35ミリましかくカメラ

2017年8月20日 (日)

テナックスII(TENAX II)はやっぱりドイツ人。

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マミヤスケッチで35ミリましかく写真の世界に堕ちていったオジサン、カメラ好きなので、当然の事のように他にもましかくが撮れるカメラがあるのではと調べたり探しまくってました。色々あるのは分かりましたけどね、現実は、なかなか見つからなかったのですな。
ただ諦めずに望めば願いが叶うのが中古カメラの世界。地道に頻繁に見て回っているとなぜか目の前に現れるという。で、見つけてしまったのがTENAX II、カメラにもうるさい若者向けの雑貨屋さんで並んでいたりするタクソナやTENAX 1の上位機種、見た目も造りも全然違いますし、レンズ交換もできるというシロモノ。
広角、標準、望遠のレンズがライナップされていたようですが、まず出てきませんな。一度広角レンズを見かけましたけど、プロ用デジタル一眼レフが買える値段でビックリしたことがあります。それだけ数が少ないということなのでしょう。
TENAX IIの特徴として、前面のレバーを押し下げることでフィルム巻き上げが出来るという。日本ではその形状を見て「招き猫」なんてあだ名が付いていますが、ドイツには招き猫はいないでしょうからどう呼ばれていたのでしょうね。ゼンマイ巻き上げのロボットに対抗して考えられたという記述も見かけましたが、機動力のある35ミリカメラで速写は永遠のテーマだったのかもしれません。
ただ今となってはかなり年季の入ったクラシックカメラですのでね、無理はしませんよ、速写なんて論外、カメラにストレスかけないようにゆっくり巻き上げて使ってやるのは古いカメラ好きの暗黙のルール。実際のところ結構丈夫みたいですけどね、分解した時スゴイ立派なスプリングが入っていたのを見ましたので。

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同じましかく写真の撮れる日本人カメラマミヤスケッチと撮り比べてみるとずいぶんテイストが違います、やっぱりこの人ドイツ人って感じ。シャッターもスケッチの「パチャ」に対して「ジャンッ」、押し心地も濃厚、スケッチの軽快さとは違って「この場は私が撮りますので」っていう押しの強さがありますな。撮った写真は色乗りのいいややアンバーよりの油絵のような感じがあります。
同じましかく写真のカメラでありながら国民性の違いがモロに出ているTENAX II、当時の高級機種だけに造りもよくてメカニカルなオーラを放ちまくりの逸品。ずっとなで回したくなるようなイケメンカメラってそうたくさんはないですからね。(笑)
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2017年8月19日 (土)

そそのかす、ましかく写真。(笑)

L30319_blog Mamiya Sketchで撮影。

instagramのおかげでしょうかね、ましかくな写真を撮るのがすっかり定着している感がありますな。ネットを見るとましかく写真がいっぱい出てきます。
オジサンはましかく写真大好きなので、このブログに掲載する写真もましかくが多いですな、掲載用の物撮りをするときもましかくにトリミングすることを前提で撮ったりします。画面で見たとき、なんだか収まりがいいような気がするのですね。
ましかく写真ってタテもヨコもありませんからね、ましかく写真が撮れるカメラだとタテに構える必要がないわけで、ヨコ位置の広がりだとか、タテ位置の奥行きだとか、長方形のフォーマットだと意識しなくてはならない構図のアレコレの束縛から完全フリー、ところがココにましかくならではの難しさがあるのですな。
実は長方形に比べて遙かに構図の撮り方が難しかったりします。ましかくなのでどうしても一番撮りたいものを真ん中に持ってきてしまったり。いわゆる日の丸構図といわれるものですけどね、画面にリズム感が出にくいのですな。ど真ん中で安定しているのですけどなんだかつまらない写真になってしまったりしがちなのがこの構図。悪いわけではないのですけど、ましかく写真を撮り出すと最初は必ずコレになってしまいがち。このど真ん中の引力から何とか離脱するのがましかく写真の醍醐味かと。(笑)
中判の大きなサイズのフィルムだと、その大きさだけで存在感がありますからね、つまらない構図で撮った写真も以外と見られるのですな。ところがマミヤスケッチや、テナックス、ロボットスターのように35ミリフィルムでましかく写真が撮れるカメラだと、ちっちゃなサイズのましかく写真がずらりフィルムの上に並びます。見れば一目瞭然、中途半端な構図で撮ってしまった自分のセンスの無さに奈落の底。ましかく写真完全になめてましたって事になるかと。(笑)

