街のあれこれ

2020年7月 7日 (火)

老舗餃子屋さんの閉店と…。

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先月の中旬、老舗の餃子専門店「ひょうたん」が閉店しました。新型コロナウイルスによる自粛からようやく再開のタイミングに突如閉店。製造責任者の家族の方が倒れられたのが原因だそうですけど、人も機械も高齢化、老いには勝てず閉店とあいさつ文にはありました。
63年もやっていたのですな。オジサン三宮店は実は全然行った事が無いという、もっぱら元町店ばかりでした。奥に細長いとは言え8人ぐらいしか座れない、カウンターだけのすごく狭いお店だったのですけどね、気に入ってたのですよ。
ひとりで仕事帰りに餃子をつまむようになったのは、働き出してからでしたな。学生の頃は餃子しかない専門店って行きませんでしたからね、定食メニューが充実してる餃子の王将で、餃子の付いてる定食はよく食べましたけど、ひとり餃子は社会に出て自分の稼ぎでお酒を飲むようになってからだったような。(笑)
神戸元町界隈にはたくさんの餃子屋さんがあるので、一時期ハマって、仕事帰りに2人前とビールってのを楽しんでましたな。だけど仕事の関係で、お店の開いてる時間に間に合わなくなってきて、だんだん足が遠のいて行きました。
その後はネットのグルメサイトの影響などもあってでしょうか、休日に通りかかると、今までなかった行列ズラリが当たり前の景色に、ますます足が遠のきましたな。なので今は餃子専門店に行く事は無くなりましたけど、お馴染みのお店のは買って帰って、お家で焼いてます。
コレ結構イイのよ。お店が混んでても、生状態の持ち帰りですからすぐに用意してくれます、行列横目に鼻歌歌いながら持ち帰りできて、のんびりゆっくり食べられますし、味噌だれもちゃんと付けてくれますし。オマケにビールは好みの銘柄買って来れますしね、オジサンの希望はサッポロなのですけど、お店はアサヒしか置いて無い所が圧倒的なもので。(笑)
それから餃子屋さんって個人でやってる小さなお店が多いので、食べてる最中に外で待ってる人の姿が目に入ると、気ぜわしくてねぇ。若い頃は餃子屋さんに行列なんて一度も見た事なかったですから。
だいたい並んでまで食べるようなものじゃありませんでしたよ餃子って。もっと気軽な食べ物だったのですけどね。何だかグルメ情報が氾濫して、お店に〇〇時間並んだって事実も値打ちな時代なのでしょうなぁ。(笑)
ここ一年ぐらい、元町、三宮のあちこちに新しく餃子屋さんができてます、何だか信じられないぐらい増えてますよ。フードビジネスを展開している会社が出店してるのでしょうかね、個人経営って感じじゃ無いですな。
材料費がかからないので儲かるって参入してきたのでしょうか、昔のもつ鍋ブームと同じ。こんな神戸の餃子事情に嫌気が差して、京都に移転されたお店もあります。食ってブームになったら終わりますからね。今時の神戸の餃子事情、来年の今頃どれだけ残っているかは分かりませんよ。

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2020年2月25日 (火)

