デジタルカメラ

2018年9月16日 (日)

ミラーレスカメラはもっと良くなる?

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今年2月の一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によるデジタルカメラとレンズの国内向け出荷統計発表で、ミラーレスカメラが前年比131.3%と報じられていました。対して一眼レフは71.2%という数字。ソニーのαシリーズがフルサイズミラーレス人気を牽引しているのは間違いないでしょうね。
8月にはニコンからフルサイズミラーレスカメラZシリーズの発表がありましたし、ついこの間キヤノンからもEOS Rの発表がありました。カメラの主役が一眼レフからミラーレスへと移り変わっているのを感じますな。
一眼レフで一時代を築いたニコン、キヤノン両横綱がいよいよ本格的に参入してくるわけですから、プロカメラマンの使うカメラも、あっという間にミラーレスが主役になることは間違いないかと。フランジバックが短いですから、マウントアダプターを使えば今までのレンズ資産が有効活用できます、αシリーズに乗り換え、もしくは買い増しを考えていたカメラマンにはまさしく朗報ではないかと思いますね。プロ用の機種もすでに開発済みかも、すでに一部のプロカメラマンに使ってもらっている段階なのかもしれませんな。(笑)
そんなこんなで一気に活気の出てきたミラーレスカメラなのですけどね、オジサン正直言ってミラーレスカメラには最初何の関心もなかったのですな。原因は電子ファインダー、光学ファインダーに比べてドットがざらざらして見づらかったし、ワンテンポ遅れて表示されるのがイライラして、こんなもんファインダーとはいえねぇだったわけで。
古い人間なんでね、カメラはファインダーが命っていうのが染み着いておりました。ところがテクノロジーの世界は日進月歩、オジサンが無関心を決め込んでいる間にどんどん進化、まだまだ光学ファインダーに比べると見劣りするとはいえ、「使えねぇ」から「そこそこいけるんじゃない」レベルまで良くなっていたのですな。ま、そんなこんなで富士フイルムさんのX-T20を買ってしまったのですけどね。
使ってみて思ったのが、意外なことにすぐ慣れてしまうって事、光学ファインダーでは絶対実現できないような事ができるってのもよく分かりました。ファインダーが使い物になるのならミラーレスカメラだって使っちゃう何でも有りのオジサン。ただもっと進化して光学ファインダーのような見え方に近づけて欲しいと思っておりますけどね。
ミラーボックスのために制約があったレンズ設計も変わってくるでしょう、今までできなかったようなレンズが出てくるかも。まだまだいろいろなアイデアが出てきそうなミラーレスカメラ、各社競争になればどんどん良くなるのは間違いないかと、なんだか面白くなってきましたな。(笑)

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2018年9月 9日 (日)

