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2016年4月

2016年4月30日 (土)

立ち飲み百景7 休日の昼酒は、お年寄りパラダイス。

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昼間っから飲むのって、何だか贅沢な気分になるのはなぜでしょう。
休日のお出かけで、買い物やらいろいろ済ませた後に、まっすぐ帰ればいいものを、いつもの立ち飲みでチョット一杯。普段も飲んでいるのだから、休日ぐらい休肝日にすればいいものを、喉を潤して帰ろうかと。酒飲みってホントおバカ、お酒の前では無抵抗な、どうしようもない人たち。
で、行きつけの立ち飲みは朝11時には開いているという、これまたどうしようもない良いお店。(笑)
元々、夜中に働いて、朝仕事が終わる港湾労働者が一杯飲めるように、早い時間から開けていたそうで、港町神戸の歴史と寄り添ってきた老舗の酒場なので、いつでも飲めるのが基本姿勢というか経営方針、今は港の仕事も人力と人海戦術で何とかするような時代では無くなりましたが、お店は変わらず朝から開いているのですな。
休日の立ち飲みはほとんどお年寄りのおひとり様のお客さん、山登りの帰りやサークルのお年寄りグループ客もちらほら。競馬新聞片手のおじいちゃんが圧倒的に多くて、顔なじみとおしゃべりしに来ているという。ここに来れば、誰か話し相手が居るというわけだと思いますが、楽しそうに飲んでます。耳が遠い方が多いので声がデカいのが玉にきずですけどね。(笑)
そういう中で飲んでいると、よく話しかけられるのですが、これが面白いときもあれば、面倒くさいときも。
大体が昔取った杵柄的な武勇伝なのですが、そんなの延々聞かされてもねぇ、対応に困ってしまうシーン、帰るタイミング外されますし。おしゃべりしたいことがいっぱいあるのに、だれも聞いてくれないから話しかけてきたのは明らかと分かるのですけどね、最初は良くてもだんだんしんどくなってきますな。あからさまに無視するわけにもいきませんし、内容によってはブログのネタも拾えそうですし、付かず離れずの距離感が難しいところ。
この前は、カメラぶら下げて行ったので、さっそく餌食になりました。(笑)昔、新聞社にお勤めだったというおじいちゃん、ニコンFを両肩に走り回ってた自慢話に始まって、最近買ったデジカメの事まで延々語ってくださいましたな。
ま、ネタになりそうなオハナシも結構あったので、うまく相槌打ちつつ、くすぐりも入れつつ、上手に持ち上げつつ、気持ちよく語っていただきましたよ。新聞社のカメラマンの世界なんて知るチャンスは無いですからね、珍しいお話が色々聞けました。
土地柄と言いましょうか、昔船員だった方や、船や海関係の仕事だった方が多いみたい、船乗りの話はスケールがデカくて聞いてて面白いですな、神戸の港が一番良かった時代の、楽しい話がいっぱい出てきます。
海の男も、リタイヤ後は陸に上がって、そんな時代の話をすることも、聞いてくれる相手も居なくなっているのでしょうか、語り出すと止まりませんな、競馬そっちのけで延々しゃべりまくり、場外売場に馬券買いに行かなくていいの?(笑)
あり得ない武勇伝や、出来もしなかったこと、モテた話を語られるのはお断りしたいですが、お年を召しても元気で立ち飲みに来られて、楽しく飲んでおしゃべりしている姿を見ていると、オジサンもあやかりたいと思ってしまう休日の昼下がりなのでありますよ。

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2016年4月28日 (木)

絞っても絞りきれない絞りの世界。

以前「これでスッキリ被写界深度」で焦点距離、撮影距離、フォーマットの違いで絞りの効果が変わることを書きました。今回は絞りについて、思いついたことをつらつらと。それぐらい絞りって面白いということなのですな。
同じものを撮っても、絞りを変えれば出来上がる写真は全然印象が違うものになります。絞りを開けて、つまり数値を小さくすれば一カ所にピントが合って周りはボケボケの印象的な写真になります。反対に絞りを絞り込んで、つまり数値を大きくするとボケたところが少なくなって撮るものによっては隅々までピントが合った写真になるわけですな。
コンパクトデジカメやスマホのカメラを卒業して、デジタル一眼レフデビューした方からカメラのことを質問されると、必ずオススメしているのが、絞り優先モード。モードダイヤルをA(メーカーによってはAv)にするだけなのですけどね。

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見ているとなぜか皆さん、走ってる人や山のアイコンの書いてあるシーンモードや、カメラにお任せの全自動モードのまま使ってらっしゃいますな。実にもったいない、せっかくいいカメラを買ったのにそれじゃ写真の楽しさや醍醐味を味わえませんよ。自分で作画をコントロールできるのが楽しいところなのにね。
なのでまず写真の変化が楽しめる絞り優先モードで、同じものを数値違いで撮ってみてもらって、見比べてもらうのですな。そうすれば一目瞭然。ついでにプレビューボタン(被写界深度確認ボタン)のことも説明します。便利なのに何に使うのか知らないままの方が多いのでね。この辺り、撮ってすぐ見られるデジカメって便利ですな、説明しながら実演すればすぐ分かってもらえます。
お店で料理を撮るような近距離の撮影ではいくら絞っても奥までピントが合わないですよとか、ズームレンズの望遠側の方が良くボケますとか、一応説明しますが、あまりややこしいことをいっぱい言ってもねぇ、なかなか分かってはもらえないので、とりあえず絞り値が変われば写真が変わることを知っていただいて、楽しさだけ伝わればいいかと。
絞りをコントロール出来るようになって、思い通りの写真が撮れたら一気に写真が楽しくなると思いますのでね、絞りの使い方だけに的を絞って、構図に知恵を絞っていい写真をいっぱい撮ったら、その中から傑作を絞り込んでいただきたいなと。(笑)
一番搾り飲みながら書いてたら、書きたいことが絞り切れなくなって何だか文章グダグダになっちゃいましたな。(笑)

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2016年4月26日 (火)

石川県の珍味、ふぐの子のぬか漬け。

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ふぐの子(卵巣)は猛毒があるので食べてはいけない部位、最近は見かけなくなりましたが、昔はふぐの毒に当たって死人が出たというニュースを冬場になると何度か目にしましたな。何も命がけで食べなくてもと思ってましたけどね、そこまでしても食べたいぐらい美味しいモノなのでしょうか、食べたことがないので分かりませんが。
オジサンは酒飲みなので、珍味好き。佃煮とか塩辛やホタルイカの沖漬けなんかがチョットあると嬉しいタイプ。関西は薄味ってよく言われますが、あれはウソですな、塩昆布とか佃煮とか、地元だとイカナゴのくぎ煮がありますがどれも結構辛い濃い味付け、お好焼にもソースべたべた塗ってますしね。一概に薄味とはとても言えないと思います。
話がそれました、珍味のオハナシ。以前グルメ本か何かで見て気になっていたのが「ふぐの子のぬか漬け」、猛毒をぬかの力で無毒にしてしまったという石川県の珍味中の珍味。無毒なら食べてみたいと思うのが酒飲みの意地汚いところ。
で、金沢に行った際買い求めてみたわけで。調べてみると、一年間塩漬けの後、ぬかに漬け、出来上がるのに3年かかる食べ物だそうです。それですっかり毒が抜けてしまうわけですが、最初に考えたというか作ってみた人はいったいどういう人だったのでしょうね。3年も待てなくて、途中で食べて死んじゃった人もたくさんいたのではないかと。それでも何とか食えないモノを食えるようにしようという情熱というか意地というか拘りというか、その辺りがみっちり詰まっている珍味なのですな。

