« 今年の春節祭は、ちょっとややこしい。 | トップページ | スマホはOK、カメラはNG。 »

2019年2月 3日 (日)

リコーキャディの改造レンズで撮ってみたら。

_dsf7495_blog
少し前に、リコーキャディーというハーフサイズカメラのレンズをフジXマウントに改造する記事を書きました。試行錯誤しながら何とか組み上がったレンズ、早く試し撮りをしたくなるのは当然。休日にX-T20にこれだけを付けて出かけてみましたよ。
レンズの焦点距離は25ミリ(35ミリ換算で約36ミリ)、ハーフサイズと大きさが近いAPS-Cセンサーのカメラに付けると、ほぼそのままの焦点距離で使えます。リコーキャディーが発売された1961年当時だと広角レンズという事になりますけど、今の目で見るとやや広角ぐらいですかね。
絞り羽根は4枚なので円形にはならず四角形、美しいぼけ味は全く期待できないどころか、ゴチャゴチャしてるだけで見れたもんじゃなかったですな。(笑)元々リコーキャディーはピント合わせは目測、絞って被写界深度でピントをカバーするタイプ、背景をぼかして撮るなんて撮り方を想定していないカメラなので当然ですが。

L36928_blog
距離リングには2mと5mにクリックストップがあります。人物のアップは2mに、一般的なスナップや風景を撮るときは5mに合わせてF5.6かF8ぐらいに絞ればピントを外す事無く撮れるという仕組み。絞りはF2.8、4、5.6、8、11、16の6段階、同じ場所から各絞り値で撮り比べてみましたけど、色々見えてきましたな。
リコーキャディーはオリンパスペンが大ヒットしたのを見て、慌てて発売した感があるカメラで、その後発売され人気になったリコーオートハーフとは対照的、見た目もスペックも地味、ところがジャンクで見つけてきたもので撮ってみて、オジサン実にシャープな写りにびっくりしてしまったわけで。
過去記事にもその辺りの驚きを書いておりますけど、今回改造レンズで撮ってみてよく分かりましたよ。絞りF8がダントツでF11、F16と絞り込むにつれてシャープさが失われていくという。画面中心部は絞り値による差が少ないですが、周辺部はしっかり差が出てましたな。

_blog
元の画像はこれ。中心部と周辺部の赤い四角を拡大したのが下の写真。

F_blog
F_blog_2
その結果を踏まえて、絞りをF8にして5mのクリックストップに距離リングを合わせておけば、パンフォーカスになるので、街のスナップには最適、X-T20のマニュアルフォーカスアシストでフォーカスピーキングをONにしておくと、ファインダーを覗いたとき、ほぼ全面がピント内に収まっているのが分かります。
シャッタースピードをオートにしておくと、いちいちピント合わせしなくても押すだけできれいに写るわけですな。オジサンのゆる~い街歩きにはベストかと。実際撮った写真を見て、実にシャープなのに改めて驚きました。
欠点をあげるとすれば、パンケーキレンズと言ってもいいぐらい全長の短い薄い小さなレンズなので、距離リングや絞りリングの操作がしにくいところ、表示してある文字も小さいですしね。
それから逆光にはきわめて弱くて、絞りF11、F16だと四角形の絞り形状が、画面の真中にしっかり出ます。(笑)これはフードを自作すれば改善されるとは思いますけど、絞り込み過ぎないのが使いこなしのコツかも。
同じく夜景撮影で明るい強いライトが画面に入り込むと全体が白く霞みますな。この辺りは今時の高性能レンズと比べてはイケマセン。(笑)ただ晴れた日の順光で撮ると、とても58年前のレンズとは思えないぐらい抜群の写りでした。
周辺光量落ちもありますけど、オジサンそれは気にならない人なので楽しんでました。思った以上の写り具合に、すっかり気をよくしてしまったオジサン。改造レンズの沼に墜ちていきそうって、実はもう次のレンズを改造中でありますよ、お楽しみに。(笑)
リコーキャディーの過去記事はコチラ、よろしければ読んでやってください。
ハーフでワイドならコレ リコーキャディ
目立たない優等生、リコーキャディ
リコーキャディーに距離計でマニュアル機最強に。

L36940_blog_2

|

« 今年の春節祭は、ちょっとややこしい。 | トップページ | スマホはOK、カメラはNG。 »

レンズ、写真用品いろいろ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

実に素晴らしい映りですね!
当時の目測カメラはF8が赤い文字になっているものが多かった気がします。「ここがベストですよ」というお知らせをしてくれていたんですね。
操作がし辛い点は致し方ないですが、これだけ楽しい写りだとガッツポーズが出ますね!
次回作も期待しております!!

投稿: 想桜 | 2019年2月 4日 (月) 18時11分

想桜様、こんばんは。
試写をしてみて中心部はF8、周辺部はF11~16がベストなのですが、画面全体で考えるとF8がベストだと思いました。F5.6から一段絞るだけで、ガラリとシャープになりますね。58年前はレンズの性能にボディーの仕様とフィルムの性能が追いついて無かったのかもしれません、実力のあるレンズだと感じました。そういえばオリンパストリップもレンズはすごくいいのに、ボディーの仕様がチープですもんね。(笑)
次回作ですが、実はもう完成しております。ですが試写と記事ができておりません。(泣)ヒント、あしたのジョーの主題歌を歌っていた人の苗字と同じ名前の35ミリスプリングカメラに付いていたレンズです。

投稿: よもかめ亭主 | 2019年2月 4日 (月) 19時08分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: リコーキャディの改造レンズで撮ってみたら。:

« 今年の春節祭は、ちょっとややこしい。 | トップページ | スマホはOK、カメラはNG。 »