背が高くて体格のいい今時の若者のような感じ、街並みの中で飛び出るように目立つのですが、立派というより華奢な感じがします。重厚さがないのですな、機能美とでもいいましょうか、どこのタワーマンションも同じように見えてしまいます。
それよりもう少し前の時代のマンションは外装がタイル張りだったりして、どっしりした印象、そんなに高層でもないですしね。てっぺんに工務店の名前が書いてあるのが多いですな。お腹の出てきた中年という感じでしょうか。
もっと昔の高度経済成長期の団地なんて今見るとホント小さい、そのころはモダンな建物だったのでしょうが、味も素っ気もないコンクリートの建物で窓も小さいですな。小じんまりしていてお年寄りのような感じ。
雑居ビルも見ていると面白いですな、一階にお店があって上の階は住居や事務所になっているようなの。建物にもその時代の流行がありますからね、見ているといつ頃の建物か想像がつきます。建った時代がバラバラの建物が隙間無くひしめき合っていて街の景観なのが面白いわけで。
毎日眺めていると、ある日突然囲いが出来て取り壊されてしまったり、老朽化や耐震補強が出来ないとか事情があるのでしょうが、そこだけ更地になってぽっかり空間になってしまうと、今まで隠れて見えなかったものが見えたりします。
新しく建物が建つのかなって見ているとコインパーキングになってしまったり。毎日見ているから気付く街の事情。気になった所や面白そうな所は覚えておいて、休日にカメラ片手に歩いてみるのも面白いですな。

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2016年5月31日 (火)

遠ざかる、なじみのお店

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先代がいらっしゃった頃はよく行っていた、家族でやっていた餃子屋さん。息子さんが継いでから事業拡大、お店もきれいにして、メニューも充実、従業員も増やして商売繁盛。冷凍食品にしたギフト商品も売り出して、ネットでも買えるようになりました。
いつも酔っぱらっていた酒飲みの先代とは正反対の、まじめな息子さんがまじめに商売したのだから当然の成り行き、おかげでいつも行列ができる人気店になってます。
でもね~、オジサンは先代の頃の方が良かったなぁと。行列なんて全く無かったし、おなじみさんばかりで、観光客でいっぱいなんてことなかったですし。
酔っぱらって仕事のじゃまばかりしている先代を怒りながら家族で餃子を包んでいるのを眺めつつビールを飲み、焼けるのを待っているのが楽しかったのですな。お店が繁盛しているのはいいことですが、仕事帰りにチョット餃子でもって思って前を通りかかっても、人が並んでいたらやめとこうかと。オジサンが入り込む隙間がもう無くなったように思うのですよ。
もうひとつ。お店が出来てすぐに、同僚と冷やかしのつもりで入った某立ち飲み。たかが立ち飲みとはとても言えないお洒落で居心地のいい空間、料理人のご主人が作るアテは、「立ち飲みでこんなメニューがあるの?」な、ぶっちぎりの一品ばかり。しかもリーズナブルときているので、仕事帰りに毎日のように通ってました。
一度家内を連れていったことがあるのですが、二人でお勘定一万円越え。立ち飲みでこの金額って、いったいどれだけ食うのというぐらいメニュー片っ端から食べてはりましたな。
「毎日こんなの食べてたら、そら家に帰ってけえへんわなぁ」とイヤミ言われましたけどね。(笑)
こんないいお店ですから当然話題にならないわけが無く、雑誌に取り上げられたり、ネットで評判になったり、あれよあれよという間に「三つ星」立ち飲みに。女性誌のランキング1位になってからは、アラサー、アラフォー女子でいっぱいの女子力の高い立ち飲みに。オジサンの居場所がどんどん無くなってしまって、だんだん入れないお店になってしまいました。
今でも時々前を通りかかりますが、立錐の余地もないどころか、外でお客さんが待っているという超人気店に、イケマセンなで行けません。オジサン客が、ちらほらしか居なかった最初の頃は遠い昔に。…
そのときたまたま通りかかって入ってしまったとか、他に開いてるところが無くて入ったとか、以前から気になっていて入ったとか、そのお店と出会ってしまったのは何かの縁なのでしょうが、それがきっかけで足繁く通うようになってしまったなじみのお店。
いつ行っても変わらずに、いつまでも変わらずにいて欲しいと思うのは、お客のわがままなのかもしれません。高齢化や、経営が変わったり、代替わりしたり、人気店になってしまったり、お店も日々変わっていっておりますのでね。いつまでも変わらずにいてくれることの方が希かと。なじみのお店が諸々の事情でなじめなくなってしまう事って結構あるなと思った次第。