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他に食べるものが無い貧しい土地ならともかく、富山湾や能登は魚介の宝庫だし、わざわざ毒のあるものを食べなくてもいいのにと思ってしまうようではイケマセン。あえて何とかして毒を征するというのにロマンを感じなくては珍味道に反しますよ。
ゴタクを並べるのはいいから、味はどうなのっていわれると、かなり塩辛い、まず塩辛さがガツンと来て魚卵の味わいとぬかの酸味が広がります。イケマセンな、こんなもの作っちゃ、お酒がどんどん進みますよ。食べる前はカラスミみたいな感じかなと思っていたのですが、全然違いました。もっとパンチのある味わいというか風味、塩辛いので薄くスライスしたの二切れぐらいで十分、ばくばく食べるものではありませんけどね。
お茶漬けやパスタに使うとといいでしょうな、ネットで調べるとそういうレシピが出てきます。減塩なんて言葉がまかり通るご時世、塩辛でも減塩と表示してあるものは、日持ちしないし美味しくないですな。塩が利いているから保存できるのでね、塩辛さも理にかなった味わい。そう考えるとふぐの子のぬか漬けはがっつり塩が利いて、その向こうに深い味わいがある食べ物。そのままでも旨いけど、調味料代わりに使うのも料理のバリエーションが広がっていいかもしれません。
というか、そのまま食べてると塩辛いので全然減りませんよ。付いていたしおりには、薄切りにしたものをトースターなどで軽くあぶって、外の薄皮を取り除いて魚卵をバラバラにほぐして保存しておくと、色々な料理に使えますと書いてありました。確かに冷や奴にひとつまみ乗せても美味しいかもしれませんな。
想像していた以上に色々な料理に使えそうな予感、これは試してみなくてはなりません。でもその前にそのまま食べて無くなっちゃうかもしれませんけどね。(笑)

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2016年4月24日 (日)

防湿庫の親分、ブロニカS2(ZENZABRONICA S2)

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我が家の防湿庫にはカメラがみっちり詰まっています。取り出す順番を間違えると元通りに収まらないぐらい。まるで満員電車みたいな有様なのですな。はみ出したカメラを目に付く所に置いておくと、何かと家庭不和の原因になりかねませんのでね、意地でも収めてしまわなくてはならないのですよ。
ま、それも限界に来ているわけで、これ以上カメラを増やすわけに行かなくなってきているのですな。ハーフサイズや35ミリの小さなカメラはまだ何とでもなります。中判もスプリングカメラは収納しやすい。二眼レフも意外とお行儀良く並んでくれます。ところがこの中で一番場所を取ってデカイ面しているのがブロニカS2、6×6判の一眼レフ。ボディーもデカけりゃ交換レンズもデカイ、防湿庫の親分。
このカメラが退いてくれればガッサリ場所が空くので、あと何台カメラを増やしても大丈夫かなんて考えると良くないのですな。親分としてカメラオジサンのイケナイ購買意欲に睨みを利かせてもらわないとなりません。というわけで場所を取るけどあえて外さずに防湿庫に居てもらってますよ。
防湿庫でも存在感がありますが、カメラとしての存在感も半端じゃないのがこのカメラを好きになってしまった理由なのですな。ルーツは1959年発売のブロニカD、当時ライターやタバコケース、コンパクトの製造販売で成功していた吉野善三郎さんが、8年の歳月と当時の金額で1億円余りの私財を投じて開発した夢のカメラ。日本でこんなカメラが本当に作れたのっていうぐらい尖ったカメラでした。当時のキャッチコピーが「カメラのロールスロイス」。名門ハッセルブラッドから真似したってイチャモン付けられましたが、独創性の固まりみたいな内部機構に真似してませんでしたってイチャモン取り下げたという逸話も。
夢の実現のためにあまりにも懲りすぎたD型を見直して、1961年に発売されたのがS型。より実用本位に完成度を高めプロアマを問わず愛用されて名声を不動のものにしたモデル。D型、S型の良いところは残して、抜本的に見直したのが1965年発売の完成形といわれるS2型なのですな。
D型の流れを汲むステンレスのボディは50年代のアメ車を思わせるような美しさ、当初ニコンに作ってもらっていた交換レンズはシャープで抜群の写り、プロの愛用者も多くて動物写真家の吉野信さんはブロニカ使いで有名でした、ブロニカ本も出しておられますね、当然持ってますよ。(笑)
S型まではピント合わせをボディー側面のピントノブで行っていたのですが、S2型からはヘリコイドリングにレンズを装着する方式になったので、使い勝手と耐久性が向上、交換レンズのラインナップも充実しました。S2型はロングセラーカメラだったので、中古カメラ屋さんで見つけやすいのも良いところ、同じく交換レンズも。今となってはお値段もリーズナブルで、中判ましかくで一眼レフでなきゃという方には選択肢の一つかなと思いますね。

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オジサンは中判カメラも色々手を出しておりますが、撮っているときの高揚感はブロニカS2が一番なのでありますよ。操作の全てに写真を撮っている感がみなぎっているというか、撮影オーラでまくりの一台。
フィルム巻き上げ、シャッターチャージはギリギリ巻いてガッコンって感じ、シャッターを切るとグワッシャンってすごい音がします。境内で写真撮ったら鳩が飛んで逃げたという逸話も分かりますね。静かな場所で撮ったらみんな振り向きますよ、音を聞いただけでブロニカって分かります。
大きくて重たいカメラなのですが、撮り歩いているとだんだん気分が高揚してくる、ノリのいいカメラ。ほかのカメラは持って出ず、これだけで撮り歩くのがいいかと。予備のフィルムバックと野外ファインダーがあればなおさらリズム良く撮り歩けます。
一日使うとオジサン結構ヘトヘト。なのにいつもより充実しているという、帰ってサロンパス貼りながら、現像上がりが楽しみなカメラ。(笑)
ごついので、なかなか持ち出す機会が減りましたが、メンテナンスしながら空シャッター切っていると、また持ち出したくなるという。防湿庫で「たまには外に出さんかい」と睨んでいる親分カメラであります。(笑)

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2016年4月23日 (土)

