食べる、飲む

2018年2月18日 (日)

立ち飲み百景36 今宵いつもの立ち位置で。

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新生「元町 世界長」、1月末のオープンから足繁く通っておりますけどね、少しずつお店も慣れてきたのか、どんどんイイ感じになっておりますよ。なかなか居心地がイイですな。おかげで東にあるもう一軒の立ち飲みの名店「赤松酒店」に足を運ぶ回数が減ってしまってすっかりご無沙汰。酒飲みって気に入って通っているお店より、もっと良いお店を見つけるとすぐに鞍替えしてしまう悪い人たち、イケマセンな。(笑)
以前のお店の常連の方々も、様子見がてら戻ってこられてます。明るくスッキリしたお店の雰囲気に少し戸惑いながらもしっかり飲んでいるという。(笑)でもイイ感じでスタートできたと思いますな。東西に細長い元町駅、東口と西口の両方から近い場所に酒場があるというのは酒飲みにとって心強いですからね。
以前の「世界長」は大将の高齢化で土日の競馬のあるときだけの営業になってしまって、平日の酒場難民が「赤松酒店」に流れてしまったわけで。
オジサンもそうでした。平日の仕事帰りに気軽にちょっと一杯飲める所ってなるとココしか思いつかなかったのですな。
今となっては少なくなってしまった大箱の広い立ち飲みですのでね、世界長難民の常連の方とよく遭遇しましたな、「アンタも来たんか」「あっちに○○さんおるで」「飲むとこココしか無くなりましたなぁ」なんて会話してました。酒飲みの思考パターンと行動は皆同じって言うかそれしか思いつかないですからね。(笑)そんな土日だけ営業が4年ぐらい続いたかな。
新生「世界長」は平日もオールウエルカムって聞いて楽しみにしていたのはオジサンだけではないはず。ま、来てる顔ぶれ見れば分かりますけどね。(笑)
長年利用している元町駅、オジサンは西口の方が便利なので、その界隈で飲む事が元々多かったのですな。世界長に顔を出すようになったのも、界隈のお店を探検していて見つけたわけで。気に入ったお店ばかり通ってしまう癖があるので、気が付けば20年以上になってました。雨の日も駅から地下の連絡通路を通れば濡れずに行けるところも○。って雨の日ぐらい真っ直ぐ帰りなさいよってツッコミ無しで。(笑)
新生「世界長」、平日の営業は17時から21時まで、土日は10時から18時まで、定休日はこれを書いてる時点ではまだ未定だそうです。
前のお店の時と同じ、おでんと串カツの二大看板メニューに、昭和レトロからとってもおしゃれになった、平成バージョンの小鉢もの多数、串カツもラードで揚げるようになってサクサク感アップ、おでんも上品な味わいに変わったという意見多数の心温まる一品、具種の種類も増えててありがたいですな、オジサンがんもどきと餅入り巾着が好きなもので。(笑)
メニューはまだまだ模索中みたいですけど、どれを選んでも美味しいですな、旨いアテがあるってのは重要ですからね。
以前のお店の土日だけ営業が長かったせいか、平日もやっている事がまだまだ知られていないみたい。でっかい赤提灯ぶら下がっているのにね。
元町界隈にお勤めの酒飲みの皆さんにはぜひ足を運んでいただきたいところ。来れば分かるって事でヨロシク。オジサンはいつもの立ち位置で世間話に花を咲かせておりますよ。(笑)

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2018年1月30日 (火)

