« 2017年8月 | トップページ

2017年9月

2017年9月21日 (木)

立ち飲み百景27 思いでの酒場列伝、その1。

今まで行った酒場は数知れず、当然立ち飲みも。最近は気に入った所にしか行かなくなって、新規開拓を怠っておりますけどね、冒険より安定、変化より定番がなじむようになってきているのですな。
新しい酒場はいっぱい出来ているのですけどね、試しに入ってみてもリピートする事がほとんど無くなりました、何となく馴染めなかったり、居心地が悪かったりするのでね。若い人のお店は特にそう、オシャレで明るくきれいで元気がよくて、いい事づくめなのですけどオジサンの居場所が無い。
どちらかというと昭和レトロと言いますか、煤けたようなちょいと古びたお店の方が居心地がいいわけで、お店の大将もオジサンより年輩の方がやっているような年季の入った酒場。
星の数ほどの酒飲みの相手をしてきた、顔に刻まれたシワがそのまま酒場の履歴書のような渋い大将やオカアサンがやっているお店って和みます、入った瞬間の空気でそれが分かるのですな、たとえ初めてのお店であってもココではいいお酒が飲めそうって肌で感じられますからね。
常連のお客さんも年季が入った人ばかり、就職して上司に連れられて来て以来定年を迎えた後も通い詰めているなんてざら、お店にとっては人間国宝のような渋い常連さんと会話を楽しみつつ杯を重ねるというのが至福の時なのでありますよ。
そんなこんなで思い出に残る酒場のアレコレを書いてみようかと。(笑)街歩きで見かけた古い酒屋さん。片隅で立ち飲みしているお年寄りが居たので入ってみました。おばあちゃんひとりでやっていて、アテは柿の種とかスルメのような乾き物しかない小さなお店。
なのに壁にはなぜか「馬刺有ります」のお品書きが一枚だけ貼ってありました。こんな酒屋さんで何で馬刺?気になったので聞いてみたところ、ご主人が生きていた頃にはメニューにあったそうで、他のお品書きは全部はがしてしまったけど、ご主人直筆のこれだけは、はがせなくて残してあるのだそう。「今でも主人と一緒にやってる気になりますねん」の言葉に思わず目頭が熱くなりました。ええ話をアテに飲む昼下がりのビールはいつもよりちょっと苦かったのでした。
夫婦で二つのお店を切り盛りしてて、オカアサンが立ち飲み、その隣でご主人は割烹料理屋、仕入れが一緒なので、割烹料理屋でご主人がさばいた魚が立ち飲みにも安く並ぶというお刺身メニューが半端じゃないお店、にぎり寿司もガラスケースにずらり、開店とともにほぼ満席になるのも当然かと。立ち飲みのアテとは思えないクオリティーの高さに、その頃同僚と毎日のように通ってました、お互いしっかり太りましたよ。(笑)
その反対の立ち飲みもありました。品数は少ないのですけどお刺身も置いているお店、注文して出てきたお刺身が新鮮か古いか、一緒に出てくる醤油皿に盛られたわさびの量で分かるという。
わさびてんこ盛りの時は、刺身がもうヤバイのでしっかり殺菌して食えという大将の暗黙のサイン、腹を壊してもこの店の刺身で当たりましたなんて口が裂けても言うなよって事。ま、その程度でおかしくなるような常連はひとりも居ませんでしたけどね。(笑)
何しろお店も古けりゃ、大将も古い、出てくる物はもっと古いという、あらゆる意味で賞味期限切れを楽しむ立ち飲み、その分激安で千円でベロベロになれるセンベロの店。みなさんお酒でアルコール消毒しながら飲んでました。
書いてていくらでも思い出せるのがオジサンのお酒の履歴書、まだまだあります、その辺りはまたいずれ、本日はこの辺で、お後がよろしいようで。(笑)
_mg_3381_blog
お刺身目当てに、足繁く通っていた頃の写真、今も健在、帰り道じゃなくなったのでご無沙汰していますけど、機会があれば行きたい名店。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月19日 (火)

