写真とカメラ、あれこれ

2017年8月10日 (木)

フィルムファンの日々雑感。

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この季節、日が長いので、仕事の終わる時間でもまだ外は明るいのですな。なので仕事帰りに街を撮り歩けるかもと思ってフィルムカメラをカバンに放り込んであるのですけどね、そうすると仕事が忙しくなって全然終わらないという。で、カメラを入れ忘れた日に限ってすんなり仕事が片付いてしまったりするわけで、世の中うまくいきませんな。
オジサンの仕事は休日が世間よりも少ないのですな、お盆休みなんてありませんし、祝祭日は全部仕事。なので、少ない休日を最大限有効活用しなければやってられないという。
あえて逆境で写真を撮る方法を考えるのも写真を楽しむ方法かと。そんなこんなで楽しんでいるオジサンの最近思う日々雑感を書いてみようかと思ったわけで。こんなの誰も読まないでしょうけどね、書きたいのですな、自分のブログで愚痴って息抜き。付き合わされる皆さんゴメンナサイ。(笑)
地元に古くからある写真屋さん。フジカラーののぼりが立っている、商店街に必ずあるようなお店、通り道じゃないので全く利用した事がないのですけど、たまたま用事があって、そっち方面を通りかかったわけで。
通りすがりに中を覗くと何だか古いカメラが置いてあったのですな。さっそく中に入ってみると、二眼レフやコンパクトなど20台ぐらい並んでました。何故飾っているのか、お店の女の人に聞いてみても、よく分からないとの返事だったのでそのまま店を出て、用事を済ませた帰りにもう一度通りかかってみると、ご主人らしき男の人が居たので聞いてみたところ、先代が使っていたカメラを、お店のディスプレイとして飾ってある物なのだそうで、売り物ではないとのこと。
それは別にいいのですけどね、そのときの対応がひどかったのですな、どうやらオジサン、買い叩きに来た業者か何かと思われたみたい。ただのフィルムカメラファンの一市民なのですけどね。なにもそこまで敵対心むき出しで対応しなくてもと思いました。
古いカメラを飾るぐらいですから、フィルムカメラの話なんかできるかもと思っただけだったのですけどね、写ルンですやフィルムもたくさん並んでいたので、今でもフィルムに力を入れているお店なのかなと期待したのですけど、全然そうじゃなかったという。何だか後味悪いまま、お店を後にしましたけど、もう二度と行ってやんない。(笑)
数年前に高齢化と建物の老朽化でお店を畳んだ、元町商店街にあった写真屋さんは、フィルムカメラを使っていると言うと、色々面白い話を聞かせてくれて楽しくて、それからちょくちょく顔を出すようになったのですけど、お客さんから引き取った中古カメラも少し並べていて、格安で買ったりもしました。フィルムを扱うお店ってその楽しさを語れる人がいるかいないかで、ずいぶん印象が変わるなと思った次第。
フィルムで写真を撮れば、お金も手間もかかります、それでも楽しいところを伝えていかなければファンの数が増えませんからね。

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2017年8月 6日 (日)

フィルムを楽しむ覚悟って何?

