ハーフサイズカメラ

2017年8月12日 (土)

地元の夏祭りをペンFTに標準レンズで。

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地元の神社で行われる恒例の夏祭り、境内にはたくさんの屋台が所狭しと並びます。たった三日間だけ、期間限定の街の景色。
今年は日回りが良くて休日に見事にシンクロ、夜はスゴイ人でしたな。子供や学生やカップルには楽しい夏祭りなのでしょうけどね、オジサンになってからは行かなくなりました、せいぜいたこ焼き買って帰るぐらいになってます。(笑)
たまたま土曜日に出かけたとき、ちょうど初日だったようで、まだ昼過ぎぐらいの時間だった事もあって人の姿はまばらでした。お孫さん連れたおじいちゃんとか、部活帰りの中学生がうろうろしているぐらいで、まだまだ始まったばかりの感じ。
その日はペンFTにF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8標準レンズを持ち出していたのですけどね、これで夏祭り風景を撮るのも面白いかとフィルム1本分うろうろして撮り歩いてみたのですな。そんなに広い境内ではないのでね、何度も行ったり来たりしながら、まだ営業を始めたばかりで、ヒマそうにしている屋台を撮ったり飾り付けている提灯を撮ったり、結構楽しかったわけで。
買い置きしていたフジの業務用ネガカラーフィルムの賞味期限が迫っていたのもあった消化試合。リバーサルフィルムファンなのでネガフィルムを使う率が低いのですな。使うかもって思って買い置きはしてあるのですけどね、出番がないまま賞味期限が迫ってしまって慌てるという。
ラチチュードの広いネガフィルムですけどね、いい加減なことはしませんよ、きちんと露出計で測って撮りました。リバーサルフィルムで癖になっているので、この辺りは撮るときのオジサンの作法というか流れになっているのですな。カメラを構える前に露出計をかざして測るのがスタイル。
分かり切っている光線状態だと一回測ればそれでOKなのですけどね、神社の境内って大きな木があったりして日の射すところと影の所があるので明度差が見た目以上にくっきりしていたりします。どこを生かすか考えるのに露出計は「新宿の母」のような存在。きちんと測れば迷いもなくなりますからね。(笑)
いっぱい並んだ屋台を見て歩くといろいろ今時のトレンドが見えてきます。たこ焼き、いか焼き、焼きそば、金魚すくいに当てものなんてのはいつの時代も無くならない定番アイテム、今となってはレトロ感がかえって嬉しい射的やスマートボールもいいですなぁ。スーパーボールすくいや風船釣りも無くてはならないものになっています。
境内を徘徊していて初めて見かけたのが「電球ソーダ」なる屋台、「ピカピカ楽しい!新登場ドリンク!!」って書いてありました。どういうものかというと、お好みのドリンクを選ぶと電球の形をした入れ物に入れてくれて、それがピカピカ光るというシロモノ。LEDライトを仕込んだ容器なのですけどね、人気らしくて小中学生の女の子たちがピカピカ光らせながら歩いてましたな。夜店の屋台で売るものもいつの間にか電気仕掛けが当たり前って、もう付いて行けませんよ。(笑)
地元の夏祭りをのんびり撮り歩いた土曜日の午後。フィルム1本撮りきったところで本日終了。オジサンは電球ソーダより、こめかみがキンキンするぐらい冷えたビールの方がいいですな。(笑)

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2017年8月 5日 (土)

