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2015年7月

2015年7月30日 (木)

紙の本で無くてもいい本

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持ってた本は、ほぼ電子書籍化、いわゆる自炊というやつですな。
何でこんなに電子書籍化したかというと、ひとえに自分の目が急激に老眼になったというのがありましてね、元々メガネなんてかけたこともなかったぐらい目が良かったので、まさしくトワエモアじゃないけれど「ある日突然」って感じでやってきましたよ老眼。
とにかく近くのもの、細かい文字が見えない、メガネしてないとキーボードの文字もボケボケという有様、しかも現在進行形、もう何回メガネ作り直したことか。
ところが電子書籍化すると大画面のモニターやipadで実際より大きなサイズで見ることができるわけで。これがなかなか快適で、今までなら老眼で読む気力もわかなかったものも読もうという気分になりますな。
特に古い岩波文庫なんて何でこんなにというぐらい小さい文字なので、メガネかけても結構つらい、疲れますしね。
読みたいという気持ちはあるのに見えないから気力がわかないというのは結局何もしないのと同じだなと。元々本は好きなのに老眼で読めないから諦めるのが悔しいという気分もありましたし。
で、数年前に一気に電子書籍化、かび臭くて保存もままならなかった古いカメラ雑誌も全部。おかげで家の本棚がっさり空きました。カメラ飾るスペースができてこれはこれでよかったかなと。(笑)
それと記憶に頼って探すというのが時間のロスというのも電子書籍化の理由の一つ。
確かこの本に出ていたはずと思い、探しまくりますが、全然違う本に出ていたりはよくあること、人の記憶と思いこみは実に曖昧なわけで。
たくさんの本や雑誌をひっくり返して探しまくり、結局お目当てのものが出てこなかったときはほんとイライラしますな、そのことがずう~っと気になったまま何とも気分が悪い。
電子書籍化した際、検索のためのテキストデータを埋め込んであると、瞬時にして目当ての記事や文章にたどり着けます。本棚の前で時間をつぶしていることはなくなりました。
特に古いカメラに関する記事を見つけるときには複数の雑誌にまたがって検索ができるのでありがたいですな。欲しい情報がすぐ見つかるのは実に気分がいいわけで。
電子書籍化することがベストとは思いませんが、短時間で効率的に物事を調べることに関しては、とてもいい手段だと思いました。
もちろんバラして電子書籍化したくない本もいっぱいあります、どうしてもできないというかそのまま置いておきたい本、昔のハードカバーの本などはそうですね、装丁も文字の組み方も美しいので永久保存、紙の手触りもイイですしね。写真集も電子書籍化できない部類、本の形になって完成しているのでこれも永久保存です。
ためらい無く電子書籍化してしまったのは文庫本、いつの間にか増えて本棚を占拠、じゃまになって古本屋さんに持って行っても引き取ってくれないか、涙チョチョ切れの二束三文なので、それならばと電子書籍化しましたが、全く未練はありませんでした。
紙の本に未練はあるけど、文庫本にはなぜかそれがなかったというのが、本としての魅力より内容重視だからでしょうね。

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私が生まれた年のアサヒカメラに載ったカメラショーの記事、各社EEカメラの競作とかハーフサイズカメラがこれから伸びるとか時代を感じますが資料として読むと面白かったりします。こういうのは電子書籍化した方が活用できると思いますね。

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2015年7月28日 (火)

写真が安全かを考えなくてはいけない時代

インターネットもケータイもスマホも常時世界とつながっていることが当たり前のご時世、写真についてもセキュリティーやプライバシーやその取り扱い方をキチンと考えなくてはならないと思っておるわけですよ。
ネットの怖さについて詳しい方ならその辺りのことはちゃんと分かってらっしゃるでしょうが、そうじゃない方やそういう意識の無い人の方が圧倒的に多いのでね。
たとえば可愛いからと子供やお孫さんの写真を投稿したりブログやホームページに載せるのは子供の安全上いかがなものかとか、GPS機能の付いたデジカメで撮った写真は自宅で撮った場合Exif情報を消してないと場所が分かってしまうとか、軽い気持ちや悪ふざけで撮った、とんでもない写真をSNSに投稿したおかげで会社をクビになったり、就職活動に不利になったりとか、それをやったらどうなるのかを考えずに、というか考えが及ばずに便利だからと使ってしまうとエライ事になる場合もあるわけで。
便利になった分それで起こりうる危険について、ちゃんと教えておかないといけないと思うわけで、デジカメ教室でもネットの怖さとかキチンと教えなくてはならない時代になっていると思います。
写真撮るのにそういうことに気を使わないといけないなんて、本当にロクでもない時代になったものですな。昔なら写真はプリンとしてアルバムに貼って終りだったのが、今は写真ではなく、画像という名のデータなので、プリントする以外の使い方のほうが圧倒的に多くなってます、簡単にコピーできるし。
1950~60年代の写真雑誌を見ていると、現代では絶対に出せないようなスナップ写真が山のように載っているのに驚きますな。今なら訴えられたり、警察に捕まったりしそうなスナップ写真が普通の日常写真として月例コンテストにあがってたりします。
そういう時代だったというのもあるでしょうが、今時の目線だとあり得ない。
ただそういう写真を見ると、写真に人や生活がしっかりと写っているのを感じます。カメラもレンズも今ほど高性能ではないはずなのに人の姿が濃い感じがするのですね。
今は高性能カメラとレンズで写らなくてもいいものばかり写してる時代なのかもしれません。