X-T20のアカンところ。

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すっかり手に馴染んで、デジタルな写真はコレばっかりになっている富士フイルムさんのX-T20。小さなボディーなので、最初のうちはカメラを構えたときに背面のボタンを押してしまったりがあったのですけど、今は全然問題なく構えてます。
逆に今まで使ってきたEOS 5D MarkIIを構えると、グリップでかくて茄子を掴んでいるみたいに感じました、慣れって恐ろしいですな。(笑)
未だに慣れないのはズームレンズの回転方向、キヤノンが染み着いているオジサンはどうしても逆に回してしまうのですな。コレばっかりはどうしようもないので、単焦点レンズをもっと使えって事かと思っていますけどね。だけどキットレンズのXF18-55mm F2.8-4 R LM OIS、思った以上に良く写るレンズなので、ちょっと手放せない感があって、もう慣れるしかないかと。(笑)
そんなこんなで、気に入ってしまって持ち歩いているX-T20。良いところだけではありません。使ってきて色々感じたアカンところをネタにしてみようかと。
どのメーカーのミラーレスカメラもきっと同じだと思うのですけど、バッテリーは持ちませんな。見事なぐらい持たない、こんなに電気を喰うなんて思ってませんでした。EVFや背面モニターが、がっつり電気を消費するのでしょうけど、光学ファインダーのEOS Kiss X7なんて丸一日撮り歩いても全然減りませんでしたからね、比べるのが間違いかもしれませんけど。
しかも待機状態からシャッター半押ししても復帰が遅いので、とっさに構えたらファインダー真っ暗、ワンテンポ遅れて画像が出るという。光学ファインダーはこんな事がなかったので、結構イライラもたもたしてしまう部分。EVFは常時通電してオフにするなって事なのでしょうか。なおさらバッテリー持たないぞ。
なのでオジサンは撮ったらすぐに電源オフにしています。シャッター半押しで復帰させるより、ハナから電源オンにする方が早いように思えるのでね。
それからオートフォーカス、全くピントが合ってないカットが時々あります。ピントの来てないところがあるとかじゃなくて、画面全体がピンぼけなのですな。気に入った被写体を連続してパシャパシャ撮っていると遭遇します。一番気に入った構図の写真がピンぼけだったらがっかりしますな。なので撮ったら確認するようにしたら、ますますバッテリーが持たないという。(笑)
EOSだといつでもスタンバイ、オートフォーカスは構えて瞬時、パシャパシャ撮ってもピンぼけなんて無かったので、同じ感覚で撮るとちょっとアレレな事がありますな。もう少し落ち着いて撮れって事なのでしょうか。こういうクセとお友達にならないと、ミラーレスカメラとはお付き合いできないのかもしれません。
最後にコレは何とかしていただきたいのですけど、SDカードが出てこない件。ホント取り出しにくくて往生しまっせな部分。押し込んで手を離すとバネの力で飛び出すのですけどそれが中途半端な飛び出し方。なのでオジサン先の平たいピンセットでつまみ出してます。(笑)ついでにフタも閉めたら自動的にロックがかかるようにしていただきたかったですなぁ。

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ま、文句を言いつつも、それ以外は撮ってて楽しいX-T20、特にフィルムシミュレーションは、フィルムファンとしては色々なテイストを試せるので、なくてはならない機能になってます。次は純正単焦点レンズを充実させようかと思っておりますよ。

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2018年7月28日 (土)

もう一度、RAWかJPGか。

少し前に書いた「フィルムファンの思う、RAWかJPGか。」と言う記事で、RAWデータが破損して読めなくなってしまっていた事を書きました。他にもあるんじゃないかと調べてみたところ、やっぱりという感じで、いくつか出てきましたな。
さらにキヤノン純正現像ソフトでEOS 10DのRAWデータが読めない事が発覚。調べてみたら対象機種一覧に無い。何で?自社のカメラのデータが読めない純正ソフトってどういう事?って思いました。さすがにこれはクレームがあったのか知りませんけど、バージョンアップで読めるようになってましたな。

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画質的にはRAWデータが一番なのは分かってますけど、現像ソフトのバージョンアップで処理の仕方が変わると、現像結果が変わります。以前JPEGで書き出した写真と、新しく書き出したものの見た目が違うという結果に。RAWデータって後処理で追い込んでいくデータなので、言ってみればそのとき使っている現像ソフト次第という事になるわけで。
何だかだんだんRAWデータがつまらなくなってきましたよ。オジサンの中でRAWデータに対する信頼失墜中。(笑)こういう考え方になった原因は富士フイルムさんのカメラX-T20で撮ったJPEG画像が美しく完成されているからで、何だかもうこれでオジサンの写真ライフは十分って思ってしまったわけですな。
で、今までかたくなに画質の良さを信じて撮っていたRAWデータを一気に断捨離してやろうかと。4台のハードディスクにてんこ盛りになっているのをJPEGに書き出してしまえばどうよって実験してみました。
まず画質の点ではRAWに勝てません、これは紛れもない事実。ただ大きなサイズにプリントするだとか、最高の一枚のために作品づくりをするだとか、そんなのはやらないオジサンにとってそこまでの画質がいるのかどうか調べてみようかと、Lightroom Classic CCを使って、RAWから色々設定を変えてJPEGに書き出してみました。
書き出しサイズは最大のまま、画質(圧縮率)と解像度を変えながら数パターン、それを拡大表示して、元のRAWデータと見比べてみたのですな。それでオジサンとしては遜色が無いと言いますか、見分けが付かなかった設定は画質80、解像度はデフォルトの240dpiに落ち着いたわけで。