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2016年4月19日 (火)

街の不毛地帯

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久しぶりに同僚が誘ってきたので、かねてから目を付けていたお店に行ったら、がら空きだったのでラッキーと思ったら、団体客の予約で入れませんでした、貸し切り状態だったという。
いつも降りない駅でわざわざ降りて行ったのに残念な結果。貸し切りならホームページのトップに本日貸し切りと書いておいてくれれば無駄足踏まずに済んだのにね。
仕方がないので、どこへ行こうかという事になって、ホームグラウンドの駅までお店を探しながらぶらぶら歩いたのですが、街の景色が全然変わっていて驚きました。
「あれっ、こんな店あったっけ?」はまだいいのですけど、「ここ、前○○の店ちゃうかった?」があまりにも多すぎて、しばらくうろつかない間に、いっぱいお店が入れ替わっているという事態に愕然。もう全然分からない。お店ウォッチングをしながら、知らない街に紛れ込んだような感覚でしたな。
結局行きつけの韓国料理屋さんに落ち着いたのですが「あそこも、もし無くなっとったらどうする?」と、お店の看板が見えるまで笑い話にならない会話をしておりました。とにかく出来てはつぶれが多すぎる今時の街の景色。オジサンが行きつけの老舗のお店はまだまだ健在のところが多いですが、若い人の新しいお店の入れ替わりが激しいですな。つい最近も元町駅高架下のソーセージとビールのお店がステーキの看板に変わってましたし。
詰まるところ、お店を開店しても最初の計画通りの収益が上がらなければ、さっさと次のお店にチェンジしてしまう方が効率がいいということなのでしょうな。たぶん後ろにそういうのを仕切っている大きな外食産業の会社があるのでしょう。目新しさはあるけれど、長く育てる感じじゃないですな。話題になっても下火になったらすぐ入れ替え。
もちろんうまくいって長く続いているお店もあるわけで、そういうお店は何でしょう、また来たくなる何かがありますな、美味しさや雰囲気だけでなく、お店のスタッフの対応や気配り目配りが行き届いているという。
結局「人」ですかね、お客様を見て想像力を働かせて動く人の接客は、お店の値打ちも高くしますね。反対に、ただ漠然と働いている人には、永遠にその辺りが分からない、ちょっと頭を働かせれば、分かりそうなことが全然出来てないのですな、何が分からないのかも分からない低レベルの接客。フロアに出ずに皿洗いでもしていればいいのにね。
ついついオジサン愚痴が出てしまいました。
入れ替わりの激しさといえば、JR元町駅西口改札目の前にあった焼きパスタのお店、結構美味しかったので以前記事にもしましたが、その後すぐ無くなって次に出来たのがそば屋さん、しかも結構お高い価格設定。
すぐ裏に立ち食いそば屋があるので、どうかな~と思っていたら、案の定つぶれました。どうやらパスタ屋さんとは同じ系列の会社がやっていたみたい。
この場所、元々うどん屋さんで丼とカレーライスもあったごく普通の食堂だったのですが、高齢化なのでしょうか、やめてしまって外食関係の会社がお店を出すようになってから迷走が始まったのですな。
セルフの喫茶店は確か2回ぐらいダメになったはず、たこ焼きバーになってまた撤退、その次がパスタ屋さんだったと思います。とにかく続かないというか、立地を完全に読み違えているのでしょうな、続いた試しがない。
この記事を書いている時点では、もぬけの殻の寂しい有様ですが、次は何が出来るのか、もう全く興味もわきませんな。それよりも何ヶ月保つかの方が興味があります。ここで成功したらどこでもやっていけると思いますよ。(笑)