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これは本屋さんの看板ですが、高校生のカップルが平気でこんな写真を投稿しているのはのはエスカレートすると危ないのでは。デジタルタトゥーやリベンジポルノやバカッターなんて言葉もありますね。一枚の写真で人生台なしにしかねない訳で。

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2015年7月26日 (日)

ブログのことやら、ココログのことやら。

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このブログを始めるとき、なんの迷いもなく選んだのがココログ。NIFTYとはパソコン通信のNIFTY-Serveの時代からのお付き合いなので、そこのブログサービスということで自然な流れで始めてしまったわけですが、今になって思うのが、ほかのブログサービスも見ておけばよかったかなということ。
ココログが悪いというわけではないですし、たぶん他社のサービスも似たり寄ったりなのだと思いますが、いろんな方のブログを見ていると、いいなぁ~と思う部分もあるわけで、何でこれがココログにはないのかなぁと不満を感じる部分がちょこちょこありますね。
ココログには同じサービスを利用する仲間向けにココログ広場や箱庭ゲームがあるのですが、それよりももっと基本的なところを充実させて欲しいなと思ってしまいます。
一番不満なのが、設定した公開日時にブログがアップされない件。いつも起こるわけではないのですが、時々公開されてない。気が付いたらすぐに直しますが、予定通り公開されているものと思っていたらぜんぜん更新されてなくてあわてたことが何度かありました。こういうのは安心して使えるようにして欲しい部分。
Macへの対応がしょぼいというのも今時なんだかなぁですし、ほかのブログサービスだと当たり前のページをスクロールして一番下まで行ったとき「次の10件」というのもできない。
スクロールしながら読んでいって、次をまとめて見たいなと思っても1件ずつしか表示できないのは見に来てくださる方には不便だと思うのですが、なぜかできないまま。
FAQがあまり役に立たないのも困りもの、分からないことがあって検索しても一発で目的にヒットした試しがほとんどない。(笑)
時間をかけて探すと出てくるので検索システム自体が柔軟ではないということだろうと思いますが。
そんなに不満なら、他社のサービスに引っ越せばといわれてしまいそうですが、良いところもあるわけで、アクセス解析が強力なのは魅力かなと。
最近はGoogleアナリティクスもあるので、優位性は薄れましたけどね。ま、そんなこんなでブチブチ言いながらも制限だらけの中で何とかこのブログも見やすくしていこうかと思っておりますよ。
で、まず最近変えたのがカテゴリー項目、いつも見に来てくださる方は気が付いているかとは思いますが、シンプルにしました。
カメラメーカーごとに分けていたのをひとまとめに、検索してこのブログに来てくださる方を見ていると、直接カメラ名で検索している方が多いので、メーカーごとに分ける必要があまりないかなと思ったので。
意外と多いのが「ハーフサイズ」や「中判」といったフィルムフォーマットで検索して見に来てくださる方、なのでそこは強化というか分かりやすくしました。
それ以外は写真のこと、街のこと、パソコン関連、食べ物関連、その他の話題とカテゴリーを見ればこのブログの傾向が分かっていただけるように変えましたがいかがでしょう。
他にも改良していきたいところはありそうなので、それはボチボチやっていこうかなと思う今日この頃でございます。

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2015年7月25日 (土)

サマーバカンスは病院で

何となく体の調子が悪くて、明らかに、どうみてもおかしいとハッキリ分かる状態にまで悪くなってきて、不安に駆られ病院に駆け込んだところ、あれこれ調べられて「手術するしか無いので入院ね」と言われてしまいました。
まさしく青天のヘキレキ、「えっ」っといったまま絶句。
いい歳して何ですが、医者とか病院とかが実は大の苦手。心の準備も何もありませんがな、のまま取りあえず職場に出て、カクカクシカジカ、連絡、報告、引き継ぎ、根回しをやっつけ、ブログの記事も前倒しで書いてあった分に公開日設定と写真添付をしてあたふたと入院。
これが南の島のリゾートホテルでバカンスというのならロビーで待っていても椰子の葉っぱのうちわであおいでくれたりするのでしょうがそんなもの無し、入院手続きの為の書類をいっぱい書かなきゃいけないわ、アレルギーのことやら、過去の病歴やら、いろんな質問に答えなきゃいけないわで結構疲れました。
で、その後ポーターが最上階のスイートまでお荷物を運んでくれるなんてことは無く、看護師さんの案内で自分で着替えの入った紙袋もって病室へ、しかも四人部屋。
しばらくすると看護婦さんがきて、手術前のあれやこれやをレクチャー、ウエルカムドリンクは手術までに飲んでおいてねと「アルジネードウォーター」なるスポーツドリンク味の紙パック2本、ぜんぜん旨くないし。
その後手術の流れについて説明を受けたのだけれど、全身麻酔をして手術中に体が動かないように固定すると静脈血栓塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群ってやつですな)になってしまう恐れがあるので、そうならないようにエアポンプで膨らんだりしぼんだりする風船みたいなモノを足に装着して、あたかも足を動かしているのと同じ状態にするのだそう。
で、そのための専用の長い靴下を渡されたのですが、これがどうみても太ももまでの白いニーソックス。
アイドルやファッション雑誌のモデルさんや秋葉原のメイドさんが細い長い足に白いニーソックスというのなら可愛らしくもありますが、五十半ばのオッサンの朽ちた流木みたいな汚らしい足に白いニーソックスはそれだけで「ヘ・ン・タ・イ」。
家人の「気色悪いなりに以外と似合うやん」の言葉にカチン、その口に痛~い注射の一本も打ってやろうかと思いましたが、ココロ平静に保たなくてはならないのでじっとガマン。
で、実際のところ手術ってどうよって言われても、全身麻酔で目の前の景色が周辺光量落ちの安物レンズみたいにフェードアウトして気がついたら病室で体中いろんなチューブ類つけられて横たわっていましたので何にも覚えてない(当たり前ですがな)。
というわけで、まだキビキビ動けないので、じわ~じわ~と「はじめの第一歩」やるときの子供みたいな動きで養生中でございます。
仕事柄なかなか夏に休めないのですが、何年かぶりで休んだのが入院だなんて悲しすぎ、みなさんそれなりの年齢になったら、古いカメラと一緒、レンズ曇り、シャッター不調、絞り粘りと同じような症状が出てどこかにガタがきます、気をつけましょう。