ペンFTに25ミリレンズ一本勝負な一日。

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世界で一番美しい一眼レフといっても過言ではないオリンパスペンFシリーズ、最近これの持ち出し率が上がっています。しかもあえて交換レンズを持って出ずに決めたレンズ一本をボディーに付けて勝負が楽しいのですな。
早い話一眼レフを持って出ていながら超軽量で荷物にならないところがオジサンの街歩きにベストフィットしているわけで、ハーフサイズなので36枚撮りフィルムで72枚撮れるところも○。フィルム1本撮り歩くぐらいの街歩きがヘタレオジサンのサイクルに合っているわけで。ドンケの一番小さなカメラバッグにカメラと露出計に財布と老眼鏡だけのミニマムセット。ペンFTって偉大な一眼レフですな、装備はミニマムなのに、撮る楽しみは全然ミニマムじゃないところがスゴイわけで。
どう考えても写真撮るより後の立ち飲みでの一杯を楽しみに歩こうかという罰当たりな撮影装備なのですけどね。でも実際この方が楽しく写真が撮れたりします。暑いですからね、長時間歩き回ると熱中症で倒れてしまう恐れもあります、特に港で撮ってると日差しを遮るものがありませんから、写真撮るのも命がけですよ。(笑)
ペンFTに標準、広角、望遠の3本セットが基本というのを少し前に書きましたけど、意識がモーローとするぐらい暑い中だと、レンズ交換なんてやってられませんな、滝のように流れる汗がカメラの上にボトボト落ちたらイヤですからね。
もう少し過ごしやすい季節になるまでお休みしてボディーに付けたレンズ一本だけで勝負、熱中症で倒れる前に撮り終えて酒場にたどり着こう作戦。(笑)
で、今回チョイスしたレンズはE.Zuiko Auto-W 25mm F4。35ミリ換算で35mmと広角レンズと呼ぶには今の目で見ると中途半端なところもあって、もう一本の20mmレンズの方が35ミリ換算で28mmなので出番が多いのですけど、あえてこのレンズで楽しんでみようかと。広角レンズは20mmと25mmしかないのはペンFシリーズの発売されていた時代を考えるとしょうがない事なので文句は言いませんよ。(笑)
開放F値がF4と、決して明るいレンズではないので、ペンFTの暗いファインダーだとピント合わせが、オジサンにはちょっとつらい部分があるのですけど、昼間の屋外だとまだ何とかいけますな。
ハーフサイズは被写界深度が深いので、思いっきりピントはずしする事はないですけど、見易くは無いですな。晴れた日の屋外だとシャッタースピード1/250秒でF11ぐらいになっちゃうので深度目盛りを見てその中に収まるように撮ればピント合わせの必要もないのですけど、せっかくの一眼レフですからわざと開放絞りで撮ってみたくなるわけで。
日差しの差し込まない路地なんかでF4になるような場所を探してみたりのレンズいじめ。(笑)っていうか暑くて日差しの場所ばかり居られないのもありましたけどね。
500mlのペットボトル2本がぶ飲みしながら撮り歩いた一日。こんな写真を撮りました、どうぞ。
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2017年7月30日 (日)

ペンFシリーズのレンズラインナップを眺めてみたら。

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ハーフサイズカメラの中で唯一の一眼レフ、オリンパスペンFシリーズ。見た目もかっこいい名カメラ、交換レンズは35ミリ一眼レフのミニチュアみたいで、ちっちゃくて可愛いのですな。カメラにひとつレンズを付けて、あと1~2本ぐらい持ってお出かけしても全然苦にならないコンパクトさなのが楽しいわけで。小さなカメラバッグにもすんなり収まりますしね。
オジサンが持って出るときのセットはペンFTボディにF.Zuiko Auto-S 38mm F1.8標準レンズを付けて、それと広角はE.Zuiko Auto-W 25mm F4かG.Zuiko Auto-W 20mm F3.5、望遠はE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5という組み合わせ、あとZuiko Auto-Zoom 50-90mm F3.5というズームレンズもあるのですけど、あまり使ってませんな。やはり単焦点レンズが似合うかと。(笑)
ペンFTは楽しいカメラなのですけど、ファインダーが決して明るいとはいえないのがオジサンにはちょっとつらいところ。特にF3.5やF4クラスのレンズを付けるとかなり暗く感じます。明るい屋外だとまだ問題はないのですけど、ピント合わせに一苦労します。
広角レンズですと、被写界深度の深さを利用して撮れば大丈夫なのですけど、100ミリの望遠レンズはそうは行かないので、慎重にピント合わせをしなくてはなりません。他のペンFシリーズとは違って一眼レフですのでね、背景ボケボケ写真なんか撮って見たくなるのですな。
そんな事もあって、いっちょレンズを充実させようかと、調べてみたのですけどね、出てきませんでしたな。結果は今のままで行くしかないかという結論。(笑)
ペンFシリーズの当時のレンズラインナップを見てみると分かるのですけど、標準レンズは5本もあるのに広角レンズは3本としょぼい、中望遠レンズとズームは各2本、望遠レンズ5本にマクロレンズ1本と今の目線から見ると広角側のいいレンズが少ないという。当時のレンズ設計の技術を考えると仕方ない事なのですけどちょっと物足りなさも感じるわけで。
デジカメのフォーマットでAPS-Cサイズというのがあります。サイズだけ見るとハーフサイズと近いサイズなのですな。このレンズがマウントアダプターでペンFに付けられたら、当時のレンズラインナップを補完できて面白いのではと思ってしまったわけで。絞りも電気仕掛けで動く今時のレンズを付けても使い物にならないのは分かっていますけどね。(笑)ただ種類だけは豊富なので何とかなったら楽しいのではと。
デジカメにオールドレンズを付けるマウントアダプターはたくさんありますけど、オールドカメラに最新レンズを付けるという逆バージョンマウントアダプター。全く需要は無いでしょうけどね。(笑)