カメラの広告に見るカメラのこと

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少し前に、フジカミニを取り上げた記事中で、当時の広告が見つからないことを書いたところ、いつも楽しく拝見させていただいているブログ「ファイティング ガッツ ピストン号」様より、当時の広告を記事に掲載していただき、大変参考になりました。というか初めて見たのですけれど。ありがとうございました、この場を借りて御礼申し上げます。
古いカメラを使っていると、そのカメラが発売された時代のことを知りたいと思うことがよくあります、そういう時、当時の雑誌は実にいい資料になるわけで。見返してみると中の記事や写真より、広告の方が面白かったりしますね。その時々で、どのメーカーに勢いがあったかもよく分かります。
もう何年も前ですが、三宮の大きな古書店が閉店セールで古い雑誌一冊30円で大放出、ここぞとばかりカメラ雑誌を大量に買ってきましたが、さすがに古い雑誌は劣化がひどく、ドキュメントスキャナを導入して電子書籍化してしまいました。これなら黄ばんで文字が読めなくなったり、湿気でページがくっついてしまったりすることはありませんからね。おまけに検索一発で捜し物もすぐ見つかりますし。これをipadに入れて仕事の行き帰りに読むのが楽しかったのですな。
持っているので一番古いのが「寫眞雜誌 カメラ 1935年(昭和10年)5月号」、まだ国産カメラは種類が少なかったのか舶来カメラの広告が多く出ておりますな、ツァイスイコン、コンタックス、コダックレチナ等々。しかもカメラはペン画のイラストで掲載されているという、当時の印刷技術も垣間見る事が出来ます。
その中で意外と多かったのが印画紙と乾板(シートフィルム)の広告でした。次にフィルターの広告が多いかな。時代背景を考えると、お金持ちじゃないと写真を楽しめなかった頃だと思います、舶来カメラで写真を撮って、自分で現像や引き伸ばしもしていたのではないかと。
1950年代に入ると二眼レフ、中判スプリングカメラなど、ブローニーフィルムを使う国産カメラの広告がじゃんじゃん出てきます。特に戦後すぐに手持ちの部品で生産再開したマミヤの広告が多いような気がしました。
国産35ミリカメラはライカコピー機などまだ少数派でしたが、徐々に勢力を拡大していきますね。その後ハーフサイズカメラのブームとともに35ミリフィルムを使う小型カメラが主役の座に、二眼レフや中判スプリングカメラの広告は見かけなくなっていきます。そして一眼レフの台頭へと続くのがよく分かります。
どのメーカーも、よそとは違うんだをアピールして強気のキャッチコピーが踊っているのが今となっては笑えます、広告に勢いを感じますね。おかげでカメラ大国へとのし上がっていったのですから勢いって大切だったのかもしれません。
今も残っているメーカーならホームページに自社の歴史について載せてくれていたりしますが、消えていったメーカーのことを調べようとすると、古い広告はまさにお宝、調べるつもりがついつい読みふけってしまうのが玉にきずなのですけどね。(笑)

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2016年4月21日 (木)

串カツって食ってますか?

大阪といえば、お好焼、たこ焼き、串カツがすぐ思いつく食べ物だと思いますが、以前あるバラエティー番組で大阪の人に串カツについて街頭インタビューしているのを見て、「へぇ、そうなの」と思ったのが、みなさん以外と串カツを食べないという結果。
串カツ激戦区の新世界界隈で食べてる人に聞いてみるとほぼ観光客だったという、大阪の人はよそから友達が来たりしたときに連れて行ったりはするけど、ふだんは「わざわざ串カツ屋に行かへん」のだそうですな。それなのにお店が沢山あるのはナゼでしょうね。
オジサンは串カツ大好き。ただ創作串カツ系のお店は全然行きません。高いし、何か気取ってるし、串カツってそういう食べ物とは思ってないので、何度か連れて行ってもらったことはありますが、自分から行こうとは思いませんな。
もっと庶民的な大衆串カツが肌に合うわけで。一本60円から、ソース二度漬けお断りなんて書いているような、壁のお品書きが油で黄色くなっているようなお店。
種類もそんなに多くありません、野菜は玉ねぎ、じゃがいも、ししとう、れんこん辺り、魚介もアジ、キス、タコ、イカ、冬場はカキがあるぐらい、お肉は豚、鶏、すなずり、たまに鯨、後は真っ赤なウインナーとか。
創作串カツ屋さんによくあるアスパラベーコンなんて洒落たモノはどこを探してもありません、そんなのがいいのですな。決して高くない素材でも、揚げたてだと旨いのでね、それで十分なのでありますよ。
以前同僚とよく行っていた串カツ屋さん、ある日突然無くなってしまったのですが、どうやら店主はプロレス関係の人とつながりがあるようで、お客さんはその方面のガッチリした体格の良い人が多いお店、そのせいか分かりませんが、串カツがどれもデカい。
レスラー体型のお客さんが持つと普通の大きさに見えるのですが、オジサンが持つとバーベキューの串に衣付けて揚げたみたいに見えてしまうという、2本食べたらもう十分な巨大串カツでした。(笑)
そうそう、大阪梅田に出ると必ず寄っていた串カツ屋さんのことを思い出しました。「串の鉄砲」。無くなってしまって10年ほどになりますが、梅田界隈の串カツ屋さんに色々行った結果ここに落ち着いてしまったという、おばちゃん一人でやっていた、ホッとする串カツ屋さんでした。お品書きは8種類、他は瓶ビールしかないL字カウンターのお店。いつも常連客で程良く混んでいて、すぐ横が阪神電車の改札だったので、帰りにサクッと串カツとビールが楽しかったのですな。
オーナーの都合だかでお店を閉めるのが決まったとき、「最終日は来てよ」と言われて行ったら、座っている人の後ろも立っているお客さんでぎっしり、長く愛されたお店だけに、常連客の数も半端じゃなかったのですな。お店を囲むように皆さん食べてました、確か最終日は串カツはサービスだったような記憶があります。
揚げ物はだんだんしんどくなってきたお年頃なので、頻繁に行くことはありませんが、それでも突然食べたくなるのが串カツ。ソースの香りにサクサクの衣、揚げたてをほおばる至福の時間。
書いてたら無性に食べたくなってきました、ちょっと行ってきます。(笑)

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最終日に撮らせていただいた「串の鉄砲」のおばちゃん。お世話になりました、ありがとうございます。

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2016年4月19日 (火)

街の不毛地帯

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久しぶりに同僚が誘ってきたので、かねてから目を付けていたお店に行ったら、がら空きだったのでラッキーと思ったら、団体客の予約で入れませんでした、貸し切り状態だったという。
いつも降りない駅でわざわざ降りて行ったのに残念な結果。貸し切りならホームページのトップに本日貸し切りと書いておいてくれれば無駄足踏まずに済んだのにね。
仕方がないので、どこへ行こうかという事になって、ホームグラウンドの駅までお店を探しながらぶらぶら歩いたのですが、街の景色が全然変わっていて驚きました。
「あれっ、こんな店あったっけ?」はまだいいのですけど、「ここ、前○○の店ちゃうかった?」があまりにも多すぎて、しばらくうろつかない間に、いっぱいお店が入れ替わっているという事態に愕然。もう全然分からない。お店ウォッチングをしながら、知らない街に紛れ込んだような感覚でしたな。
結局行きつけの韓国料理屋さんに落ち着いたのですが「あそこも、もし無くなっとったらどうする?」と、お店の看板が見えるまで笑い話にならない会話をしておりました。とにかく出来てはつぶれが多すぎる今時の街の景色。オジサンが行きつけの老舗のお店はまだまだ健在のところが多いですが、若い人の新しいお店の入れ替わりが激しいですな。つい最近も元町駅高架下のソーセージとビールのお店がステーキの看板に変わってましたし。
詰まるところ、お店を開店しても最初の計画通りの収益が上がらなければ、さっさと次のお店にチェンジしてしまう方が効率がいいということなのでしょうな。たぶん後ろにそういうのを仕切っている大きな外食産業の会社があるのでしょう。目新しさはあるけれど、長く育てる感じじゃないですな。話題になっても下火になったらすぐ入れ替え。
もちろんうまくいって長く続いているお店もあるわけで、そういうお店は何でしょう、また来たくなる何かがありますな、美味しさや雰囲気だけでなく、お店のスタッフの対応や気配り目配りが行き届いているという。
結局「人」ですかね、お客様を見て想像力を働かせて動く人の接客は、お店の値打ちも高くしますね。反対に、ただ漠然と働いている人には、永遠にその辺りが分からない、ちょっと頭を働かせれば、分かりそうなことが全然出来てないのですな、何が分からないのかも分からない低レベルの接客。フロアに出ずに皿洗いでもしていればいいのにね。
ついついオジサン愚痴が出てしまいました。
入れ替わりの激しさといえば、JR元町駅西口改札目の前にあった焼きパスタのお店、結構美味しかったので以前記事にもしましたが、その後すぐ無くなって次に出来たのがそば屋さん、しかも結構お高い価格設定。
すぐ裏に立ち食いそば屋があるので、どうかな~と思っていたら、案の定つぶれました。どうやらパスタ屋さんとは同じ系列の会社がやっていたみたい。
この場所、元々うどん屋さんで丼とカレーライスもあったごく普通の食堂だったのですが、高齢化なのでしょうか、やめてしまって外食関係の会社がお店を出すようになってから迷走が始まったのですな。
セルフの喫茶店は確か2回ぐらいダメになったはず、たこ焼きバーになってまた撤退、その次がパスタ屋さんだったと思います。とにかく続かないというか、立地を完全に読み違えているのでしょうな、続いた試しがない。
この記事を書いている時点では、もぬけの殻の寂しい有様ですが、次は何が出来るのか、もう全く興味もわきませんな。それよりも何ヶ月保つかの方が興味があります。ここで成功したらどこでもやっていけると思いますよ。(笑)