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ランチタイムの病院ご飯、「人間、メシが食える間は死んだりしまへん。」は無き祖母の言葉、まさしくその通り。いただきます。

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2015年7月23日 (木)

にらまな仕事でけへんか?

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ラーメン屋のおやじがタオル鉢巻きに腕組みしてにらみを利かせているポーズはもはや定番というか当たり前に見慣れてしまいましたな。
グルメ系情報誌のラーメン屋特集ではどのページも見事に同じポーズで見得を切っています。コンビニのカップ麺コーナーでもこだわり系ラーメンは何故かおやじがにらみを利かせたラベルばかり。
どこかが最初に始めたから右に習えになったのか、それしかポーズが思いつかなかったのか分かりませんが、それが普通になっています。全然違うポーズをすれば、逆に目立っていいかもしれません、「シェー」とか「コマネチ」とか。(笑)
ラーメン屋だけがそうなのかと思ったら、そうでもないみたい。食べ物がらみでにらみを利かせたり、眉間にしわを寄せて、コワイ顔でお仕事している人って結構多いですな、ネットの食べ物系サイトを見ていて思いました。
私が見たサイトがたまたまそうだったのかもしれませんが、有名レストランのシェフや中華の名店の料理人は「ワシが作ったとんねんで」的お顔ですし、こだわりの焙煎が売りのコーヒーやお茶の職人さんはコワイ顔で匂いをかいでいる写真が掲載されてたりします。
いいものを作るためのこだわりや情熱や技というものを一目見て分かるように表現しようとすると、そういう風になってしまうのかもしれませんが、何もコワイ顔しなくてもねぇ。

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反対に果物の産地や海産物の有名なところのサイトを見ると、農家のオトウサンやオカアサンが果物いっぱい持って「今年もたわわに実りました」的笑顔だったり、漁師さんが大きな魚ぶら下げて「ココの魚は日本一じゃ」って笑ってたりするのですね、なにが違うのかおかしなものです。
私としては自信に満ちあふれた満面の笑みの方が「食べてみようかな」って思ってしまうのですけど、そう思いませんか?

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今回の掲載写真を探すのに、データベースで「腕組み」「にらみ」で検索したら出てきたのが上の2つの写真、シャッターに描かれたアントニオ猪木風イラストと水着の仁王立ちマネキン、マネキンって構造上腕組みは難しいのでちょっと中途半端な組み方でした。「笑顔」「笑」で検索したらいっぱい出てきたのですが、抜群に笑顔が良かったのがこのポスターの写真でした。商売は笑倍でないとね。

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2015年7月21日 (火)

白黒付けるぜ!!