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最近デジタル一眼レフをほとんど使ってませんな。ブログに載せる物撮りや、記事の内容に合わせた写真が必要なときぐらい。後はフィルムの複写がメインのお仕事になってます。
持って出ても使わない事が多くなってしまって、小型軽量なEOS Kiss X7でさえ重たく感じるようになって、お家でお留守番。フルサイズのEOS 5D MarkIIなんてマクロレンズ付けて複写台に固定されたままになっておりますよ。(笑)
この間、iPadをカメラとして使ってみた事を書きましたけど、あれ以来デジカメを使う気がどんどんしぼんでしまったという、もうこの板切れで十分じゃないかと。
山ほどあるカメラアプリの中から、評判のいいものや面白そうなのをインストールして鋭意検証中、その顛末も記事にしてやろうかと思っておりますけどね。
デジカメへの愛がどんどん薄れて行っているオジサンが、只今熱愛中なのがフィルム、特にリバーサルフィルムとは蜜月状態なのでありますよ。時々ネガフィルムも使いますけどね、でもリバーサルの美しさが一番好きですな。
デジタル一眼レフを持って出なくなると、その分軽くなるので街を撮り歩くのには好都合なのですけどね、そうなると欲が出てしまって、フィルムカメラをもう一台持ち出したくなるという。
歩ける範囲やお体事情を考えて、チョイスしなくてはなりませんけど、防湿庫を眺めながらそれを考えるのもフィルムカメラならではの楽しみなのですな。
今日はたくさん撮りそうだからハーフサイズ2台にしようか、中判でじっくりも楽しそうだから二眼レフとスプリングカメラにしようか、しばらく出場していないカメラを使ってやろうかなんて考えるわけで。悩ましくも楽しいひととき、いつもなかなか決まらないのですけどね。(笑)
そうやって選んだカメラで写真を撮ると当然ですがフィルム代と現像代がかかります。
デジカメならバッテリー充電の電気代だけなので、コストパフォーマンスは比べものになりませんが、お金がかかるのを覚悟の上で、それでもフィルムで撮る事が楽しいのは、撮る時のプロセスと、現像が出来上がるまでのワクワクと、撮った写真が画面の中じゃなく、フィルムという形で手の中にある嬉しさでしょうか。
ライトボックスの上でルーペ片手に撮ったフィルムを眺めていると、フィルムで撮って良かったな~と思いますね。時間を忘れていつまでも眺めているという。(笑)リバーサルフィルムファンとしてはここ一番楽しいところ。
デジカメで撮ってパソコンの画面で眺める方が手っ取り早いし便利なのですけどね、何だかただの作業でしかないのですな。
フィルムの面倒くささというか、その辺りの楽しみがまるで無いのに撮る量だけはなぜか増えてしまうデジカメと、お金も手間もかかるフィルムとを天秤に掛けてみて、どちらの写真に愛を感じるかがフィルムを楽しめるかどうかの境界線じゃないかと。(笑)
フィルムが無くなった日がオジサンの命日って以前書きました。たぶん生きている内は無くなる事はないでしょうが、使う人が減ってしまえば作ってくれなくなるのは当然。
その辺りも覚悟しつつフィルムファンを増やして行かなくてはなりませんな。フィルム作らなくなったので写ルンですもデジタルになりましたなんて時代が来てほしくないですからね。

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2017年7月29日 (土)

リバーサルフィルム5本で一万円までなら。

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一応お断りしておきますけど、記事に出てくる金額はこれを書いている時点の値段と言う事でご了承を願いますね。
今年に入ってリバーサルフィルムで撮る率がどんどん上がっているオジサン、当然ながらフィルム代と現像代を確保しなくてはなりません。デジカメならそんな心配をしなくて済むのは分かっているのですけどね。でもフィルムで撮りたいのですな、遙かに楽しいのでね。
少ない休日を楽しい写真ライフにするためにフィルムの栄養が欠かせないわけで、好きな事にできる範囲でお金をかけるのは人生の必要経費、決して無駄遣いなどでは無いのですよ。
で、大好きなリバーサルフィルムで楽しむとどれぐらいかかるのか、どれぐらいあれば楽しめるのか、その辺りをツマビラカにしてみようかと思ったのですな。
ま、若い独身の頃のように、稼いだお金は全部写真につぎ込んで、モータードライブぶいぶい回していたような撮り方はもう出来ませんし、好きなカメラでのんびりまったりなので、そんなにたくさん撮れません。量は減りましたけどその分、細く長く楽しむためのコストを考えてみようかと。
オジサンが常用しているのは富士フイルムさんのベルビア100、35ミリでもブローニーでもこれの5本パックを買っています。
35ミリ36枚撮りがヨドバシで5,330円、ブローニーの120が3,820円とネットで調べたら出てきましたけど、オジサン行きつけの現像所ではもう少し安く買えるのですな、35ミリが4,950円、ブローニーが3,780円。現像代は35ミリが800円、ブローニーが620円。これも他の現像所で頼むより割安。
計算してみると35ミリだと5本パック全部使ったとしてフィルム代+現像代合計8,950円、ブローニーだと6,880円。
ただフィルムフォーマットによって撮れる枚数が変わるのでその辺りまで細かく踏み込むと、35ミリフルサイズだと36枚×5本で180カットなので、1カット当たり8,950円÷180カットで49.72円、同様に35ミリましかくだと33,14円、ハーフサイズだと24,86円、ブローニーの場合オジサンは6×6のましかくフォーマットのカメラしか持ってないので120フィルム1本で12カット、5本で60カットなので1カット当たり114,66円となります。
行きつけの現像所のやや安めの価格でこれなので、ヨドバシなど一般的なお店だともう少し高くなるかと。
そう考えるとフィルムでたくさん撮りたいというのなら、ハーフサイズカメラをチョイスすれば、一番コストがかかりませんな。ただ色々なカメラを使ってみたいというのもあるので、その辺りも加味して細かな計算をして見えてきたのは、35ミリもブローニーも混ぜて、一万円札1枚でリバーサルフィルムが5本楽しめるという事でした。(笑)
何でもかんでもフィルムってわけじゃなくて、どうでもいい写真と言ってしまうと言い過ぎですけど、フィルムで撮るのがもったいないような写真はデジカメやipadで撮るようにすれば、もっとフィルムを楽しめますな。
リバーサルの場合について書きましたけど、値段の安い業務用ネガフィルム+ネットのデータ化サービスだともっと安く楽しめるかと。
何だかフィルム楽しくなってきましたな、古今東西色々なカメラが使えるのはフィルムしかありませんからね。

