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2016年10月 9日 (日)

カラーネガ複写でいろいろやってみたこと。

パソコンのモニターで写真を見るのは、ライトボックスで現像上がりのリバーサルフィルムを見るのに似ています。バックライトを通した画像なので、プリントしたものを見るのとは見え方が違うのですな。
モニターの性能にも左右されますしね。パソコン売場に並んでいるノートパソコンの画面なんて、コントラストも鮮やかさも高めなので、チョットけばけばしいのですが、ぱっと見はきれいに感じます。
我が家もiMACで写真を見ると、かなり鮮やかに感じます、オジサン的にはやり過ぎかなぁと思うので、出来る限りの調整はしましたけどね、それでもチョット鮮やかすぎ。なので写真はカラーマネジメント対応のEIZOのモニターで見るようにしておりますよ。こちらの方は、徹底的に調整できるので、ライトボックスに置いたフィルムと同じ見え方になってます。
リバーサルフィルムの場合はこれでいいのですが、問題はカラーネガフィルム。プリントが前提のフィルムですからね、プリントしたものが完成品。前述したようにプリントとモニターでは見え方が違うので、印象が変わります。
フィルムスキャナが使えていたときは問題なくデジタル化して、画面で見ることが出来ていたのですけど、今はデジカメをスキャナー代わりに複写してデジタル化するしか手がないので、これできれいに見えるようにしなくてはなりません。ライトボックスの上のリバーサルフィルムのようなスカッと透明感のある感じに何とかしたいのですな。
ネガは陰陽反転しているので、複写してもそのままでは見れません。おまけにフィルムベースはオレンジ色。なので手順としては、フィルムの何も写っていないところを複写して、それをマニュアルホワイトバランスに設定してから各コマを複写、Photoshopなどの画像アプリで開いて陰陽反転ということになるのですが、マニュアルホワイトバランス用に複写した画像の色合いによって、後で反転したときに青みが強くなったりします。
ここをデジカメに正しく認識させないといけないので、露出は同じにして、オートホワイトバランス、晴れ、曇りなど色温度違いを何パターンか撮ってみてモニターに表示、ライトボックス上のネガフィルムと同じ見え方の物を選んで設定してみたところ、ほぼ一発で色の偏りはなくなりました。
このデータは保存しておいて、同じフィルムで撮った物を複写する際にはメモリーカードにコピーしてデジカメにセット、マニュアルホワイトバランス設定で呼び出して登録すればいいわけですな。
次にネガの濃度を見て複写の際の露出を調整してやります。一定の露出で全部複写すると、撮影時に露出を失敗したものはその通りに再現できますが、せっかく手間をかけて複写するのですから、ここで失敗したものも救済してやろうという。暗室でプリント時に露光時間を調整するのと同じように複写の際に露出を調整してやるわけですな。
ネガですから明るさ、暗さも反転しているわけで、ネガ上で黒っぽく濃く写っているのは露出オーバー、一見なにも写ってないようなすっこ抜けたのは露出アンダーで撮られたということ。なので、それに合わせて露出を変えてやります。
これもいろいろ実験してみました。デジカメの設定はISO100でマニュアル露出、絞りF11固定にしておいてやってみたところ、アンダーなネガだと1/2~1秒、オーバーなネガだと5~8秒ぐらいでした。
ま、これはネガの調子を見て臨機応変に判断するしかないのですけどね。迷ったらすぐPhotoshopで反転してみて、ダメならすぐシャッタースピードを変えて撮り直しを繰り返していると、だんだんネガを見ただけで調子がつかめるようになってきましたな。

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上は露出オーバー、下は露出アンダーなネガ。どちらも露光量は3.2秒、絞りF11でEOS Kiss X7にEF100mmF2.8マクロを付けて、複写。反転した写真を見てもらえればわかりますが、もしリバーサルフィルムを使っていたら最悪のパターン。現像上がりを見て泣き崩れるしかありませんな。(笑)

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で、複写の際に露光量を調整して失敗ネガを救済してみました。どちらも絞りはF11のまま、上のオーバーネガは6秒、下のアンダーネガは0.5秒。反転したものを見ていただければ一目瞭然かと。

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あと撮影の際に、その日の日差しの下でカラーチャートを適正露出で写し込んでおきました。これを元に色の偏りを調整するわけですな。
カラーチャートを写した画像を表示して、実物と同じ色になるようにPhotoshopでトーンカーブを調整、このデータを名前を付けて保存しておいて、複写した他の写真に適用すると一発で色が整います。実際はバッチ処理で自動で一気に調整しているので、他の事している間に終わってますけどね。
普段使いはほとんどリバーサルフィルムなオジサン、だけどカメラによってはネガフィルムを使うこともあります。どちらで撮っても上がりはOKな複写にしたいわけで、いろいろやってみてこの流れに落ち着きました。

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