哀川翔さん主演の「ゼブラーマン」という映画のキャッチコピーに「白黒付けるぜ!!」というのがありましたが、写真で白黒付けるってのは当然ながらモノクロ写真のオハナシだろうなと、察しのいい方ならすでにお分かりかと。(笑)
モノクロ写真に関しては未だにもう一度やってみたいという気持ちがありますね、宝くじでも当たったら、自宅に暗室構えて、じっくりやってみたいという。
現像タンクやバット、薬品を入れる茶色の瓶など一通り処分せずに実家に置いたまま、引き伸ばし機はさすがにダメになったので処分しましたが、もう一度買ってキチンとモノクロ写真に染まってみたいという気持ちが心の片隅にありますよ。
若い頃はお金がなかったのでもっぱらモノクロ、父親の知り合いから譲り受けたモノクロ現像、引き伸ばしセット一式で写真を楽しんでました。押し入れを暗室にして、狭い暑いで夏場は大変でしたが楽しかった。
フィルムも行きつけの写真屋さんがフィート缶から巻き直しのトライXを安くしてくれてたのでいつもそれを使ってました。
撮っては現像し、フィルムはどんどんたまっていくのですが、印画紙を買うお金がなくて密着プリントばかり。それを眺めて厳選し、これぞと思うものだけを大きくプリントしてましたが、いつも失敗できない緊張感がありましたね。号数違いの印画紙をそろえるなんて夢のまた夢、いつかは贅沢に印画紙を使ってプリントしてみたいと思っておりました。
あの頃は神戸でも大きなカメラ屋さんに行くと、それなりに暗室用品や印画紙を置いていましたが、そんなに種類は多くなかったように思います。
大阪の梅田にヨドバシカメラができたときは衝撃的でした、暗室用品コーナーには引き伸ばし機がずらり、印画紙も見たことないのがいっぱい、現像タンクだけでもいろんな種類があって目移りするぐらい品ぞろえが充実してました、カメラフロアだけで一日遊べる、さすがヨドバシと思いました。
休日に写真を撮り歩いた後、ヨドバシに行って閉店までうろうろするのが楽しみで、いろんなもの買いましたな。
モノクロ写真に関しては、譲り受けた時点でかなり老朽化していた引き伸ばし機がお亡くなりになったのと、リバーサルフィルムをメインに使うようになってやらなくなり、その後MacでPhotoshopというデジタルな暗室に変わっていきました。
Photoshopを使い出して、覆い焼きツールや焼き込みツールなんて暗室作業そのままのツールがあるのに感動、失敗してもコマンド+Zで何も無かったことにしてくれるのにこれまた感動、カラー写真をモノクロにするのもいろいろテクニックがあって、解説本見ながらのめり込んでました。
フィルムスキャナで取り込んでデジタル化した写真は、Photoshopの魔法でどんなことでもできるのが楽しかった頃です。
ただ、Photoshopがどんなにすごくても、暗室の赤いセーフティーランプの下、現像バットに浸した印画紙に像が浮かび上がってくる瞬間の感動はありません。未だにモノクロ写真をキチンとやってみたいという気持ちが捨てきれないのはあの感動をもう一度という気持ちがあるからかもしれません。
酢酸の匂いで鼻が痛くなることはPhotoshopでは起こりませんけどね。(笑)

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白黒ってことで、南京町でお土産に売られているパンダまんの写真をどうぞ。(笑)

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2015年7月19日 (日)

年齢が分からなくなっている件

週末は早起きして、ネットのニュースを一気読みするのがいつものパターンになっています。新聞読むヒマがないので世間に疎くなってはいけないとニュース系サイトを巡回して、気になるニュースを拾い読み、ブログのネタ集めにもなりますしね。
そういうサイトを見ていると必ず画面の左右に広告が入っています、紙芝居みたいに何秒かおきに変わるやつ。
で、その広告で気になったのが、健康系サプリだとか若く見せる化粧品だとかエステのもの。
大抵20代後半か30代前半ぐらいにしか見えない女性の写真に「えっ55歳?見えない…若さの秘訣はココをクリック」なんてやつ。クリックするとメーカーサイトに飛んで、「○○のパワーがあなたを変える」とかのキャッチコピーとともに商品紹介という具合。
相応に若々しく見えるのならまだしも、あり得ないぐらい若く見える人が一杯出てくるのが、何だか気持ち悪いというか不自然というか、そういうことを感じてしまったわけで。
確かに街中でも若々しくきれいな女性が増えました。小さな子供を連れた若いママさんでも大学生ぐらいにしか見えない人多いし、熟年の方でも、昔のように見るからにオバサンという人を見かけなくなりました。
男性もしかり、ファッションのせいもあるのかもしれませんが、年輩の方ほど若く見えるように思います。日本人の見た目が実年齢より10歳ぐらい若返って見えるような気がするのは私だけでしょうか。
そういえば美魔女なんて言葉もありますね、ネットで調べてみると「国民的美魔女コンテスト」なんてものもあるそうで、20代のお嬢さんにしか見えない40代以上の女性がずらり出てきました。確かにきれい、若々しく見えるのですが、何だかチョット違和感が。
高校生の頃、幼く見られるのがイヤでした。通っていたのがツッパリ君だらけの工業高校だったこともあり、早く大人になりたい、子供扱いされるのはイヤな奴らばかり、遊びに行くときも、スーツ姿でビシッと決めてくるやつもいて、とにかく大人に見られたいと背伸びしまくってました。
そのときよく入り浸っていた喫茶店は、渋いおじいちゃんおばあちゃんが常連という、カッコいい大人の見本市みたいなお店。大企業の元会長さんや、偉い先生やらが集ってました。そういう方たちと話をしていて、自分もあんな風に歳をとりたいと思うようになったわけで。
気が付けば歳だけはとったただのおじさんになっていますが、そういう目線で見ると、今時の実年齢が分からないぐらい若く見せることがいい事みたいな風潮が何だかなぁ~と思ってしまうのですね。
高倉健さんのビールのコマーシャルで「まっすぐで、いいんじゃないですか」というのがありましたが、真っ直ぐ歳とってシワくちゃでもいいんじゃないかと思う今日この頃なのであります。