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2017年7月27日 (木)

ネットでグダグダ眺める中古カメラ事情。

最近中古カメラ屋さん巡りをあまりしなくなりました。地元のお店を何軒か見て回るぐらい。大阪まで出かけてガッツリ見て回るというのはもうほとんどやりませんな。大阪は人が多くて歩き回るだけで疲れます。(笑)
わざわざ見に行っても以前ほど面白い物を見かけなくなった事や、デジカメの中古が並ぶようになってフィルムカメラが規模縮小、お高いライカやハッセルばかりで、オジサン好みのそそるブツが並んでないのでね。ま、これ以上カメラは増やさないと心に誓ったので、近づかないようにしているのが実は一番の理由だったりします。(笑)
ところがこの世にはインターネットというイケナイ物をいっぱい見せてくれる世界があります。居ながらにして何でも見つかってしまうのは、ほんとイケマセンな。出てきてくれなければ幸せだったのに、何故か画面に登場してくれるという。ネットオークションなんてまさしくそんな物ばかりですからね。いくら検索かけても出てこない物は出てこないのもインターネットなのですけどね。(笑)
ある日の事、最近マイブームな某マウントのレンズって大体いかほどする物なのか調べてみようとネットで探してみたのですな。結論から言いますと、望みのものはほとんど出てこなかったという。定番のレンズや、その当時もあまり人気がなかったレンズは結構出てきたのですけどね、希少価値の高いレンズや大口径の明るいレンズは全然出てこない。
正確に言うと、某所から出てきたのですが、法外な価格設定でした、しかも何年も前にSOLD OUTになっているのがまだそのまま掲載されているという始末。いっぱい出てきたので喜んだのですけどね、ほとんどSOLD OUTって、売れた商品は削除しなさいよ。
手頃な価格ならラインナップを充実させてやろうともくろんだのが完全に肩すかしでした。今持っているレンズで十分なので、さっさと諦めましたけど、どこかにはあるのでしょうな。
ほかにもオジサンがそそるような物って出てこないかと、中古カメラ屋さんのHPなんかを眺めていたのですけどね、以前に比べて出てこなくなったような気がしました。
昔はもっとマニアなブツがヒットしたように思うのですけど、それだけフィルムカメラ市場が縮小してしまったという事でしょうか。代わりにデジカメばっかり増えて見る物がなくなりましたな。実は色々持っているけど、ネットショップには上げてないのかもしれません。
グダグダ眺めている内に疲れてしまって、気が付いたらマウス握ったまま居眠りしていたオジサン。「おおっ」って目が覚めるような物はもう出てこないのでしょうか。(笑)
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2017年7月16日 (日)