L28374_blog TENAX IIで撮影。

その昔、スタジオのカメラマンは中判ましかくのカメラをよく使ってました。ハッセルブラッドなんかが有名でしたけどね、広告用の撮影なので、大伸ばしに耐えられる中判カメラで撮っていたわけですけど、レイアウトに合わせて後でトリミングすることが前提だっったので、純粋にましかく写真とは呼べなかったですな。必ず画面に無駄になるところが写っているわけで、上がりをもらってダーマトでトリミング指示なんてしていた頃のお話。(笑)
もうウン十年前ですけど、初めて二眼レフを使ったときは面白くて撮りまくりましたな、何しろ35ミリ一眼レフしか使った事がなかったですからね、新鮮なオドロキ。
ところがそのころのフィルムを見てみると、左右対称、直球ど真ん中な写真ばかり出てきました。ヒネリもなにも無い真正面からぶつかっている写真。例えばレトロな洋風建築を真正面から左右対称で撮ると、中判の大きさもあって安定した迫力がありましたからね。そんな写真が楽しかったのでしょう、今見たらダメダメだらけ。(笑)

L33427_blogROBOT STAR1で撮影。

今は、デジカメ、スマホ、タブレットでましかく写真が簡単に楽しめるようになりましたけど、オジサンがましかく写真を本気で超楽しいと思ったのはマミヤスケッチを使い出してから。
それまで色々な6×6中判カメラで撮ってはいましたけど、35ミリフィルムを使うので機動力と撮れる枚数が圧倒的に違うのですな。もうましかく写真まみれになってました、カメラが休む事が無かったですな。
すっかり目覚めてしまって、36枚撮りフィルムが使えるように魔改造してしまったり、海外の35ミリましかくカメラに手を出してしまったり。そのころの写真を見てみるとましかく写真のオンパレード、それだけの数撮れば、構図も少しはヒネリを利かせたりできるようになったかと。(笑)
簡単そうで意外と難しくて奥が深いましかく写真の楽しさは、撮らない事には見えてきませんからね。じゃんじゃん撮ってましかくの呪縛にまみれていただきたいなと。(笑)
L25579_blog Mamiya Sketchで撮影。

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2017年8月13日 (日)

マミヤスケッチで1時間2本勝負。

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ある休日のお出かけ、用事があって久々に三宮方面に。その後、東門辺りの歓楽街をマミヤスケッチをお供に撮り歩いてみました。昼間の歓楽街というのは独特の雰囲気があって結構面白かったりしますのでね、これをましかく写真に撮ってやろうかと。
暑すぎるのでそんなにたくさんは撮れないかなと思いつつ、うろうろしたのですけど、結果的に調子が出てしまって1時間ほどでリバーサルフィルム2本撮ってしまいました。ピーカンの日差しの中でしたので、なるべく日陰を歩きながら路地をさまようのは楽しかったですな。
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露出はアンダー目に、もちろんきちんと露出計で測りましたよ。でも結果的に3パターンぐらいの露出でまかなえました。日差しの当たる所、しっかり日陰な所、明るい日陰の所で測って、それを覚えておけば露出計はもう必要無し。3パターンの露出を元にアンダー目になるように自分の味付けをするわけで。
デジタルだとすぐ確認できますけどね、そうじゃないのですな、現像が上がるまで分からないフィルムは、撮る時にきっとこんな風に写るはずってのを想像しながら露出を判断するのが醍醐味、一枚一枚丁寧にそうしながら撮っていると、上がりのフィルムを見たときに、どんな露出で撮ったかが以外とはっきり思い出せます。
その日の自分の行動がフィルム上に順番に並んでいるわけですから、「あの路地を曲がったところで、急に日陰になったから絞りそのままでシャッタースピードだけ遅くしたな」とか「白い壁の建物に日差しが当たっていたから、いつもより1段絞り込んだな」とか思い出せるわけですな。オジサンはリバーサルフィルムを使うのでその辺りが一目瞭然。ズラリ並んだコマを見ながら、しめしめとほくそ笑むという。(笑)

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フィルム巻き上げのフィーリングがとてもいいマミヤスケッチ、お世辞にも絞りリングの使い勝手はいいとはいえませんが、露出パターンを決めてしまえば、そう頻繁に変える事がなかったので、リズムに乗って巻き巻きしながら撮り歩けました。
オジサンのマミヤスケッチは36枚撮りフィルムが使えるように、巻き取り軸をオリンパスペンのものと換装しているので、54枚撮れます。2本だと108枚、約1時間ほどでこれだけ撮ったらなんだか充実感がありましたな。
改造したおかげでフィルムカウンターは追従しないので、50枚ぐらい撮った辺りから、巻き上げは慎重に、重たく感じたら無理せずそこで終了、フィルムチェンジ。暑すぎたけど、楽しかった1時間ほどの写真散歩。白昼の歓楽街をマミヤスケッチ片手に徘徊するオジサンの姿は、きっと防犯カメラに一杯写っていたと思います。(笑)
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2017年7月23日 (日)

マミヤスケッチを手にしたら覚悟しておくこと。(笑)