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2017年7月22日 (土)

写ルンですを卒業したら4 押すだけオートハーフ推し

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若い人のフィルムファンがじわじわとまで行きませんが、ちょぼちょぼ増えているそうですな。コンビニで買えて、手軽にフィルムを楽しめる写ルンですの人気は大きいかと。
5月下旬からカメラのキタムラでスマホ転送サービスなんてのも始まったようですし。撮った後のインフラが良くなればまだまだファンは増えると思いますよ。
写ルンですは買って袋から出したらすぐ使えるところがいいのですけどね、現像が上がるまでフィルム自体を目にする事がないのですな。もう中にセットされちゃってますからね。巻き上げてシャッター押すだけ、そこが便利で人気の秘密なのですけどね。
だけど世の中には、ちゃんとフィルムをカメラに装填するところから始めてフィルムカメラを使ってみたいという方もいるのじゃないかと。だけど使い勝手は写ルンですと同じぐらい簡単なのがイイって方にオススメしたいのが今回取り上げたリコーオートハーフシリーズ。
タバコの箱が分厚くなったぐらいの大きさの文字通りコンパクトな石鹸箱。(笑)使い勝手はシャッター押すだけの簡単お手軽カメラなのですけどね。写ルンですを越えているところは何かというと、ハーフサイズなのに抜群の写り。
写ったサイズはふつうの35ミリの半分のサイズだからハーフサイズなのですけど実にシャープでびっくりするはず。写ルンですのフルサイズを超えていると思いますな。オジサンこのレンズはすごいと思いました。
半分サイズだから36枚撮りフィルムで72枚撮れるところもグッド。いっぱい楽しめますからね。じゃんじゃん撮っても全然OK。しかもゼンマイ仕掛けでフィルムを巻き上げてくれるのでバシャバシャ撮れます。これ結構快感かも。
ゼンマイをジーコジーコ巻き上げたら後はシャッター押すだけ。次々撮れますよ、なんだか持ち歩いていて楽しいのですな。こんなすごいカメラが昔あったのだと言う事を平成生まれの君たちに知っていただきたいわけで。
たくさん売れたカメラなのでたくさんの種類があります。しかも中古カメラ屋さんではリーズナブルな価格で並んでいるという。一台持っていても損はないと思うのですけどねぇ。

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以前行きつけの酒場で常連のカメラ女子に見せたところ「なんすかそれ、カメラっすか、エ、エ、エ、何々、そんなん初めて見ましたけど」って激しく食いついてきましたな。
ま~ね、見たこと無い方にはかなりインパクトのあるカメラですからね。「撮って見る?」って渡したら、何枚か撮って「うわ、うわ、これめっちゃ欲しい、どこで売ってるんですか」って返してくれなくなったので後日その子の所に嫁ぎました。オジサン4台も持ってたので、まいいかと。フィルムカメラファン増やさないといけませんからね。
なんだかいつも持ち歩いてがんがん撮ってるみたい、それだけ使ってくれると嬉しいですな。
このカメラ、ゼンマイ仕掛けのフィルム巻き上げにまずやられますな。リズム感があるというか、次々撮ってしまうという。まさしく辻斬りのように撮りまくってしまいます。レンズは当時としてはワイド、ハーフサイズなので被写界深度も深くて隅々までピントがきたシャープな写真が撮れるのですな。
こんなちっちゃなカメラですべてが完結しているところがスゴイかと。写ルンです卒業シリーズ第4弾は万人にお勧めしたいリコーオートハーフで決まりということで。
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2016年12月25日 (日)