モノクロに手を出すな。(笑)

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実家にはフィルム現像のタンクやらダークバッグやら道具一式が残してあります。いつか再開してやろうと思いながらウン十年経っていますけど、捨てる気にはならないのですな。あの楽しさをもう一度という気持ちが捨てられないので、いつまでも置いているという。
ヨドバシに出かけると、ついつい暗室用品のコーナーを見てしまいます。規模は縮小したとはいえ、現像の薬品がまだ並んでいるのを見て、いつでも再開できると安心するわけで。(笑)
モノクロフィルムの現像を初めてやったとき、タンクのリールにうまくフィルムが巻き付けられなくて、フィルム同士がくっついてしまい、そこだけ現像出来てないままだったときはショックでした。テスト用フィルムを使って、ダークバッグの中で手探りできちんと巻き付けられるように何度も練習したのも懐かしい思い出です。慣れてくると実に簡単なことなのですけどね。
時計を前に置いて、現像、停止、定着の手順を踏んだら風呂場にタンクを持って行って水洗、水を流しっぱなしにするのでよく怒られました。(笑)
仕上がったフィルムをタンクから出して、吊して水気をふき取り乾燥させるわけですが、いい感じで現像出来ていると嬉しかったですな。厳選したコマを引き伸ばすのも楽しかった。覆い焼きのためのマスクを作ったりして一枚のプリントを仕上げるのが楽しかったわけで。
月日は流れて、初めてPhotoshopを見たときは衝撃でした、覆い焼きツールだとか暗室作業で使うものが装備されていて、まさしく画面の中の暗室。お店でデモを見て、どうしても欲しくなって大枚はたいて買いました、高かったなぁ、バージョン2.0の頃でした。
引き伸ばし機がダメになったり、リバーサルフィルムの美しさに目覚めてから、モノクロはだんだんやらなくなってしまったわけですが、今でもお手軽に楽しみたいときにはイルフォードXP2superというカラーネガと同じC-41現像処理のモノクロフィルムを使っています。ただ値上がりしてすごく高いフィルムになってしまいました、おいそれと買えない。(笑)
そういうモノクロ遍歴があるので、今日はモノクロで撮るって時にはちょっと感覚が違うのですな。カメラにモノクロフィルムが入っているという時点でモノを見る目がモノクロ目に変わります。コントラストや階調に目が行くというか、頭の中でこれがモノクロになったらどんな感じになるかなって無意識に想像してしまうわけで。モノクロで撮るってそういうところが醍醐味なのですけどね、実に楽しい。
撮ったフィルムは以前はフィルムスキャナで、今はフルサイズのデジタル一眼レフにマクロレンズで複写してパソコンに読み込みLightroomやPhotoshopで整えていくわけですが、カラーだとほとんど手を加えないのですけど、モノクロはどうしてもいじってしまいますな、暗室作業の時を思い出すといいますか、とことんやってしまうという。
納得するまで終りのない世界ですからね、ここも楽しいところ。モノクロに手を出すと確実に深みにはまります。フィルム現像を再開したいけどやらないのはその辺りの怖さを知っているから。(笑)
「モノクロに手を出すな」ってタイトルは自分自身のため、でももう一度やってみたいのですけどね。
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懐かしい写真を2枚、上のコンタクトシートは2012年にオートハーフで撮ったもの。もう引き伸ばし機は壊れて無かったので、透過原稿ユニット付きのエプソンのフラットベッドスキャナで二列ずつスキャンしてPhotoshopでA4サイズに収まるように並べていって作ったもの。モノクロやっているとどうしてもコンタクトシートを作りたくなってしまうのですな。(笑)
下の写真はプリントをスキャンしてパソコンに取り込んだもの。今見ると焼き込み過ぎ。1987年に撮った写真、ちょうど30年前ですか。確かフォトテクニック誌に載せてもらってテレフォンカードもらいました。(笑)

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2017年7月 2日 (日)