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試しにある年に撮影したRAWデータが2730枚入ったフォルダを書き出したところ、RAWだとフォルダ容量15.3GBなのがJPEGだと3.56GB。約1/5近くまで小さくなりました。それなのに見た目も全然分からないし、プリントしたりブログに使うには全然大丈夫だったのですな。何だかなぁ、先々のことを考えるとRAWで持っている必要を感じなくなってしまったわけで。
後からの現像処理って枚数が多いと面倒くさいですしね、そこに楽しみを見いだせるのならRAWデータでしょうけど、オジサンにはただの作業。JPEGだと画面の表示も速いですし、バックアップも短時間で済みます。
画質はいいけどそれ以外は面倒くさいRAWデータ、RAWには画質は劣るけど使い勝手のいいJPEG。皆さんどうしてるのでしょうね。

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2018年7月12日 (木)

X-T20を使いだして早3ヶ月になりました。

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富士フイルムさんって、どこまで行ってもやっぱりフィルムを作ってきた会社なのだなと、X-T20を使うようになってから思いましたな。今までずっとキヤノンばかりを使っていたので、気が付かなかった部分でありますよ。
感材メーカーと、カメラメーカーのアプローチの違いと言いましょうか、写真を撮ることにおいては同じなのですけど、そこまでのプロセスが違うと思ったわけで。あくまでもフィルムを作ってきたからこその、デジタルであっても、こうあらねばならないというところが、全く別物だと感じました。
で、それがすごく心地いいのですな。撮るときも、撮った写真もフィルムカメラのテイストをそのまま持ってきたような感覚と言いましょうか、撮ってて何だかデジタルな感じがしない不思議なカメラ。そのための設定が遙かに多くて戸惑いましたけどね、だんだん全容が見えてきて、なるほどこういう訳かと納得して使っています。フィルムカメラのテイストを楽しむための儀式のようなものかと。ただもう少しわかりやすくして欲しいですけどね。(笑)
細かな設定はさておき、カメラとしての使い勝手は、ダイヤル操作なので見れば分かります。シャッターダイヤルも、絞りリングも、露出補正ダイヤルも今までなじみのあるそのまま、迷うところはどこにもありませんな、フィルム時代の一眼レフを使っているのと変わらない操作感が、自然に手に馴染みますからね。
ホント馴染みすぎてデジカメ使ってる気がしませんな。もうこれだけでオジサン幸せ、買って良かったと思います。撮った写真もすごくフィルム寄りでもう何も言うこと無し。パソコンの画面で写真を眺めるのが楽しくなってますよ。ライトボックスでリバーサルフィルムをチェックしているような感覚がありますからね。
「X-T20 ブログ」で検索すると、このカメラをお使いの方々のブログがたくさん出てきます。設定を決めるときや、使い勝手の参考にさせていただいておりますけど、カメラや撮れる写真についての評価には、オジサンも共感するところがいっぱい、「激しく同意」って感じ。(笑)
ライターさんが書くような、購入を考えている方の参考になるような事はオジサン書きません、使っていて何だかそういうのはどうでも良くなってきたのですな、細かな仕様でイラッと来ることはありますけどね、それはどこのカメラを使ってもあり得ることですし、そんな事よりも写真が楽しく撮れるかどうか、持ち出したくなるかどうかが大切。
これはクラシックカメラでも同じ、ワクワクするカメラは時代を超えて、ずっとワクワクさせてくれますからね。使い始めて早3ヶ月、フィルムカメラとペアで持ち出すのも楽しい、軽くて小さなワクワクカメラ、X-T20はそんなカメラです。

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2018年6月28日 (木)