忙しい時ほど、色んな事を思いつく。

Img_4725_blog
仕事って、忙しい時とそうでない時がありますな。実際のところ年がら年中、何かと忙しいのですけど、今の時期は一年で一番忙しい季節、毎日一体何をやっているのか訳が分からないぐらいドタバタが続いています。
忙しすぎてアップアップなのですけど、なぜかこんな時ほど色々な事を思いつくのですな。ブログのネタだったり、防湿庫のカメラの並べ替えだったり、撮った写真をipadに入れてカメラの機種ごとにアルバム作ろうとか、フィルムの複写しなきゃとか、あまり使ってやってないカメラをリストアップして次のお出かけに持って出ようとか、ヒマになったらやってやるって事を次々いっぱい思いつくという、忙しすぎる事への反動なのでしょうけどね。で、ヒマになったらやるのかっていうと全然できたためしがないのもいつもの事だったりするわけで。(笑)
時間が無かったり、時間に追われているときほど、脳味噌の回転がよくなっているので、色々思いついたり、やる気になったりするのでしょうね、ヒマになったら脳味噌もスリープ状態、「やらなきゃ」より「まだいいか」にモードが勝手に切り替わるのがオジサンのOS、MacOSやWindows、iOSやAndroidより出来が悪いナマケモノOS、バージョン56歳。バージョンアップしても一生改善はなさそうというより、壊れてます。(笑)
「お酒飲まんかったら出来るでしょ」と言う家内の改善指導アップデートも馬の耳に念仏、焼け石に水ですな、いっその事、出来のいいOSを一からインストールし直して欲しいところ、でもなんだか途中でフリーズして元に戻すしかないかも、いいOSはインストールできませんなんて出たら笑えませんな。(笑)
アレもやらなきゃ、コレもやらなきゃって思っているときに限って、違うことを初めてしまうって事ありませんか?今日コレを片づけてしまったら楽になるのにと分かっているのに、カメラ出してきて手入れを始めてしまったり、カメラバッグの中仕切りを組み替えてみたり、引き出しの片づけ始めちゃったり、電気カミソリの掃除をやり出したり、鼻毛抜いたり、足の爪切ったり、どーでもいい事を始めてしまって、結局本題は出来ず仕舞いで休日が終り、お酒飲んじゃって寝てしまって、月曜の朝、後悔の一週間が始まるという。で、忙しくなって、またアレもやろうコレもやろうと思いながら働くという悪循環。
グダグダやっているうちに月日は移り変わり、あっという間に一年経っちゃうのですな。一年って最近早く感じるね~なんて、のんきな事を言ってる場合じゃないですよホント。去年から全く進歩が無くて劣化だけ進んだオジサン。でもこのダメダメぶりは一生直らないのでしょうけどね。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年9月17日 (日)

ペンFTに中途半端な100ミリレンズ付けて。

_mg_8353_blog
オリンパスペンFシリーズは今の目で見ても、格好いいイケメンなカメラなのですけどね、長いレンズを付けるとあまり似合わないなとオジサンは思っているのですな。
標準や広角レンズを付けた出で立ちが一番サマになるというか格好いい気がするわけで。なので持っていながら出場率の低いのがE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5。ペンFのレンズの中では人気が無いのでしょうか、中古カメラ屋さんでもかなり安い値段を付けられていることが多い、幸せ薄そうなレンズ。(笑)

L35707_blog 望遠レンズって今はほとんど使わないので、最初画角で戸惑いましたな。これぐらいの範囲を画面に入れたいって思って、どれぐらいの距離でカメラ構えたらドンピシャか、感覚をつかむのが大変でした。

一眼レフの望遠レンズ入門に135ミリが主流だった時代を考えると、35ミリ換算で140ミリというのは王道の焦点距離と言えるのですけどね、今の目で見ると望遠というには物足りないし、ポートレイト撮影によく使われる中望遠というにはやや長すぎるという、どっち付かず感が漂う中途半端なレンズになってしまっているのですな。
このままでは防湿庫の肥やし、日陰のレンズにスポットライトを当ててあげましょうとばかり、これ一本だけで撮り歩いてみました。正直なところ、あまり乗り気じゃなかったので、途中でつまらなくなったら、さっさとレンズ交換しようと、広角レンズをバッグに入れたのですけどね。出かける直前に思い直して、広角レンズはお留守番を命じて100ミリ一本勝負の潔い決断でお出かけしたわけで。

L35711_blog ファッションと雑貨のお店の店先にトライアンフが。望遠だと適度に圧縮効果が出てカッコよく撮れますね。

いざ撮り出すと解放絞りF3.5なのでファインダーは薄暗くて、老眼オジサンはピント合わせに四苦八苦。レンズが細長いのでホールドしにくくて、お世辞にも使い勝手がいいとは言えませんでしたな、とっても手ぶれしやすいかと。
専用フードは申し訳程度の長さしかなくて、ねじ込み式なので、付けてるとレンズキャップが出来ません。(F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8に流用してます。)
最短撮影距離が1.5mなのも時代を感じさせますし、何よりペンFTに付けるとテングの鼻のような出で立ちが、スタイリッシュなオジサンの「カメラは見た目も性能の内」なポリシーに合わなかったわけで。(笑)

L35714_blog おしゃれな雑貨屋さんを窓の外から撮ってみました。当然絞り開放、夕方の光線でやや赤みを帯びてますけど、そういうのがいいなぁと。

使えば使うほど中途半端感が染み出してくるのが止まらないE.Zuiko Auto-T 100mm F3.5。イケてる写真を撮って中途半端の汚名返上してやろうと、いつもの街を撮り歩いてみたのが今回の掲載写真です。

L35745_blog 窓に付いている柵が何だかカッコよかったので撮ってみたもの。開放F値3.5だし、ハーフサイズなので深度深いしで、頑張ってみても背景はこれぐらいのボケ方しかしませんな。