オジサンのブログをいつも見てくださっているある方が晴れてマミヤスケッチオーナーになりました。これは実におめでたいことなので、素直に喜びを分かち合いたいなと。(笑)
何しろこのカメラ、発売されるまでに紆余曲折、ハーフサイズで設計されながら土壇場でましかくフォーマットに変更、さらに発売された時期がオリンパスペンとかぶってしまって、カメラ史上において完全に負け組、売れなくて早々に生産が打ち切られたといういわく付きなので生産台数がすご~く少ないのですな。
後年35ミリフィルムでましかく写真が撮れる唯一の国産カメラとして評価が高まってしまって、コレクターやマニア向け価格で取り引きされるようになったわけで。そんな生い立ちのマミヤスケッチ、今では出てこない、見つからない、手に入らないカメラのひとつかと、ましかく写真好きにとっては、たまらん逸品なのですけどね、見つかりませんな。(笑)
撮って見ると分かりますが、絞りがレンズ前面にあって等間隔じゃなく、しかもピント合わせで回転するレンズと一緒に回るので、絞りを変えようとすると「え~っと、F8はどこいった?」ってなりますし、シャッタースピードの表示が倍数系列ではなく古い大陸系列だったりで決して使い勝手がいいわけではなく、正直言ってかなり古くさい仕様のカメラなのですけど、その見た目や小ささが心をわし掴みするわけで、しかも撮れる写真はましかく。instagramのおかげでましかく写真が市民権を得ていますが、そんなもっと前からましかくだったスゴイ奴。(笑)
もうね、もしうっかり中古カメラ屋さんで見かけたりしたら、ハート打ち抜かれる事は確実かと。ネットで調べると写真がいっぱい出てきますけどね、実物はもっとチャーミングでいけないオーラが出まくりなのですな。持ってて嬉しい、撮ってて楽しい、現像上がりのフィルムにズラリ並んだちっちゃなましかく写真に思わずニンマリ。
なのでマミヤスケッチを使い出すと中古カメラ熱が下がります。平熱に戻るといいますか、他のカメラに見向きもせずこればっかり使ってしまうという。オジサンがそうでした。毎日持ち歩いて、早起きして仕事の前に撮り歩いたりしてましたな。
持ってるフィルムカメラたちの中でも、撮った写真の数はぶっちぎりの第一位、持って出るカメラを決めるときも、マミヤスケッチを中心に他のカメラを決めるという熱愛ぶり。オジサンの中古カメラ遍歴の最後を飾るカメラはマミヤスケッチで完結って思ってしまったぐらい。いやホントそう思うぐらい楽しいカメラなのですよ。(笑)
ですけどね、実はここからが始まりだという。心の中のパンドラの箱を開けてしまう、危ないカメラなのですな。マミヤスケッチで35ミリフィルムのましかく写真に目覚めてしまいますとですね、同じましかく写真が撮れるカメラが急に気になり出すのですな。
国産カメラでは唯一無二の存在なマミヤスケッチですけど、海の向こうに目を向けると、35ミリましかく写真のカメラって色々ありましてですね、テナックスやタクソナ、ロボットスターあたりは有名、他にもメカフレックスやアルティックスなんてのがあります。間違ってもネットで検索なんてしてはイケマセンよ。気が付くとeBayをうろうろしている自分がいるかもしれませんからね。(笑)
オジサンもハマりました、気が付くと何故かテナックス IIとロボットスター1が手元にあるという。さすがにトイカメラのダイアナミニには手を出しませんでしたけどね。
35ミリフィルムを使う、ちっちゃなカメラでましかく写真が楽しめる幸せ。機動力がありますからね、中判カメラとは違う楽しさがあります。そういえば「スクエア写ルンです」っていうのも一時ありましたな。今もう一度発売すれば売れると思うのですけどねぇって調べてたら「スクエアフォトカメラ」なるものがあるのですな、知りませんでした。
ちっちゃなましかくカメラは魅力たっぷり、撮った写真も。覚悟を決めて堕ちていくのも楽しい事かと。(笑)
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2016年11月27日 (日)

マミヤのカメラでスケッチのように(Mamiya Sketch)