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2016年4月17日 (日)

写真展とは何だったのか。

_mg_3531_blog今回の写真は、わざとモザイクかけてます。表示がおかしい訳ではありません。

過去に写真展を何度かやったことがあります。同じ街の写真を撮っている人と意気投合してやったもの、単独でやったもの、友人知人とのグループ展などなど。若かったし、勢いでやってしまったところもありましたけどね、今はもうその気が全くありませんな、というか写真展そのものに懐疑的なわけで。
東京のように、カメラメーカーのギャラリーや有名な写真専門ギャラリーがたくさんあるところと、神戸のような地方都市では状況が全然違います。神戸も昔は写真専門のギャラリーが2軒あったのですが、やはり写真専門でやっていくのは難しかったのか、震災の影響もあって無くなってしまいましたな。
本屋さんの片隅や、雑貨屋さんの一角を使ってギャラリーにしているところや、喫茶ギャラリーがあるぐらい、後はギャラリーと名前は付いているけど単なる場所貸しで、専門知識のある人が常駐しているわけでもないですし、一週間いくらで後はお好きなようにどうぞというただのコミュニティスペース。
ま、そういうギャラリーで写真展やっても、単なる自己満足だけだったなぁというのが、振り返ってみて思ったオジサンの感想なのですな。結構なお金をかけて準備しても、来てくれるのは親兄弟、友人知人、職場の同僚や上司。
全く知らない人が内容に興味を持って入ってきてくれる確率はホント低かった。見てくれた後に感想を芳名帳に記入してくれる人はさらに少ない有様。一週間借りても平日はほとんど人が来ないですし、土日にやや盛り上がってそれで終りでしたな。
「内容がショボいからとちゃうん」と言われてしまえば返す言葉もありませんが、内容だけでなく場所も大事だなぁと思いましたね。写真展を開催するための審査基準がちゃんとあるような専門のギャラリーで、自分の写真を世に問うぐらいの尖った覚悟を持ってやるべきでした。若かったのでね、それぐらいの情熱や根拠のない自信は持てたはずなのに、ぬるま湯で脳味噌もふやけた、ただのアホだったのですな。
今思えば、単なる場所貸しのギャラリーでいくらやったところで、お稽古ごとの発表会と何ら変わりありませんでしたな。(笑)今ならネット上でいくらでも写真を見せることが出来ます、それでもあえてギャラリーで写真展をするのなら、それなりの理由と意味が必要かと。
ま、そんなこんなで、写真展をやってみて面白かったのが、必ずと言っていいほどヤヤコシイおっさんが見に来るという。仕事もリタイヤしてヒマなのでしょうな、散歩がてら入ってきて、一通り見たら、あれやこれやと意見を言って行きますな、ほとんど説教かイチャモン。(笑)
大体、昔写真をやっていたから始まって、有名な写真クラブで活躍したとか、大きなコンテストで賞を取ったとか一通り自慢話を語りあげた後、写真の撮り方のありがたいオハナシが始まるのですな、「構図が良くない」、「もっと光を読まないと」などなど。
「カメラをニコンにしなさい、そうすれば良くなる」と言いきるニコン信者の人もいました。究極は「こんな写真を撮っている君の将来が心配だ」とのたまって帰った人もいましたな。カメラ好き写真好きが、どこでどうこじれたのか分かりませんけどね、写真に手を染めた者として、ひとこと言っておきたいが止まらない。(笑)本人は至ってまじめに語るので、その偏見ぶりが聞いてておかしかったわけで。
説教してるヒマがあったら写真撮れば?首からぶら下げてるカメラ、フードも逆さにかぶせてあるし、レンズキャップもしたままじゃ写真撮ってないの丸分かりですよ、ただの首飾り。(笑)
来てくれるのは友人知人とヤヤコシイおっさんがほとんどだった写真展、今考えると何だったのでしょうね。

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2016年4月16日 (土)

お菓子を口にしながらダイエットの事を口にするの?

今回の記事は、全国の女性を敵に回しそうな不気味な予感がしてしまいますな。(笑)ダイエットって面白いネタがいっぱいありそうなのですが、うかつなことを書くとブログ炎上なんて事になりかねませんのでね、その辺り気を付けなくてはいけません。
オジサンはダイエットをした事は一度もありませんが、何でしょうね、周りの女性をみていると、十分スマートというか、ちょっと細すぎるんじゃないって思う方ほどダイエットのことを口にしますな。
「ダイエットしな、ジーンズぱつぱつやねん」とか言ってます。「私、水飲んだだけでも太るねん」というのもよく聞きました。
水だけで太るなんて高野豆腐じゃあるまいし、そんなやつおらんやろとツッコミ入れるとセクハラになってしまう今のご時世、よけいなことをすぐ言ってしまう関西人男子は特に気を付けなくてはなりませんな。(笑)
反対に太め…じゃなくて、やや世間水準より豊満な方からは、そのような言葉を聞いたことが何故か無いという。あきらめているとかでは無さそうですし、自然体なだけなのか、そんな小さな事はいちいち気にしない、大らかな方なのでしょうか。横幅と同じく人間の幅も広い方なのだろうなと勝手に思っておりますけどね。
自分は小食だという女子の言葉は、ほぼ100%ウソだというのも見ていて思いました。ご飯はちょっとしか食べないけれど、そのぶん間食でカロリー補給しておられますね、なぜか引き出しの中はお菓子満載。
決まった食事時間にしっかり食べるか、合間にちょこちょこ食べているかの違い、トータルすれば小食ではないと思いますけどね。むしろよく食べているのじゃないかと。イテテ、スンマセン石投げないでください、体弱いもので。
オジサンは独身の頃、結構おなかが出てました。その頃のジーンズを履くとぶかぶか通り越して、ベルトをしてもずり落ちますな。毎日のように同僚と中華三昧、酒とバラの日々で脂肪付きまくり。仰向けに寝転がっても、おなかが出てるのがはっきり分かる有様。
ところが結婚して生活一変、野菜生活。世間一般的には結婚すると、食生活がキチンとなるので「幸せ太り」するそうですが、反対に「幸せスリム」。
今のところ見た目はぜんぜん太ってませんが、元々内蔵脂肪が付くタイプですし、お酒大好きなので、健康診断の結果は霜降り神戸ビーフというより、豚カツの脂身部分みたいになってます。たぶん熱く焼けた鉄板の上を滑らせたら、すき焼きの脂身みたいに溶けて無くなるんじゃないかと。お肉として食べられる部分がほとんどないのですな。食べてもぜんぜん旨くないと思いますけどね。(笑)
今、流行のダイエットって何なのか知りませんが、流行廃りがあるようで、ブームになったけど消えていったダイエットがたくさんあるという事は結果的に効果が無かったって事なのでしょうか。ま、いくらダイエットをがんばってもそのぶん食べてしまっては何にもなりませんよね?そうですよね?間違ってませんよね?ね?ね?
仕事帰りの遅い時間にコンビニに寄ると、スイーツコーナーの前で固まっている女子の方をよく見かけます。シュークリームやモンブランやスイートポテトがおいでおいでしているイケナイ一角。
手に取ってカロリー表示をにらみつけておりますな。頭の上には「食べたら太る」と「自分へのご褒美」の文字が点滅しておりますね。(笑)結局引力に逆らえず、買い物かごへ。罪滅ぼしの野菜ジュースとヨーグルトもご一緒に。
あの時間帯にスイーツ充実させているのはコンビニの思うつぼ、マーケティングリサーチの結果からの品揃え、同じような買い物をする方が多いということなのでしょうね。
ま、今日は取りあえずパスして、ダイエットは明日からってことで、でも気が付けばずっと明日から?(笑)

