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2018年12月23日 (日)

クラシックカメラじゃないと写らないもの。

ネットを眺めていたときに見つけた記事に、カメラと写真について考えさせられる事がありました。記事はココ、写真家のジョシュア・ポールさんという方が、104年前のカメラで現代のF1グランプリを撮影したという記事、1913年にグラフレックス社が作った4×5判プレスカメラをF1グランプリに持ち込んで撮ったという。
その写真を見てこれはスゴイなと思ったのですな。大判のプレスカメラでF1グランプリを撮ってやろうという発想もすごいですけど、その写真がとにかくいい雰囲気があって、改めて写真の歴史って、カメラと二人三脚で表現が変わっていったのだなあと思いました。クラシックカメラで遊んでいるオジサンにとって、ちょっと衝撃的な味わいのある写真だったわけで。
専門雑誌や、年末にたくさん売られているカレンダーの写真などで見るモータースポーツの写真って、どれも今時の最新カメラを使ってプロカメラマンが撮ったもの。構図や露出など、そのカメラマンの個性が写真の違いではあるのですけど、共通するのはどれもシャープでピントばっちりな、今のカメラとレンズならではの描写。小さなエンブレムやドライバーの表情もくっきりはっきり写ってますな。
高速で走り抜けるレーシングカーにピントを合わし続けて追従するAFや手ぶれ補正なんてものが当たり前の時代の写真なのだなぁと。もちろんそんなカメラを縦横無尽に使いこなす、カメラマンの腕もすごいのですけどね。
オジサン若い頃にクラシックカーのレースを撮った事があるのですけど、流し撮りした写真は何も写ってないか、車の先っちょやお尻だけが、かろうじて写っているのがほとんどな、見るも無惨な写真を量産してしまいましたからね。全然流し撮りになってなくてガックリ、それ以来動いているものは苦手です。(笑)
で、そんな写真を当たり前に見慣れていて、それが普通になっている目から見た、4×5プレスカメラで撮られたF1グランプリの写真はもはや別物というか、何だか違う世界だったわけで。
このカメラのスペックを取り上げて写真の出来具合を語るのなら、ハッキリ言って身も蓋もない写真だと思います。ピントのシャープさも無ければ、画面周辺の描写や光量落ちもすごいですし。だけどそんなのを越えた味わいと言いますか、これもう写真じゃないよって感じがすごくしたのですな。いつまでも見つめてしまう独特の雰囲気と言いますか、オーラを感じました。こういうのを空気感というのでしょうね。
学生の頃ですけど、「ドライバー」という車雑誌の表紙を描いていた松本秀実さんというイラストレーターが好きでした。日本のカーイラストレーションの先駆者で、アクリル絵の具を使って水彩画のようなタッチで描かれた車のイラスト。細部を見ると結構筆跡が残ってたりするのに、全体を見ると車の存在感があって引き込まれるという。美術出版社の新技法シリーズというカーイラストレーションのハウツー本も出ていて真似して描いてましたな。(笑)
それと通じるものを感じてしまったオジサン、古いカメラで遊んでるんじゃなくて、古いカメラでしか写らないものを撮りたいなと、この記事を読んで思いました。なぜかカメラだけはいっぱいありますからね。でもろくなもの撮れないだろうな~。(笑)

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104年前のカメラも、4×5プレスカメラも持ってないオジサン。掲載写真が無いので、学生時代に描いたイラストでお茶濁し。作品を全部フィルムに複写してあったのを思い出しましてね。古い車ばっかり描いてましたな、、特にフランス車が好きでした、これはルノーR8。

 

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