帰ってきて手入れをしていて、この先、このレンズを使う気持ちになるのは一体何回ぐらいあるのだろうと思いながら、防湿庫のいつもの場所にそっと戻しました。お蔵入りではないですよ、手入れして戻しただけ、いつでもスタンバイしときませんと。(笑)でもこの先使うかなぁ。
L35732_blog鉄を使った家具と雑貨のお店MUKU-MO(ムクモ)さんの店先に飾られていたキリンのオブジェ。広角で寄ると余計なものがいっぱい入っちゃいますからね、これは望遠が良かったかと。お店もなかなか面白かったので、オススメします。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2017年9月16日 (土)

カメラを復刻するメーカーって無いですな。

ネットで面白そうなモノはないかと見ていたときに目に留まったのが、車のレプリカ。
もう生産されていない昔の名車をそっくりそのまま現代に蘇らせているのですが、その出来具合が半端じゃないのに驚いたわけで。
当然今の安全基準や道路交通法上の色々をクリアしなくてはならないので、全く同じには出来ないのですが、それでもここまでやったらスゴイって車が結構出てきました。
その昔007の映画でボンドカーとして登場した、日本を代表するスポーツカー、トヨタ2000GTを蘇らせた、ロッキーオートさんのR3000GTなんてクオリティー高過ぎで思わず「すげ~」。
HPやブログ、動画を食い入るように見てしまいましたな。(笑)もうレプリカなんてレベルじゃなかったわけで、工場でズラリ並んだ組立途中のR3000GTの写真を見て感動、ここまで徹底して名車を蘇らせる情熱は一体何なのかと感動、ロッキーオートさんの凄さに感動。子供の頃トヨタ2000GTが大好きだったオジサンは嬉しくなってしまいました。
もし宝くじ当たったら買いますね。で、お家の横に土地買ってガラス張りのガレージ建てて、レッドカーペットを敷いた上に飾って、それを見ながらお酒を飲みたいですな。
もしこのブログでこのスポーツカーの記事や写真が出てきたら、「あっ、オッサン宝くじ当てよったな。」と思っていただければいいかと。出てこなかったらこの話は無かったことに。(笑)
車のレプリカで思ったのですけどね、カメラのレプリカって無いですな。思いつくのはコシナがレンズを復刻したのぐらい。トプコンのRE58mmF1.4はよくできてました。復刻ではないですが、フォクトレンダーやツァイスブランドでクラシックなテイストのカメラやレンズも出してますね。
車と違ってカメラの場合は安全基準も道路交通法も関係ないので、その気になれば出来そうな気がするのですけど、実際のところカメラを作ってきた実績のあるメーカーじゃないと実現は難しいのかもしれません。
ニコンが2005年にSPを2500台限定で復刻したことがありましたけど、リタイヤした技術者を呼び戻したり、工具を作るところからスタートしたというのを雑誌で見たおぼえがあります、部品は作れても組立は技術者じゃないと無理なのかも。
もしそんな制約がなくてカメラのレプリカを作れるとしたら、どんなカメラを蘇らせてほしいと思いますか?オジサンはもう無くなってしまった規格のフィルムを使うカメラを今のフィルムが使えるように仕様変更したレプリカカメラなんて面白いかもと思ったのですな。
面白そうなカメラなのに今のフィルムが使えないのでお蔵入りなんてもったいないですからね。
消えていったフィルムの規格っていっぱいあります、それしか使えなかったカメラを現行フィルムで楽しめたら楽しいのじゃないかと。例えばベスト判と呼ばれる127フィルムを使うカメラを35ミリフィルムが使えるようにしたら、ベビーローライやプリモジュニア、ヤシカ44、ミノルタミニフレックス、リコーマチック44などの4×4のちっちゃな二眼レフが蘇りますからね。
思いっきりマニアの世界になってしまいますけど、車のレプリカを見て、マニアしか飛びつかないカメラの世界もあってもいいかもと思ってしまったのですな。(笑)

_mg_8359_blog
このレンズをコシナさんが、2003年ニコンマウントとM42マウントで各400本ずつ復刻したわけですな。ただレンズ構成は現代のものだったようですけどね。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2017年9月14日 (木)

その筋の「すじ」は筋違いの筋の良さだった件。(笑)