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2016年4月14日 (木)

ポイントってどこがポイント?

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コンビニで買い物したら「ポイントカードはお持ちですか?」。スーパーのレジにはポイントカードをご提示くださいの貼り紙が。ガスや電気の使用量をネットで調べようとすると現在のポイントが横に出ていたり、ポイントをもらえるキャンペーンが、じゃまな場所にあったりします。メールを開くとNTTや生命保険会社から、これだけポイントが貯まってるので早く使えと催促のメールが来ています。服を買いに行ったらポイントカードをお作りしましょうかと聞かれたり、コーヒー飲んだらポイントカードにスタンプ押してくれたり、世の中ポイントだらけでうんざりしますな。
まめにポイントを貯めてると、お得にお買い物できますよって事なのでしょうが、財布はお金よりポイントカードだらけでパンパン、すんなり出てこなくてイライラします。歳を取ると体のあちこちにガタがきますのでね、医者や病院の診察券も増えるので、さらに輪をかけて財布が膨らむという事態に。
で、自分のお買い物傾向や、お金の使い方を見直してみて、使いもしないポイントを断捨離してしまおうと。ポイントのどこがポイントかピンポイントで調べてウイークポイントを探し出そう作戦。(笑)
まずネット関係、ポイントでもらえるのは、大体大したことがなく、欲しくなるようなモノが全然無いので、ひたすら貯める方向で放置プレイ。だって、たこ焼き器とかマッサージャーとかお風呂で聴けるラジオとかもらってもねぇ、使うのは最初だけ、そのうちジャマになってしまうのは確実ですよ。誰が企画しているのか知りませんが、どうせならもうチョットましなモノ揃えてくれればいいのにね。
なので、使えと催促やキャンペーンのメールは来ないように設定か迷惑メールとしてフィルタリングしてしまえばスッキリしますな。そんなモノ見てるほどオジサンは暇人じゃないのでありますよ。ブログ書かなくちゃいけませんしね。
カード類も、年に一二回しか行かないようなお店のは全部ゴミ箱へ、頻繁に利用するからポイントも貯まるのでね、たまにしか行かないのなら意味がないですし、作ったことさえ忘れてて使わず仕舞いなんて事もありましたからね、もういらないかと。
量販店で別会社に統合されて古いポイントカードが使えなくなっていた事もありました。レジで出したら赤っ恥、何年も前に吸収合併していたのを知らなかったという。薄ら笑いを浮かべた店員に「新しいカードをお作りしましょうか」って聞かれましたが、いりませんよ、もうアンタの所で買い物してやんない。(笑)
家内と出掛けたときしか行かないお店のポイントカードは全部渡してしまう方がいいですな。持って出るのを忘れたりは絶対ありませんからね。その辺りは女性の方がキッチリしています。
そんなこんなで、じゃんじゃん断捨離したら、ヨドバシのカードしか残らなかったという美しい結末。結局オジサンにとって使い物になるカードはこれだけって事ですか。でも実際そうなのですけどね。(笑)

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2016年4月12日 (火)

ポメラDM100をいろんな所で使ってみた。

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文章を書くことが日常の方というか、キーボードじゃないとまともに打てないよって方には最強の文章入力電子文具「ポメラDM100」。このブログの文章はほぼコレで書いておりますよ。
文章打つ以外に何も無いというのが潔くて使い勝手はシンプルそのもの、ノートパソコンのようにあれもコレも出来ると、かえって集中して文章を書く妨げになりますからね。
何でもある、どんなお店もある、24時間やっていて交通も便利だけどなんだかいつもいろんな事に追われている都会と、コンビニも無いし、お店自体も少なくて交通も不便だけどなんだか時間がゆったりしていて、じっくり物事に取り組める田舎との違いとでもいいましょうか。たとえが上手くありませんが。(笑)
喫茶店などでノートパソコンと書類なんか広げている方をよく見かけますが、黙々と何かしているので仕事かなって見てみるとネットしているだけだったりYouTube見てたりゲームしてたり。結局ほかの楽しい事をしてしまってただの時間つぶしになってしまうわけですな。
最初から何もない、文章書くしかできないとそれに集中できるので、ポメラDM100はある意味ノートパソコンより尖っていると言えるかもしれません。ワープロに電子辞書が合体して、打ちやすいキーボードが付いているだけの代物。いつでもどこでもパカッと開けて、即書き始められるのが良いところ。
もうね、いろんな所で使っておりますが、ホント便利。以前立ち飲みで使えるかどうかを記事にしましたが、これも全然OKでした。立ったままでも問題なく打てますね、でもこれはイレギュラー、他のお客さんの迷惑にならないようにしなくてはなりません。
普段は、電車の中で膝の上に載せた鞄の上に置いて使うことが多いですが、快適とは言えませんが十分打てますね、以外と捗る。セルフの喫茶店の窓際のカウンター席なんかだと実に落ち着いて打てます、一番向いているかもしれません。テーブル席は座席が低いので少し劣りますが、電車の中よりは遙かに快適に打てます、これも問題なし。
以外と使い勝手が悪かったのが新幹線の中、座席の間隔がゆったりしている分、引っ張り出したテーブルが遠いのですな。駅弁広げるぐらいの大きさはあるのでスペース的には問題ないのですが、ゆったり座席にもたれて打とうとすると届かないので浅く腰掛けないとダメ、当然猫背になってしまって長く打っていると疲れます。
他のビジネスマンを見てみると足を組んで膝の上にノートパソコン乗せて使っている人多数。確かにその方が楽だけど列車の振動で使いやすいとはいえませんでした。ポメラDM100はもっと軽くて小さいのでなおさらなのですな。もう少し手前までテーブルが出てきてくれればいいのですが、こればっかりはどうしようもない部分。