立ち飲み百景35 「世界長」その後。

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昨年の暮れに長年通っていた立ち飲みの名店「世界長」が閉店した事を書きました。寂しい限りですが、いつかはこの日が来るのを覚悟して飲んでいたというのもありましたね。最終日もいつも通り、お涙頂戴物のドラマも無く、皆さんお店を後にしたわけで。常連客にとってはその方が良かったかもしれませんな。
だけど皆さん、その後にどうなるのかは気になっていたみたい、オジサンも同じです。次にお店を居抜きで引き継ぐ方は分かっていたのですけど、どんなお店になるのか、いつから始めるのかは全く分からずじまいのまま年が明けてしまったのですな。
こういう時、酒飲みのネットワークというのはある意味すごいところがあります。「世界長」の常連客が行き場を失って流れた、別の立ち飲み酒場で情報交換。どうやら1月下旬に新装オープンらしいというまことしやかな噂があっという間に共有。1月23日にオープンの張り紙を見たという有力情報に、これは確かめに行かなくてはなりませんなと、暗黙の了承だったわけで。
新装開店当日、オジサンは当然ながら駆けつけましたよ。お店の屋号は「世界長」から「世界長」へって前のマンマですがな。(笑)
がらりと扉を開けると、前のお店のときの常連客でいっぱい。皆さん待ちわびていたのがヒシヒシと分かりました。改装したお店は、使えるところはそのままにしつつ、ごちゃごちゃしていたところを手直ししたみたい。昭和のすすけたレトロ感は無くなって、すっきりと明るく、なんだか広々した印象。
お品書きの値段もほんのチョット今時価格になったり、据え置きだったりでなかなかイイ感じ。常連の皆さんも同じ思いみたいで、笑顔でお酒を楽しんでおられましたな。イイ感じで平日の寄り道場所が出来た事を皆さん素直に喜んでいたみたい。見てるとまだまだスムーズじゃないところもありましたけどね、お店を育てるのはお客ですから、良いお店になって欲しいと思っておりますよ。
前のお店は大将の高齢化で土日だけの営業になってしまっていたのですけど、新しいお店は平日も営業、当分は定休日も設けず突っ走るそうで、酒飲みにはありがたいとしか言えませんな。仕事帰りに千円札一枚で、頑張った自分をリセットできる場所は大切です。真っ直ぐ帰るなんてカゼをひいたときぐらいしかないオジサン、ここでリセットすればお家での冷たい仕打ちにも耐えられますからね。(笑)
新装開店から一週間、まだ走り出したばかりのお店ですけど、これから色んなややこしいお客さん相手にしながら、細く長く続けて、前のお店をしのぐ名店になって欲しいと思っておりますよ、それはオジサンひとりだけの思いじゃないでしょうけどね。(笑)

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2018年1月25日 (木)

立ち飲み百景34 オールスタンディング!

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立ち飲みって日本だけの文化だと思っていたら大間違いなのですな。イギリスのパブやスペインのバル、イタリアのバールなんて、立って飲む文化の方が当たり前だったりします。いずれも直訳すればただの立ち飲み。
ただ立って食べる文化は日本独特らしくて、立ち食いそばや立ち食い寿司なんて昔からありますけど、最近はフランス料理の立ち食いなんてのもあるそうですな。そういう立ち食い文化を珍しがって外国人が訪れるというのをニュースで見ました。そういえば元町にも立ち食いの焼き肉屋さんが出来てて結構にぎわっているみたい。
立ち飲みの良さって、頃合いが分かるところ。居酒屋なんかで座って飲んでて飲み過ぎてしまって、立ち上がったら結構回っていてふらふらなんて事がありませんか、オジサンよくありました。
ところが立ち飲みだと「今日はこれぐらいにしとったろ」が立ち方で分かるという。ま、基本的にさっと飲んでサヨナラするのが流儀ですけどね、何時間も立っているなんて出来ませんし。しゃんと歩いて帰れるぐらいの飲み方で明日に繋げるのが大人の立ち飲みファン。(笑)
ところがどっこい、入ってくるなりお店の隅っこに置いてあるイスを持ち出して、どっかり座り込んで「ビールちょうだい」ってな客がいます。イケマセンな、立ち飲みをなんと心得ているのでしょうね。
お年寄りや足が悪い方が座るのは全然OK、そういう方のために一応置いてあるイスなのでね。ですけど仕事で疲れたぐらいで座るのはNG、今日一日働いてきたのは皆さん同じ、疲れててもしゃきっと立って飲むのが正しい作法かと。
立ち飲み酒場って、立って飲むためのレイアウトになっているので、通路も狭くてそこに座られると正直言ってじゃまですしね。
見てると座り込む人ってほぼ同じ顔ぶれ、お店のオバチャンもあきれ顔で見ています。「あの人ら、ず~っと座ったまんま3時間ぐらいおるで」ってこぼしてますな。(笑)立ち飲みのカウンターって、混んでくると一人でも多く入れるように詰め合ってダークダックス状態になるのがセオリー、そこで座り込んでいるというのは空気が読めないとしか言えませんな、ダークダックスは座って唄わないですからね。(笑)
当然オジサンもきちんと立って飲んでますよ。アテとお湯割り二杯ぐらいで丁度頃合い、足も疲れてきて帰宅サイン。帰りの電車で座れるとは限りませんからね、体力温存してそれぐらいでサヨナラが自分のペースになっています。
立ち飲みなんだからイスを置かなければいいじゃないかという声もあるかもしれませんけどね、それは違いますな、お年寄りや足の悪い方でもお酒を楽しめるようにとの、お店の気遣いで置いてある物ですからね、立てる人は有っても座らないのがマナーだと思います。
たかが立ち飲み、されど立ち飲み、やはりオールスタンディングが一番美しい酒場の風景かと。(笑)