年の瀬あれこれ。

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この季節になると、仕事は徐々に落ち着いてくるのですが、それ以外の事が忙しくなってきて、結局バタバタしたままの年の瀬って事になりますな。学習能力ゼロというか、毎年同じ事の繰り返しな年の瀬、でも何だかそういうのも楽しかったりします。
まず飲み会のお誘いが増えますな、何時も飲んじゃってるので、何を今更な感がありますが、誘う方も誘われる方も、年の瀬で何となく仕事に余裕が出てきて「じゃぁチョット一杯」って事になります。行くお店も飲むお酒も何時もと同じで変わり映えしないのに、年の瀬だともう少しで正月休みなので何だか楽しいのですな。で、何時も以上に飲んじゃって、何時も通りのクルクルパー、でも幸せなのでこれもありかと。(笑)お家に帰って怒られるのも何時も通りなのですけどね。
せわしない中でもカメラを持って出掛けると何だか楽しいのも年の瀬。街の賑わいに触発されて撮ってしまいます。人混みは嫌いですが賑わいってイイですな、何となくテンション上がりますよ、何を撮ってもいい感じに撮れるような気がしますしね、クリスマスに、迎春に、ショーウインドーの飾り付けのひとつひとつがそそります。
こうなると中判カメラでじっくりより、辻斬りのように撮り歩けるカメラの方が気分に合いますな、モータードライブ付き一眼レフに、広角の単焦点レンズだけの潔い選択も楽しいかと思いますが、ここはちょいとばかりひねりを利かせてみたいところ。で、オジサンがチョイスしたのはリコーオートハーフ。ゼンンマイドライブで街を速写、年の瀬の風景を全部撮り尽くす気分で歩きながらパシャパシャするのが楽しいかと。
オリンパスペンEEシリーズもいいですが、このせわしさとシンクロ出来るカメラはオートハーフしかないのではないかと思いますね。実際撮ってて気分がいいですからね、ちょっとスポーツ感覚で年の瀬の街を切り撮るのにピッタリ。ISO400ぐらいの高感度フィルムを入れておけば商店街のアーケードでもノープロブレム。パシパシ撮れますよ。
レンズはシャープで、ハーフサイズカメラの中では広角寄りだし、持ってて楽しいし、年の瀬の街を隅々まで歩き回って撮るのにオートハーフは最適。
フィルム一本72コマ撮り切ったら本日終了でいつもの酒場へ。心なしかお酒がおいしく感じますねって、結局飲んじゃうわけですけどね。(笑)

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2016年10月22日 (土)

ハーフサイズカメラでハーフじゃない写真を。

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フィルムの種類はどんどん少なくなっておりますが、今時のフィルムって昔に比べてすごく高性能だと思うのですな。高感度フィルムもざらつきが少ないですし、感度100の常用カラーフィルムは発色も粒状性も安定していて、安心して使えます。
カメラとレンズの性能が高くなるにつれて、フィルムの性能の要求も上がっていったわけで、昔のカメラ雑誌を見ていると、フィルムと言えばコダックやアグファだった時代に、富士フイルム、サクラカラーが真っ向勝負、高感度、高性能なフィルムの開発にしのぎを削っていたのが見て取れます。
サクラは後にコニカになり、さらにコニカミノルタになってカメラもフィルムももう作っていませんが、「SHINBI」は好きなフィルムでしたな。
フィルムを使っていて、どうしても気になるのが粒状性。オジサンは昔、押入れを暗室にしてモノクロの現像、引き伸ばしをしていたので特にその辺りに敏感、大きく伸ばすとよく分かりますからね。感度400のトライXが主流だったときもあえて感度100のネオパンSSを使ってましたな。後にACROSに変わりました。
今時の感度400のフィルムって昔の感度100並の粒状性、それだけでもフィルムの性能って高くなったな~と思いますね。ま、ダメダメな写り具合を楽しむフィルムもありますけど、それは異端児。高性能フィルムがいつでも買えるこの時代、後はカメラの性能と腕が試されているとも言えるわけで。

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で、ここからが本題、何度か書いておりますが、まだフィルムの性能も今ほど高くなかった時代のカメラに、今時のフィルムを入れると予想外のカメラの素性が分かったりして面白いのですな。
例えばモノクロフィルムしかなかった時代のカメラにカラーフィルムを入れて撮ってみると、特定の色合いに偏ったり、以外と原色の発色が派手だったり、コントラストが高くなったりその反対だったりします。シャープさや解像度重視で設計されているのですから当然ですが、経験からいくと、意外とどのカメラもよく写ると思いましたな。基本的な性能が高いってことでしょうね。