街歩きをストリートビューでシミュレーション。

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Google Earthのサービスが始まったとき、画面に映った地球の写真からどんどんズームしていったら、街並みを俯瞰で見られるのに感動しましたな。バーチャル地球儀サービスだそうで、行ったことのない国を面白がって見て回って遊んでましたよ。
その後ストリートビューで知らない土地を徘徊できるようになってさらにスゲーって思いました。お家に居ながらシャンゼリゼ通りやニューヨークをウロウロできるのですからね。街歩きの好きなオジサンが一時ハマった事は言うまでもありません。
皆さんも自分の家の周りを見たりした事あるでしょ。オジサンも当然見ました、掃除してる近所のおばちゃんが写ってましたな。(笑)
頻繁に更新されているわけでは無いようで、もう無くなってしまったお店がまだ写ってたりしますけど、それでも十分役に立ちますよ、というか当たり前に使ってます。
何度か屋根に撮影装置を乗っけたGoogleの車を見た事があります、結構いろんな所を走っているのですな、路地でもズンズン入ってきますからね。
ストリートビューどころかネットも無かった頃は、電車の車窓から眺める街並みを見て、面白そうと思ったら次の駅で降りてみたり、行き当たりばったりな街歩きをしてました。
JRの青春18切符や関西の私鉄が参加している乗り放題切符が発売されると即購入、休日の街歩きには実に便利でしたからね。路線図を眺めて、ざっくりこの方面に出かけようって決めるだけ、あとは各駅停車に乗って窓の外を眺めながら面白そうなオーラを感じる街で下車して徘徊するという流れでした。気に入った街は何度も訪れましたな、尾道なんて何度出かけたことか。(笑)
ただそういう行き当たりばったりな街歩きは、当然ながらハズレもあります。何も無さそうだけど何かあるだろうって降りてみたら、本当に何も無かったり。
散々歩き回って、今日はこのぐらいにしとったろって、駅に戻る途中で魅力的な路地を発見、電車の時刻が迫ってて泣く泣く断念なんて事もありました。(笑)
その頃に比べて今は雲泥の差、ストリートビューってホント便利ですな、知らない街の下見が事前にできちゃいますからね。
まず地図で全体を見渡します、航空地図もよく使いますな、古い民家の屋根や商店街のアーケードはその方が分かりやすいですからね。で、気になる所を見つけたらストリートビューでバーチャル街歩きするわけで。
商店街のアーケードの中など入れない所もありますけど、街全体の雰囲気を掴むのには十分、これを頭に入れてお出かけ。そこから先は一切地図は見ないで撮り歩くというスタイル。
調べてて気になった街は、地図をクリップしてEvernoteに保存、徘徊予定リストのできあがり。ホント便利な時代になりましたな。(笑)

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2020年1月21日 (火)

その土地ならではをウォッチング。

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日本って国は細長いので、北と南でずいぶん気候が違いますな。春になると桜前線なんて言葉がニュースに登場しますけど、一番先に咲き始める南国と、最後の北国ではひと月ぐらい違ってくるみたいですからね。
地形のおかげでそんなのを楽しめるのもいいところ、特に食べ物は分かりやすいですな、その土地ならではの味覚ってのがどこの都道府県にも必ずあります、旅行代理店に置いてある国内旅行のパンフレットなんて、旅行先で観光地を巡った後は、その場所の代表的な美味しいものを堪能するってのがほぼメインかと。(笑)
今の季節でしたら、やはり日本海側で冬の味覚の海の幸を堪能でしょうか、カニが一番人気でしょうけど他にもいっぱいありますからね。以前家内とカニ以外の冬の味覚を味わいに鳥取県に出かけた事があります、カニは高いのでわざとそれ以外を味わおう旅行、一応鳥取砂丘も行きましたけどね、強風だわ寒いわで誰もいませんでしたな。(笑)
で、お店探し。観光ガイドに出ていない地元感あふれるお店を探すのって楽しいですからね。オジサンこういう時の嗅覚はちょっと自慢できるかも。(笑)見つけたのは数人でいっぱいになるカウンターだけの居酒屋というか割烹というか小綺麗で小さなお店。
のれん越しに中を覗くとお客さんは年配の紳士が一人、これが決め手になりました。スーツ姿なのに足元は長靴だったのですな、間違いなく海関係の仕事の方だろうと、そういう方が飲んでるのなら美味いお店だろうと。
正解でした。ノドグロをはじめ他所に出回らないけど、地元では当たり前な魚やエビもいっぱい頂きました。年配の紳士は、地元海産物を扱うお店のご主人で、話が弾んで色々教えてくれました。
「帰る前にお店に寄りなさい」って言われて次の日に行って、そこでお買い物したのですけど、届けてもらった宅配便の箱があまりにデカイので開けたら、ありがたい事に買ったもの以外にもいっぱいサービスで入れてくれてましたな。(笑)
食べ物が一番の楽しみなのは間違いないのですけど、街をウォチングするのもオジサンには楽しいところ、その土地の気候風土が産んだ街並みやしつらえが面白かったりしますからね。
雪国の信号は雪が積もるので縦向きに付いてたり、除雪を考えて道幅が広かったり、商店街に雪かきの道具が常備してあったり。雪が積もるなんてまず無い神戸に住んでるオジサンには、そういうのが その土地を知るきっかけになるわけで。
そういえば富山県で街外れに雪捨て場があったのですけど、鹿児島県では火山灰捨て場がありました、降り積もるものが違っても、捨て場所が無いと困るのは同じって事なのでしょうな。
そんなこんなで、その土地ならではをウォッチング。地元の方には何でそんなもの撮ってるの?がオジサンには面白いのでありますよ。