フィルムってエエでしょ。

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いつも現像をお願いしている所で、仕上がりをライトボックスでチェックしていたとき、ご主人がかけてきた言葉が「フィルムってエエでしょ」でした。
ここに来るとホッとしますな、現像上がりの封筒がズラリ並んでいるのを見て、まだまだフィルムで写真を楽しんでいる方がいるのを実感できます。ガラス張りの冷蔵ケースにはフィルムの箱が並んでいますしね。一度廃業したのに、フィルムファンの声に応えて復活してくれたわけで、以前よりも規模を縮小したとはいえ、ここは聖地。オジサンのフィルムカメラライフの生命線なのですな。
正直なところ、若いお客さんは全然居ません。ほとんどがオジサンぐらいかそれより上の世代の方、写真はフィルムだった時代の残党とでも申しましょうか。デジカメの普及で、飛びついてみたものの、やっぱりなんだか合わなくて戻ってきた方や、両刀遣いだけれど、ここ一番の写真はまだまだフィルムで撮ってる方など、フィルムに写真の楽しさを教えてもらって育ってきた方々の秘密基地。(笑)
ある日の事、フィルムを買いに行ったところ、以前ここで働いていた子がなぜか店番してました。ご主人がお昼ご飯に出ちゃったので、その間だけ頼まれたそう。アラサーカメラ女子のフィルムファンの方で「私もフィルム買いに来たら、捕まってしもてん」って笑ってましたな。
仕事が休みなので今から写真を撮りに出かけるそうで、オジサンも時間があったのでご主人が帰ってくるまでおしゃべりしてました。
この若さでフィルムで写真を楽しんでいるなんて、なかなか居ませんからね、「デジカメやスマホの方が便利ちゃうん?」って聞いてみたのですけど「何かちゃうねん、フィルムの方がエエねん、色も好きやし、デジカメやと写真撮ってる気しいひんねん。」
なんだか嬉しくなりましたな。ひょっとしたら写真ファン一万人に一人ぐらいの確率で、こういう若いフィルムファンがいるのかもしれません、オジサンもこのブログでもっともっと楽しさを伝えて行かなくてはと思ったわけで、なんだか力をもらいました。
何でも簡単便利なものが主流になるのは世の常、例えば料理、レンジでチンするだけや、和えるだけでレストランで出てくるような一品が出来るのは実に便利なのですけどね、手間がかかるし面倒なのを承知で一から作ってみると分かる事や見えてくる世界もあるわけで、上手に出来なかったり、見栄えが悪くても、自分で作った楽しさというスパイスが効いている、世界にひとつだけの料理だと思うのですな。
あえてその手間を楽しめる方は、この先も自分で料理を作るようになって、料理が楽しくなるのだと思います。フィルムの楽しさってこういう感じなのかなと。
後からどうにでもなるし、失敗しても削除してしまえば何事も無かった事にしてくれるデジタルな写真では味わえない手間のかかる世界なのですけど、ここに楽しさを見いだせるファンだけのものなのかと。
「フィルムってエエでしょ」ご主人の一言は、長く写真に携わってきた方の重みのある一言としてオジサンの胸に突き刺さっておりますよ。(笑)

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2017年6月29日 (木)