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列車で使いやすかったのはサンダーバード。新幹線に比べて座席間隔が狭いというのもありますが、テーブルの位置がちょうどよくてサクサク打てました、新幹線よりは揺れましたがそれでもこちらの方が良かったですな。テーブルは小さいですが、ポメラDM100なら大丈夫、余裕です。

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そんなこんなでいつでも鞄に放り込んでいるポメラDM100、今まで手を出した電子ガジェットの中で一番使える奴なので、いろんな所で使ってみましたが、以外とどこでも大丈夫だというのが改めて分かりました。

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2016年4月10日 (日)

レンズのB級グルメ、3枚玉を楽しむのだ。

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名機ミノルタオートコードの前身に当たるミノルタコード、レンズはロッコールではなくプロマーという3枚玉、オートコードの影に隠れた気の毒な存在。使い勝手はほぼ同じなのにね。(笑)

レンズのカタログを見ていると、4群6枚なんて書いてありますな。レンズの構成がどのようになっているか表記してあるわけで、断面図なんかもイラストで描いてあったりします。ズームレンズなんて一本のレンズにこれでもかというぐらいいっぱい、ズームによって発生する収差を補正するために複雑怪奇になってしまうのですな。
コンピューターで設計するようになって、このような複雑で高性能なレンズも当たり前になってしまったのですから、素直に喜ばなくてはなりません、ホント今のレンズは面白味がないくらい優等生でケチの付けようがありませんな。
それに比べて古いカメラのレンズはシンプルそのもの、当時は最先端だったのかもしれませんが、今の目で見ると何とものどかなレンズたち。コンピューターもズームレンズも無かった時代なので当然といえば当然なのですけどね。
ブローニーフィルムを使うスプリングカメラや二眼レフが全盛だった頃、カメラは付いているレンズで値段が変わりました。当時の広告を見てみるとよく分かります。開放F値の違いや、構成枚数の違いでグレードがいろいろあったわけですな。
よく知られているのはローライフレックスとその廉価版の位置付けのローライコード、それぞれ付いているレンズはテッサー(4枚構成)、トリオター(3枚構成)という有名なレンズが付いてました。高級機には4枚玉、廉価版や大衆機には3枚玉というのが一般的だったわけですな。そんな時代のカメラとレンズを楽しむのは、レンズ交換のできる一眼レフとは違った楽しみがありますよと言うオハナシ。グルメはグルメでもチョット珍味系かなと。(笑)
3枚構成のレンズ(トリプレットレンズと呼ばれています)は4枚構成のレンズに比べて、画面周辺部のピントやぼけ具合が悪いと言われています。計測機械やチャートを使ってきちんと調べれば、その辺りのダメダメな部分がはっきりあぶり出されるのでしょうが、そういうのは学者の先生辺りにお任せする部分なので、オジサンは興味がありません。
それよりも実際に撮ってみてどうよ、な部分が楽しければその方が面白いと思うのですね。だめな部分もレンズの味わい。
B級グルメって、味はA級値段はB級の地元で長年愛されている食べ物のことを指すらしいですが、3枚玉もレンズのB級グルメかなとオジサンは思うわけで、今時の高性能なフィルムを使えば、何の問題も無いというのが見解。
当時のフィルム感度はISO50が主流、ISO100が高感度と言われていた時代。今はISO400が当たり前に売っています、ISO400のフィルムを使えば当然ながら絞り込んで写せるわけで、そうなるとレンズのダメダメなところもカバーできてしまうのですな。
絞り込んでもどうにもならない部分はありますが、それでも撮ってて問題なし、ぜんぜん平気、思った以上に良く写ります。3枚玉のレンズを今時の高性能高感度なフィルムで楽しめるのは、考えてみれば今の時代だからできる贅沢なことかも。もはやB級グルメじゃ無くなっているかもしれませんね。

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上記ミノルタコードで以前、行きつけの喫茶店で、座った場所から撮らせてもらったもの。窓からの日差し、天井の電灯の光が、画面の隅っこでにじんでいる逆光状態に輪をかけて、お店の中が暗くならないように絞りを開けたので、手前のシュガーポットや生花がボケボケどころか壁のポスター以外ロクにピントが来ていないレンズに厳しい状況の写真になりました。

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2016年4月 9日 (土)

100円均一で揃える写真用品

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以前お世話になっている写真用品でも書きましたが、100均ショップは写真好き、カメラ好きにとって、安くて便利な宝の山。
高い専用商品なんて必要ありませんな、創意工夫でなんとでもなります、いや、何とかしていただきたいと思うのでありますよ。そのほうが写真、カメラライフが楽しくなるのは間違いありませんからね。人間、出せるお金が無くても出せる知恵ならあるはず、知恵を絞って不況の世の中でも楽しく写真を楽しみたいものですな。
で、たかが100均だとか、100均なんてどこも同じなんて思っていると大間違い、一口に100均といっても色んなお店があって、意外と置いている商品もお店によって個性があって品ぞろえが違ってたりするのですな。
ダイソーには置いてないのに、セリアでは当たり前にあるとか、文具の品揃えがいいお店だったり、キッチン用品や食器が充実してるお店だったり、これだけお店の数が多いと、他のお店と差別化しないとお客さんが来てくれませんからね。おかげでいらない物もいっぱい買ってしまうのですけどね。(笑)
では、さっそく写真好き、カメラ好き目線で100均ショップへ参りましょうか。
まずはカメラの手入れや修理に使えた物から。ファンデーションをのばすのに使う刷毛、カメラのほこりを払うのに使えます。専用の物は毛の材質が違うのでお高いですが、そんな物いりませんな、100均で十分、ダメになっても惜しくないですしね。
香水などを他の容器に移し替えるのに使う注射器型のスポイトも便利、動きの悪くなった絞りやシャッターにベンジンをポトポト垂らして動かすわけですな、分解のスキルが無かったのでこの方法でよく直してました。
田楽やつくね用の平たい竹串、モルトの貼替えするときに古いモルトをこそげ落とすのに使ってました。先を削れば溝の幅に合わせられるし、塗装に傷を付けることがないので重宝しましたな。
ソーラー電卓は太陽電池を部品取りしてセレンがダメになったカメラの修理に使ってました。カメラにうまく組み込めなければ使えませんが、キヤノンデミの修理で某100均のソーラー電卓の物がドンピシャだったことがありました。
綿棒は言わずもがな、先のとんがってるのが使いやすいですね。薬を小分けできるケースも分解の時にネジや部品を入れるのに使えます、バラした順番に入れておけば組み立てるときに迷わず便利でしたな。
大型の食品用密閉容器はカビ防止剤と乾燥剤入れればカメラ保管庫に。仕切のいっぱい付いたアクセサリーケースは部品のストック入れに。
小さな定規、それとキーホルダーになっている小型LED懐中電灯は中古カメラ屋さん巡りの必需品でした。ジャンクで見つけたフードやフィルターの直径測ったり、レンズやファインダーのカビやクモリを調べるのに重宝しましたな。
撮影で使えた物は色画用紙、色んな色が入っているもの、あまり派手な色は使えませんが写真撮るときのバックに使っています。ラッピングペーパーも流用できますね。英字新聞風の柄の物は、くしゃくしゃにして広げた上にクッキーなんか置いて撮ればおしゃれな写真が一丁上がり。(笑)
写真やポスターが貼れる片面が粘着になっている発泡スチロールパネルはレフ板を作るのにおすすめ、以前記事にも書きましたのでご存じかと。
書類を挟んでおく半透明のファイルはトレーシングペーパー代わりに、学習スタンドをライト代わりにして撮るときにかざせば影の出具合をソフトにできます、何枚か重ねて調節できますし、A3ぐらいの大きなサイズが便利かと。
消しゴムも以前書きましたが、撮る物を支えるのに適当な大きさに切って使えて実に便利、転がりやすい物を支えるのにも使えますね。
フィルムやバッテリーを入れておくのに流用出来るケースや小物入れなどは、たくさん種類があるので、この辺りはお好みでチョイスしていただきたいなと。
目線を変えれば使える物がいっぱい、わずかな投資で楽しいカメラライフ。まだまだ探せば使えそうな物が出てきそうですが、今日はこの辺で。