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2020年1月16日 (木)

恒例の南京町春節祭で2度目のお正月

毎年恒例になってますな。この時期だけ、にわか観光アンバサダーなオジサンの、南京町で催される春節祭の告知、「春節」ってお隣中国のお正月の事ね。
お国柄、日本の静かなお正月とは全く違います、いかに盛大にお祝いするかってところが、そのまま形になったようなお正月行事。なのでハデハデだし、賑やかだし日本人の感覚からするとお正月って感じじゃないですな。(笑)
今年は旧暦元旦が1月25日、土曜日なので盛り上がりそうですけどね。まずプレイベントが1月19日(日)に開催、元町や三宮の商店街を龍が練り歩いたり、ハーバーランドのアンパンマン広場に大丸前と、北野町の風見鶏の館前広場で、獅子舞の演舞をやったりして春節祭をアピール、次の週末に南京町に来てもらおう作戦なわけですな。で、1月24日(金)から3日間が春節祭本イベントというスケジュール。普段でも十分ハデハデな南京町がお正月仕様に飾り付けられるので写真を撮るのには面白いかと。
ただし人混みが半端じゃないですし、混みようによっては一方通行になっちゃうので、カメラ出しておちおち写真撮ってる場合じゃないかもしれませんな。フルサイズ一眼デジカメにデカイズームレンズなんて通行の妨げになるかも、結局スマホで撮るのが一番かと思いますね。(笑)
ま、オジサンは近寄りませんけどね、あくまでも観光アンバサダー、ご紹介しておきながら自分は行かないで放置プレイ、だって人混み嫌いですもん。(笑)

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以前春節祭の写真を頼まれた事があるのですけどね、大変でしたよ。採青(ツァイチン)という、獅子舞が各お店を回って紅包(ホンパオ)という赤い祝儀袋を咥え取って食べる行事。採青をしてもらったお店には沢山の幸せがやってくるという縁起物の催しなのですけど、それを撮ったのですな。
獅子舞は平気でお店の中にズケズケ入っていくので、それを外から撮ってたら獅子舞のお尻しか撮れませんし、祝儀袋を咥えて取って行くのは一瞬なので、うかうかしてたら終わってます。おまけに獅子舞と一緒に太鼓や銅鑼を鳴らす楽団の人たちも一団となって付いて来るので、無理やりにでも割り込んでカメラを構えないと何も写せないという。
さらに見物客の規制にお巡りさんが多数出動していて、入れないように囲いまでしてしまうという最悪な状況だったのですな。頼まれたお店の前で獅子舞がやって来るのを待ちながらベストポジションで撮れそうなところを確保しましたけどね、撮る瞬間はお巡りさん振り切って突撃しました。(笑)
何とか祝儀袋を咥える瞬間は撮れましたけど、ドッと疲れましたよ。寒い中獅子舞がやって来るまで1時間近く待って、撮るのは10秒で終わったという。楽団の銅鑼のデカイ音で耳が聞こえなくなりましたしね、おかげでお巡りさんの制止する声も聞こえなかったので突撃できたのですけどね。(笑)
もうやりませんよ、頼まれたって絶対無理。春節祭は遠くから賑やかな音だけ楽しむ事にします。(注、掲載写真は昨年の春節祭前夜に飾り付けの様子を撮ったものです。)

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2020年1月 9日 (木)

