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2018年10月 6日 (土)

ニコンES-1でフィルム複写のあれこれ(後編)

ニコンスライドコピーアダプターES-1と、フルサイズデジタル一眼レフ、キヤノンEOS 5D MarkIIに、EF100mmF2.8マクロの組み合わせでの複写は、先達のチャレンジを参考にしてうまく行きました。ただこれで終わってしまっては、このブログ的に面白くないので、APS-Cの富士フイルムX-T20でも何とかならないかやってみた顛末を。方法は同じなのですけどね。(笑)
最初にお断りしておきますけど、オジサンXマウントの純正マクロレンズは持っていません。60ミリと80ミリが発売されてますけど、等倍撮影ができるのは80ミリ、60ミリはマクロエクステンションチューブを付けても等倍に足りないのですな。
画面いっぱいに複写するには等倍撮影前提なので、80ミリって事になるのですけど、希望小売り価格16万円越えのレンズを、おいそれとは買えません、なので残念ながらできませんでした、皆様ごめんなさいサヨウナラでは怒られちゃいますからね、何とかしましたよ。(笑)
まずミラーレス機はマウントアダプターで様々なレンズが付けられるので、それを利用して手持ちのオールドレンズでチャレンジ。登場願ったのはキヤノンFD50mm F3.5マクロ。マウントアダプターさえあればニコンでもペンタックスでもオリンパスでも、往年の一眼レフ用マクロレンズが使えますし、中古でも手ごろな価格で買えますから、これを利用してやろうかと。
ただこの時代のマクロレンズって、単体では等倍撮影できない物が多いのですな。エクステンションチューブを付けると等倍撮影になるわけで。中古カメラ屋さんでマクロレンズを探すと、エクステンションチューブとセットが結構あります。オジサンもそれを見つけて買っておいたものを今回使いました。
なぜ等倍撮影にこだわるかというと、等倍じゃないとES-1を付けても画面いっぱいに複写できないのですな、ふた周りぐらい小さい。で、温存しておいたエクステンションチュープFD25を付けました。これで等倍撮影OK、ES-1を付けてマウントアダプタでX-T20に付けてみると、APS-Cなのでフルサイズ用50ミリマクロレンズは、焦点距離が1.5倍の75ミリ相当になって、画面からはみ出る大きさで複写になってしまいます。なのでメタルレンズフードを1個間に入れて全長をやや延ばしたらバッチリでした。最新のマクロレンズじゃなくても、絞り込んで撮るので画質的には全然問題無し。
面白かったのが、Velviaで撮ったフィルムを、X-T20のフィルムシミュレーションをVelviaにして複写すると派手派手になったり、クラシッククロームで複写したら退色したみたいになったりしたところって、バカなことやってますな。(笑)
それからX-T20は背面液晶パネルがチルトできるので、それを見ながらフィルムの傾きなどを調整しましたけど、これ便利って思いました。EOS 5D MarkIIにEF100mmF2.8マクロより、はるかに取り回しが良かったですな。サクサクとまでは行きませんけど、いい流れで複写できたので全然OK。純正マクロレンズに手が出ないオジサンは、こんな方法でやってみましたけど、思った以上にいい結果だった事を最後に申し上げておきますね。

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複写したもの2点、画面クリックで拡大します。上は1996年の大晦日に工事中の明石海峡大橋を高台から撮ったもの。EOS-1NにEF85mmF1.8USM、フィルムはベルビア、ISO感度50、絞りF8、シャッタースピード1/100。下は1995年8月11日尾道水道と町並みを千光寺公園に上る途中から撮ったもの。T90にFD85mmF1.8、フィルムは同じくベルビア、ISO感度50、絞りF5.6、シャッタースピード1/125、PLフィルターで海面の反射を抑えて撮ってました。

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撮っている様子はこんな感じ。机の上で、立てかけたライトボックスに向けて、卓上三脚に付けたX-T20を置いて背面液晶パネルを引き出し、それを見ながらフィルムをセット。レンズの絞りは開放にして、マニュアルフォーカスアシストのフォーカスピーキングでピント合わせ。背面液晶パネルで複写写真が赤くなっているのはフォーカスピーキングの赤を設定しているため。で、ピントを合わせたら絞りをF16まで絞って撮影。ホワイトバランスはフィルムに合わせてデイライト(太陽光)。オートホワイトバランスにしたままだと、夕日を撮った写真などで、勝手にぜんぜん違う色調に補正されてしまいますのでね。RAWとJPG両方撮ってみましたけど、フィルムを再現するためのあとの補正や色調の微調整を考えるとRAWで撮っておくほうがいいと思いました。仕上がりはEOS 5D MarkIIで複写したものに比べてX-T20の方がきれいな感じがしましたな。レンズはオールドレンズなのにね。フィルム屋さんのカメラでフィルムを複写するからでしょうか。(笑)

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