_mg_8385_blog
その方面のことを指すときに「その筋」なんて言い方をしますけど、すじと聞いて何を思い浮かべますか。関西だと圧倒的に牛肉のすじ、おでんにお好焼に、そのまま煮込みにしたり、牛すじ文化がありますのでね、すじといえば食欲をそそるビジュアルが目に浮かぶという方が圧倒的かと。(笑)
我が家でもお好焼の際には、家内が必ず前日にすじを炊いています。下処理をしてコンニャクと一緒に甘辛い味付けで炊く「すじこん」。神戸の長田区辺りでは「ぼっかけ」と呼びます。ぼっかけうどんなんかが有名。そのまま食べてもお酒のアテにぴったりなので、いつも多めに炊いてますな。
居酒屋さんでもすぐに出てくるメニューなので、置いてあれば結構注文します。青ネギに七味唐辛子パラパラして食べるとおいしい。味噌で煮込む大阪の「どて焼き」とは違って味付けは醤油なのが特徴。
すじについて調べてみたところ、コンビニが冬場に提供するおでんの具材で全国に広まっていったそう、それまではそんなにポピュラーなものじゃなかったみたい。確かに牛すじって食肉の流通に乗らないような部分でしたからね、言ってみれば捨てる部位、昔はスーパーでは置いてなくて精肉店でしか扱いがなかったですな。
子供の頃、おでんには鯨のコロが必ず入っていたのですけど、鯨がどんどん出世してお高い食材になってしまってから、母親がすじ肉を代わりに入れるようになった記憶があります。いつも弟と争奪戦でした。(笑)
たかがスジ肉ですけど、おでん用に売られている串に刺さったものは筋肉の腱の部分なので、白くて脂肪が少なく、やや堅くてゴムのような弾力があります、それに対して部位ごとに切り分けたときに出る赤身の多いすじ肉は、すじこんにすると美味しいのですな。
この辺りお肉屋さんによって扱いが違うので、結構当たり外れのある部分。煮込んでもなかなか柔らかくなってくれなかったり、ほろほろに柔らかくなってくれたり。同じお肉屋さんで買っても、そのときによって違ったりします。
いつも買うお肉屋さんは、その辺り専門店なので安定供給してくれています、わざわざ電車に乗って買いに行くだけのことはあるかと。
ところが、この間それを越えるいい「すじ」をある筋の方から教えていただいたわけで。行きつけの立ち飲みで最近よく見かけるようになった方、共通の話題で話が弾んで、お目にかかる度に話しかけて下さるのですけど、時々大きな保冷袋を持って現れるのですな。
聞くと某有名ステーキハウスが、裏メニューですじ肉を安く販売してくれているのだそう。いつもあるわけではなくて、入荷したときは看板に小さな張り紙が出るので、それを目当てに買いに行くとの事。
それを聞いて、お店のオカアサンが試しに買ってきたのですけどね、かなり筋のいいすじだったようで、看板メニューのおでんに入れてましたけど、「市場で買うのとちゃう、いつもより高い値段取らんとアカン」と絶賛。
オジサンも張り紙が出ていたときに試しに買って帰ったのですな、さすが名前の通ったステーキハウスのものだけあって、赤身たっぷり、脂身少な目、炊いても目減りしないし、柔らかくてコレは旨いと1kg買ったのが一瞬で無くなりました。もうね、お酒飲める飲める。(笑)
お店としてはメニューとして出せない部位なので、格安で販売してしまえという筋書きに、すじ好きが群がったわけで、それがステーキハウスだけにグレードの高い筋金入りのいいすじだったという。ありがたいですな。
これからはお出かけの際に必ず前を通って張り紙を確認することにします。有名ステーキハウスの筋目の通ったすじ、おでんの季節はこれを入れるのが今から楽しみなオジサンなのでありますよ。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年9月12日 (火)

ロバート・フランクの写真展にお出かけ。

_mg_9588_blog
正直なところ申し上げますとですね、名前は知ってました、写真史について書かれた本などでは必ず出てくる外せない人。独自の視点でストリートフォトの世界を切り開いた有名な写真家、写真も本で何点かは見たことがあります。ただあまり好きなタイプの写真ではなかったので、関心が無いというか興味が無くてそれ以上の知識もなかったのですな。そんなオジサンがロバート・フランクを見に行ったことを書こうかと。(笑)
何でロバート・フランクなのって思いましたけど、神戸開港150年記念の連携事業の一環として行われる現代アートの祭典「港都KOBE芸術祭」のひとつなのだそうですな。名前は知っているけど、まとまった数の写真を見るチャンスは無いですからね、家内が行こうと誘ってきたのもあって出かけたわけで。
開催趣旨の説明をざっくり解説するとですね、ロバート・フランクさんのオリジナルプリントは芸術的価値が出てしまって、すご~く高くなってしまっているそうですな。そんなのを借りてきて写真展をすると、保険料も膨大、劣化を恐れて出したがらない所蔵者もいるそうで、まともに写真展をしようとするとこれはもう無理。
自分の写真を若い人にも見て貰いたいロバート・フランクさんとドイツの出版人ゲルハルト・シュタイデルさんが考えたのが、安い新聞用紙に高画質で印刷して額にも入れずに会場に吊してしまおうというアイデア。写真展が終わったあとは破り捨てられて美術市場にも出回らないようにするのだそうです。すでに世界各地を巡回しているようで、それが神戸にやって来たというわけ。
_mg_9601_blog
きちんとインフォメーションしておきますね。
「ロバート・フランク:ブックアンドフィルムス、1947-2017神戸」
場所はデザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)
日時は9月22日(金)までの10時~18時、期間中は無休です。
入場は無料、中での写真撮影もOK。

関連イベント
■シュタイデルブックフェア
ロバート・フランクさんの写真集とシュタイデル社の書籍展示・販売
9月22日(金)まで、元町旧居留地、三井商船ビル内SALONにて。