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今回、載せる写真で苦労しました、美魔女の写真なんて撮ってないのでね。で、見つけたのがヘアサロンの表に貼ってあったサンプル写真。皆さんキレイで年齢わかんないですな~。

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2015年7月18日 (土)

フィルム無くなるし、値上がるし

Fujikaiteiblog

7月10日付けで「写真フィルム一部製品の価格改定及び販売終了のご案内」が富士フイルムイメージングシステムズ株式会社より発表されました。(http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0040.html)
どのフィルムが無くなるとか、値上がるとか詳しい内容はそれを見ていただければ分かるので書きませんが、早い話が使ってくれる人がどんどん減っているので、フィルムをこの先作り続けることが困難になりましたということ。
こういうニュースはこの先何年か先に、さらに何年か先にも発表されて、最終的にフィルムの生産を終了ということになるのだろうなと、考えたくはないですが考えておかなくてはならないことになっておりますな。
いずれはフィルムが欲しい人から先に出資金を募ってから限定生産なんてこともあり得るでしょうね。
若い人でフィルムカメラに目覚めた人が増えているなんていったところで、高いフィルムをバンバン使ってくれる訳ではなく、あくまでもファッションや流行の延長線上の興味しかないと思いますよ、生まれたときにはすでに写真はデジタルだった世代にはフィルムの良さを分かってもらえる前に飽きられると思うので、全く期待できないでしょうし、フィルム使用量を支えてくれるなんてあり得ない訳で。
さらに値上がるとなるとますます使う人は減るでしょうな。そうなってくるとフィルムを取り扱ってくれるお店も減るでしょうし、現像も時間がかかることになるはずで、この不便さを差し引いてもフィルムがヤッパリ面白いと思ってくれる濃いファンが一体どれぐらい、その時点で残っているのでしょうね。
カメラのことも考えなくてはなりません。フィルムカメラはフィルム無ければ手も足も出ません。そういう意味ですでに中古カメラ屋さんに見限られているのか、買い取り価格は二束三文以下以下以下…。
手持ちのカメラを中古査定したところ型落ちデジタル一眼レフのEOS Kiss Digital X2が一番高いという結果に愕然とした話を以前書きましたが、(http://yomocame.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-6901.html)すでにフィルムカメラとデジタルが逆転しているわけで、こうなると生き残るフィルムカメラはコレクターの飛びつくようなのとか、歴史的に価値があるだとか、中古市場で取引対象になる、使わずに飾っておくカメラばかりになるのは間違いありません、中古カメラ屋さんだって死活問題、値打ちのないカメラにいい顔なんていつまでもしてくれませんからね。
そう考えるとアレですな、ここ数年コレクターズエディションを出しまくっているドイツの伝説の某カメラブランドは、写真撮らずに「飾っておくカメラ」という新しいジャンルを提案している先進的なメーカーと言えなくもないですな。
ブランド力がありますからね、飾っとくだけで絵になるってわけで。飾ってよし、磨いてよし、撫でてよし、写真撮るのは日本製のデジカメで(笑)。

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2015年7月16日 (木)

たかがパン、されどパン

神戸に住んでいて全く不自由しないのがパン屋さんと洋菓子屋さんと中華料理屋さん。
人口の割合に対して、絶対に他のところより多いだろうなといつも思います。その中でも特にパン屋さんは多いかなと。
私の住む神戸のはずれのちっぽけな街でも、思い出しながら指折り数えてみたところ駅前周辺で7軒もありました。改めて数えてみてちょっとビックリ、アレっそんなにあったっけ。(笑)
ま、そんなこんなでパン屋が多いぜってことなのですけどね。
こんなにたくさんパン屋さんがあるのが当たり前になっているので、旅行などで他の土地に出かけたときはパン屋さんが少ないな~と思いますね、しかもおいしいパンに当たった試しがない、何故かいつも悲しい結末。(笑)
家人がパン好きなので、我が家にはいつも何種類かのパンがかごに入って並んでおりますが、気に入っているパン屋さんが何軒かあるみたいで、出かけてはいろいろ買ってきてますな。
家人のお好みはハード系、石ころみたいにカチカチのパンが大好きという方、パン好きの方はハード系のパンが好きな方が多いですな、何故なんでしょうね。
私は歯並びが悪いのでソフト系の方が好きなのですが、何故か買ってくれません。なのでいつもなるべく薄く切ってもらって、いつまでももぐもぐやってます。(笑)
ただハード系のパンは味わいも香りもいいので、いつまでももぐもぐしてると確かに旨い。食べた気しますしね。クルミが入ってるのやらイチジクの入ってるのもよく買ってきてますな、コレはおいしい。
一緒に出かけたときには、だいたい何軒かのパン屋をハシゴ、デパ地下でも数軒パン屋さんが入っていて各お店得意分野というかコレがおいしいというのがあるようであちこちで買ってますね。
私はお総菜系のパンも好きなので、カレーパンとかそういうのを一緒に買ってもらいますが、あまりいい顔されない。(笑)パン好きの方にはお総菜系のパンは異端児なのでしょうか。
そういえば中学生の頃ですが、学校に購買部があって、出入り業者がお昼時にパンを売りにきてました。そこで初めて焼きそばパンと出会いましたがアレは衝撃的でしたね。
焼きそばとパンってどう見ても合わない組み合わせ、しかもほぼ炭水化物。粉モン同士の強力タッグにソース味がお口の中でハーモニー。
栄養ほとんどありませんなカロリーだけの代物、でもカレーパンと並んで人気ありましたな、他のパンがクリームパンやあんパンなど甘い系だったせいでしょうね。真っ先に売り切れ、いつも争奪戦。(笑)
お総菜系パンでハムやソーセージの入ったのや、ピザ風のものはどこでも当たり前に見かけますが、コレは無いやろって思わずツッコミ入れたくなるのが、お隣明石の「たこパン」。
明石はたこが有名とはいえ、たことパンを組み合わせるのもすごいですが、実は我が街も負けてません。その名も「漬物ドッグ」。
キュウリの浅漬け丸ごと一本挟んであるという、ビジュアル的にも「あり得へ~ん」な一品、ケンミンSHOWやグルメ系番組で取り上げられたことがあるのでご存じの方もおられるかもしれませんが、しそ風味のジュレと浅漬けの塩味がさっぱりとした味わいの夏の風物詩(笑)
ま、ハンバーガーのピクルスを思えばこれもアリなのかなと思いますが、インパクト大のお総菜パンでございます。
えっ旨いかって?それは…ご想像にお任せしましょう。(笑)