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前にマミヤスケッチのことを書いたのは何時だっけと調べてみたら、2015年の3月28日、「マミヤスケッチとTENAX IIましかく対決の巻」が最後。そんなに前だとは思いもしませんでしたな。
我が家のクラシックカメラの中で一番の稼働率なのに、ブログの記事の中では完全に放置プレイになってました。(笑)って笑い事ではありませんよ。フィルムカメラの中では35ミリましかくフォーマットのカメラは少数民族、その中でもマミヤスケッチは絶滅危惧種、レッドリストブックに載る、ほとんど見かけることの無いカメラ。なので情報も少ないですからね、もっと書かなくてはなりません。と言うわけでご登場。(笑)
中判カメラの世界では、ましかくは完全に市民権を得ているフォーマット、縦も横もないので、大きなカメラでも構え直すことが無く使えます。広告の世界では、レイアウトに合わせてトリミングが前提なのでましかくの方が融通が利きます、なのでハッセルブラッドなんかが幅を利かしておりましたな。その昔、お仕事を頼んでいたスタジオもそうでした。現像上がりにダーマトでトリミングの指定なんかしていた時代。
ところが35ミリフィルムだと、ましかくは全然定着しなかったフォーマット。24×36ミリの長方形フォーマットが標準、昔はライカ判なんて呼んでいたので、ライカが決めたフォーマットが業界標準になったのでしょうけどね。
35ミリでましかくのカメラって色々事情があったみたいですな。有名なところではロボットという軍用機に搭載された戦果の記録用カメラがあります。少しでも撮影枚数を稼ぐためにましかくだったそうですな。
マミヤスケッチも最初はハーフサイズのカメラとして開発されていたそうですが、アメリカじゃ売れないと、途中から変更、やや無理矢理なましかくカメラになってしまったそうです。当初のまま、ハーフサイズカメラとして売り出したとしても、同じ時期に発売されたオリンパスペンに勝てなかったでしょうけどね。
何しろペンは本当に必要な所以外は徹底して割り切って設計されたカメラ、片やマミヤスケッチは連動距離計に、明るいレンズに、セルフタイマーと小さなボディーに当時としては贅沢な装備満載のお高いカメラになってしまって、話題に上ることなく消えていったわけで。おかげでほとんど知られることなく、中古カメラ屋さんではマニアの足元を見た高額で取り引きされておりますな。
そんな生い立ちのマミヤスケッチと、ある日出会ってしまったオジサン、35ミリましかくカメラへ転落していくきっかけになった美魔女。横幅が狭くて、ちょっと背の高いたたずまいは、和服の美人が背筋を伸ばして正座しているかのよう。
持ってみると見かけとは裏腹な重さがあります。重量級でしっかりした作りのカメラの多かったマミヤなので、こんな小さなカメラでもその辺りは企業姿勢なのでしょうな。分解したときに作りの丁寧さを感じましたからね。
ボディーにアイレットが無いので、専用の革ケースに入れないと首から提げることが出来ませんけど、このカメラにアイレットは似合わないと思います。オジサンのはグレーの貼革がぼろぼろだったので、茶色の革に自分で貼り替えました、結構気に入っておりますよ。(笑)
このカメラでもう何枚の写真を撮ったことか、他にも35ミリましかくカメラは持っておりますが、出場率ナンバーワンなのはコレ、レンズは良くも悪くもマミヤらしい、ちょっと青みがかる写り具合ですが、連動距離計のおかげで、正確なピント合わせが出来ます。目測カメラのように絞り込んで被写界深度を稼がなくてもいいので自由度大、レンジファインダーなので老眼でもOK。(笑)
現像上がりのフィルムに小さなましかく写真がズラリ並ぶのを見るのは至福のひとときですな。何時までも眺めていたい。(笑)

オジサンのは36枚撮りのフィルムが使えるように改造してあるのでましかくだと54枚ぐらい撮れます、フィルム一本で撮り歩くには丁度いい具合なのでさらに持ち出し率アップ、今日はどのカメラでって迷ったときのこの一台。困ったときはマミヤスケッチで。(笑)

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マミヤスケッチというカメラ

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2016年6月19日 (日)

カメラおばちゃんのお気に入り。

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ハイ、一人300円ね。まいどおおきに。ココで食べるんやったら、そこのテーブル使こて。
お兄ちゃんら、カップルで旅行?ほんまぁ、二人ともカメラ好きなん?お揃いでニコンFて渋いやんか。
え、おばちゃん?おばちゃんのはマミヤスケッチいうカメラ。見たこと無いのん?珍しいカメラやねんで。可愛らしいやろ、お兄ちゃんのカメラと同じフィルム使て、ましかくの写真が撮れるねんで。
この商店街のカメラ屋さんの大将に、ず~っと探してもうとってな、今一番のお気に入り。いっつもこれ首から下げて、たこ焼き焼いてんの。そんで、お客さんと記念写真撮ってんねん。
商店街で「たこ焼き屋のカメラおばちゃん」て私のこと。有名やねんで。ははは、自分で言うてどうすんねんなぁ。(笑)
あ、そうなん?テレビで見て私に会いに来てくれはったん?いや、嬉しいわぁ~。
アンタな、テレビ出てから、いろんな人、来てくれはるねん。こんな古い商店街やのになぁ~。
こないだな、外国人も来てんで、スエーデンの子。日本のアニメが好きや言うてたわ、日本語たっしゃやったで、ペラペラ。外国語で話しかけられたらどないしょ思てんけどな全然大丈夫やったわ。
サインちょうだい言われてな、そんなん、したこと無いし、どないしょ思てんけど、渡されたノートにひらがなで「つやこ」て書いたんよ、ちゃんと読んでくれたわ。
そう、私名前「艶子さん」、商店街のみんなからは「つやちゃん」って呼ばれてます~。(笑)
お兄ちゃんら、写真学校の学生さんか何か?そう、もう働いてんの。
へ~デジカメ卒業してフィルムカメラ。面白いやろ、フィルムカメラて。おばちゃんもな、オトーサンがカメラマンやってたからな、ちゃうちゃう旦那やのうて父親の方、そやから小さいときからカメラがオモチャやった子。
うんうん、一応美大の写真科も出てんねんで。写真の仕事がしとうてなぁ、なんとか新聞社に就職してんけど、あの頃やからな、女がカメラ持つなんてみたいなとこあってな。
そんなこんなで落ち込んどって、そのときお付き合いしてた人が居ててんけど、子ぉ出来てしもて。そう、ウチの旦那さん。お互い若かったからなぁ。
今は、こんな太ってアンパンマンみたいな顔してるけどな、昔は商店街の吉永小百合言われとったんやで。(笑)細かったしなぁ~。え、吉永小百合知らんの?そうか~時代やなぁ~。
おねえちゃんもニコンFて、彼氏の影響?え、違うの?おねえちゃんの方が先、ふ~ん今は女の子の方が、ええカメラ提げてるもんなぁ。ああそうやね、同じカメラやったら、レンズ使い回しできるもんなぁ、今はシェアって言うのやろ、それぐらい知ってますがな。(笑)
ニコンFてSP無理矢理一眼レフにしたようなとこあるから、シャッターボタンの場所が後ろでちょっと使いにくない?慣れた、そう。おばちゃんよう知ってるやろ、そんじょそこらのカメラマニアよりよっぽど詳しいで、ちっちゃいときから家にカメラごろごろしとったからな。
おばちゃんも昔は一眼レフ両肩に掛けて、走り回っとたんやけどな、今はこんなちっちゃいカメラが好きやねん。大きいカメラ肩凝るからなぁ、ちっちゃいカメラの方が、みんな写真撮らしてくれるしな。お客さん撮った写真は、おばちゃんの宝もん、あっちの壁にいっぱい貼ってるやろ。
あ、たこ焼き美味しかった?おおきに。な、写真撮ってもええ?二人ともニコンF手に持ってな、もっと寄って寄って、ほな撮るよ、ハイ、チーズ。