こんな時代に写真の事を考えてみた。

何だか最近、写真に関する事を書くと、嘆きや絶望や文句ばっかりになっているような気がします。本来なら、もっとどんどん写真を撮ってバンバン載せて、面白おかしい事を書くべきなのでしょうけど、ついつい文句が出てしまいますな。
なんと言いますか、「写真を撮る事」のあり方というか、立ち位置がオジサンの親しんできたものと大きく様変わりしてしまっている事が原因なのは分かっているのですけどね。
デジタルというものが幅を効かすようになってから、写真というものの境界線が曖昧になっているような気がします。動画のワンシーンから写真を切り出してしまうのなんて写真と動画の区別すらなくなってますし、カメラ自体も携帯やスマホで撮れるようになってからポジションが微妙。いつも持ち歩く携帯やスマホで写真が撮れるのなら、わざわざ別にカメラを持つ意味が無くなりますからね。使い方も簡単、カメラアプリを立ち上げて画面にタッチするだけで後はカメラが全部やってくれます。露出だとか何も考えなくても写真が撮れるわけで。写真を撮ると言うより、状況を画像でメモする感覚なのでしょうね。
とりあえず撮ってしまって後でいくらでも加工出来るのが今時の「写真」と呼ぶのでしょうけど何だかそこがオジサンが親しんできた写真とは違うのですな。「写真を楽しむ」って加工を楽しんだり、アプリが勝手に色々やってくれるのを楽しむって事に意味がすり替わってます。
このあいだ出た富士フイルムさんのスクエアチェキもそういう時代のカメラだと考えれば納得は出来ますな、そういう時代なのだと。これからは加工出来なければカメラじゃ無くなって行くのでしょうね。そのうちPhotoshop内蔵カメラなんて出てくるかも、それを楽しめる人が写真ファンって事になるのでしょう。撮る事そのものを楽しむのはフィルムカメラの終りと共に無くなってしまった気がします。なんだか寂しいですなぁ。
デジタルが「作る写真」なら、フィルムは「創る写真」だと思うのですね。現像上がりを見るまで、どんな風に写っているかは分からないフィルム。なので写真を撮るときに出来上がりをじっくり考えなくてはいけません。そこに「創る」楽しさがあったと思うのですな。カメラ任せで安易に撮ったら大失敗だったり、押すだけ簡単カメラも必ずしも万能じゃなかったので、ダメなときはダメな写りだったところも含めて、フィルムは楽しいのですけど、そこが無くなってます。
確かにデジタルになってから、極端な失敗というのは無くなったような気がします、カメラ任せでほぼ失敗が無い。ダメかもって思うような写真も、何事も無かったようにキレイにしてくれる神アプリがいっぱいありますし、失敗と遭遇するチャンスが激減したと思います。おかげでだれでも手軽に写真を撮るようになったわけですけど、その分「創る」からは遠ざかってしまった写真。失敗が無いと何も考えなくなってしまいますからね。
オジサンはこういうのはもうダメかも、デジカメに愛が沸かないのは、何でもよしなにやってくれるつまらなさかもしれません。便利な道具ではあるのですけどね、でもね…。

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スマホは持ってないのでipadの写真アプリで撮った後にどんなことが出来るのか見てみました。画面の下に色々出てきますな、こういうのでサクッと見てくれ良くするのが今時の当たり前なのですか、そうですか。で、これって楽しいの?

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2017年6月25日 (日)

体調不良でテンション梅雨空を、ぶっ飛ばす!

歳を取るとそれなりに体の不調はありますし、若いときと同じようには行かない事が増えてきますけど、自分の全く予想してないところがおかしくなると落ち込みますな。このところそれが立て続けに起きているので、なんだか気分が滅入ります。
こういうのは加齢と共に皆さん通って来る道なのだと思いますけど、最近なんだかんだと医者通いが続いておりますよ。おかげで財布の中は診察券だらけ、お小遣いほとんど医療費に消えていっています(笑)って全然笑えませんな。(泣)
確かに年々食べる量も飲む量も減っています。特に飲めなくなりましたな。おかげで外で使うお金も少なくてすみますけどね。その分医者に持って行かれてます。
最近ですけどね、休日にすごく天気がよくて、まさしく写真日よりだったのですが、動けなくてお家で寝たきりという事がありました。悔しかったですな、何でこんな日に調子が悪くなるのって天井見ながら思いました。
腹立たしいので、前向きにブログのネタでも考えようと思ったのですけどね調子の悪い時って、気分がマイナス側に振り切っているのでロクな事を思いつかないという。体調悪いと面白い事も出てこないわけで、そのうち寝てしまって気が付いたらサザエさん始まってましたな。(笑)
ま、人生色々ありますのでね、ダメなときは気分を変えてカメラの手入れでもと始めたのですけど、これは良かったですな。ただしフィルムカメラ限定、デジカメはいくら手入れしても気分が高揚しませんな、何ででしょうね。
とりあえず、調子が良くなったら持って出たいカメラをずらり並べて、ブロアー、刷毛、綿棒、レンズクリーニング液とペーパーを用意して、おもむろに手入れを始めたのですけど、空シャッターを切る度に元気をもらえます。オジサンより年上のカメラがほとんどなので、そういうカメラたちが元気に動いているのを確認するだけでも気分が上がりますな、言わばカメラセラピー。(笑)
いざ出動の時に動かなかったら困るので、シャッター速度を変えながら空シャッター切ったり、絞りがスムーズに動くか見たり、テスト用フィルム入れて動作確認したり、徹底的にやりましたけど時間を忘れますな、だんだん楽しくなってしまったわけで。
一通り手入れをしたら、なんだか元気が沸いてきましたよ。こいつら持って街に出なくちゃ始まらないって気分とでも言いましょうか、カメラに励まされてオジサン復活。へたばっている場合じゃないですな。
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2017年6月20日 (火)