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商店街の陸ノ(くがの)マル井パンで今年の販売始まりました、1つ200円(税別)。

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2015年7月14日 (火)

おやつは○○円まで、レンズは2本まで

小学生の頃、遠足の前に配られるプリントに「おやつは○○円まで」と書かれていると、友達と学校帰りに公園で緊急会議、楽しい遠足にするためにおやつがかぶらないように作戦を練ってました。
「シンちゃん、チロルチョコ買うんやったら、僕ビッグリーグガムにするわ、おまけ付いとうし、みんなで分けれるやん」「スルメはやめとこ、手ぇベタベタなるし、チョットしかないから、えびせんか味カレーやな」子供なりに結構真剣に吟味してました。
物事って何といいますか、制約や決まりがあるから面白い。決められた枠組みの中で創意工夫するところに楽しさがあると思うのですよ。
これは写真機材に関しても同じかなぁというオハナシ。
働き出して、自分の稼いだお金で機材を充実させていった頃、撮影に出かける時は、もしもに備えて大量の機材を持ち歩いていました。モードラ付き一眼レフボディー2台、交換レンズ6本ぐらいをテンバのカメラバッグに入れて走り回っていましたな。場合によっては三脚まで持って。
でも、それだけ多くの機材を持って行っても全部を使うわけではなかったですし、言ってみればもしもに備えての一種の保険というか、もし持ってなくて撮れなかったらどうしようというので持ち歩いていたように思います。
実際の撮影で、それだけのレンズを駆使して撮ることはまずありませんでした。撮った写真を見てみると、集中的に使っていたレンズはたった2本、24ミリと90ミリマクロ。ほぼそれで撮っているというのが分かりました、他は使うかどうかといったところ。若いとはいえ、それだけの機材を持って一日歩き回ると結構疲れます。
旅行で他のものも持ち歩かなくてはならない場合、機材を吟味して、その分フィルムを1本でも多く持ち歩きたいので、一日歩き回っても余力が保てるぐらいの重さという制約の中でいろいろ工夫するのが楽しかったですな。
まず、レンズは前述の2本だけを2台のボディーに付けっぱなし、これでレンズのリアキャップとボディーキャップは持ち歩かなくて済みます、モードラは無し、街の写真に連写はいらないかなぁと、おかげで予備の電池も持ち歩く必要が無くなったのでだいぶ軽くなりました。
フィルムは紙箱とケースから出して行きつけの写真屋さんでもらった長尺フィルムの缶に入れればコンパクトにできました。
夜景を撮るかもと持って行っていた三脚もパス。歓楽街などではネオンサインの明かりで結構明るいのと、そんな場所で三脚立てるのは通行のじゃまになるだけだったから。電柱にカメラを押しつけたり、表の看板の上に置いたりして撮れば大丈夫でした。
軽くなった分、ウエストポーチを畳んで持って行って、それに機材を詰め替え、他のものはホテルに預けたり、コインロッカーに入れ、両肩にカメラ、ウエストポーチにはフィルムと露出計と財布だけという出で立ちで撮り歩くようにしたところ、実にフットワーク良くこれがベストになったのでした。
クラシックカメラに手を出してからは、また持ち歩く機材が増えてしまいましたが、これもどうするか考えねばなりません。

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単焦点レンズはズームレンズに比べて小型軽量なので、カメラを構えた時もしっかりホールドできます、だからブレない。意外と夜景でも手持ちで撮れました、デジタルになって高感度で撮れるのでさらにブレないしフットワークもいいですね。

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2015年7月12日 (日)