どーも、どーも。よもかめ亭主でございます。上のお話は全部フィクション。フランソワーズに続く、新キャラクター、カメラが大好きな「たこ焼き屋の艶子さん」初登場でございます。
もうね、ブログはオジサンの遊び場、面白いことは何でも「やっちゃうオッサン」。(笑)で、関西の商店街に絶対居るよなって、いうようなおばちゃんでカメラのことを語っていただこうかと創作してみました。
あ~確かにこんなおばちゃん居る居るって思っていただければ幸いかと。関西人でない方にも、リアルな関西のおばちゃんを感じていただければと思っておりますよ。というわけで、近くに来たら、つやちゃんのたこ焼き食べに来てね。(笑)

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2016年2月13日 (土)

手の平にメカの塊、ロボットスター1(ROBOT STAR1)

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以前このカメラの事を書いておりますが、今読み返すと面白くありませんな。文章がつまらない、ブログ始めた頃のオジサンは何を気負ってたのでしょうか。論文みたいな文章じゃ誰も読みませんよ。というわけでリメイク。
カメラは素晴らしいのに、ショボい文章では魅力が伝わりませんからね。一から書き直し、興味を持ってもらえる記事にしなくてはなりません。ややこしくて使いにくいカメラを、楽しそうで欲しくなるカメラにするのはオジサンの使命、星の数ほど有る素敵なカメラの沼に引きずり込んで参りましょう。(笑)

このカメラはオットー・ベルニング社が1934年に発売したロボット1に始まります。ゼンマイ仕掛けでフィルムを自動巻き上げする事から第二次世界大戦時ドイツ空軍の戦闘機や爆撃機に搭載され戦果の記録用に使われました。スパイにも使われていたようです。戦後は民生用として展開しますが、特殊モデルも多かったようで、調べていると訳が分からなくなるぐらい種類が有りますな。
ロボットの魅力は、24ミリ×24ミリのましかく写真が撮れるのとゼンマイによる自動巻き上げ、後年24ミリ×36ミリの画面サイズのロボットローヤル36が発売されますが、基本はましかく写真のカメラと言っていいと思います。
このカメラを見ていると、一般撮影より記録用途に重点を置いていたのではないかと。なぜかというと、ましかく画面を採用したことで、一本のフィルムで撮影枚数を稼げるところ、それによって自動巻き上げの速度を上げられるところ、縦横がないのでカメラの構え方に制限がないところにそう感じた訳ですな。
ロボットは中古カメラ屋さんでも時々見かけるのですが、注意しなくてはならないのは、古い機種だと専用マガジンにフィルム装填する仕様なので一般に売られているパトローネ入り35ミリフィルムが使えないところ、今のフィルムを普通に使いたいのならROBOT STAR1以降のモデルじゃないと楽しめません。探される方は要注意「暗室持ってるからフィルムの詰め替えなんて平気だぜ」って方には何も言いませんが。(笑)
では、ROBOT STAR1を詳細に見ていきましょう。まず小さい、それなのにずっしり重い。いかにもメカの固まりというような重さ。