X-T20の設定でなじめないところ。

キヤノンさんのEOSデジタルをずっと使ってきて、富士フイルムさんのX-T20を使いだしたとき遭遇した違和感といいますか、なじめないと言いますか、その辺りの???な事なのですけどね。まず各種設定や、ユーザーが自分で決められる事がびっくりするぐらい多いと思いました。
例えるならMac使いがWindowsを初めて使ったような感じ、プリント1枚出すのに何度も確認のウィンドウが開くアレです。設定ひとつ変えるのにも適用とOKを何度クリックしなくては出来ないのかと最初思いましたからね。今は慣れました、反対にMacを使うと何もする事が無いのに不安になったりする逆転現象まみれなオジサンがいます。(笑)
富士フイルムさんのはWindowsっぽい感じがしました。これは写真を撮る事に対する考え方の違いなのだと思いますけど、細かな設定が出来るようにして、ユーザーが自分の思う写真が撮れるようにしようという考え方なのかなと。ただそれが余りにも多いのですな。お願いですからもう少し分かりやすくして頂けないものかと思うわけで。出来る事が多すぎて頭に入ってきませんよ。(笑)って笑えませんな。(泣)
EOSを使っていて当たり前だった事で一番違和感があったのが、撮影直後の確認画面表示時間。EOS Kiss X7だと2秒、4秒、8秒が選べるのですけど、X-T20は0.5秒と1.5秒だって、短すぎて確認すら出来ませんな、連続を選んでモニター付けっぱなしにするかOFFにするかしか実質選択肢が無いという。撮ってすぐ背面の液晶モニターを見た途端に消えますからねって、これオカシイでしょ、設計した奴出てこ~い。結局オジサンは確認を放棄、OFFにして使ってます(泣)というか(怒)。

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もうひとつ、便利そうで便利で無いようで便利なのかもよく分からないのがISO感度のAUTO設定。基本のISO感度は200で、暗いところだと自動的に感度を上げて手ぶれしにくくなるようにヨロシクやってくれるというシロモノ、高感度側の上限設定がISO800、1600、3200と3種類もあるのですな、本当にこれだけいるの?
で、それぞれに低速シャッター限界値を自分で決められるようになっています。オレは1/8秒まで手持ちでいけるぜってな方はそのシャッタースピードを設定できるわけで。試しに使ってみましたけどね、夜景撮影なんかでは確かに便利かもって思いました。ただ日中だと、単体露出計で測って撮るのがデフォルトなオジサンには、基本になるISO感度を、勝手にコロコロ変えられるので、ありがた迷惑だったりします。
X-T20だけでなく同じシリーズの富士フィルムさんのカメラは同じだと思いますけど、とにかく何につけても選んだ設定に対して選択肢がやたら多くて、それを選ぶのに一苦労なのがオジサンには一番なじめないところかもしれませんな。(笑)
もうね本気で解説本買おうかと思いましたよ、だけど調べてみたらX-T20の解説本って外国の本しか出てないのですな。(泣)

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2018年6月16日 (土)

フィルムファンの思う、RAWかJPGか。

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本格的にデジタル一眼レフを使い出したのは、2003年のEOS10Dからなのですけど、そのとき初めてRAWで撮るようになりました。後から付属のソフトで現像処理が出来るというのが、その頃画期的に思えたのですな。カメラで設定した事が後から変えられるという。JPGのようにいじって保存する度に劣化していく事もありませんからね。
画素数がまだ600万画素だったのでRAWでもそんなに容量が大きくありませんでしたし、JPGだと付属ソフトで出来る事に制限があったので、RAWで撮ってパソコンで仕上げるという流れになったのですな。
事情が変わったのはLightroomを使い出してから。LightroomはJPGでも比破壊でいじれます、直接画像に手を加えるPhotoshopと違って、現像処理で色々やった事を画像とは別に持っていて、表示の際にその内容を反映させるという仕組み。
厳密に言うとJPG画像はデジカメのメモリーカードに記録される際に、すでに圧縮という間引きが行われているので、Lightroomが比破壊で処理するとは言えRAWと全く同じにはならないのですけど、元画像を保ったまま処理が出来るわけで。
その頃フィルムで撮ったのは、フィルムスキャナで読み込んでいたのですけど、出力がJPGかTIFFしかなくて、TIFFだとばかでかいデータになるので、JPGにしてLightroomで微調整する流れでデジタル化してました。
その後デジカメの画素数が2000万画素を超えるようになってくると、RAWだとデータ容量も大きく、果たしてそこまで本当に必要なのかと疑問を感じはじめていたのですな。それに追い打ちをかけるように、過去に家族旅行でRAWで撮った写真が壊れて読めなくなる事件が立て続けに2回。アイコン真っ白、Lightroomで読み込み中にエラー、デジカメ付属のソフトでも読めない。