街の大衆中華料理屋さんが、一番ホッとする。

神戸は中華料理屋さんがたくさんあります。名の通った老舗や名店、高級店までより取り見取りなのですけどね、そういうのとは違う街中の中華料理やさんが、何だかホッとするのですな。どこの商店街にでもあるような個人経営や家族でやっているような大衆中華料理屋さん。
今時は「町中華」なんて呼ぶそうで、そういうお店を探訪したり紹介する本や番組もあるみたいですけど、なんでもブームにしたがるのは余計なお世話って感じがしますな、チェーン店しか知らない若い世代には新鮮なのかもしれませんけどね。(笑)
休日の街歩きのお昼ご飯に、ふと見かけた中華料理屋さんでサービスランチなんてのが幸せだったりします。お店によって様々ですけど、ワンプレートに何種類かの料理が少しずつ盛り付けてあって、それにご飯とスープってのは色々食べられてご飯が進みますな。
エビ天に酢豚とかに玉(フヨウハイ)、付け合わせは千切りキャベツなんてのが多いですけど、酢豚が八宝菜に変わったり、回鍋肉だったり、かに玉の代わりに餃子が三つ乗ってたりします。
もう一つはメインにもう一品付いてくる2品のセットメニュータイプ。ラーメンと半炒飯や中華丼にワンタンや餃子なんてのが多いかと。レンゲで食べる中華丼って何だか美味しいですからね、麻婆丼やかに玉丼、中華カレーなんてセットもあります。
今時のこだわりプンプンのラーメン屋さんの強気で高いお値段に比べると、なんて庶民的でリーズナブルなのでしょうって思いますな。栄養バランスもいいですし、お腹いっぱいになりますしね。
時間が無かったり、そんなにたくさんいらない時は、ラーメンだけ、炒飯だけ、五目焼きそばだけなんてのも。で、食べながら他のお客さんがよく注文している料理を、メニューや壁のお品書きでチェックするわけですな。
大体どこのお店も評判の料理や、定番の看板メニューがありますからね。次に来た時には絶対それを食ってやろうと、店名の印刷してある箸袋もらって、お店の外観を写真に撮っておくわけで。(笑)
地元駅周辺にも2軒中華料理屋さんがあります。昔はもっとあったのですけどね、特に駅ナカにあったお店は気に入っていて、7種類の料理から3品選んで、ご飯とスープとサラダ付きで850円でした、ワンプレートに少しずつサラダと一緒に盛り付けて出てくるお店、お腹いっぱいになりましたよ。
駅ナカのショッピングモールの改装で無くなってしまいましたけど、ところが何年かして駅前商店街にそっくりの中華料理屋さんができました。経営者は違うみたいですけど、なぜかそっくり。(笑)
7種類から選ぶメニューは無いですけど、気に入ってよく行ってます。広いお店でね、地元のお年寄りがゆっくりご飯食べてますな。何だかホッとしますよ。何か食べたくなった時迷わず入れる、こういうお店が地元にあるってありがたいですからね。(笑)

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2019年12月22日 (日)

地元を撮るのも、面白いよって話。

博物館に行くと、その土地の歴史を学べる常設展示ブースが大抵あります。入館料無しでも見られるようになってたりしますな。その土地発祥で全国に広まったモノが展示してあったり、ゆかりの著名人だったり、歴史的な事件の解説だったり、土地の成り立ちが色々な方向から俯瞰で見られるように工夫してあります。
その中で、昔の街並みと同じ場所から今の街並みを撮った写真を比較展示してあるのは定番かと。様変わり感が一目瞭然ですからね。市政100年なんて区切りのいい年には、当時をうかがい知る事ができる貴重な写真がたくさん展示されたり、出版物になったりしますな、神戸市もそうでした、今年はお隣の明石市が市政100年。
で、そういう古い写真にはまだ車も走ってなくて、のどかに馬車が写ってたり、高いビルなんて全然無くて、今では想像もできない風景だったりするのですけど、現存する建物の当時の様子を発見なんて楽しみもありますな、「あの建物、こんな昔からあったんや」ってね。(笑)
当時の街並みは時代とともに変化して、今に至っているのですけど、写真に撮ってたから見返す事ができるわけで。そう思うと今撮ってる街の写真も、何十年か先には違う意味合いを持つようになるのは間違い無いかと。街を撮る楽しさって、そういうところも面白いとオジサンは思っているので地元徘徊をオススメしますよ。
旅人が初めて訪れたような目線で、いつもの見慣れた街をウロウロしてみると、意外とそれまで見落としていたアレコレに気が付きますからね、ここにこんなのがあったのか、なんてのがいっぱい出てくるかと。で、そんなのを写真に撮ってウン十年なオジサン、いまだに発見がありますな、尽きる事はありませんよ、街は日々変化してますからね。(笑)