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古いカメラの中でも、高性能フィルムのおかげでカメラの評価を見直していただきたいと思っているのがハーフサイズカメラ。もうね、はっきり出ますよ。ハーフサイズカメラがブームだった頃、オリンパスペンに続けとばかり、各社からたくさんのカメラが発売されましたが、いいカメラもあれば、あわてて開発したようなカメラもあったわけで、その辺りの違いがハッキリと出るのですな。とても大伸ばしに耐えられないようなレンズ性能のカメラもありました。どこのカメラとは言いませんけどね。(笑)
ぶっちぎりでその凄さを再認識するのが、オリンパスペンシリーズとリコーオートハーフシリーズ、ハーフサイズカメラはこの2台があればもう他はいらない。(笑)
オリンパスペンのEシリーズなんて、押すだけでこの写りってビビりますからね。ハーフサイズだから写りもそれなりなんて高を括っているといきなり顔面にストレートパンチ炸裂。カメラに対する認識変わって、防湿庫の中でもセンターポジションに飾りたくなりますな。もう全然ハーフじゃない、低感度のリバーサルフィルムを詰めて気合いを入れて撮りたくなります。
ハーフサイズなので36枚撮りフィルムで72枚撮れるのも経済的。今時の高性能フィルムで、カメラの本当の実力が身にしみて分かるハーフサイズを楽しむのはいかがでしょうか。

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今回の写真、1番目はRICOH AUTO HALF SE、2番めがRICOH AUTO HALF ZF、3番めがOLYMPUS-PEN EE-3、4番目がOLYMPUS-PEN EE-2で撮影したもの。

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2016年9月29日 (木)

キヤノンデミを絞り優先で使うには。(要露出計)

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個性的なカメラがたくさん揃っているハーフサイズカメラの中でも、ひときわかっこいいのがキヤノンデミ初代。貼革が赤、青、白のカラーバージョンも発売されていましたな、コレってトリコロールカラー、名前といいどこかフランスを意識していたのかも。確かにフランス車のような雰囲気があるデザインだなぁと、オジサン勝手に思ってますけどね。(笑)
で、オジサンが持っているのは青い貼革のモノ。セレンの反応が悪くて、100均で買ってきたソーラー電卓の太陽電池と交換して修理したのですな。あのころは修理に凝ってましたからね、いろいろやりましたよ、楽しかったな~。
ま、とりあえずネガフィルムで撮る分には大丈夫になったキヤノンデミ、ボディ上部のメーター窓の針に追針が重なるようにレンズのリングを回してシャッターを押せばOKの、カメラにお任せなプログラムシャッター機。
レンズのリングを回してフラッシュマークに合わせると、シャッタースピードが1/30秒に固定されるので絞りで調整して撮影することもできます。この時代のカメラってフラッシュマークに合わせるとシャッタースピードが固定になるものが多いので、セレンやメーターがダメダメなカメラでも、そのほかの部分が大丈夫なら何とか使うことができますな。メーター故障だとジャンクで格安で手に入りますしね。レンズがきれいなら十分使ってやれるかと。
話がそれました、以前も書いたのですが、露出計があればデミは絞り優先で使えます。フラッシュマークに合わせて1/30秒に固定されるよりは面白く使えるのじゃないかなと思うのですな。
デミはLV8~LV17の範囲でシャッターと絞りの組み合わせが決められています。LVってライトバリューのこと、あるシャッタースピードと絞りの組み合わせで露光される量を表すのですな。露出計だとEV(エクスポージャーバリュー)って表示しているので置き換えてもらえばいいかと。LVに感度を加味したものなので、光の量を数値で表しているところは同じですのでね。
で、仕様によると1/30、F2.8(LV8)~1/250、F22(LV17)の範囲でシャッターと絞りの組み合わせが変化します。LV(EV)8はF2.8、9.5はF4、11はF5.6、12.5はF8、14はF11、15.5はF16、17はF22、つまり露出計を持ってればEV値を測れるので、絞り優先で使えるわけですな。
手順は、露出計をEVモードにして測り、その値に対応した絞り値に絞りレバーが来るように、レンズのリングを回して設定して撮影となります。ちょいとばかり面倒くさいですが、それも楽しんでしまうぐらい、ゆったりと撮ればいいかと。(笑)
LV(EV)値を絞り値に換算する表を持ち歩かなくてはなりませんが、オジサンはラベルプリンターで作ってデミのボディーに貼り付けてます。これなら忘れることがありませんのでね。持ち歩いてて気分がいい、オシャレなデミ。イレギュラーな使い方ですが、こんなのも有りかなと。いかがでしょうか。