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2018年1月16日 (火)

一人で寿司屋に行くのが夢だった。

今は回転寿司のお店がそこかしこにあって、昔に比べると格段に美味しくなっているので、お寿司って特別なものじゃなくなってますな。お昼はお寿司でも食べようかって気軽に入ってみたら、お客さんでいっぱいなんて事結構ありましたからね、ランチにお寿司なんて昔は考えられませんでしたけど、近所のフードコートの回転寿司屋さんも休日は家族連れで賑わって順番待ちしてる事も。
思えばにぎり寿司って江戸時代のファーストフードですからね、ちゃんと浮世絵にも残ってます。その後どんどんお高い食べ物になってしまいましたけど、カジュアルな回転寿司のおかげで原点に戻ったと言う事かもしれませんね。
安く気軽に食べられるようになったのはありがたい事なのですけど、オジサンの若かりし頃は、社会人になって自分の稼いだお金で一人でお寿司屋さんに行くのは夢でしたな。
何だか大人な感じがしたわけで。当然回ってない寿司屋さん、一枚板のカウンターで寿司職人さんに握ってもらいながら摘むというのが、カッコいい大人というイメージが出来上がっていたのですな。雑誌の対談やインタビュー記事なんかで、小説家のセンセイが行きつけの寿司屋で話をしている掲載写真がカッコよく見えたわけで。(笑)
お寿司屋さんって表から中が見えないお店が多かったので、ガラッと開けてみるまで様子が分からないところが敷居が高くて、なかなか思い切って入れなかったのですな。いざ入ってみるとそんな事もなかったのですけどね。値段も時価なんて書いてあるとビビりましたしね。
何度か思い切って入ってみるとだんだん様子が分かるようになってきましたな。店構えで大体どれぐらいの予算で大丈夫だとか、そのお店の得意なものだとか、なじみ客の客筋だとかでお店のグレードが見えて来るという。お寿司屋さんって楽しいと思いました。
寿司職人さんが何人かいるような大衆寿司屋さんもよく行きました。若い連中と行くのならこういう店じゃないと、次から次へとよく食ってくれますからね、財布が持ちませんよ。(笑)
地元は漁港があって明石海峡を挟んで淡路島という、瀬戸内の魚が豊富で寿司屋さんが沢山ある街なので、お店に困ることはありません。この街に住んでる人なら誰でも知ってる、老舗の大衆寿司のお店は子供の頃からのなじみですし、手頃なお店から高級店まで一通り以上ありますな。居酒屋でもお寿司が当たり前にメニューにあったりします。そう思うと寿司屋デビューにはもってこいの街と言えるかもしれません。(笑)

