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2015年10月 3日 (土)

お勘定にドラマを見た。

L20186blog

「大将、これで全部お愛想して」
「ちょっと。そんな事されたら困りますがな、ここは私が」
「エエから、エエから。いつも世話なってんねんから今日ぐらい」
酒場のお勘定は「ここは私が」で始まる、すったもんだのドラマがありますな。酒場の片隅でウォッチングしてると実にオモシロイ。
仕事では前に出てこないのにこういうときは最前線、財布を出しかけた連中を制して、ここは私に任せていただきたいオーラを出しまくっている上司、そんなことをされては、私の顔が立たぬとばかりもっと最前線へ出て行こうとする同僚。
上司にまるまるおごっていただくのもいかがなものかと、社会人のマナーとポーズは必要とばかり、開けた鞄に手を突っ込んで財布を出す振りだけはしながら、お勘定の行く末を観察している若手の部下。
「じゃ私、1000円だけ出しときますわ」と飲み食いの始末は最小限の出費でカタをつけてしまう年季の入ったお局様。
「ごちそうさまで~す」とハナから払う気など全くない、若さと笑顔でお勘定ドラマから降板してしまうOL。
席を立ってお店を出るまでのほんの数分に、人間の器の大きさや、ずるがしこさ、立ち回りのうまさが凝縮されていると言っても過言ではありませんな。(笑)見ているとオモシロ悲しくてオカシイ。
サラリーマンの同僚二人連れ、片方がトイレに行っている間にもう一人がお勘定を済ませてしまうパターン。
「さ、そろそろ行こか。」
「今日はナンボやった?」
「もう済んだで。」
「えっ、もう払ろてくれたんかいな。ほな二軒目はワシな。」って感じでこれもよく見かけますな。
みんながお勘定を払いたがって、すったもんだのドラマになりそうなのに、たった一言で、まぁ~るく収まってしまうことも。
「先週、万馬券当ててチョットまとまった金持っとんねん。」
「それやったらご馳走になるわ。」
「こういう金は世の中に還元した方が、次も当たる言うからな。」
「今日はエエ酒、飲ましてもろたわ、ありがとう。」みなさん笑顔で次のお店へ。
ギャンブルで当てた大金を持っているというのは、当てた方は予想してなかったお金が転がり込んできて気持ちが大きくなっているわけだし、その人におごってもらう方も、汗水流して稼いだお金じゃないので、お相伴にあずかりやすいというのがありますな。
その点、割り勘は全くドラマになりませんな。お勘定の場面で、誰かが「みんな別々で。」と言った時点で、全員財布を出すのにカバンや内ポケットをガサゴソ、なぜか無言。
「トータルでナンボ?、じゃ一人○○円ね。」の場合も同じ、テーブルにみんなが出した細かいお金を誰かがまとめてお勘定済ませるまでなぜか無言。(笑)見ていても面白くありませんな。
一番面白いのが、譲らないおばちゃん同士の熱いドラマ。
「ここのお勘定私にね。」
「何言うてんの、誘ったん私やねんから、私が。」
「アンタにはいつも良うしてもうてんのに、こないだも梨いっぱいくれたやないの、あの梨美味しかったわ~。」
「下の子が家族で梨狩り行った言うて送ってくれてん、大きかったでしょ。」
友人関係の過去の履歴や家庭の内情が見え隠れ、ドラマがどんどん別の方向へ。結局7対3ぐらいの割り勘に落ち着いてしまったりします。
みんないつも割り勘なら何も起こらないのに、そのバランスが崩れたときに始まる予測不能なドラマ、お勘定ってホント面白いですな。

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