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2016年4月 7日 (木)

立ち飲み百景6 俺はこんなに偉いんだ。

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行きつけの立ち飲みは、今となっては数が少なくなってしまった大箱のお店。人数多めでも余裕で対応できるのでグループ客も次々入ってきます。
勤め人のグループ客を見ていると、はっきり二手に分けられますな。一つは上下関係のある人たちのグループ、部長さんが部下を連れてのパターンなんかがそうですね、上の人のグラスが空いたら下っ端がお代わりをもらいにパシってます、氷を運んだり、おでんを見繕ってもらったり、上の人はトイレ以外は動かないのですぐ分かりますね。
もう一つが同期や同僚のグループ。仕事場での上下関係のない横つながりの仲のいい人たち。部署や仕事内容は違っても、お互い分かり合ってる何でも話せる同期の桜。こういう方々が酔ってボルテージが上がってくるとおもしろいドラマが始まるのですな。
仕事の舞台ではいつも自分が主役のつもりで汗水流して頑張っているのに成果が出なかったことや、一生懸命やったのに認めてもらえなかったことが、上の者へのうっぷんや不満となって「ムンクの叫び」ならぬ「文句の叫び」になってしまうという。
今日こそ言わせていただきたい「俺はこんなに偉いんだ」な人たち。(笑)
社長に専務に部長さんが俎上に載せられ、普段は言えないあれやこれやが炸裂、見てて楽しい酒場のドラマ。
「社長が現場のことを知らないのにも限度があるわな。俺はね、今日ぐらいこの会社にいて情けなかった日は無いわ、ガックリきた。」
社長さんに現場にずっと居られてもきっと文句を言ってると思いますよ。
「たとえ相手が上の人間でも、言うべき時はハッキリ言うで、俺はそういう人間や。な、そう思うやろ?」
いつもなにも言えず丸め込まれて、ハッキリ言うのは「ハイ分かりました」だけなんだろうな~。
「俺の知らない間に、お客さんと話しまとめてんやで、知らんかったの俺だけってどうよ。おまけに文句言ったら、そんな程度のことに手こずって何年仕事やっとんやって逆ギレよ、バーロー」
要領悪い人なのでしょうね。
「元々クレーム対応は俺の仕事や無いねんで、そやのに丸投げ、無茶振りで、今週仕事の段取りガタガタよ、おかげで土曜日出なあかんし、ホンマ腹立つわ~」
損な役回りが似合う人なのでしょうね…。
こんなひどい目に遭っている「俺」の自慢に始まって、どんどんエスカレート、声も大きくなっていきます。ひどい組織や会社で、ひどい人たちに振り回されて消耗しているはずなのに、酒場ではなぜか元気なオトーサンたちの雄叫びがこだまする立ち飲み。もはやテレビの音も聞こえません。(笑)
で、不思議なもので、一通り文句を言ったら落ち着くみたい。誰かに「俺の不幸」を聞いてほしかったのでしょうね。同僚だと分かってくれる部分、話が弾んで、誰か必ず飲み過ぎちゃう人がいるのですな。最後は両脇抱えられながら出て行くという、もはや立ってられない状態の竹馬の友ならぬ酒場の友。
「アカン2軒目は座れる店にしよ」で酒場の夜は更けていく。
気の合う仲間とうっぷん晴らしの楽しいお酒、「立ち飲み」ならぬ「ダチ飲み」お後がよろしいようで。

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2016年4月 5日 (火)

富士フイルムへの愛を語りましょうか。

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我が家のカメラをメーカー別に見てみたら、富士フイルム謹製のものが以外と多かったことに今頃気が付きました。フジペット各種、フジカミニ、フジカ35-SEその他諸々。
常用しているフィルムはリバーサルもネガフィルムもフジ一辺倒、スライド保管箱もフジ、その他細かい写真用品まで入れるとまさしくフジだらけ、これで富士山のカレンダーでも部屋にかかっていたらフジ尽くし、部屋中キティちゃんグッズで溢れているマニア女子や、スターウォーズグッズだらけのファンのことを笑えませんな。フジだらけの不治の病。(笑)
何でこんな事になったかというと、良い製品をまじめに作ってくれているからに他なりません。特にリバーサルフィルムファンにとって、足を向けて寝られないメーカー、富士フイルムが「フィルム作るのや~めた」って事になったら、オジサンのフィルムカメラはその時点で墓場行きになりかねないわけで。
ネガフィルムならコダックや、他にも作ってくれているメーカーはありますが、コダック以外使ってみた感想はイマイチ、高品質で高画質、どこでも買える富士フイルムの足元にも及びませんな。安くても二度と買わない某国のフィルム。(笑)
今でも覚えていますが、ベルビアが発売されたときは衝撃的でした。色乗りが良くて色彩鮮やか、なのに日本的な色調、コダックの油絵的な重厚な色合いとは違う意味でこってり感がありました。ベルビアを使うといつもよりきれいに撮れる気がして、一気にコダックから乗り換え、以来フジのフィルムばかり使ってます。
フィルムの次はカメラのお話、このブログでは何度か「フィルム屋さんのカメラにハズレ無し」と書いておりますが、富士フイルムにせよ、コニカにせよ実は良いカメラをたくさん出しているメーカーなのですな。コニカはミノルタとくっついて、今はカメラもフィルムも止めちゃってコピー機とか作ってますが、富士フイルムは未だにフィルムカメラもラインナップに揃えてくれてます。
2009年に蛇腹の中判カメラ「フジGF670プロフェッショナル」が発売されたときもびっくりしました。デジカメ一辺倒になりつつあるご時世にコレを出すの?って思いましたが、さすが富士フイルムとも思いましたね。カメラメーカーなら絶対にできない、フィルムメーカーならではのチャレンジ。見た瞬間欲しくなったカメラです、買えませんでしたけど。(笑)
持っている富士フイルムの昔のカメラはいずれも良く写るので、手放せませんが、実はデジカメも気になってたりします、新しく出たX-Pro2は光学と電子の両ファインダー搭載って、ファインダーをないがしろにしているカメラが多い中で、ここに拘ってくれてるところが富士フイルムらしいなぁと思ったわけで。
実物はまだ触ってませんが、新製品が出る度にカメラじゃ無くなっていく気がするデジカメの中で、久々に気になるカメラでありますよ。でも触ったら欲しくなるんでしょうね、そこが怖いのですけどね。
フィルムでもフジ、デジカメでもフジになったらホントそれこそフジの病。(笑)

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2016年4月 3日 (日)