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2016年8月 6日 (土)

ペンFの交換レンズを愛でる。

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今時のデジタル一眼レフのレンズって、ズームレンズが主流なので、どれもデカいでしょ。明るい大口径のレンズなんて、中判カメラ用のレンズかと思うぐらいデカい。
ミラーレスや、マイクロフォーサーズのような小型のデジタルカメラは、それに比べれば小さい方ですけどね、それでも今時のレンズはオートフォーカスやら、メーカーによっては手ぶれ補正の仕組みを内蔵しなくてはならないのでどれも胴が太いですな。
「太いのだぁ~い好き」って方には何も言いませんけどね、にぎにぎして伸ばしたり縮めたりして快楽に浸ってくださいね。(笑)
さて、ここから本題、ペンFのレンズのお話。ハーフサイズ唯一の一眼レフ、ペンFはカメラだけでなく、システムとしての充実ぶりも半端じゃなかったのですな。オリンパスの本気度が感じられます。当時の広告を見るとレンズやアクセサリー類がずらりと並んでいる写真が出てきます。一眼レフですから当然の事ながら、どんな場面にでも対応できるようにレンズも充実してました。

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で、このレンズがイケマセン。もうね、可愛くてね、ハーフサイズですから、35ミリフルサイズの一眼レフ用交換レンズと比べて、はるかに小さい。でもちゃんと一眼レフの交換レンズなので必要なものは全部同じように付いてる。まるでレンズのミニチュアのようなところが可愛すぎるのですな。
机の上に並べて、ニンマリしてしまうという。ついつい意味もなくレンズ交換なんかしてしまって、ヘンタイ遊びに夢中になってしまうわけですな。家内も気色悪がって、近づいてきませんよ。でもオジサンは幸せ。今日のストレス、グッドバイ。(笑)
カメラボディーと広角、標準、望遠の3本のレンズで全方位撮影OKなセットでも、実にコンパクト。次のお出かけ用に、小さなカメラバッグに財布と露出計とフィルムと老眼鏡と一緒に、入れたり出したりして、きれいに収まると何だかウレシイ。
持ち上げてみて「おっ、軽い軽い」なんて事を夜中にやってしまうので「エエ加減に寝なさい」って叱られちゃうわけで。
これが、EOS 5D MarkIIに広角、標準、望遠のズームだと、近所のバス停まで歩いた時点で、やや後悔。電車に乗って目的地に着いて、歩き出して10分もしない内に帰りたくなりますな。ヘタレオジサンは重いカメラも、ごつい荷物も、夏の暑さも全部ダメダメ。(笑)

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ペンFの交換レンズを見てみると、以外と広角系が弱いのですな、レンズ設計の技術的なことも背景にあるのですが、20ミリF3.5と25ミリが解放F値2.8と4の2本しかありません。
ハーフサイズは焦点距離×1.4で35ミリ換算になるのでそれぞれ28ミリと35ミリ相当になりますね、今の感覚から行くと、広角と言うにはちょっと寂しいラインナップですが、当時としてはこれが限界。ペンFを使い始めると間違いなく欲しくなって探し回ることになりますな。作られた数が多いのか、以外と有るところには有るので気長に探せば見つかりますけどね。
広角、標準、望遠レンズが揃うと、ちょっとマニアックなパンケーキレンズやマクロレンズが気になり出すのですが、これは止めておいた方がいいですな、お値段バカ高くて完全にコレクターの世界、レンズ集めに奔走して写真撮るのが疎かになってしまってはイケマセン、ペンFが泣きますよ。
中古カメラ屋さんに並んでいるペンFに一番良く付いているのが38ミリF1.8の標準、ド定番のレンズなのですけどね、実はこれが意外と一番活躍してくれるのですな。解放F値が1.8なので、35ミリよりぼけにくいハーフサイズでも背景ぼかしたりしやすいですし、広角風、望遠風と変幻自在に撮れる使い勝手のいいレンズ。
オジサンが今までペンFで撮った写真を見てもこのレンズで撮っているのが圧倒的に多かったりします。(笑)
よく、物事は○○に始まり、○○に終わるなんて言いますが、ペンFのレンズラインナップの中ではこのレンズがそうじゃないかと思いますね。
ペンFを使い出すとひしひしと感じられる、小さなカメラバッグに一眼レフのシステムが丸ごと入っている幸せ。可愛い交換レンズは「交歓レンズ」か「好感レンズ」なのかも知れませんね。(笑)