30年ぶりの写真談義。

ある日のこと、喫茶店で座ったら隣の席から声をかけてきたのがOさんでした。30年ぶりの再会、昔と全く変わらず大きなカメラバッグにカメラマンベストの出で立ち、お互い歳を取りましたのごあいさつから始まって写真の話へと当然のような流れになったわけで。
知り合うきっかけは、Oさんがある出版社から出した写真集をたまたま本屋さんで手に取ったのがきっかけ。街のたたずまいをまとめた写真集に、同じような写真を撮っていたので共感するものがあったのだと思います。
本に挟まっていた、普段なら捨ててしまう読者アンケートのはがきに、その旨を書いて出したところ、本人から直接お礼の手紙とお目にかかりたいとの返事を頂いたのが最初でした。お目にかかったとき、オジサンはまだ30代前半でしたが、Oさんはすでに50代。ところが写真の話になるとお互い止まらなくなったのを思い出しましたな。
Oさんの写真集は実に精力的に街を歩いているのが見て取れるもので、ご本人も写真のみならずカメラのことも詳しくて、語り出すと止まらない方。すっかり意気投合し、その後何度かお目にかかる内に、不定期の写真誌を出そうという話になったのでした。
ただそのころは今のようにフォトブックを簡単に作れるような時代ではなかったですし、自費出版でもカラー写真だと、とんでもなく費用がかかるので続けられないだろうと言うことで考えついたのがはがき。
手頃な料金でカラーはがきの印刷をしてくれるサービスを利用して、お互い4~5点の写真ではがきを作り、それに一色刷りのメッセージを付け封筒に入れれば、ちょっと目先の変わった写真誌にできるのではと思いついたのですな。
印刷会社がやってくれるのはフィルムのスキャンと印刷のみ、Macで完全入校原稿を作らなくてはならないのですが、その辺りは仕事柄お手の物だったのでスムーズに進みました。
出来上がった写真誌は、一冊500円で、知り合いの喫茶店や市内の書店、雑貨屋さんなどに置いてもらってました、写真雑誌の編集部にも送りつけて紹介記事を載せてもらったり。そういえば新聞の取材も来ましたな~。
アイデアとしては面白かったかと今でも思うこの写真誌、震災の影響などで置いてくれる所が減ってしまい8号まで出したところで終わりましたけど、有意義だったかと。
その後お互い忙しくなり、Oさんと写真活動をすることはなくなりましたが、家庭で写真がきれいに出せるプリンターの登場などもあって、オジサンは一人で新たな写真誌を始めました。毎月発行して約8年、100号まで出しましたな。それが今このブログへと繋がっているわけで。
あの頃、プラウベルマキナをメインに中判使いだったOさんも今はデジタルカメラがメインになっているそうで、その辺りに30年の月日を感じましたな。
相変わらず写真やカメラの話になると止まらなくなるのも昔のまんま、それがまた色々な事をよく知っていて、カメラの事だけでなく、写真雑誌の事や、若手写真家の事などなど、次から次へと出てくるわけで。
一通りしゃべりまくったら、カメラのいっぱい詰まった大きなバッグを提げて「どーも、どーも」と去っていったOさん。30年ぶりの再会は昔のまんまでした。(笑)
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はがきの写真誌はもう出てきませんでしたが、一人でやっていた写真誌はデータが残してありました。その中から100号まで出した時に撮った各号の表紙写真100冊分、こうしてみると意外と少なく見えますな。毎月1冊作るのは大変でしたが楽しかった思い出です。