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ネットで調べてデータ修復ソフトのお試し版をいくつかダウンロードして復活を試みましたけど全滅でした。一覧用に書き出していた小さなJPG画像しか残らないと言う結末に。最高の画質で残したくてRAWで撮っていてもデジタルデータは壊れたらアウトだと思い知りました。
それからもう一つ、フィルムカメラだと現像が出来上がるまでどんな風に撮れているか分かりません。なので撮るときにじっくり考える撮り方になります。つまり現場で判断した事が全て。特にリバーサルフィルムの場合、現像上がりが全てなのですな。
デジカメのRAWで撮って後処理だと、露出の失敗や、カメラの設定を間違えて撮ってしまったダメダメ写真も、後から救済できます。なので現場で完結させる気持ちが薄れて雑な撮り方になりがち。
フィルムカメラで撮っているような使い勝手のX-T20を使いだして、やっぱり写真はデジタルであっても現場で完結すべきだなと改めて思ったのですな。後からいじる事の無いように、ちゃんと考えて撮るのならRAWで撮る必要はもうないかもと思うようになってきました。
画質の面でRAWが一番なのは分かってますけどね、それが正解だと思えなくなって、X-T20ではJPGばかりで撮ってます。で、これがホントきれい、2400万画素(6000×4000ピクセル)もあるので、昔フィルムスキャナでせっせと最高画質で読み込んだ写真よりも遙かに大きくてもう十分すぎます。(笑)
2000万画素越えの時代に、RAWでなければならない意味合いが変わってきたオジサンのRAWかJPGか問題、今はJPGで十分に傾いておりますよ。

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2018年5月13日 (日)

X-T20を使い出して感じたこと。

デジカメはキヤノンEOSをメインに使っていたオジサンが感じた、どこも似たようなもんって思っていたデジカメでもメーカーの姿勢によってアプローチの仕方が全然違うところを書いてみようかと。
言ってみれば、デジカメの基準と言いますか、自分の中での物差しはEOSがベースになっていたわけで、それが当たり前というか、天下のキヤノンが作るカメラですから間違いはないと思っていたのですな。それに風穴を開けてしまった富士フイルムさんの、極めてフィルム寄りのデジカメはオジサンにとっては新鮮なオドロキでした。
インターフェースや全体の使い勝手で感じた細かな部分はキヤノンの方が手慣れた感があって、実際使ってみてもこなれていると思いましたけど、フィルムを作ってきたメーカーならではの絵作りと言いますか、撮った写真の印象や撮りたい写真に対する細かな設定の部分はキヤノンでは気が付かないだろうなってところの設定が実に豊富と感じました。豊富すぎて全部頭に入ってこない。(笑)

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まず使い出して、EOSだとフィルムのテイストとずいぶん違うので、RAWで撮って後で付属のソフトやLightroomで追い込んでいって完成という流れだったのですけど、X-T20では撮るときの設定ですでに完結。なのでRAWは試しに撮ってみた以外全然撮ってません、ずっとJPG。
後からいじるという感覚がないのですな、つまりフィルムで撮っているのと同じ感覚で撮れます、そのために事前に設定しておく項目が多いわけで。どちらが正しいとかじゃなくてフィルムを作ってきたメーカーならではのアプローチなのだと思いました。
長年フィルムを使ってきたオジサンにとって、デジカメを使っていながら違和感がすごく少ないというか馴染んでしまいましたよ。EVFのワンテンポ遅れた感やバッテリーすぐ無くなる問題は、まだまだ違和感ですけど、純粋に撮る事に関しては極めてフィルムカメラ寄りだと申し上げておきたいなと。気に入りましたよこのカメラ。
マウントアダプタでオールドレンズを付けていると、ますますデジカメ使ってる感が無くなりますからね。とりあえずシャッター切って押さえておこうって気分じゃない。フィルムカメラの時と同じ、きちんと露出計で測って考えながら撮るのが楽しいのですな。そのためのサポートの設定が豊富なのも○。撮る事に対する姿勢の違いをすごく感じてしまったわけで。
撮影後の画像確認はOFF、事前の設定をしておいて、後はアナログなダイヤル操作でフィルムカメラと一緒に同じテイストで撮り歩けるデジカメ。そういう二刀流を楽しんでいますよ。(笑)