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神戸市は色んな所が老朽化や時代に合わなくなってきていて、工事や再開発ラッシュになってます。三宮周辺はいっぱい工事してますな。駅前のそごうも最近阪急になっちゃいましたしね。元町北側の県庁周辺も再開発計画がありますし、JR高架下も耐震補強工事の名目で、ドンドンお店が無くなってます。須磨水族園とその前の海岸もリゾートに作り直ししますってのも。
もうね、今の内に写真に撮っておかないと、完成した暁には全く別物の街が出現するでしょうな。「あれっ、ココ前はどんなやった?」って事になろうかと。これは撮らねばなりません。
地元愛だとか美しい事は言いませんよ、何十年か先に撮った写真を見返して楽しむためのネタ集め。オジサンお酒ばっかり飲んでるので、その頃にはもう死んじゃってるかもしれませんけどね。(笑)

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写真は、神戸朝日ビル(旧神戸証券取引所)。当時は朝日新聞会館って呼んでました。子供の頃はゴジラやガメラの怪獣映画やディズニーのアニメをよく見に連れて行ってもらってた場所。1990年に撮ったのと同じ場所から同じ焦点距離24ミリレンズで撮ってみました。今見ると直視できないぐらい下手くそな写真、上の写真なんて車がいなくなるまで待って撮れなかったのかと思いましたからね。(笑)今は建物の外側を残して高層オフィスビルになっています、もちろん映画館もシネリーブル神戸として健在。


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2019年11月24日 (日)

旧居留地はXF35mm F2 R WRとPLフィルターで。

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フラワーロードとメリケンロードに挟まれた、神戸大丸が建っている所から海側一帯は明治時代に外国の商館などが立ち並ぶ居留地と呼ばれていた場所、イギリス人が設計したそうで、日本の街並みとは随分趣が違います。
太平洋戦争時の神戸空襲や阪神淡路大震災、老朽化などで現存する建物は少なくなってますけど、今は旧居留地という呼び名で親しまれています。

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通りの呼び名は江戸町筋、京町筋、浪花町筋、播磨町筋、明石町筋って日本の地名から付けられてますな。外国人の居留地だけど「〇〇アベニュー」なんて名前にしなかったのは意地でしょうか。(笑)
東から二番目に伊藤町筋ってのがあるのですけど、この名前は初代兵庫県知事で、のちの初代内閣総理大臣になった伊藤博文の名を付けたそう、返還された後だったそうですけどね。

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この界隈はレトロで立派なビルや、高級ブランドのブティックが多い所。最近は高級外車ディーラーがいっぱい進出してきてますな。街全体のブランドイメージをお高い系方面にしたいのでしょうね。
若い頃にこの界隈をうろついて撮ってた写真を見ると、今はもう無くなったレトロなビルの写真が出てきました。あの頃は50ミリ標準レンズと24ミリ広角レンズしか持ってなかったので、建物全体を撮ろうとすると24ミリ一本勝負でしたな。
窓の反射を消したり、空の青さを濃いめにしたくてPLフィルター常用、フードに切り欠きを作って、付けたままPLフィルターを操作できるようにしてました。ISO感度50のリバーサルフィルムで絞りF8、シャッタースピード1/60秒で、ややアンダーなしっかり濃いめ写真が好きだった頃。(笑)

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だけど今見ると全体を撮ろうとしていたので建物図鑑みたいなのばかり、広角レンズに使われていたのがありありと分かります、建物の魅力が全然感じられないという。あの頃にタイムスリップできたら、撮ってる自分の後ろからケツを蹴り上げたいですな。(笑)
で、35年後のリベンジというわけでは無いですけど、この界隈を撮り歩いてみました。レンズはXF16mm F2.8 R WR(35ミリ換算で24ミリ広角)とXF35mm F2 R WR(35ミリ換算で53ミリ標準)の2本、あの頃と同じ装備でオジサンになった目線で徘徊してみたわけで。

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結論から言いますとですね、広角レンズをほとんど使わなかったという。なので、掲載写真はすべて標準レンズで撮ったものです。写真家の高梨豊氏の体験による「焦点距離年齢説」そのままの結果、標準レンズの方がしっくりというか、ぴったりというか「ここをこう撮りたい」気持ちとレンズの画角がピッタンコな恐るべき結末。オジサンもう広角レンズは使えない身体になってしまったかも。(笑)

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いえね、XF16mm F2.8 R WRはすごくいいレンズなのですよ、満を持して買ってしまいましたからね。ところが出番が無かったという。全体を撮ったから、佇まいが感じられるわけでは無いと言うことですな。オジサンもその辺り、違いの分かるお年頃になりました。
スタスタ歩けないってのもありますけどね。辻斬りみたいな撮り方はもうできません。ゆっくり、じっくり、ゆったり、だけど発見があったりしましたな。何だか充実感があったビルの谷間の徘徊、こんな街歩きもいいもんですな。(笑)

