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2018年3月15日 (木)

リバーサルフィルムの適正露出って何?

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使っているフィルムがほとんどリバーサルフィルムなオジサン。決してネガフィルムが嫌いなわけじゃないのですよ、現像上がりがそのまま完成品なリバーサルフィルムの美しさが好きで使い続けているわけで。反転するまで分からないネガフィルムとは根本的に違うので、これはもう好みの問題かと。(笑)
リバーサルフィルムって露出がシビアで難しいとかよく言われますな。オジサンそうは思わないのですけどね。ネガフィルムだからラフな撮り方でも大丈夫なんて事はありませんから、どちらのフィルムでもきちんとした露出で撮る事が基本だと思いますね。
ただネガフィルムの場合、陰画(ネガ)からプリントやスキャナーで陽画(ポジ)にして初めて完成品なので、その過程で調整できます。真っ白けに飛んでしまったのも、真っ黒けにつぶれてしまったのも、ネガに少しでも階調が残っていれば救済が利くわけで。ま、そこまで失敗しちゃったのは、キレイなプリントなんて、もはや作れませんけどね。(笑)
リバーサルフィルムは、見たまんまがそのまま陽画としてフィルムに定着しています。白飛びですっこぬけたのも、真っ黒けにつぶれたのも一目瞭然、救いの手はどこにもありませんな。もう一度撮り直すか、泣きながらPhotoshopで画像処理して作り上げるかしかないかと。いい加減な判断で撮ってしまった結果というシビアな現実を突きつけられるわけで。
逆に言えばココが醍醐味と言うか一番の面白さ、リバーサルフィルムの世界から抜け出せなくなる部分なのでありますよ。撮ってみると分かるのですけどね、たった半絞りの違いでも印象が変わります。そんなリバーサルフィルムで適正露出を考えるって「何だかオレ、まじめに写真撮ってるな」って気分になれる楽しい部分なのですな。(笑)

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ラチチュードって言葉聞いた事ありますか、堅苦しく言うと「感光材料(フィルム)が画像として再現できる露光の範囲」、古い写真の雑誌だと「露出寛容度」なんて書いてます。オーディオの世界で言うところのダイナミックレンジですな、どれぐらい低い音から、どれぐらい高い音まで再生できるかって事ですけど、これのフィルム版だと思っていただければ。明るいところから暗いところまで、このフィルムはどれだけ再現できるの?って事。一般的にネガフィルムはラチチュードが広く、リバーサルフィルムは狭いので露出がシビアって言われますけど、オジサンはそこのところは余り重要視していません。リバーサルであれネガであれ、どう撮りたいのかの方がスゴく重要だと思っているので、リバーサルフィルが特に難しいフィルムだとは思えないのですな。撮りたいモノに対して自分の意見をちゃんと言えるかってところが実は大切だと。
例えば日差しが当たっている部分はくっきり色鮮やかだけど、影の部分は暗くてよく見えてないような、明度差が激しい被写体の場合、両方を生かしてラチチュード内に収めて撮るなんてネガでもリバーサルでも無理。デジカメだとその辺り内蔵している画像処理エンジンとやらが、そつなくヨロシクやってくれますけど、フィルムはその判断を撮る人が考えなくてはなりません。
明るい部分重視なのか、暗い部分に撮りたい目的のモノがあるのかで、露出計で測った値から出来上がりの写真を想像して、自分にとっての適正露出を決めるわけで。外はお日様サンサンな日に、室内で撮るときなんてまさしくそう、室内をキレイに写そうとすると、窓の外の景色は白く飛んでしまいます。反対に外の景色がキレイに写るように露出を決めると、室内は真っ暗、窓枠もシルエットになってしまいます。どっちが撮りたかったのかは、そのとき何に感動したのかという撮り手の気持ちでしかないわけですな。

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適正露出って何でしょうね、詰まるところ撮るモノのどこをどう生かすかの判断だと思うのですよ。そう考えればリバーサルもネガもフィルムで撮る限り同じ事、リバーサルフィルムが難しいなんて事はありませんよ。それよりもライトボックスに乗せたときのあの美しさがオジサンは好きなので、ず~っとリバーサルファンなのですな。(笑)
適正露出は人それぞれ、影の部分がつぶれても光の当たっているところ重視で、さらにPLフィルターで空やモノの反射を押さえて色彩が色濃く出るような撮り方が好きだったので、若いときに撮った写真を見るとそんなのばっかりなオジサン。あのときは、これが自分の適正露出だったのですな。今回掲載したのはそんな写真ばかりです。
興味のある方はリバーサルフィルムを1本、テストするつもりで露出を考えながら撮ってみてください、マニュアル露出のできるハーフサイズカメラだと36枚撮りで72枚撮れますから、いろいろ試せると思いますよ。面倒くさいですけど、露出の値を逐一メモしながら撮る事をオススメします。現像上がりを見ると、どのくらいで白く飛んじゃうのか、黒くつぶれるのかが一目瞭然、自分が何をどう撮りたかったのかも客観的に見えてきます。
その中で一番美しいと思った写真があなたの適正露出です。

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