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2018年5月 5日 (土)

X-T20でオールドレンズを試してみたら。

手持ちの古い交換レンズをマウントアダプターで復活できるのがミラーレスカメラの良いところ。X-T20を選んだ理由の一つでもあります。Amazonからマウントアダプターが届いたとき、即行付けてみてファインダー覗いてパシャパシャやってみましたよ当然。手元のキーボードやら窓の外の景色やらどんな感じになるのか見てみたかったのでね。おもちゃを買ってもらった子供状態でした。(笑)
もちろん全部OKといいたいところですけどEOSのレンズだけは制限がありましたな。正直言ってただ付くだけと思っていた方がいいかと。電気的なやりとりがないのでボディー側から絞りをコントロールするEOSのレンズは絞り解放のままでしか使えません。
しかも最近のステッピングモーターでAF駆動をしているレンズは、ピントリングも電気的に制御しているらしく、レンズについているスイッチでマニュアルフォーカスに切り替えてもピント合わせが出来ませんでした。ただ回っているだけの輪っか。絞りもダメピント合わせもダメっていうのじゃ使い物になりませんな。レンズ名の末尾にSTMって付いているのはダメみたい。
ま、EOSのレンズを最大限に使うのならEOSボディーを使えばいいので無理に付けることはないかと。ただオジサンの場合、過去に作った改造レンズやトプコンのレンズをEOSに付けられるようにしていたため、それをX-T20で使うために必要だったので買いましたけどね。
オールドレンズを付けてみて最初に思ったのが、EVF(電子ビューファインダー)ではピント合わせがやりにくいと言うか、ピントの山がつかみにくいって事でした。シビアなピント合わせは無理かなぁなんて思ったのですけどね、これはオジサンが無知なだけでした。取扱説明書調べたらちゃんと出てましたな「マニュアルフォーカスアシスト」。しかも2種類から選べるという。
笑ったのがデジタルスプリットイメージ。フィルム時代の一眼レフのファインダースクリーンには、真中に上下2分割になった○が表示されてたのご存じですか。ピントが合ってないと上下像がずれてて、それがピタリとそろうようにピントリングを回してピント合わせをする仕組みのもの。これが電気仕掛けで入っているのですな。ファインダー覗くと真中に分割された四角が表示、像のズレが無くなるようにピントリングを回すわけで。試してみましたけどイマイチ分かりづらくて、画面を拡大表示にすると分かりやすくなりましたけどすごく微妙。画面の真ん中しか合わせられないので使い勝手はあまりよろしくないかと。
もう一つがフォーカスピーキング、ピントの合ったところの輪郭を強調して表示してくれるというもの。表示する色も選べます。オジサン赤強めで設定してみましたけど、これ分かりやすいですな。ピントの合ったところの縁が真っ赤っかになりますからね。しかもそのときのレンズの絞りに合わせて被写界深度内のもの全部に色が付くという。

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_mg_9105_blog マウントアダプターでキヤノンFD50mmF3.5マクロを付けてカメラのミニチュアを撮っているところ。上は絞り開放で一番手前のカメラにピントが合った状態。フォーカスピーキングで赤く表示されているのが分かりますか、当然背景はボケボケです。そのまま絞りをF22まで絞り込んだのが下の写真。真ん中のカメラの輪郭も赤くなってます。ボケボケだった一番後ろのカメラもはっきりしました。ここまで絞り込むと光学ファインダーだと真っ暗になるのですけどEVFやLCDは自動的に明るく表示してくれるので確認はしやすいですな。