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大きさはオリンパスペン(写真はEE-3)と同じぐらいですが、重さはフィルム装填してない状態の実測値で、ペンが338gに対してROBOT STAR1は616gずっしりきます。(笑)

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トップカバーのど真ん中にゼンマイのノブが思い切り主張していて、目一杯巻き上げると24枚撮影が出来ます。同じゼンマイ巻き上げのカメラにリコーオートハーフがありますが、あの軽い感じとは違って、巻くのはかなり重たい。シャッターを切ったときの感触も別物でゼンマイとは思えません、俊敏にジャッジャッと巻き上げてくれます。電気モーターが入っているのって思うかも。
巻き戻しクランクはボディにフィットする形状を優先したため、恐ろしく回しにくくて撮影後の巻き取りはすご~く時間がかかります。
不思議なのがファインダー。上部のレバーを切り替えると90度横から覗いて構えられるという仕組みなのですが、スパイ用だったのでしょうか、正直使い勝手は全く良くありませんな、素通しのファインダーは小さくて見やすいとはいえませんし、考えつくのは真上や真下を撮る時にカメラを上や下向きにして横から覗けることでしょうか。

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フィルム装填はややこしくて、巻き取り側に専用マガジンを使います。これが良くできていて、指掛かり部分を時計回りにひねると引っかかりがはずれて上下の外側ケースと中のスプールの3つに分離するわけですな。
で、これにフィルム先端を噛ませてカメラにセット、装填後はトップカバーにあるカウンター解除ボタンを押しながらフィルムカウンターダイヤルを回して0にセット。後はゼンマイ巻き巻き撮影にゴー。(笑)

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レンズはスクリューマウントでかなりの数の交換レンズが出ていましたが(26本確認できました)付いていたシュナイダー製クセナー 38mm F2.8以外持っていません。レンズの鏡胴には赤、黄、緑で色分けされた目盛りが付いていて、そこに合わせれば被写界深度が分かるようになっています、距離計連動で無く目測なのでこれに頼るしかないのですが、近距離撮影には別に距離計を持って出たほうが良いかと。

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ゼンマイ巻き上げで辻斬り撮法が似合うカメラ、この重さが気にならなければ軽快に撮り歩けますが、一日使うとやっぱり重たさがこたえるかな。(笑)カメラ本体にストラップをつけるアイレットがないので(付いていた機種も一部有り)専用ケースが必要になるのですが経年変化でくたびれているものがほとんどなので使わない方がいいでしょうね。自作するしかないかと思いつつそのままになっていますが。

35ミリましかく写真が撮れるカメラでゼンマイ自動巻き上げを楽しめる唯一の物件、中古カメラ屋さんで見かけても手に取らない方がいいかも、ゼンマイ巻き上げの音は正常な判断を狂わせる魅力があります。(笑)

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2016年1月17日 (日)

そそるカメラ列伝、テナックスII(TENAX II)