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今回街で撮ってきた3枚の写真はすべてノートリミングで掲載しました。なので黒い縁が付いています。フィルムはフジフィルムのベルビア100。レンズは上から順に38mm F1.8、25mm F4、50-90mm F3.5です。一枚目の38ミリ標準レンズで撮ったものの方が、二枚目の25ミリ広角レンズで撮ったものより広角っぽいでしょ。標準レンズはこういうところが面白いのですな。常にボディーに付けっぱなしにしておきたいレンズ。

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2016年7月31日 (日)

見せてもらおうかお前の実力とやらを、オリンパスペンS

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日本のカメラ史に残る名カメラ、オリンパスペン。ハーフサイズ好きにとって避けては通れないカメラでありますな。
ペンのことを知るのに、朝日ソノラマ刊、クラシックカメラ選書26「オリンパスペンの挑戦」という本がありました。設計者の米谷美久氏自らが語るペン誕生の回顧録。若き新米設計者が夢のカメラ実現に向けて奔走する姿が浮かび上がる究極のペン本。戦う技術者のお話っていいですな、理工系のオジサンは何度も読み返して感動しておりますよ。
で、感動しておきながら、持っているのは初代ペンじゃなくて、2代目のペンSだという。ま、この辺りはコレクターやマニアじゃない「撮るのが好き」なオジサンとしては、写真を撮る道具としての完成度が高い2代目にひかれるのは当然かと。(笑)
オジサンのペンSは、行きつけの中古カメラ屋さんに委託品で並んでいたもの。どういう保管をされていたのか結構薄汚れていて、低速シャッターが不安定、霞がかかったようなファインダーに、レンズもきれいで無かったのですけどね、値段に負けてお持ち帰り。
その頃はカメラ修理にはまっていたので、ネットのバラし記事などを参考に、徹底的にキレイにしたら蘇りました。直したカメラを飾っておくのはコレクター。オジサンはもう一度壊れるまで使ってあげたい「天寿全うこそカメラの幸せ」だと思う人。なので当然ながら使いまくりましたな。

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リバーサルフィルムで撮って、ライトボックスの上で小さなコマがずらりと並んでいるのを見るのが楽しくてね、ストレスも吹っ飛びますよ。ルーペで拡大して見ては「お~」って歓声上げてました。家人からはヘンタイ扱い。(笑)
ところがオジサンのイケナイところは、カメラが増えてしまって、使う順番が新しく見つけてきたカメラ優先になってしまうという。気が付けばペンSは完全にベンチウォーマー。防湿庫の中で、でかいマミヤ6の後ろに隠れて泣いてました。イケマセンな、米谷さんに叱られますよ。

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で、久々に持ち出してみました。どこかのアニメの名台詞じゃないですが「見せてもらおうか、お前の実力とやらを。」ってわけで、せっかくだから、そのポテンシャルを引き出してやろうとフィルムはリバーサルのベルビア50をチョイス。
ハーフサイズなのでね、フォーマットが小さい分大延ばしの際は不利になりますから、できるだけ粒子の細かい低感度フィルムを使ってやろうかと。
レンズが一番実力を発揮できるF5.6~F11辺りで撮ることを考えても、晴れの日中なら手ぶれしないシャッタースピードで撮れますから感度50で問題なしということで、お洒落な雑貨屋さんが並ぶ元町乙仲通りを撮り歩いてみました。
一応まじめに撮影データもメモしましたけどね、晴れの日中ですから、日の当たる場所で125分の1、F8半から11、日陰になったところで60分の1、F5.6とセオリーどおりの露出、ほぼこの二つでOKでした。露出計で測っても同じ値、日差しが一定なら露出も一定、カメラの内蔵露出計のように向けるものでコロコロ変わったりしませんからね。
後はこの値に自分の味付けをするわけで。完全マニュアル露出のペンSってホント楽しいですな。炎天下を西から東へ撮り歩き、ちょうどお店のとぎれる辺りでフィルム一本撮り終えて、オジサンの体力も終わりました、全部で77コマ撮れてましたな。
後はお楽しみの串カツで一杯、ビール、うぐうぐプハ~でペンSにお疲れさん。久々に充実した一日でありましたよ。(笑)