■映画「Don't Blink ロバート・フランクの写した時代」上映
9月16日(土)~10月1日(日)まで、元町商店街4丁目の元町映画館にて。

知ってる人には今更ですけど、デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)は三宮駅からフラワーロードをてくてく南に歩いて国道2号線を渡ってすぐの所。神戸税関の時計塔の立派なビルの道路挟んで東向かいのレトロなビル、その1階でやってます。
広い会場いっぱいに吊された写真は圧巻、結構足早に見たのですけど、それでも1時間半ぐらいかかりました。写真だけでなく映像もあるので、見応えはあるかと。写真集も吊してあって自由に見ることが出来ます。無料の写真展でこのボリュームは結構お値打ち。ロバート・フランクさんにさほど関心が無かったオジサンもまとまった数を見られて満足でした。興味のある方はぜひどうぞ。
_mg_9615_blog

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月10日 (日)

テナックス(TENAX II)に初モノクロフィルム。

_mg_8370_blog
このふた月ほど、ハーフサイズと35ミリましかくカメラでばかり撮ってます。手持ちのカメラの中でも、マイブームがあるわけで、暑い季節はなるべく軽量でたくさん撮れるカメラの方が動き回れるというのもあって、二眼レフなど、中判の大きなカメラは少しお休みいただいて、機動力を生かして撮れる小型のカメラで撮っているのですな。
しかもマニュアルで露出を決められるカメラが楽しいので、ペンFTにレンズ1本、マミヤスケッチ、TENAX IIの3台が今は休むヒマもなく稼働中。休日はこのどれかでお出かけするのがこのところの定番。
L35677_blog
圧倒的持ち出し率なのはマミヤスケッチ、二番手はペンFTなのですけど、このあいだ今まで撮った写真を見ていたとき、衝撃の事実が発覚。
TENAX IIで今まで一度もモノクロ写真を撮って無かった事が分かりました。我が家にやってきて10年近く、結構な数の写真を撮ってきましたけど、モノクロフィルムだけ一度も使ってなかったとは思いもしませんでしたな。何度か撮っているつもりになっていたという。

L35678_blog
1938年発売の元々カラーフィルムなんて無い時代のカメラなので、本来はモノクロフィルムを入れてその写り具合を楽しむのがスジなのでしょうけど、カラーリバーサルフィルムで撮ると少しアンバー寄りのこってりした描写がマミヤスケッチとは違った楽しさがあって、カラーでばかり撮っていたわけで。

L35668_blog
調べてみると他のカメラたちは、カラーもモノクロも撮っているのに、TENAX IIだけモノクロバージン。これはイケマセン、白黒の快楽を教えてあげなくてはなりませんという事で、モノクロフィルムを優しく挿入してあげました。(笑)

L35698_blog
使ったフィルムはカラーネガフィルムと同じ現像処理ができるイルフォードXP2super。ISO感度400なので、昼間の明るい日差しの下ではかなり絞り込んで撮らないと、シャッタースピードの高速側が足りないので、あえて高架下商店街の薄暗い中で撮り歩いてみました。付いてるレンズはSonnar 40mm F2、これをなるべく解放で撮ってみたいというのもあったのですな。露出計で測ると1/50秒でF2かF4の間ぐらいの見た目よりは結構薄暗い高架下商店街だったので、ほぼこの露出で撮り歩き。
さすがに薄暗くて場所によっては距離計でのピント合わせも分かりづらくて何度も合わせ直し、時間がかかりましたけど、ディープな高架下はなかなか楽しかったですよ。TENAX IIのモノクロ初体験、白黒の快楽にシャッターもむせび泣く昼下がりの高架下、調子に乗ったオジサンは久々にハッスルしてしまいました。(笑)
L35681_blog

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月 9日 (土)