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2019年11月 2日 (土)

撮らずにいられないタコの写真

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お寿司屋さんで大好きなネタは、イカ、タコ、貝類。魚ももちろん好きなのですけど、なぜかいつも頼んでしまいますな。子供の頃からイカの塩辛や、タコわさびや、松前漬けなんて酒飲みがアテにするようなものが好きだったのもあるかもしれません。
すぐお隣が明石ということもあって、明石だこは定番というか当たり前でしたな、行きつけの酒場の先代の大将は釣りが趣味だったので、釣ってきたタコを刺身や串カツにして出してました。
趣味と仕入れを兼ねた釣りだったわけで、大漁の時は処理をして冷凍保存しておくと保つって言ってました。ぬめりを取ってゆでダコにする技が絶妙で、あれば皆さん注文する定番の一品でした。処理の仕方次第でこんなに違うのってぐらい美味しかったタコの刺身、オジサンは生姜醤油でいただくのが好きだったのですけどね、引退しちゃったのでもうお目にかかれない。(悲)

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イカとタコを比べると、キャラクターやイラストになってるのを目にするのは圧倒的にタコだと思います。イカのキャラクターはスナック菓子のパッケージなどで見かけますけど、それ以外で見かける率は低いですな。
ところがタコはいっぱい見かけます、愛嬌のある坊主頭に手足が8本ってところが絵にしやすいのでしょうか。漫画の主人公になったりテレビの特撮ものに登場してたりしてましたな、「クレクレタコラ」なんてもう誰も覚えてないでしょうけどね。(笑)

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オジサンが見た一番古いタコの絵は葛飾北斎の「蛸と海女」という春画、いわゆる触手モノの元祖って言われてる有名な絵なのでご覧になった事があるかと。昨年でしたかフィギュアで有名な海洋堂さんがこれを立体で再現して話題になってたのを思い出しました。記事の写真でしか見てませんけど、よく立体にしたものだと感心しましたな。
街歩きをしててもタコはよく見かけます。関西はたこ焼き屋さんが多いせいもあるかもしれません。お店の方が自分で書いたイラストだとか、ほとんどが看板ですけどね。明石の魚の棚商店街に行くと、乾物屋さんの店先に干しだこがいっぱいぶら下げてありますな、これでタコ飯すると美味いのよ。(笑)

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で、今回は街歩きで撮ったタコにまつわるアレコレ写真をどうぞ。立体に作ってある看板など、ほとんどオブジェな世界もありました。こういうのに遭遇すると撮らずにいられませんな。一体どうやって作ったのか気になってしょうがないという。
なので写真に撮らせていただくわけですけど、カメラを取っ替え引っ替えしながら撮ってると、手足が8本欲しいって思いますよ。(笑)

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2019年10月12日 (土)

旧居留地はスーパーカーが似合うのか。(笑)