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2017年6月18日 (日)

カメラが淘汰されたら…。

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心の奥底で、この先多分間違いなくそうなってしまうだろうと思いながら、そうなって欲しくない気持ちもあって書かなかった事なのですけどね、実はこのブログにコメントを寄せてくださるMyrrh様のブログ「無題の写真」の「この先、写真機の形のカメラは無くなる」と言う記事を読んで、激しく同意してしまったオジサン。
それを言っちゃあオシマイ、だけど現実はそうだって所をズバっとストレートに書かれています。これだけ簡潔かつ的確にカメラの未来を書いた記事は無いかと。全くもってその通りだと思いました。デジタルになって、写真は撮る時よりも撮った後、アプリでなんとでもなる時代に写真機の存在や必要性がどんどん薄れていっていますからね。
この記事を読んでから色々考え中なオジサン。追い打ちをかけるように「スマホ普及で売れないコンデジ このまま消滅してしまうのか」というネットニュースを見て、思うところを書いてみようかと思ったわけなのですよ。
今時はスマホありきで生活が成り立っていると言っても過言ではない時代、朝起きて画面のタッチから一日が始まります。いつも肌身離さず持ち歩いているスマホで写真が撮れるのなら、わざわざ別にカメラを持つ必要なんて無いわけで。
スマホもその辺り抜かりなくデジカメで出来る事以上の便利さを次々盛り込んできてますな。もう出来ない事は無いぐらい。
いつまでも今までのカメラの領域から出ないデジカメに未来が無いのは当然かと。そうなると、生まれて初めて写真を撮った道具がスマホな世代にとって、カメラはもはや蓄音機やテープレコーダーと同列、言葉で知っているけど使う機会の無いものになっていくのだと思います。後10年もすれば「昔は写真を撮るのにカメラって道具を使っていてね」なんて博物館で孫世代に説明しているかも。(笑)って笑えませんな、本気でそんな未来が近づいています。
前述のネットニュースでもデジカメの販売不振が止まらないと出てました。コンデジは2016年に約4割減と低迷、カメラ市場はこの10年が正念場とも。そういう状況でカメラの行き着く先を考えると、デジカメに未来を感じられないわけで。
クラシックなスタイルで、ダイヤルで直感的に操作できるといったところで、画面タッチに慣れた世代には煩わしいだけだと思いますし、高画質や高画素を唄ったところで画面の中で完結している世代にはそこまで必要もありませんからね、フィルムカメラから発展したカメラの形はすでに終焉に向かっているのだと思わざるを得ないのですな。
光学カメラとしての楽しさはすでにソフトウエアでどうにでもなる時代にデジカメそのものがカメラの形をしている意義を失いつつあるかと。
この先フィルムが無くなればフィルムカメラは終りですし、デジカメは淘汰されて行くでしょうし、スマホは写真も含めて色々な事が出来る便利な道具としてまだまだ発展していくでしょう。
オジサンは、フィルムもデジタルも含めて写真を撮る道具と一番まみれた世代なのかもしれません。そう考えると幸せな写真ライフだったかと思います。
ただ写真の原点がフィルムだったので、この先写真やカメラがどのように変わっていくか分かりませんが、フィルムがある限りしがみついてやろうかと。
フィルムカメラの新製品なんてあり得ないでしょうし、フィルムで写真を楽しむ人はどんどん減っていくでしょうけど、この楽しさは最後まで続けたいなと思うのですな。
デジタルやソフトウエアの技術でどんどん様変わりしていく世の中にあって、それを楽しむのもよし、そうじゃない道を楽しむのもよし、オジサンの防湿庫にはまだまだ現役のフィルムカメラが、お呼びがかかるのを待っていますからね。(笑)

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