死ぬまでに手にしてみたいカメラが無かった件。

出来る出来ないは別にして、死ぬまでにやってみたい事って何ですか?えっ、綺麗なお姉さんと素敵な一夜?、イケメン男子にお姫様だっこ?そんなの死ぬまで待ってなくてもすぐにでも出来そうじゃないですか、叶えたいのなら努力してくださいよ。(笑)
オジサンはそうですなぁ、クイーンエリザベス号で世界一周の船旅なんて憧れますな、船好きなもので。ま、時間も無ければお金もありませんのでね、夢のまた夢なのですけどね。一応宝くじは買いました。運良く当たれば行けるかも。いや、当たれば絶対行きますね。(笑)
年齢と共に「死ぬまでに」って言葉が夢でなく、目の前の現実になりつつありますが、写真好き、カメラ好きのオジサンのブログですのでね、そんなマイナス思考も楽しい写真ライフに重ねてみたらどうなのよって考えたわけですな。
で、もしもお金や時間や何の制約も無ければ、死ぬまでに手にしてみたい、使ってみたいカメラって何なのだろうと、そんなネタを思いついた休日の早朝午前3時38分。早起きにもほどがありますが、こんな事を思いつくのも早朝ならでは。スッキリした頭でおバカな事を考えています。(笑)
で、思いつくままに色々カメラを挙げてみたのですけどね、意外なことに全然思い浮かばなかったという。アレもコレもっていっぱい出てくるに違いないと思ったのですけど、オジサンのカメラへの知識が乏しいのか、今までさんざん色々なカメラとまみれてきたせいか分かりませんけど、どうしても使ってみたいという気になるカメラが出てこなかったのですな。
まずデジカメは全く興味なし、ライカ、ローライ、ハッセルなんてお高いカメラも全然使ってみたいと思わないので対象外、へんこオジサンのせいか、伝説やウンチクにまみれたカメラって、その方面の信者の方々にお任せしておけばいいかと思っているので自分で使ってみたいという気に全然ならないのですな。
クラシックカメラの楽しさを紹介しているような本を眺めてみても、なんだかピンとこない、カメラへの興味が薄れたわけではないのですけどね、そそるものを感じなかったのですな。
これはどういうことなのだろうと考えてみたのですけどね、思うに中古カメラ屋さんがつまらなくなった事が一番の原因かと。やはり目の前に実物が並んでいるというのは一番そそりますからね。そんな中古カメラ屋さんでデジカメが幅を利かすようになって、オジサンが思うお宝カメラが減ってしまっているのですな。はっきり言うと楽しくなくなってしまったわけで。
思えばマミヤスケッチとの出会いは衝撃的でした。初めてのある街を撮り歩いていたとき、冷やかしのつもりでふらりと入った写真屋さんの中古コーナーで目が合ってしまったのがファーストコンタクト、そのときは知識も無かったので、なんだか気になる出で立ちのカメラだなと思っただけで帰ったのですけどね、調べてみてどうしても使ってみたくなって、居ても立ってもいられず、もう一度出かけて手にしたカメラでした。オジサン、ハートをましかくに打ち抜かれたわけで。(笑)
その気は全然無かったのに目の前のカメラのオーラに勝てなくなってしまうという、そんな楽しみが中古カメラ屋さんに無くなってしまってから、このカメラで写真を撮りたい、どうしても使ってみたいという気持ちになるカメラとの出会いも遠ざかってしまったわけで。
オジサンの今持っているカメラはそんなワクワクが止められなくて集まってきた精鋭部隊、これを越えるオーラを放つカメラがこの先出てくるのか分かりませんけど、きっと何処かにワクワクさせてくれるカメラは隠れているに違いないと死ぬまで思っていたいですな。(笑)

Kintetucamera001_blog 以前はデパートの中古カメラフェアなんてのも、朝早くから出かけてジャンクカメラ争奪戦に参戦したりしてたのですけどね。今はそういう催し物自体が無くなってますね。さびしいかぎりです。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2017年9月 7日 (木)

耳を澄ませて、餃子を焼こう。

_mg_9475_blog
餃子って家で作りますか?我が家は割とよく作る方かもしれません。お家で作るとたくさん出来ますからね、いろいろアレンジも出来ますし。多めに作って食べきれない分は冷凍しておけば、中華スープに入れて水餃子にしたり、お鍋の時に入れたり出来るので、スーパーで売っているチルドの餃子を買うよりもお得です。
もちろん外で食べることもありますし、ちょっと欲しい時には餃子専門店で買って帰ることもあります。神戸は餃子専門店が多いのでね、思いつくだけでも元町界隈で8軒ありますな。淡水軒、餃子苑、赤萬、瓢たん、大学、ぼんてん、上海餃子、ふくろ。
専門店以外に中華料理屋さんでも食べられるし、お持ち帰り出来る所もあるので、餃子で不自由する事は無いかと。なのにお家でも作るわけですな、家庭の餃子はまた違う味わいですからね、どちらも美味しい。
中に包む具はオジサンが作りますが、包むのが下手なので、そこは家内にお任せする役割分担が出来ています。包んで貰っている間にタレ作り、酢醤油にラー油だけでなく味噌ダレも、神戸っ子ですからね、コレはずせないところ。
お店で出てくるような本格的なのは無理なので、それに近い感じになるようにいろいろ試行錯誤して落ち着いたのが練りごまと味噌とごま油を混ぜ合わせたもの。これをお好みで酢醤油でのばしてラー油を足します。オジサンは、味噌ダレと酢多め、醤油少な目が好みかな。他にも、酢醤油にラー油の代わりに柚子こしょうを溶いても美味しいですな。
で、そうこうする内に包み終わった餃子を焼くわけですが、ここにコツがあるわけで。まずフライパンにサラダ油を小さじ一杯ほど入れて強火でなじませます。そこに餃子を並べていくわけですな。強火なので並べた先から餃子の底に軽く焦げ目がつきますのでさっさと並べちゃわないといけません。
並べたらコップ半分ほどのお湯を鍋肌から流し込みます。水じゃなくてお湯ね、水だとフライパンの温度が下がってしまいますからね、必ずお湯。注ぐ量も餃子の皮が薄い場合は少な目、厚めの皮だとやや多めに入れます。
注いだらフタをしてすぐ中火に。で、後は放ったらかしておけばいいのですが、ここから耳を澄ませておくのですな。最初ジュウジュウと音がしているのですが、水気が無くなってくるとパチパチと甲高い音に変わります。そうすると焼き上がり一歩手前。
フタを取ってごま油を少量かけて底をパリッとさせるわけですな。水分が抜けて底がパリッとすると、フライパンを持って揺すると、勝手に剥がれてくれます。コレで出来上がり。
フライパンにお皿を伏せて落とし込み、そのままフライパンごとひっくり返せば焼き目が上になった餃子がお皿に並びます、至福の瞬間。きれいに焼けた餃子は見た目だけですでにご馳走。