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三宮の老舗のお寿司屋「やわら鮨」さん、入った事無くてもこの前を通った事が無い人は居ないはず。三宮の繁華街へ抜けるガード下にこの人形はいます。見たことあるでしょ。(笑)

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2018年1月11日 (木)

立ち飲み百景33 おばちゃんは酒場の管制官。

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今まで沢山の酒場で、お酒を飲んできました。オジサンは、ふらりと入ったお店でも気に入ってしまうと、続けざまに通ってしまう癖があるので、結構すぐに顔を覚えてもらえましたな。そうするとさらに楽しくなるという。
そんな数々のお店の中で、思い出に残るお店というのは必ずベテランのおばちゃんやオカアサンがいました。ややこしい酒飲み相手に、大将の仕事をがっちりサポート、お勘定の付け忘れもきっちりガード、グダグダに酔っぱらった客のお代わりはしっかりブロック、全方位目配り気配りが板に付いているベテラン中のベテラン。多分全く違う仕事に就いたとしてもそれなりのポジションに行けるだけの実力を持った仕事のできる方達かと。その仕事ぶりを眺めながら一杯やるのも楽しいひとときなわけで。
仕事帰りに酒場に集う酒飲みって皆さんわがままですからね、今日一日俺はこんなに働いてきたんだぜって、偉そうなオーラ出まくりの、「働き者の俺」に酒持って来いってな態度が鼻につく、小さい人間がほとんどな、面倒くさい世界。
お家では奥方の尻に敷かれて頭の上がらない、絵に描いたようなダメ亭主も酒場では偉そうなバカ殿、ややこしいですな。(笑)そんな酒飲みを日々相手にしているわけですから、心臓に毛が生えてなければやってられませんよ。
一杯やって調子よくなってしまったオトーサンの「ゆで卵もらうわ、コレ割れとるから安うしとってや。」の声にも「割る手間省ける分、高うつきまっせ」と全く取り合わない。
コンビーフに「マヨネーズたっぷりかけとってや」と言われれば、これでもかと言うぐらいたっぷりマヨだらけにして「どうぞ、体に悪いでっせ。」と酒飲みを完全に格下扱いしています。(笑)
ビールの空き瓶持って来て「もう一本ね。」って言われれば、「はいコレ、空き瓶は下のケースに片付けとって。」「お酒お代わりね」の声に「グラス持ってきてちょうだい。」何でも言えばやってくれると思ったら大間違い、酒飲みなら自分の酒は自分で運ぶぐらいの事しなさいよってのがルール、それも出来なくなるぐらい酔っぱらうなよって事。
なんだか怖そうに思うかもしれませんけどね、そうじゃないのですな、どうしようもない酒飲み相手だとこれぐらいが丁度いいわけで。見てると立ち飲みのおばちゃんやオカアサンに共通しているのは、みなさん酒飲みが大嫌いってところ。(笑)酔っぱらってクルクルパーなダメダメ人間ばかりですからね。昼間はお堅い仕事のオトーサンもお酒が入ればただのおバカ。デカイ声張り上げて、はしゃぐ姿にあきれ顔しかありません。酒飲みを好きになる理由がどこにも無いという。(笑)
でもかえってそれがいいのですな、絶妙のバランスといいますか。冷静に酒場を見回している管制官。嫌われない程度に飲んで帰るのが正しいテイクオフかと。(笑)

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2017年12月24日 (日)

