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2018年8月26日 (日)

気分はモノクローム目線で街歩き。

モノクロ写真って何だか雰囲気があります。色彩が無い分、階調やフォルムが際立つのでそう見えるのでしょうね。同じ景色もモノクロで撮った方が奥行きを感じたりする事ってあるでしょ。
じゃあ何でもかんでもモノクロで撮ったらいい雰囲気になるのかっていうとそうじゃないのですな。むしろカラーの時よりもアンテナ研ぎ澄まして物を見ないと全然イケてない写真になってしまいます。このあたりがモノクロ写真の醍醐味と言いましょうか、ハマってしまう部分なのですな。まず脳味噌と目玉をモノクロモードに切り替えないといけません。
若いときはお金が無かったし、写真を始めるならモノクロって感じだったので、行きつけの写真屋さんでフィート缶から35ミリパトローネに巻き直して、安く売ってくれていたフィルムで撮ってました。
何でもかんでも撮ってましたけど、コンタクトプリントを作って眺めていると分かってきたのが、物の形と言いますか、フォルムや陰影だけでなく、色のある物をモノクロに置き換えるわけですから、まず色を見なくてはならないって事でした。モノクロ写真なのに何で色を見るのって思うかもしれませんけどね、ココ重要、試験に出ます。(笑)
子供の頃持ってた色鉛筆の紙箱の裏に載ってた色相環図、色んな色が順番にリング状に載ってたやつ。この対角線の色同士がいわゆる補色、赤と緑、青と黄色なんてのがそうです。この補色をモノクロで撮るとほぼ同じグレーに写ります。
赤と緑なんてカラーだと全然違う色なのに同じグレー、色相が違っても彩度と明度が同じならモノクロにしたとき同じグレーに写るのですな。

L36481_blog赤い壁に緑のサボテン、モノクロで撮るとどっちも同じグレーでメリハリなし。印象もまるっきり違ってきます。

試しにイタリア国旗やハイビスカスみたいな真っ赤な花に緑の葉っぱの植物をモノクロで撮ってみるとよくわかります。なんだかメリハリ無くて冴えない写真になるかと。南京町のような色彩があふれかえっている観光地でモノクロで撮ってみると、なんだかつまらない写真になってしまったりするわけで。そういう場合に、特定の色を強調したりコントラストを上げるためにモノクロ用フィルターを使ったりしてましたな。

_dsf4043_blogレストランのイタリア国旗を撮ってみました。モノクロだと緑と赤がほぼ同じグレーに写ります。そこでレッドフィルターを付けて撮ると、赤の部分はレッドフィルターで打ち消し合って薄いグレーに写ります。

カラーで見るときれいな物が、モノクロにすると別物になってしまうってのを逆算して物を見なくてはならないところに面白さがあるのですけどね。デジカメだとその辺りを試しながら撮れるのが良いところ。最近はX-T20のブラケット撮影でカラーとモノクロ両方を撮っておくなんてのをやってます。
どんな物がモノクロに向くのか、後で見ながら作戦立てられますからね。昔モノクロばかりで撮っていたときの事を思い出しますな、なんだか楽しい。気分はモノクローム目線で撮り歩く休日、いかがでしょうか。

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コメント

今日は。
写真ではなく映画でもモノクロとカラーでは印象が全く違ってますよね。
黒澤明の映画は傑作はみなモノクロです。人間の裏・表、社会の陰・陽を
描き出すにはモノクロの方が効果的のような気がしますね。
例えば、私はお葬式で故人の遺影がカラーの時は何か違和感があります。
自分の遺影はモノクロにせよと遺言しておこうと思います。

投稿: 平戸皆空 | 2018年8月26日 (日) 17時24分

平戸皆空様、こんばんは。
カラーフィルムがまだ無かった時代の写真を見ると、モノクロの勉強になりますね。色に逃げる事が出来ない訳ですから、すごく物を見て撮っていたと思います。

投稿: よもかめ亭主 | 2018年8月27日 (月) 19時26分

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