コンテストって何だろう。

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写真好きの方なら記憶にあるのではないでしょうか。少し前ですが「オホーツクの四季」写真コンテストの最優秀賞作品が物議を醸しましたな。
「イルカに乗った少年」は城みちるに、海のトリトンでしたが、鯨の死骸に乗ったお調子者写真は世間から叩かれる羽目に。
鯨に関しては世界中から目くじらを立てられているこの国で、あんな写真を出せばどうなるかぐらい気が付きそうなものですがね、撮った人も審査した人も主催者も、誰も何とも思わずスルー、最優秀賞に選ばれた後で批判が相次ぎ、出品者は受賞辞退、主催者が陳謝という大事になってしまったという事件でした。
写真コンテストって何なんでしょうね、写真の雑誌を見ると全国各地で開催予定のコンテストの案内が出ています。年がら年中どこかでコンテストをやっているみたいですな。みなさん応募してねって事なのでしょう。
写真雑誌の月例コンテストも脈々と続く定番ページ、お偉いセンセイに選んでもらって、点数付けてもらって、アドバイスしてもらって、年間通して最高得点の人が最優秀賞という、いつ見ても写真もコメントも、変わり映えのしないお約束のページ。自分のお気に入りの写真に点数付けられる事がすでによく分からないのですが。
オジサンはコンテストがどうも好きになれません。なので今まで一度も出したことがありません。お偉いセンセイに気に入られるような写真なんて撮った事も、撮る気もありませんしね。普段から写真雑誌のコンテストページを無くしてしまえば、もっと面白くて良い雑誌になるのになぁと思っているヘンコおやじでございますよ。(笑)
ま、世の中にはコンテスト命な方もいらっしゃるでしょうから、これも一つの写真の楽しみ方だと理解したいと思いますが、どうもあの世界がよく分からないのですな。
人間誰しも、ほめられて悪い気がする人などいませんからね、まして自分の撮った自慢の一枚を有名なセンセイに選んでもらって、ほめてもらえればそれこそ有頂天になるでしょうな。でもね、何だかここに気色の悪いモノを感じてしまうわけで。
昔で言う旦那芸の世界、今だとカルチャーセンターの教室のようなものでしょうか。楽しみでやっている小唄や踊りのお稽古をお師匠さんに付けてもらって、普通の人よりは上手で詳しくはなるけれど、それでご飯を食べられるレベルにはならないし、なる気もないという。
写真もそういう場で磨きをかければ上手になるとは思います。誰に見せても「うまいですね~」と言ってもらえる写真はそつなく撮れるようになるのでしょうね。
コンテストの写真を見ていて、つまらなく心も動かず、どれも同じように見えてしまうのは、コンテスト調写真しか並んでいないからではないかと。上手だけれどコンテストのための写真以上にはなっていないのですな。そつなく難なく感動もしないのに、ぱっと見は上手に見えてしまう写真。撮ってて楽しいのですかね、そこがどうしても分からない。ほめてもらうための写真より自分の思う写真を撮るほうが楽しいのじゃないかと。
「俺はほめられて伸びるタイプだ」って方もいらっしゃるでしょうから、ややこしいことは言いませんけどね。
そう思うと今回事件になった鯨の死骸の上に乗った写真は、差し障りのないコンテスト調写真の中で、ぶっちぎりでハズしていたから選ばれたのかもしれませんな。
ひどすぎてかえって審査員の目に留まったのかも。でもそれを選んでしまった関係者の見識はクジラの上ならぬ、批判の俎上に載せられても当然だと思いますけどね。

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2016年4月 2日 (土)

防湿庫より宝石箱が似合うフジカミニ。

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家内の手の平に乗せてこの大きさ。ブラックボディーにシルバーの貼革(輸出仕様は貼革もブラック)、レンズ横の絞りレバーにガラス玉ですが宝石があしらってあるのが分かるかと。カメラのデザインとしてはかなり翔んでいたと言えますね。調べてみますと、設計は甲南カメラ研究所の西村雅貴所長、デザインは東京芸術大学の田中芳郎教授。あの名カメラフジペットの設計デザインコンビだそう。

星の数ほどあるカメラの中で、ある意味尖っているカメラが、このフジカミニ。「男の人には使わしたらへ~ん」なオーラ出まくりの女子カメラ。
別に男の人が使っても全然構わないのですけどね、まず似合わないでしょうな。おじさんは全く似合いません、カメラがかわいそう、なのに持っているという不思議。
最初中古カメラ屋さんで目にしたとき、余りの小ささに特殊なフィルムを使うカメラだろうと勝手に思い込んでおりました。普通の35ミリフィルムを使うハーフサイズカメラなのにそう見えなかったわけで。その頃は古いカメラの知識も乏しかったせいもあるのですが、その後ハーフサイズカメラにハマってしまってから気になりだしたのですな。
今ではややコレクターズアイテムな位置付けのカメラなので、キレイなものは高価で手が出ず、我が家に輿入れするまで時間が掛かりましたが、修理前提で手頃なものを何とか見つけることが出来ました。
カメラそのものの性能を見てみると、正直なところ大したことはありません。シャッタースピードは1/125秒のみ、ピントは固定焦点、セレンによる露出計の指針を、装填しているフィルムの感度表示に合わせると適正露出になるという実にシンプルで操作するところがほとんど無い。ハッキリ言ってこのカメラの魅力は見た目がほとんどと言っていいかと。ま、そこが普通のカメラと全然違っていて、女子向けに尖っていると言える部分なのですな。
まず感度表示が宝石に見立てたガラス玉をあしらってあります、ISO25はルビー(ピンク)、ISO50はサファイア(青)、ISO100はトパーズ(黄)、ISO200はペリドット(緑)カメラの表示を宝石に置き換えてしまおうというところがすでに、カメライコール写真やメカ好きな男の人の持ち物、という当時の一般の認識を覆しておりますね。どう見ても女子向き、この発想は誰も思いつかなかったでしょうな。レンズについている露出を調整するレバー(実は絞りリング)にも宝石があしらわれて、女子力満載。

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このカメラ女性が買い求めたのでしょうか、それとも女性へのプレゼントに男性が買い求めたのでしょうか。手持ちの古いカメラ雑誌に発売当時の広告が出ていないか調べましたが見つかりませんでした。広告を調べるとカメラの位置付けが分かるのですけどね、謎のままです。
ネックストラップは銀色のチェーン、ドレス姿の女性の胸元に似合いそうですな。オジサンがするとケータイぶら下げてるようにしか見えませんが。
フジカミニのもう一つの特徴はフィルムの巻き上げ。レバー操作やダイヤルを摘んで回すのでもない、カメラの巻き上げダイヤルのある側の上下を指で摘んでボディー全体をぐる~りと回すという、言葉で上手く説明しにくいのですが、今までお目に掛かったことがなかった方式。これはきっと小さなボディーに巻き上げ機構を組み込めなかったのではなくて、爪の長い女性でも確実に操作できるように考えれられたのではないかと、引っかかる部分が全くありませんからね。
レンズはFUJINAR-K 25mm F2.8、ハーフサイズカメラの中では広角のレンズ、固定焦点なので被写界深度の深いレンズでピント合わせしなくてもいいように考えられたのでしょう。ただ、パーティーなど室内だと絞れないので高感度フィルムを使う方がいいかと。
カメラ操作のややこしい部分を無くして女性でも手軽に写真を撮ってもらいたかったフィルムメーカーの意気込みが尖っているフジカミニ、もうこんなカメラは出てこないのでしょうね。

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