立ち飲み百景32 元町「世界長」が34年の歴史に幕。

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「有馬記念の日が、ウチの最終日な。」だいぶ前からお店の大将に言われていたのですけどね、とうとうその日が来てしまいました。オジサンが一番長く通い続けていた立ち飲みの名店、元町「世界長」が本日をもって閉店。
ご夫婦でやっていた立ち飲みなのですけどね、高齢と言うことでこれ以上続けるのはもう無理だと。本当は8月いっぱいの予定だったのですけど競馬の大きなレースが目白押しの季節まで頑張ろうかと言う事で、引き延ばしてくれたのですな。オジサン競馬はしませんけどありがたかったですよ。
思えば20年以上お世話になりましたな、串カツとおでんの二大看板メニューはいつもの定番アテ「暑いときは、あんまり出えへんけどな。」って言いながら真夏でもおでんが食べられるのはココだけでした。
このブログの立ち飲み百景シリーズに登場してくれた名キャラは、このお店で知り合った常連の方が結構います。掲載写真も大将に断って撮らせてもらったもの多数。オジサンにとって酒場のホームグラウンド。このお店での居心地の良さを基準に他のお店の評価をしてしまうという、いわば物差しのようなお店でした。
高齢という事もあって数年前から土日の競馬のある日だけの営業に変わってしまいましたけど、それ以前は平日も開いていたので、仕事帰りに駆けつけるのがいつものパターン。常連のお客さんから「遅いがな」「そんなに働いてどうすんねん」ってツッコミ入れられながら、いつもの立ち位置でいつものお酒といつものアテで一日の終りを実感するというのが心地よかったのですな。なんだかややこしかった一日がここに来る事で全部リセットできて気分良く帰れるという場所でした。
来てるお客さんは実にさまざま、若いサラリーマンからお年寄りまで、女性客もいましたな、ほとんど一人で飲みに来ている方ばかり。そんないつもの顔ぶれがこのお店のコミュニティーだったわけで。ふらりと入ってきた一見さんのお客さんも、ひとりぼっちにしないフレンドリーさがお店のカラー、気が付けばみんなで盛り上がって閉店時間大幅に越えてしまうこともしばしば。(笑)
このお店を知って、通い続けることが出来たのは、酒飲みにとって実に幸せなことだったなと思います。そんな楽しいひとときも今日で最後。写真を撮り歩いた後に立ち寄って、いつものようにお酒を頼んで、いつものように串カツをほおばり、いつものように馬鹿話に花を咲かせて帰るつもり。
ただ最後に、ややこしい酒飲み相手に長年お疲れさまでしたの感謝を込めて「ありがとうございました。」の一言を言って帰りたいと思っていますよ。

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2017年12月19日 (火)

立ち飲み百景31 看板メニューがあるお店

立ち飲みだから座れるお店に行けないお金の無い人がお酒を飲む所だと思っている方は大間違い。いや確かにお金は無いですけどね。(笑)たまたま立って飲むお店になってしまっていますけど、実はミシュランガイドに載ってもおかしくないとオジサンは思っている名店も数々あるのですな。ただ本気で載ってしまうと、今までの常連さんは来なくなったり入れなくなる事が確実なのでね。ミシュランガイドに載るだけの内容を庶民価格で提供してくれているところがミシュランをすでに越えているという。オジサンはそういうお店で日々お酒を楽しんでおりますよ。(笑)
立ち飲みに集う方々って、安く飲める事は当然ですが、たまたま帰り道の便利な場所にあるからとか、朝から開けてくれているからとか、そのお店に通うようになったキッカケって色々あったと思うのですけどね。そんな理由の中でも「旨いアテがある」というのは重要かと。今風だと「フードメニューが充実している」とでも言いましょうか。常連客が必ず注文する料理があるお店。それを目当てに仕事帰りの一杯を楽しみに来るわけで。
帰り道にあった、今は無き大箱の立ち飲み、湯豆腐が看板メニューというか、その筋では知られたお店だったのですけど、入ってくるお客さんの9割は「湯豆腐ね」って判で押したように注文してました。なのでお店に入るとどのお客さんの前にも湯豆腐が置かれているという。それを見て思わず「湯豆腐ね」って注文してしまうわけですな、湯豆腐が湯豆腐を呼ぶ名店。他のメニューもたくさんあったのですけどね、まず湯豆腐でスタートしないと申し訳ないような気がしたわけで。(笑)