_mg_9470_blog_2
これだけでも成り立ちますが、サイドメニューに蒸し鶏とスープも作って、ピータンも用意する事も、ビールもいいですが紹興酒だとなおイイですな。何だか書いてて食べたくなってきました、週末は餃子に決まり。南京町に行くと色々な種類の皮が売っていますのでね、そこから餃子作りがスタートするわけですな。(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月 5日 (火)

値下がりしたipod touchを衝動買い。

_mg_8357_blog
先々月ですけど、ipodのラインナップが生産終了と縮小で、iOSで動くipod touchのストレージ容量違いの2機種だけになって値下がりしました。これからも新しいモデルがでるのか、これが最後なのかipod自体の立ち位置を考えるとどうなるのか分かりませんけど、iPhoneの存在の前では、中途半端感のある微妙なポジションの電子ガジェットになってしまっているのは確かなわけで。
ただ根強いファンがいて、その中途半端なところを逆手にとって便利に使ってらっしゃいますな。ネットで検索するとたくさん出てきます。通話が出来ない、そのままではネットに繋がらない以外はiPhoneと遜色のない性能なのが、割り切った使い方や工夫で便利になるわけで。
オジサンも以前ipod touchを使ってました。友人がiPhoneに乗り換えで手放したものを譲り受けた初代モデル。さすがに故障でダメになってipadへ移りましたけど、便利に使い倒してました。アプリをインストールすることで、自分好みにカスタマイズできるところが、それまでのipodシリーズとは違って便利で楽しいところだったのですな。撮影に便利なアプリなんかを入れて、露出計と一緒にポケットに入れてました。
ipod touchの楽しさを知ってしまうと、次に乗り換えるときはiPhoneという事になるのが普通なのでしょうけど、電話もかけなければ、TwitterもFacebookもlineもやらないオジサンには、月々の料金を考えると二の足を踏んでしまったわけで。携帯電話も、持ってるだけでほとんど使ってなかったですしね。
四六時中、電話やSNSやネットにどっぷりの方がいますけど、そもそもそういうのが苦手というかオジサンは馴染めないのですな、なのでiPhoneの新機種が出る度に興味はありましたけど、未だに使わず仕舞い、どんどん大型になって、ますます興味が薄れてしまったという。(笑)
ipod touchは、言わばiPhoneからオジサンにはいらないところを取り除いたらこうなりましたっていうような電子ガジェット。小さい薄い軽いのも魅力。前々からipadと一緒に使えば便利かなと思っていたのですけどね、それが値下がりしたというニュースを見て興味と物欲が急浮上。思いのほか貯まっていた家電量販店のポイントも後押ししてしまって衝動買い。
衝動買いなんて中古カメラ屋さんで、そそるカメラと目が合って、動けなくなってしまったとき以来かも。(笑)
色はブルーを選びました。MacのiTunesと繋いでセットアップ。お好みのアプリやら音楽やらを入れたら終了。お家のWi-Fiに繋ぐとネットも出来ます、試しにこのブログを見てみましたけど、ちっちゃくて老眼鏡かけてもつらいですな。スマホで見て下さってる方は、こんな小さな文字を読んでくれているのですね、ありがとうございます、頭が下がります。(笑)
ストレージ容量が32GBしかないので、重たいデータや、小さな画面向きではないアプリはipadで活用、ポケットからさっと出して使うのに便利なアプリなどを厳選して入れました。使い出して思ったのですけどipadとの併用が意外と便利なipod touch、結構気に入っておりますよ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2017年9月 3日 (日)