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このブログも最初の頃は、持ってる古いカメラの紹介記事をよく書いていたのですが、最近すっかりご無沙汰。だんだんよく使うカメラが限定されてきてそれ以外は仕舞い込んだままになっているのが良くないのですな。
今年の目標、フィルムカメラファン倍増計画に沿って(笑)カメラのことを書かなくてはなりません。記事を読んでいただいて、思わず中古カメラ屋さんやヤフオクで探したくなるような、そそるカメラの事をたくさん書いて、あなたに使っていただけるのを待っているフィルムカメラとの出会いを作らねばファンが増えませんからね。
オジサンは昔町内に必ずいたお見合いの仲介が大好きな世話好きオバサンと同じ事をカメラ相手にやりますよ。(笑)
で、今回ご紹介のカメラはTENAX II。いきなりややこしいカメラに登場いただくという、このブログらしい機種選択かと。
ドイツのツァイスイコン社製で発売は1938年(昭和13年)ですから78年前のカメラ、こんな古いカメラで写真撮れるのって若い方は思うかもしれませんが、あのころのドイツ製品はとっても質が高かったので、今使ってもビクともしませんな。工作精度が高くて、メカとしての美しさがあります。
ただそれなりのお年なので、使うときはゆっくり丁寧に余裕を持って使うのがよろしいかと。これはTENAX IIに限らず、古いカメラを使う上でのマナーだと思いますよ。優しく使って長く連れ添っていただきたいなと。
TENAX IIの特徴は35ミリフィルムで24ミリ×24ミリのましかく写真が撮れるところと、全面のレバーを押し下げてフィルムを巻き上げるところ、日本では通称招き猫なんて言われてますが、確かにうまい表現だと思います。
TENAXは元々2型という名前じゃなかったのですな、翌年の1939年に1型が発売されたため2型になりました。後から出た方が1型というのは、番号の大きい方が高級機というツァイスの伝統だそうです。
1型は大衆向けでレンズは固定、ピント合わせは目測。第二次大戦後、ドイツは東西に分断されますが、1型の部品を使って東側で作られたのがタクソナ。同じ名前が使えなかったのでタクソナという名前ですが、兄弟機です。一時ポラロイドカメラなどを扱う若い人のやっている中古カメラと雑貨のお店で、高い値段を付けられてよく見かけましたが最近は見かけませんな。ぼったくり価格にドン引きされたのでしょうか。
TENAX IIは1型と違って高級機、作りが全然違います。レンズ交換できて距離計連動、ドレーカイル方式という光学測距方式はツァイス独自のもので当時の高級機に採用されていたものでした。レンズは広角、望遠と標準が2種類ありますが、広角と望遠はまず見つかりませんな、オジサンも写真でしか見たことがありません。(笑)
使い勝手ですが、まずフィルム装填に時間がかかります。専用のスプールにフィルム先端を噛ませて装填するのですが、結構ややこしい。最初にジャンクで見つけてきたものは、距離計ダメダメプラスこの部分が安定しなくて、巻き上げが途中で止まってしまうのでシャープペンの軸やプラ板で大改造、安定して巻き上げができるようにして使っておりました。35ミリフィルムでましかく写真が撮れるカメラにハマっていた頃です。後にマミヤスケッチのお供で北の大地に嫁いでいきました。きっと可愛がってもらえてると思います。
このカメラフィルム装填さえできればこっちのモン、レンズはノンコーティングだし、カラーフィルムがない時代のカメラなので写り具合に不安を感じましたが、全く問題なし、シャープではないのですが味がある描写、カラーフィルムで撮るとこってりというか国産レンズにはない味わいが良い意味で期待を裏切ります。ただ逆光には実に弱いので、黒い紙で筒を作ってフードにすれば全然別物の写りになります。
レンズはいいのですが距離計がちょっとばかり凝った作りなのでキチンと修理しないと当てにならないのですな。今持っているのも結構アバウト、結局別に距離計使ってピント合わせしています。ドレーカイル式という光学測距方式はプリズムの微妙な角度でピント合わせをするので修理屋さん泣かせだと聞いたことがあります。
ま、長年古いカメラとお付き合いしておりますのでね、そのあたりは臨機応変に何とかしますよ。名門ツァイスがたくさんのカメラを次々と出していた時代のカメラ、脂がのっていたというかそういう感じが使っていて感じられます。35ミリフィルムを使う、ましかく写真好きにはそそるカメラという事で紹介させていただきました。中古カメラ屋さんで見かけたらゼヒ手にとって見てください。絶対欲しくなります。(笑)

過去記事もどうぞ。
■ツァイスのましかくTENAX II

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何年か前に奈良に行った時に撮った、大仏さんのお家。レンズはTessar 40mm F2.8、フィルムはフジクロームベルビア(ISO 100)、ベルビアなのでかなり色乗りがいいのですが、それに輪をかけてコッテリ感がありますな。カラーじゃなかった時代のレンズとは思えません。

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2015年3月28日 (土)

マミヤスケッチとTENAX IIましかく対決の巻

最近カメラについてあまり書いてないので、久々に重箱の隅をつつくようなカメラネタをと思って、大好きな35ミリましかく写真のカメラマミヤスケッチとTENAX IIの対決を思いついた。
早い話が、この二つのカメラで全く同じモノを撮ってどうなのよってことをやってみたわけで、当然ながらレンズの焦点距離がマミヤスケッチはMAMIYA-SEKOR 35mm F2.8、TENAX IIはSonnar 40mm F2と違うので微妙に同じ画角にはならないのだけれど(TENAX IIについては他にテレとワイドの交換レンズがあるのですが、写真でしか見たこと無いので今ついている標準レンズだけ、そこんとこヨロシクということで。)発色だとかシャープさとかは判断できるかなと思ったわけです。
露出、フィルム、撮ったあとのスキャン設定も全く同じ、極力カメラそのものの違いだけを実写で見てみようという「アンタ暇人か」な試み。名付けて「35ミリましかく寫眞機、日独対決」パチパチ(笑)
まずはカメラの素性から。TENAX IIは1938年(昭和13年)生まれの77歳、マミヤスケッチは1959年(昭和34年)生まれの56歳で親子ぐらい歳は離れているわけで、その間に世界大戦を挟んだとはいえ技術の進歩で差が付くのは当然なのですが、古いカメラだから写りがダメとは言えないのがこの世界の楽しいところ、しかも今回はカラーリバーサルフィルムで対決したので、写りそのものがよく分かるかなと。
TENAX IIの時代にはモノクロフィルムしかなかったわけだし、マミヤスケッチもまだカラーフィルムが当たり前の時代じゃなかったカメラなので今時の高性能カラーリバーサルフィルムを詰めて一体どんな写りをしてくれるのか興味深いかなと考えたわけです。
「ごちゃごちゃ言うてんと、早よ写真出さんかい」の声も聞こえそうなので早速どうぞ。

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新開地のボウリング場ビルの壁面、カラーチャート代わりに撮ってみました。TENAX IIのほうがピンクが鮮やか、マミヤスケッチの方は青味がかって見える。