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2016年3月29日 (火)

街のポートレイト

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今まで撮った写真をスキャン代わりにデジカメで複写しておりますが、実にスピーディー。どんどん捗るのはいいのですが、それをLightroomに読み込んでから傾き調整やトリミングをしなければいけないので、そこが滞って未処理写真がたんまりフォルダに入っておりますよ。
さっさとやればいいのですが、ついつい写真を眺めてしまうという。捨てる古本の整理をしていて、ついつい読みふけってしまって全然進まないのに似ていますな。
眺めていると撮った時の事が思い出せます、それもしっかり記憶が蘇るという。「この角、曲がった所にあった喫茶店で食べたサンドイッチはスライスしたゆで卵がいっぱい挟んであるやつだった」とか「この下町の路地でカメラのフィルムを入れ替えていたら、民家の網戸が開いておばあちゃんが冷たい麦茶をごちそうしてくれた」とか「たたずまいが渋くて撮った食堂に入ったら、帰りに電車の中で食べなさいと売れ残ったいなり寿司を包んでくれた」とか…。もうきりがないぐらい色々なことが思い出されて全然作業が進まないという。(笑)
そうして眺めていると、ずいぶん色々な街を撮り歩いたなぁということ。人も絡めたスナップだとか、観光名所の風景だとかはほとんど無くてひたすら街の写真ばっかりが並んでおりますよ。興味のない人には、なんだコレな写真なのですが、街大好きなオジサンは見ていて全然飽きないのですな。

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以前、鬼海弘雄さんの写真展を見に行ったとき、作家自ら解説をしてくれるイベントがあって、会場を移動しながらお話を聞いたのですが、その中で街そのものを撮った写真の並ぶ会場で「私にとっては街のポートレイト」とおっしゃってました。人物を撮ったシリーズとスタンスは同じだという事なのだと思います、街そのもの魅力を撮っているわけですな。
鬼海弘雄さんはモノクロームで撮影されてましたが、オジサンは街の色というものにも興味があるので、カラーで撮ることがほとんど。カラーであれモノクロームであれ、街のたたずまいというのは興味深いものだと思うのでありますよ。
初対面の人と話していて話題が写真のことになると、必ずといっていいぐらい、どんな写真を撮っているのですかと聞かれるのですが、その度に街の風景とか建物とか色々なんて、ゴニョゴニョとごまかしておりました。
普通の人なら目を向けることなど無いだろうなぁと思うような所に面白さを感じてしまうので、いわゆる美しい街の風景だとか、人情あふれる下町情景だとかというものを撮ったことがなくて、聞いてきた相手を納得させるようなうまい答えが出てこなかったのですな。
でもこれからは、聞かれたら「街のポートレイト」を撮っていますと答えることにしましょうか、なんだか良いフレーズ。(笑)
ポートレイトの本来の意味は、肖像、肖像画、肖像写真だと辞書には出ておりますが、オジサンには街の成り立ちや歴史といったものを越えて、今ある姿が素晴らしい「街の肖像」だと思えるのですな。
そう思うと、今時の街のたたずまいは面白くありません。どこも同じ顔、外食チェーン店にファーストフード、ドラッグストア、携帯電話ショップの看板ばかりが目立つ画一化された街並み、その街の特色や匂いが漂ってこなくなりました。このままいけば街のポートレイトはどれも同じ顔になってしまいそう。
たとえそうなってもオジサンは街の写真に関しては写歴だけはありますのでね、間違いなく面白いものやマヌケなものを見つけてはカメラを向けていると思いますけどね。(笑)

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2016年3月24日 (木)