昭和歌謡再発見3 振り付けに釘付け

「アンタ、好きゃな~昭和歌謡、また書くの」って言わないでね、好評にお答えして第三弾、シリーズ化出来そうな予感。(笑)
ま、聴けば聴くほど味があるのでね、昭和歌謡はおじさんにはネタの宝庫。まだまだ書きまっせ。
で、今回は振り付けのことを。振り付けが印象的な歌手の方と言えばまず思い浮かぶのがピンクレディー、一世を風靡したどころか社会現象にまでなった方なのでね、みんな真似してましたな。
以前「探偵!ナイトスクープ」という番組で、探偵の間寛平さんが街行く30代女性にピンクレディーの振り付けが出来るか調査するというのをやってましたが、「もう忘れました」といいながら曲がかかるとみんな完璧に踊りこなしてました、ある世代以上の方にはDNAに組み込まれてしまっているというか、染み着いてしまっているのでしょうな、関西人のノリの良さもあるでしょうが、いきなり振られてもイントロ部分から当たり前のように踊れてしまうという、番組見ながらこちらも体が動いてしまいましたよ、頭の上で腕ぐるぐる回して「ユッフォ~」って(笑)
ピンクレディーは王道というか定番というか、どの曲も振り付けが印象的で、健康的なお嬢さんという感じの歌手だったので、学校で真似しても怒られなかったように思いますが、それより少し前に一世を風靡した山本リンダさんは真似すると怒られましたな。
「ウッララ~ウッララ~ウラウラよ~」ってPTA的にはヨロシクなかったかと、アクション歌謡なんて呼ばれてたような。
ヘソ出しルックでセクシーな大人の女の人が激しい振り付けで踊って、しかも歌詞は扇情的でヤバイとなると、子供には聞かせられなかったのも頷けますが、そういうのに限って子供は真似するというのが世の常、流行りましたわ、ヘソは出しませんでしたけどね(笑)
他に怒られ系だと、夏木マリさんの「絹の靴下」のフィンガーアクションも流行りました。金井克子さんの「他人の関係」も振り付けが話題になった曲でしたな。パッパッパヤッパーって、もう怒られてばっかり。(笑)
男性歌手で振り付けが圧倒的にかっこよかったのがジュリーこと沢田研二さん、「勝手にしやがれ」の真似でみんな帽子飛ばしてましたな、歌も旨かったし、見た目も最高にカッコいい、もうあんな人は出てこないでしょうなぁ。
ビジュアル系ロックバンドとか、よく分からないカッコや化粧してるのがいますが、あの頃のジュリーの足元にも及ばないと思ってしまうのは昭和のおじさんだからでしょうか。
歌謡曲が輝いていたあの頃、テレビつければ歌番組がいっぱい、ハデな振り付けに目が釘付け、運動会のフォークダンスは覚えられなかったのに、歌番組で見た振り付けはすぐに覚えて真似しておりました、なぜか勝手に体が動く、「もうどうにも止まらない」って。(笑)

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昭和歌謡の記事って写真に困るのですよ、歌手やスターの写真勝手に掲載できませんしね。で、街歩きで撮ったレコード屋さんの写真をどうぞ。

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2015年7月11日 (土)

ハーフサイズという時代

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1959年に発売されたオリンパスペンによって、日本ではハーフサイズブームが起こります。カメラは高いもの、写真はお金持ちの道楽が当たり前の時代に、安くて、写りが良く、フィルム代が半分ですむハーフサイズカメラに人気がでたのは当然かもしれません。
オリンパスの快進撃を他のカメラメーカーが指をくわえて見ているはずは無く、その後数年で、たくさんのメーカーがこぞってハーフサイズカメラを発売し、カメラのひとつのジャンルとして定着していった時代でもありました。ニコンでさえ、S3をハーフサイズにしたS3Mを出していたぐらい。
カメラそのものの基本性能に関しては、誰でも簡単に写真が撮れることを目指していたものがほとんどでしたが、そのデザインに関しては個性的なカメラが多かったのもハーフサイズカメラの特徴だと思えます。
ゼンマイドライブでタバコの箱ほどの大きさのリコーオートハーフは近未来的でしたし、タロンシーク、ヤシカエクセル、ヤシカラピードは縦型ボディーが特徴的、ハーフサイズでは後発のキヤノンデミは角の丸いおしゃれな形でボディーカラーに青、赤、白のバリエーションがありましたし、キヤノンダイヤルも独特な形が個性的でした。
ハーフサイズで唯一無二の一眼レフ、オリンパスペンFは独創性の固まりのようなカメラで、35ミリ高級一眼レフと比べても全く遜色がないどころか洗練されたデザインは今でも古臭さを感じさせません。デジタルカメラのオリンパスペンシリーズにそのテイストが生かされていることでも分かります。
子供向けカメラを出していた東郷堂からメイハーフEL、明興社からメイスピイ35ハーフなんてのもありました。
百花繚乱、玉石混淆、どこもかしこもこぞってハーフサイズカメラを発売し、カメラ産業の中でどんどん勢力地図を拡大していた時代、カメラ雑誌も無視することが出来なくなって、特集記事を組んだりしてました、古いカメラ雑誌を調べてみると結構力の入った特集記事だったりして面白いものがあります。
力を入れないといけないぐらいハーフサイズカメラがブームだったという事でしょう。
作例写真や使用レポートに写真家の大先生が駆り出され、ハーフサイズとは何ぞやという解説記事、現行機種の一覧、カメラごとの特徴と解説、業界のお偉いサンや写真家による座談会、メーカーへの質問、アンケート結果、ハーフサイズに向くフィルムと現像引き伸ばしの仕方、アクセサリー紹介等々。
読んでいて感じたのは、読者向けの記事というより、写真界の古い見識の方たちが、あっという間にブームになってしまったハーフサイズカメラをなんとか理解したいというために特集記事を組んだのじゃないかということ。
小型軽量、たくさん撮れて誰でも簡単に扱えるカメラのブームに自分たちの今までやってきた写真作法や常識が脅かされるのではというのがチラチラ見え隠れして、そこが面白かったりします。
「初心者、女性の方などに最適のカメラ」「35ミリフルサイズのサブカメラとしての将来を期待する」など完全に上から目線の意見、便利なのは分かるけど認めたくないというのが本音だったのかもしれません。ハーフサイズがブームになったのは使う人が今までのカメラと違う便利さに気が付いたからなのにね。
実際にどのように使われているかのレポートでは、フィールドワークの学者の学術関係の記録や、たくさん撮れる利点を生かして旅行用、メモ代わりとしてなどが出ていました。今でいうコンパクトデジカメやスマホで手軽に撮るのと似ていますね。
ハーフサイズカメラのブームは詰まるところ、カメラは作品を撮るためだけのものではないということを広く知らしめたことだったのかもしれません。
その後1960年代後半、35ミリフルサイズでも小型、軽量なカメラが登場してきます、ドイツのローライ35、国産ではペトリカラー35など、いわゆるコンパクトカメラと呼ばれるカメラが流行の兆しを見せ、結果1970年代に入るとハーフサイズカメラは急速に衰退していきます。
1980年代に京セラサムライ、フジツィングTW-3、コニカレコーダーというハーフサイズカメラが発売されますが、もう一度ハーフサイズのブームを呼び起こすまでには至りませんでした。
日本のカメラの歴史の中で、絶対はずすことが出来ないハーフサイズというジャンルのカメラたち、コンパクトデジカメやスマホで写真を楽しんでいる方のフィルムカメラ入門機として今の時代だからこそ再評価して欲しいカメラだと思っているのですが。