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同じビルを違う場所から。空の色が全然違いますね。

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根本的に発色傾向がぜんぜん違うということですね。

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見比べるからハッキリ違いがわかりますが、片方しか見てなければどうでしょう。どちらも悪くはないと思うのですが。

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青空、赤と黄色の建物という原色ものの試写。マミヤスケッチのほうが好みかな。

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これは完全に好みの世界だと思う。

全体の印象として思ったのですが、日本画と油絵の具で描いた洋画の違いというか、TENAX IIのほうがこってりした感じ、マミヤスケッチのほうが派手さはないけど実際の色に近いという感じを受けました。発色傾向はマミヤスケッチがブルー系、TENAX IIがアンバー系でしょうか。他に使ったことのあるドイツのカメラ(PERKEOⅠ、VitoⅡ、AGFA ISOLETTEⅠ、ROBOT STAR1)でも同じ印象を受けたので色に対する国民性の違いなのかもしれませんね。

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2014年9月 6日 (土)

北の大地に旅だったマミヤスケッチ

ブログがきっかけでお知り合いになった方の所へマミヤスケッチが旅だって行きました。
防湿庫の中のカメラたちの会話。
「最近ウチのご主人、ブログに物騒な記事載せてはりましたな、カメラの断捨離とかいう」
「ウチら稼働率の低いモンから順番によそに出されるゆうことですか」
「ご主人なんや怪しげなメール打ってますけど」
「スクープスクープ!どうやらマミヤスケッチ三兄弟のどれかが出されるようでっせ」
「イヤイヤ、それは無いでしょう、ご主人の一番のお気に入りやし、防湿庫の中で出場率ナンバーワンやのに」
するとブロニカS2が「出場率言われたら、私なんかもう一年以上ベンチ温めてますで。去年ご主人ギックリ腰やってから重たいカメラはしんどい言うて」
すると、防湿庫の一番下の段のカメラたちが一斉に「そんなん言われたら私らどうなりますのん、連れてこられたものの写り具合がご主人の好みや無かったモンばっかり押し込められてますのに。ファーム落ちの私ら一番断捨離候補ですがな」
おもむろに防湿庫のドアが開いて一台のマミヤスケッチが連れ出される。
「エッまさかホンマにマミヤスケッチさんですか」
「三台あるからねぇ」
「ご主人、テスト用フィルム入れて点検始めましたで」
「あ、革ケースに入れられた」
「プチプチでぐるぐる巻きにされましたな」
「あ~あやっぱり、どこ行くんやろ」
「またドア開きましたで」
「今度はテナックスさんが連れて行かれましたけど」
「まさか一緒に旅立たれるんでっしゃろか。ドイツから来てやっと関西弁にもなじんだとこやのに」
「ウワサでは行き先は北海道らしいでっせ」
「またエライ寒いとこへ」
「なんやら物々交換で移籍するようですな」
「あっちゃ~、そんなん有りですか、納得行きませんな」
「ご主人の決めることやからね、文句は言えまへん私ら」
「カメラが増えすぎや言うてボヤいてましたからな。同じモンが何台もあるカメラは要注意ですわ。いつ出されるかわからへん」
「そういえばだいぶ前に出て行ったオリンパストリップさん、元気にしてはるの?」
「ああ、カメラ女子のとこ行ったヤツでっか、ヒラヒラの可愛らしいストラップ付けられて、ボディーはケータイ用のデコレーションでバチバチに化粧されてカメラに見えへん格好で可愛がられてるそうですわ」
「美しくて、悲しい話やねぇ」
「ま、カメラ女子の首から下げられて、胸元でぷらぷら揺れてるんやから本望と違いまっか」
「あいつまじめそうに見えて案外スケベエやからね」
「おっと、テナックスさんもプチプチでくるまれてしまいましたで」
「オマケって書かれてる」
「マミヤスケッチさんのオマケですか、可哀想過ぎますやんオマケやなんて、しかもオマケの方が包みが大きいなんておかし過ぎ」
「両方とも段ボール箱に入れられましたな」
「ご主人ゆうパックの宛名書きしてますやん」
「北海道って書いてるし」
「あ~やっぱり北の大地に旅立つようですな」
「雄大な景色を見られるからある意味幸せかも。こっちにおってもご主人の撮るモンゆうたら街の看板とか落書きとか訳の分からんモンばっかりやからね。ま、寒さにだけは気ィ付けんとアカンけど」
「古くなったグリスや機械油は固まりやすいからね、ゆっくり使ってやらんと」
「片岡義男風に、スローな動作にしてくれ」
「しょーもないこと言わんでよろし」
「ご主人、箱持って出て行かはりました」
「おたっしゃで」
こんな感じで旅立ったマミヤスケッチとお供のテナックス。
これも何かの縁、北の大地でいい仕事をしてくれることを願ってやまないご主人なのである。パチパチ。

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こういう景色をましかくで切り取ってくれるのでしょう。

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