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2016年7月24日 (日)

終り(尾張)じゃなくて三河の国で再就職、ペンF。

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カメラのポートレイトを撮るために、引っ張り出してきたカメラたちを見ながら、使ってやれないままになっていることに、ゴメンネ、ゴメンネと涙してしまったオジサン。
節操もなくお持ち帰りしてしまった結果がこれなのですな。カメラは使ってこそ華、カビ防止剤を枕に寝かして置くものではありません。ワインじゃないんだからね。というわけで再就職先を探してやらなくてはなりません。で、防湿庫のカメラたちの会話です。
「聞きました、ブロニカ親分の活躍ぶり。」
「北の大地でブイブイ言わしてはるそうですな。ここまでシャッター音聞こえますで。(笑)」
「エエとこ行かはりましたわ、神戸におったかてご主人の撮るもんゆうたら、看板やら、転けたゴミ箱やら、しょーもないモンばっかりやからねぇ。やっぱり押しの強いカメラやから、北の大地がよう似合ってますわ。」
「おかげで防湿庫の中、がら~んとしてしもて、ちょっと寂しいですなぁ。」
「最近ご主人、カメラのポートレイトに凝ってはりますやろ。ブロニカ親分退いた分、防湿庫の中、配置換えやゆうて、カメラ出して並べてはりましたけど、2台以上あるカメラ見つめて、黙り込んでましたな。」
「やっぱり。そう言うたら、最近ペンシリーズが出たり入ったりしてますけど。ご主人やたらメール打ってるし。」
「スクープ、スクープ。ペンFさん、再就職先が決まったらしいですわ。」
「えっ、まさかペンFさん。信じられへ~ん、あれですな、ご主人のお気に入りや言うても2台以上あるカメラは、うかうかしてられませんな。」
「ご主人、気に入ったカメラは必ずもう一台探してはりましたもん。」
「そんなん言わんとって下さい、私ら兄弟どうなりますのん。」
「時間の問題かもしれへんね。よろしいやんアンタら、さんざん可愛がってもろて、再就職先まで探してもらえんねんから。私らデジカメは、あきませんわ、こき使われても、ご主人の愛は有りませんもん、写真の撮れる便利な道具ですわ、EOS Kiss X7さんなんて残業100時間超えてまっせ。休ましてもらわれへん言うて泣いてますがな。」
「いっそのこと、壊れてしもたら楽になれるのに、見た目以上に丈夫やからねぇ。」
「あ、ペンFさん点検終わって戻って来はりましたで。」
「アンタ、どこ行くことになったん?」
「三河の国やて、フィルムカメラファンでガンガン写真撮ってはる人らしいですわ。私、この通り見た目がイケてますやろ。行った先で、ひとりだけカッコよすぎて浮いてまわへんかと心配してますねん。」
「よぉ言いますわ、腹立つやっちゃなぁ。三河言うたら徳川家康の所領ですやん。栄転でっせ、エエ仕事せなあきませんな。」
「同じモン二本持ってる交換レンズと、ペンE、Dシリーズのどれかもお供になるらしいですわ。」
「ペンはいっぱい持ってはるからねぇ。ご主人のことやから当然オマケ付けはるんやろねぇ。」
と、あるカメラの方を皆一斉に向く。
「ヤメテ、ヤメテ、何で私の方見ますのん。プチプチで包まれてオマケって書かれて旅立ちなんて恥ずかしいですやん。」
「アンタしか考えられへんわ。結構エエ仕事が待ってるかも知れませんで。」
「ご主人、プチプチと箱、用意し始めましたで、お別れの時がきましたな、寂しなるけど新しい所で活躍して下さいね。」
「みなさん今までありがとう。この防湿庫の中は居心地良かったですわ。それでは、さようなら、新天地でブイブイ言わせてきますわ。」
かくしてペンFはお供を引き連れ旅立っていきました。オジサンの所でいつ来るか分からない出番を待っているより絶対幸せ、言葉の違う土地で関西のノリとツッコミでいい仕事をしていただきたいと願っておりますよ。

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