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サラダがおいしいお店も人気が高いですな。サラダと言ってもアボカドが入ってるだとか、スモークサーモン乗っかってるとかそんなオシャレなサラダじゃありません。立ち飲みですからね、オジサン達が子供の頃からなじみのあるポテサラ、スパサラ、マカロニサラダの三種類、全部マヨネーズ味の年間通して注文したくなる逸品。
チェーン店の居酒屋だと食品メーカーの業務用を使っていたりして美味しくないのですけど、立ち飲みのサラダは、お店のオカアサン手作りってところがミソ。日によって中に入っているものが違ったりします。「今日はハムが多いっすね」って聞くと「串カツ用に切ったのが売れ残ったから刻んで入れたった」なんて具合。玉ねぎいっぱいだったり、ニンジンだらけだったり注文するまで分からない謎味を楽しむわけですな。どう転んでも美味しい事には変わりがないのですけどね。(笑)
酒屋さんがお店の裏を改装して立ち飲みにしているようなお店だと、お酒の種類が充実しているところが看板メニューなわけで、立ち飲みでおよそ見かけないようなお酒が当たり前にお品書きに書いてあったりします。地元の某立ち飲みで「レミーマルタン400円」って貼ってあるのに笑いましたけど、誰か注文する人がいるから貼ってあるのでしょう。
これからの季節だとおでんが美味しいお店もいいのですけど、粕汁もはずせないですなぁ。具だくさんの粕汁って暖まりますし、お酒のアテにも十分楽しめますからね。
行きつけの立ち飲みの冬季限定メニューだった粕汁、リクエストしても高齢でもう作ってくれなくなってしまってます。手間がかかるのでオカアサンの気が向いたときに大きな鍋に一杯だけしか作ってくれない幻の逸品でした。
無くなったら売り切れ、早いもの勝ちの世界なので、お品書きのホワイトボードに「粕汁」の文字を見つけたら即行注文、出遅れると当たりませんのでね、粕汁争奪戦がこのお店の冬の風物詩でしたな、一度直前の常連さんで売り切れになって悔しい思いをした事を未だに覚えているというぐらい美味しい粕汁でした。(笑)もう一度食べたいのですけどね、叶わぬ夢ですな。
誰に聞いても「あの店のあれは旨い」と太鼓判な看板メニューがあるお店ってそれだけでお客さんが集まってきます。酒飲みはお酒さえあればいいってモンじゃないのでね、ハート鷲掴みなメニューがひとつあるだけでお酒の味わいも変わります。
いつものお酒にマチガイのないアテ、看板メニューを味わいながら、今日も看板の時間まで飲んでしまうわけですな。(笑)

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2017年12月12日 (火)

おでんの出汁は飲む派、残す派?