なんだかこのX-T20、オールドレンズを使えよって言ってるみたいなカメラ。(笑)富士フイルムさんから純正のMマウントアダプターも発売されてますしね、おかげでオジサン手持ちのオールドレンズがどんどん元気になりそう。
特にピント合わせが目測のROBOT STAR1のレンズなんて、被写界深度内に収めて撮るのが基本でしたから、シビアなピント合わせや背景をぼかすなんて無理な世界でしたけど、こんなのが試せるわけで。
出来ることが増えるってなんだか楽しくなりますな。中古カメラ屋さんでオールドレンズ探しも。これは面白おかしく記事にしなくてはなりません。純正レンズを買うのがどんどん先送りになりそうでありますよ。(笑)

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2018年4月24日 (火)

X-T20使い出してからイライラして買ったもの。(笑)

せっかく新しくカメラを買ったというのに、全然まともに写真を撮りに出かけられてません。お花見でテスト撮りしたのが唯一、なんだか忙しくて丸一日撮り歩けた試しが無いという悲しい状況。(4月15日時点)仕事帰りにちょこちょこ撮るぐらいしかまだできてないのですな。X-T20で撮った写真が全然掲載できてないのはそういう事情なのでありますよ。ガチで撮ったものをお出ししたいのですけどね。
ま、新しいカメラを買ったときの常で、いつも手元に置いて撫で回しておりますけど、デジタルカメラなのでいろいろ設定があります。取扱説明書見ながらあ~だこ~だと試して遊んで、撮りに行けないストレス解消。
だけど各種設定を試してみているだけでバッテリーが無くなりましたな。(笑)って笑えませんよ。こんなに早く無くなるなんて思いませんでしたからね。EVFに背面のLCDと電気を食う部品の塊なのがよく分かりました。
バッテリーの大きさはEOS Kiss X7と大して変わらないのにホント持ちませんな。EOS Kiss X7だと一日中撮りまくっても目盛り一つも減らないのにX-T20だと仕事帰りに撮るぐらいでも確実に一目盛り減ってますからね。
これじゃアカンがなって事で予備のバッテリーを買いました。ただ純正品は高いので互換バッテリーで定番のロワジャパンの2個セット1580円のもの。純正が富士フイルムさんの直販公式サイトで1個7776円なのでまさしく激安。こんなに電気を食うカメラに純正バッテリーは高すぎますからね。予備が二つあれば大丈夫かと。
X-T20ユーザーの方のブログなどでよく書かれているのが、ホールディングしにくい問題。カメラが小さくて全面のグリップの出っ張りが小さいのでカメラを構えにくいのですな、小指は完全に余りますしね。
オジサン普段からマミヤスケッチやペン、キヤノンデミやリコーオートハーフのような小さなフィルムカメラを使っているので、グリップ自体は問題無かったのですけどね、ただこれはデジカメ、背面にボタン類がいっぱい付いています。構えたときにどうしても親指の付け根で押してしまうという。ボタンの設定を無効にしたり出来るのですけど、それもなんだかおかしな話だと思ったわけで。
この辺りEOS Kiss X7はあれだけ小さいのによく出来てますな。プロ御用達のカメラを作り続けてきたメーカーのノウハウと言いますか、ファミリーユースのカメラであっても、構えると自然にきちんとホールドできるようにデザインされてます。
ホールディングしにくい問題の解決に富士フイルムさんから別売でグリップが発売されているのですけどね、これがお高い。13500円だって、足元見てますな。もっと手ごろな価格で出せたのではって誰しも思うはず。結局安い中古を探しました。付けてみたら確かに改善したので予定外の出費でしたけど仕方ありませんな。ちょっとイラッときてますけどね。(笑)
もう一つ買ったのがストラップ。付いていたのは合成皮革の地味なもの。弾力がありすぎてリュックにカメラをしまうとストラップがピヨ~ンって飛び出るのでイライラ。細身でしなやかなストラップに付け替えてやろうとヨドバシのポイント使いました。
買ったのはアルヌボっていう韓国のメーカーのもの。ヨドバシは試せるようにサンプルを並べてくれているので、首に掛けたり触ってみたり出来るのがありがたいですな。色はネイビーを選びました。オジサンおしゃれには無頓着ですけど、カメラはドレスアップしたいなと思いましてね。(笑)なかなかいい感じ、だだ今時のストラップは斜め掛けできるようにリングに通す部分が長いので、ちょうど良い長さに切って付けました。
撮りに行く前からドレスアップしてないで、さっさと写真撮ってきなさいよって声もあるかと思いますけどね、とりあえず気分を上げ上げにして準備しておこうかと思いまして。(笑)