元町が神戸の玄関になれない三つのわけ。

神戸は歩いても行けるぐらいの距離に、東から三宮、元町、神戸の三つのJR駅があってどの駅で降りてもにぎわいがあって便利なのがいいところ。
一番にぎやかなのは三宮駅、山側には歓楽街や北野町、海側には商店街がありますが、震災後はなじみのお店が無くなったり、街の雰囲気が変わってしまったりしたのと、人が多いのでオジサンが一番行かない場所になってしまいました。にぎやかなのですが、何となく以前とは違う感じがして、足が遠のいたまま、写真撮り歩くぐらいでしか行かない、通り過ぎる街になっておりますよ。
神戸駅は正直なところ、行きつけの中古カメラ屋さんと海側のハーバーランドしか行くことがないので、もっぱら写真を撮りに行くところになってしまってます。アンパンマンミュージアムなんておじさんには関係ありませんしね。直したカメラを持って海の見える場所で写真撮るのがほとんど。そのまま斜めに山側に歩けば元町商店街に出ますしね。
で、オジサンが愛してやまないのは元町駅とその界隈。行きつけのお店もありますし、中古カメラ屋さんもあります。昔からのお店も多くて、オジサンには落ち着ける場所、肌に合う合わないの話なのですけどね、何となく元町界隈が一番しっくりくるというか、いいのですな。
その昔、元町の方がにぎわっていた時代もあったそうですが、三宮にお株を奪われて以来やや地味になってしまいました。大丸はあるし、旧居留地のブランドショップもあるし、ポートタワーもあるし、南京町という観光スポットもあるのに神戸の玄関口と言うには弱いというか印象が薄いのが元町のポジション。
元町をぶらぶらしながら、何でかなぁなどと考えてみたわけですな。閑人のオジサンが思う元町のダメダメなところを色々と。

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まずJR元町駅、階段が長い、高架駅なので階段は当然ですが、乗降客の多い東口にエレベーターは無いし、エスカレーターは全く無いので、ひたすら階段を利用するしかありません、ホームまで上がると息が切れますよ、お年寄りにはつらい駅、ぜんぜんバリアフリーではありませんな。エスカレーター付けるスペースは十分あるのにね。ホント昔のままの駅。これじゃ玄関口どころか勝手口にもなれませんよ。

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二つ目は元町商店街、古くからの由緒ある東西に長い商店街なのに、どのお店も閉まるのが早すぎますな。7時半過ぎたらほぼシャッター通りって、それ商店街ですか。ゲームセンターとセルフの喫茶店とドラッグストアぐらいしか開いてないんじゃ別に元町商店街でなくても事足りますからね。休日はそこそこにぎわってますが、それも東の方ばかり、西に歩くとどんどん人が減っていくという悲しい状況。雨の日も濡れずにぶらぶら出来るし、幅は広くてゆったりだし、明るくていい商店街なのにお店が開いてないから、ただの通路、仕事帰りに寄り道したくなるところが無いのはどうかと思うわけですよ。なんだか良さを生かせてないもったいない商店街。

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三つ目は、小さな事ですが、JR元町駅東口南側出てすぐのゴミ箱。そのまま横断歩道渡れば大丸がすぐなので、一番人通りが多いところ。その目立つ場所にあるゴミ箱は365日ゴミが溢れかえって、入りきらないゴミがその辺りに無造作に置き去りにされているという、駅前の花壇の花も霞んでしまうひどい物件。こんなところで待ち合わせなんてしたくありませんな。他にゴミ箱がないので、みんなココにぶち込むのでしょうが、何とかならないのでしょうか。おまけにドブネズミがガサゴソ漁ってますしね。いっそのこと撤去した方がいいのかも。こんなにゴミだらけじゃどう逆立ちしたって神戸の玄関にはなれませんな。

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オジサンが一番神戸らしさがあると思っている元町、この先寂れるか、廃れるか、復活するか、メジャーになるかは分かりませんけど、三宮や神戸より一番手持ちのカードが多い街だと思うわけで。お子ちゃまに媚びた街には絶対なってほしくありません、むしろ大人にならないと楽しめないぐらい尖った街になっていただきたいなと、オジサン強く思うわけでありますよ。

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