行きつけの立ち飲みで頼む率が上がっているおでん。冬の定番ですし、安くて暖まるはずせないメニューですな。大体2~3品入れてもらうのがいつもなのですけど、それに出汁をかけて、からしを添えて出てくるとなんだか気持ちも暖まりますな。おでんをアテに一杯やっている人は全部同じ顔、暖かさに顔がほころんでいますからね。しっかり出汁の染みたおでんは明日への活力、どんなお店でもほぼ美味しいですから。
ただ最近の新しい立ち飲みだと業務用のものを暖めて出してくるところもあるのでがっかりします、いってみればコンビニのおでんと中身はほぼ同じ。どこかの食品メーカーが作っているのなんて食いたくないですからね。おでんはそのお店手作りってところが美味しさなわけで。その辺り勘違いしているお店に未来はありませんな。酒飲みをなめているとしか思えない。冬場の定番アテのおでんのポジションを理解していない空気が読めないお店だと言ってしまいましょうか。(笑)
酒場のキングオブアテなおでんですけど、お家でも作ります。外でおでんで一杯やって帰ったら晩ご飯がおでんなんて事もありましたけど、それはそれ、たかがおでんでも味わいが違いますからね。すぐにお風呂に入って、お家のおでんで飲み直し、コレもまた楽しいわけで。
お店のおでんとお家のおでんの大きな違いって知ってますか?酒飲みなら分かると思いますけどね、お家のおでんは野菜系が多いのですな。共通アイテムの大根以外にニンジンやジャガイモ、里芋や昆布に銀杏、春菊が入るのがお家のおでん。
お店だと煮くずれするようなジャガイモはほとんど入れません、売れなかったら崩れて出汁が濁りますからね。売れ筋の大根だけ、おでん専門のお店はこの限りではないですけど、立ち飲みのおでんはほぼ野菜は大根のみのところが多いかと。
そのかわりちくわ、ごぼ天、平天などのいつまで炊いても大丈夫な練り物グループは充実してますな。同じおでんでもお家とはずいぶん違うのが面白いところ。
で、おでんの出汁なのですけどね、お店、お家関係なくおでんを食べた後にお皿に残った出汁って飲みますか?残しますか?オジサンは必ず飲み干してしまいます。玉子を頼んで崩れた黄身が出汁に溶けてしまったのなんて、そのままにしませんよ、見た目は悪いですけど美味しいのでね。コレもおでんを頂く際の作法かと思うのですよ、お家だと家内には嫌がられますけど。出汁を飲み干すのは美味しく頂きましたって言う証だと思うのですけどねぇ。
それからおでんの具を全部食べた後にジャガイモの崩れたのや、ニンジンやスジのかけらが沈んだ出汁ってどうしてますか?えっ捨てちゃう?罰当たりな。関西で多いのがそれを使ってカレーにリメイクするというもの。カレー粉を加えるだけでちょっと和テイストなカレーになるのですけどね、美味しいのですな。せっかくいいお味が出た出汁を余すところ無く使いきる庶民の節約メニュー、実はおでんの次の日のお楽しみだったりします。(笑)

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2017年12月 3日 (日)

恒例になった干し柿を今年も。

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数年前になりますけど、干し柿を頂いたのですな。それも出来上がった干し柿じゃなくて、干し柿を作るセット。
箱の中には生の渋柿ゴロゴロとそれを吊すためのヒモと説明書が入っていて、手作りを楽しんでねって事なのですけど、試しに作ってみたら、見た目はよろしくなかったのですけど、思いの外甘くて美味しい干し柿が出来てしまって以来、我が家では白菜のお漬け物と共に冬の手作りの定番になっておりますよ。どちらも仕込んでしまえば後は放っておいて出来上がるので簡単お手軽しかも旨い。
そのままじゃとても食べられない渋柿が寒い季節に干すだけであれだけ甘くなるのですから、コレを最初に発見した人は偉いと言いますか、自然の力ってすごいと言いますか。何はともあれ今年も干しましょうって事で早速やってみました。
まずは柿を調達、この季節は干し柿用にと、ヒモに吊せるように枝を少し残した渋柿が市場でも出回ります。大人の握り拳ぐらいの大きさなのですけど、今回はそれプラス商店街の物産を扱うお店で田舎から直送の小振りの柿を家内が買ってきてました。安くて袋いっぱい入っているので人気らしく争奪戦だったそう、「2袋確保したよ」って得意そうでしたな。(笑)
作り方は、柿の皮をむくところから。ここは面倒くさいので家内にお任せ、オジサンはヒモを用意して、引っかけるための輪っかを作り、むいた柿の枝をそこに結んでいきます。柿同士がぶつからないように間隔をあけて結びつけたらヒモを持って、大きな鍋に沸かしておいた熱湯に柿を10秒ほど浸します、表面を熱湯消毒するわけですな。
それを持ってベランダへ、物干しに引っかけて並べたら完了。後は何もする事が無いわけで、放っておくだけ、自然の力がじわじわと甘くしてくれます。
吊したときはつるつるの赤ちゃんのほっぺたのような柿が、一週間もするとオジサンのようなシワシワになってきますな、さらに一週間ですっかりオジイサン。(笑)
手で摘んでみると中が柔らかくなっているのが分かります。これぐらいになったらひとつひとつ柿を揉んでやるのですな。よく揉む事によって甘みが均等になるのだそう。外側は乾燥してしっかりしているので少々揉んだぐらいで破れる事はありません。さらに一週間干すとすっかりいい感じに出来上がります。
そのまま食べても料理やお菓子に使っても美味しい干し柿、まずあの歯応えがいいのですな。それと優しい自然の甘みが癖になります、お茶を入れるときにパクッとかじっちゃったりするので、沢山作ってもいつの間にか無くなっているのもいつもの事なのですけどね。
放ったらかしておくだけなのに手作り感がある干し柿、お店で売っているのと違って、形もそろってなければ見た目もきれいじゃないですけどお家で作った方が断然美味しく感じますな。