手ブレするのは心構えの問題だった件。

オジサンがいつも作業をするパソコンデスクは、左手に北向きの窓があります。ブログに掲載するカメラそのものの写真や物撮りの時にレースのカーテン越しの自然光で撮れるので好都合なのですな。
チャチャッとキーボードをのけて、その前に黒い紙を敷いて、撮りたい物を並べて、レフ板立てて撮ってしまうわけで、いわば簡易スタジオ。(笑)書きためた記事に合わせて、休日の午前中にまとめて片づけてしまうことが多いですな、撮ってすぐブログ用に加工してしまうのでデジカメで撮ってます。カメラはEOS Kiss X7にキットレンズの標準ズームのお手軽セット。記事に合わせた説明用写真にフィルムなんてもったいないですからね、これで十分なのですな。
ところが最近撮った写真に手ブレカットが頻発しているという。手ブレ補正をONにしているにも関わらず、画面で拡大すると明らかにブレてる。
あれれって思ったのですけど、確かに最近、細かい作業をしようとすると、何だか一発で定まらない。紙を切るときも定規を当てて、カッターをそれに沿わせるのに定まらなかったりすることが増えています。
どんどん劣化中のオジサン、嗚呼もうカメラもまともに構えられなくなってしまったのかと激しく落ち込みました。ブレた写真しか撮れない体になってしまったら写真を卒業、そのまま人生も卒業しなくてはならないかもとガックリ来ましたな。
これはゆゆしき事態なのでありますよと、心の片隅にもし写真が撮れなくなったらどうしようという闇を抱えていた訳なのですけどね、ところがそれがすっきり晴れ晴れしてしまったのですな。手ブレしている写真はデジカメもしくはipadで撮った写真だけだったというのが分かったわけで。
何故かフィルムカメラで撮った写真は全然ブレてないのですな、気合いといいますか心構えといいますかきちんと写真を撮らなくてはならないという気持ちがどこかで働くのでしょうね。ぜんぜんブレて無い、老眼のピンぼけはありますけど手ブレはまるでしてないのですな。
簡単お手軽、撮った後でどうにでもなるデジタル写真、ちゃんと撮っているつもりなのですけど、どこか真剣に写真を撮ろうという気持ちが失せているのだろうと思います。
押せば写る、タッチすればそれなりに撮れるデジタル写真に撮るまでのプロセスなんてありませんからね。心構えがないままにとりあえずパシャ、それで完結。
手ブレ補正が付いていても、ブレた心までは補正してくれないことがよく分かりました。(笑)

L34684_blog
旧居留地のショーウインドーで見かけたカメラの形のハンドバッグ。これを持っていると、手ブレじゃなくて、手ぶらにならないわけで。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年9月 2日 (土)

いつもの街で、初めての写真。

休日の撮り歩きは、元町界隈を中心にうろうろするのが定番というか、気に入っているのでそうなっています。
毎週飽きもせず同じ所をうろついて、撮るモノなんてあるのって思うかもしれませんが、あるのですな。いつもうろうろしているからこそ、見つかるアレやコレやが面白くて楽しいわけで、ちょっとした街の変化がよく分かります。
それをすくい取るように写真に撮るのが、オジサンの写真というかライフワーク、飽きてしまう事なんてありません。いつもフレッシュな気持ちでカメラを向けておりますよ。(笑)
もちろん旅行などで全然行った事の無い所だと、そのときしか撮れないですからね、アンテナを張り巡らして、面白そうなモノを時間と体力の許す限り撮りまくりますけど、そうではない楽しさが、いつもの街を撮るときにはあるのですな。定点観測的な部分もあるかもしれませんけど、ほんのひと月ほど歩かなかった所で、新しいお店ができていたりするのに出くわしたり、あるべきお店がいつの間にか無くなっていたりするのを観察するわけで、これはやはりいつも歩き回っている場所だからこそ感じられる変化だと思うのですよ。
季節によって街の景色が変わるのも面白いところ、たとえばクリスマスシーズンの飾り付けなんて、期間限定のいつもと違う街の表情ですからね、撮らずにいられないですな。そのときしか撮れないある意味プレミアム感があるわけで。そんな風に、じっくりゆっくり街を徘徊するのがオジサンのスタイルになっておりますよ。(笑)
大手日本酒メーカーのコマーシャルソングで「初めての街でいつもの酒~♪」ってのがありますけど、オジサンの場合は「いつもの街で、初めての写真」なのですな。観察する気持ちで撮り歩くといくらでも面白いモノが見つかりますからね。
それをそのときの気分でチョイスしたカメラで撮るわけで、カメラが変われば写真も変わるのが楽しい、特にフィルムカメラは個性的なカメラが多いですからね、中判やハーフサイズやフィルムフォーマットから選んだり、二眼レフやレンジファインダーやカメラの種類で選んだり、その日の楽しみ方で、持って出るカメラを選ぶところからスタートしている街歩き。
大自然の写真を撮る方が季節の移り変わりや、その時々に咲く花や活動する生き物を撮るのと同じかもしれません。オジサンはその対象が街の景色なのですな。
100%人が作り出した街の景色に面白さや間抜けさや滑稽さを感じるわけで。その街に暮らして撮り続けていると見えてくるアレコレ、街は生き物だと思うのですよ。

L25844_blog閉じ込められた美女。Mamiya Sketch

L24846_blog ショーウィンドーの中からニラミをきかす男。Canon Demi S

L25858_blog お店の外で立たされて反省中の人。Mamiya Sketch

L25866_blogコッソリと壁を登る人。Mamiya Sketch

L28821_blog 商店街で焼き物の食器を商う恐竜。MINOLTA A5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年8月 | トップページ