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2018年4月19日 (木)

ヤバいかも…X-T20のフィルムシミュレーション。

オジサンが初めて自腹で買ったデジタル一眼レフはEOS10D、2003年でした。それまでも借り物でニコンD1を使わせてもらったりはあったのですけど、なんとか手が届く値段と、持っていたEOS用レンズが使えると言う事でボディーだけ買いました。
楽しかったですよ、これからはこういう時代になるのかって思いながら使い倒しましたな。スペック的には有効画素数630万画素と今の目で見ると笑ってしまいますけどね。休日になるとメモリーカード一杯になるまで撮り歩いてましたな。
撮った写真は帰ってきてパソコンに移して付属のソフトで閲覧していたのですけど、長年リバーサルフィルムで撮っていたオジサンが一番最初に感じた違和感は「空の色が違う」でした。リバーサルフィルムで撮ったときのヌケの良さというか、吸い込まれるような美しい青で無く、何となくくすんだようなと言いますか、濁ったような水色だったのですな。木々の緑の出方もずいぶん違和感を感じました。新緑の色が黄色っぽい。
その当時写真雑誌に掲載されていたデジカメで撮った写真も同じようでしたな、風景写真の大先生が撮った写真なのになんだか汚い、濁ったような色合いでした。デジタル写真の特性を生かして印刷するインフラがまだ出来てなかったのですな。オジサンその方面の仕事ですので、当時デジカメ入校写真の、まともな色が出ない問題にはずいぶん悩まされましたよ。(笑)
自宅ではリバーサルフィルムの色合いに近づけようと、RAWで撮ってEOSデジタルに付いてるデジタルフォトプロフェッショナルと言うソフトで現像処理、ピクチャースタイルエディターと言う色合いを調整できる付属ソフトでプロファイルを作ったりしてましたな。そういう流れが当たり前になりました。ただそれでもリバーサルフィルムの印象とは違いましたけどね。(笑)
「空の色が違う」という違和感はその後もずっと引きずっていたのですけど、だんだん慣らされてしまうというか、他社のデジカメも使いましたけど、同じ印象だったので、それが当たり前というかデジタルってこんなもんと思うようになってしまっていたのですな。
で、今回富士フイルムさんのX-T20でフィルムシミュレーションのリバーサルフィルム名のものを試してみた事を書こうかと。お花見に出かけた際にざっくりですけど撮り比べてみました、一番気になってた部分なのでね。
カメラは富士フイルムX-T20とキヤノンEOS Kiss X7、どちらも同じ設定、露出も同じ、レンズも共通にするためにトプコンRE58mmF1.4をマウントアダプターで両方のカメラに付け替えながら撮りました。手持ち撮影なので微妙に構図が違ってますけど色合いを見るには大丈夫かと。画質モードはキヤノンがスタンダード、風景、ポートレイト。富士フイルムがPROVIA、Velvia、ASTIA。百聞は一見にしかず、見てくださいこんな感じです。

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オジサンの印象ですけどね、パソコンで見比べたとき「あっ、全然違う」って感じました。今まで見慣れてきたEOSの色がなんだか黄色くて汚い。EOSで撮った物だけ見ていたら分からないでしょうし、決して悪いわけではないのですけどね、リバーサルフィルムで撮ったのと比べたときに感じた違和感と同じものを感じたわけで。
富士フイルムさん、さすがフィルムシミュレーションを名乗るだけのことはあるなと、いい感じでフィルムのテイストを再現してるって思いました。コレちょっとヤバいかも、撮って出しでこのテイストなんて、後からパソコンでいじったりしなくてもいいわけで。デジタルな写真はEOSしか知らなかったオジサン、良い意味でショックを受けました。
これはリバーサルフィルムと撮り比べもしてみたくなりましたよ。フィルムカメラと一緒に持ち出して積極的に撮ろうかという気持ちになりますな、思った以上に楽しくなってきたX-T20、EOS Kiss X7の出番がもう無くなるかもしれません。(笑)

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