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2017年11月16日 (木)

早朝の無音インスタントラーメン

以前書きましたけど、休日の早起きが加速していて3時ぐらいに目覚めてしまうという。二度寝できないのでそのまま起きてブログを書いたりしてます。そんな時間に目覚めると当然ながらお腹が空きます。なのでお家では買ってくれない昭和レトロな菓子パンをこっそり買ってきて、かじっているわけなのですけど、だんだん寒くなってくると暖かい食べ物が欲しくなるのですな。お腹の中から暖まれば作業もはかどるってモン。
で、これまたお家では食べさせてくれないインスタントラーメンをこっそり用意したわけで。若い頃にはずいぶんお世話になったインスタントラーメン、スーパーの特売で3個100円なんてラーメンで命を繋いでましたな。友人の下宿での飲み会は、無いお金をかき集めて買ってきたしょぼい食材をサッポロ一番塩ラーメンの粉末スープで炊いた鍋、〆に麺を入れればご馳走、野菜の旨味が出て、これ結構いけました。
チキンラーメンにコショウをしこたま入れて食べると、後でお腹の辺りが熱くなるので、寒さをしのげるなんて教わったり、考えると無茶苦茶なモン食ってましたな。(笑)
あれだけよく食べたインスタントラーメン、家内は全然食べない人なので買ってくれません、カップ麺も以下同文。なんだか敵視しているみたいというか、体に悪い食べ物と思っているみたい。確かに毎日食べてたら良くないでしょうけどね、たまに食べるぐらいなら問題無いかと。
なので休日の朝食までのつなぎに、こっそり食べる温かな一杯。家内が起きてくる時間まで待ってたら腹が減って持ちませんからね。
で、早朝からガチャガチャと音を立てて作っていて起きてこられたら困ります。カップ麺ならお湯を注ぐだけなので簡単大丈夫なのですけど、袋入りの物はそうは行きません。第一級警戒態勢で無音で作って無音ですするわけですな。あのね、朝っぱらからインスタントラーメンって思うかもしれませんけどね、旨いですよ以外と。(笑)
早朝ラーメンに味をしめてしまったオジサン、週末の仕事帰りにスーパーに寄るのが楽しくなってしまいました。出前一丁やエースコックのワンタンメン、サッポロ一番シリーズなど定番のものは当然美味しいのですけど、マイナーメーカーの見た事も無いようなのもそそります。以外と大手スーパーより、小さなスーパーの方がそういうラーメンが特売で売っていたりするのですな。面白そうなのを探しながら売場を徘徊、ささやかと言うか小さ過ぎる週末の楽しみ。(笑)
パッケージを見てこれは美味しそうと思ったのがはずれだったり、何じゃコレってなのが以外とリピートしてみたくなる美味しさだったりするのが楽しいわけで、そんなこんなで選んできたラーメン、寒い朝にすすると至福の一杯。数百円のインスタントラーメンでも本当にお腹が空いているときには何物にも代え難いご馳走になることを知りました。
オジサンがひと仕事もふた仕事も終わらせた頃にムックリ起きてくる家内の知らない早朝の密かな楽しみなのでありますよ。(笑)

_mg_8678_blog この2つが結局王道だったりするのですな。いつ食べても美味しいですからね。(笑)

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