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神戸大丸から海岸通にかけて、レトロなビルが立ち並ぶ旧居留地と呼ばれる界隈に次々と高級外車のショールームがオープンしてますな。新聞の記事にも、高級輸入車ディーラーの店舗が揃う一大集積地になりつつあるって出てました。
ジャガーにポルシェにランボルギーニ、アストンマーチンにベントレーだって。プラモやミニチュアカーでしか知らない車ばっかりで、オジサンには別世界の乗り物ですけどね。(笑)
旧居留地界隈は一流ブランドのお店もたくさんある高級ブティック街でもあるので、お金持ちのお買い物も多くて高級外車の販売にもプラスになるのでしょうな。でないと歩いて行ける範囲内にこれだけショールームができませんからね。
山の手に住んでたお金持ちが三宮のタワーマンションなど便利な都心部に移って来ているのもあるみたい、販売台数は増加傾向だって。
旧居留地はブランド力が高くて、英国人の設計した街並みが車の雰囲気に良く合うって、ディーラーのコメントも載ってました。ふ〜ん、そのせいだか分かりませんけど、この界隈でやたらお高そうな車を見かけるようになりましたな。
車の事はからっきし知識のないオジサンですけど、お高そうなのは分かりますよ。車高のペタペタに低いスーパーカーってやつでしょうかね、ブロロロロォ〜ンムンチャララっていかにもスピード出そうな音を立てて走り抜けていくのを見かけます。
この間も、この界隈で写真を撮ってて、大丸東側のカフェテラスの前を見たら向かいのグッチのお店の前に金色のランボルギーニが停まってました、絵に描いたようなゴージャス感、その先10メートルぐらいのところにも黄色いフェラーリが。
で、見てたらブロロロロンってまたフェラーリがお店の前に、お店の中からグッチの紙袋いっぱい持ったお店の人が出て来ました、どうやらお客様のお見送りみたい、車が見えなくなるまでお辞儀してましたな。オジサンお見送りなんてされたら緊張してしまいますよって、そこがすでにお金持ちにはなれないところかと。(笑)
高級外車で高級ブランド店に、お買い物に出かけるのが普通のお金持ちにとっては、庶民が郊外のショッピングセンターに軽四で出かけてユニクロやしまむらでお買い物するのと同じ感覚なのでしょうなぁ、羨ましいとは思いませんけどね。悔しくて言ってるんじゃ無いですよ。(笑)
で、ああいうスーパーカーって止まってる状態からあっという間にスピードが出るのね、遠くの方に止まっているので大丈夫かって道路を渡りかけたら、あっという間にやって来て轢かれそうになりましたよ。
横断歩道じゃないところをヨタヨタ渡ってたオジサンが悪いのですけど、ビックリしました。曲線デザインのぺったんこで横幅の広い外車でしたけど、なんていう車か分かりません。
なんだかこんなのがウロウロ走ってる旧居留地界隈、スーパーカーブームの頃だったらカメラ小僧でいっぱいだったでしょうなって古いなぁ。(笑)

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2019年10月 8日 (火)

神戸本、昔の景色が知りたくて。

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大型書店に行くと、地元にまつわる書籍のコーナーがあったりします。地元だけじゃなくて、都道府県別に地元新聞社や出版社のマイナーな本を品揃えしている書店もありましたな。有名作家やタレント本みたいに売れるわけでは無いでしょうけど、そういう取り組みと言いますか書店のこだわりがありがたいわけで。
かつて元町商店街にあって、惜しまれつつ閉店した海文堂書店もこだわりの強い書店で、地元神戸や兵庫県にまつわる書籍が一角を占めてましたな。海文堂って名前の通り、海図や船に関する書籍やグッズ類が充実していたお店でした。
ちょくちょく行ってたのですけどね、元町商店街の終わる時間が早くて、平日は絶対無理、土日しか行けなかったのが難点で、結局平日も9時まで開いてる三宮のジュンク堂ばかりになっちゃいましたけどね。(笑)
そんな地元にまつわる書籍の中で西東三鬼著「神戸・続神戸」というのを知り合いが貸してくれたので読んだのですけど、戦時下の神戸の景色が浮かび上がってきて、実に面白かったのですな。出てくる場所も地元だけにすぐ分かる所ばかりでしたしね。
オジサン元々近代史が好きで、その中でも庶民史に興味があります。教科書に出てくるような、歴史的大事件や政治・経済なんてのより庶民の生活や流行、根付いていった物事、普段食べてた物だとかに興味津々なわけで、当時の首相が誰だったよりもコーヒーや中華そばが一杯幾らだったなんて方にそそられるという。(笑)
昔の写真を見るのも好きですな、カメラが発明されて以降ですから、ほとんど近代の記録、カメラを持つなんて庶民にはまだまだの時代ですから、報道関係者や写真館を営んでいるような撮影を生業としている人たちが撮ったものだと思いますけどね、当時の様子がうかがえる貴重な記録。眺めているとタイムスリップして写真を撮りたくなりますな。その時代に紛れ込みたい。(笑)
小説や、随筆は写真とは趣が違って、その頃の様子を想像できるのがいいところ。書いてる人の主観やデフォルメはあるでしょうけど、その時代をリアルに生きてきた人の書いたものですから、文章の隙間にその頃の世相や生活の様子が見えてきます。
ほんの一行の文章に、当時はそうだったのかと感心したり発見があったりするわけで。神戸を舞台にした小説や随筆はたくさんありますけど、貸していただいた「神戸・続神戸」はオジサンの知らなかった神戸の景色がたくさん見えました。
そう思うと地元を題材に書かれた本に触発されて街歩きなんてのも面白いかもしれませんな。

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