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2015年7月 9日 (木)

子供の頃嬉しかったこと

子供の頃って、何だかつまらない小さな事が嬉しかったりしました。大人が見向きもしないことや気にもならないことが発見だったり、遊びの原点だったり、感受性が高かったのかそういうことにすぐ飛びついてしまうという。
海岸で形の面白い石ころを山ほど拾ってきたり、原っぱでややこしい虫をいっぱい捕まえてきて母親を絶叫させたり、雨の日に家の中でかくれんぼをしたり、押入の中に隠れても狭い家なのですぐ見つかるのにね、夢中になってましたな。
まあ、自分を取り巻く世界がまだ狭かったので、その中でいろいろ楽しいことを見つけていたのだと思います。大きくなるといろいろありますのでね、そんなことに夢中になってるヒマなんて無くなるし、もっと違うことに夢中になっていましたな。
で、子供の頃嬉しかった事って何だったかと思いだしてみると、これが結構思い出せました、しかも食べ物に関することばっかりなぜか思い出しだしてしまったという、何だかいつもおなかが空いていたのか分かりませんが台所には子供目線で嬉しかったことが多かったのでしょう。
まず、ちりめんじゃこの中に小さいタコやイカやエビを見つけたとき、最近のちりめんじゃこは、きれいにより分けているのか異物混入が少なくなって、ほとんど見かけなくなりましたが、あの頃はいっぱい入ってましたな、もちろん全部食べてました。同じく味噌汁のアサリやハマグリから小さなカニが出てきたときも嬉しかった、ちっちゃいのに真っ赤にゆで上がってたのが何だか可愛い。

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家で巻寿司を作ったときは、切った後の端っこをもらうのが嬉しかった、具がはみ出てバラバラ一歩手前なのをほおばるのが楽しみでした。
家で作るものでは餃子を包むのを手伝うのも嬉しかった、具を入れすぎてパンパンになったり、うまく包めなくて変な形になったり。
お茶碗とお猪口で形を抜いて作ったドーナツ、真ん中の穴がいつもずれてました。
朝食の時、食パンの耳を残すと母親はそれを集めて油で揚げ、砂糖をまぶしておやつに。そうするとなぜか食べてましたな。まだスナック菓子なんてそんなに無かった時代、おやつは母親の手作りが多かった。
牛乳に砂糖を入れて寒天で固めた牛乳かん、お正月の後鏡開きのお餅を薄く切って揚げたおかき、味噌汁用のオタマの中でザラメと重曹で作ってくれたカルメ焼き、バナナとみかんの缶詰で作るミックスジュース、ぜんざい、お汁粉、ハチミツたっぷりの大学芋、ハチミツと言えばホットケーキ、メイプルシロップなんて見たこともなかったですな。
おやつだけではありません、遊んで帰ってきたら台所からカレーの匂いがした時。
残り物のカレーを食パンにはさんで揚げた自家製カレーパン。
作りながら食べるタコ焼き、竹串片手に必死でひっくり返してましたな、ちゃんと出汁も作っていたので正確には明石焼きでした。
晩ご飯がお好み焼きだった時。
授業がお昼までだった土曜日、走って帰って吉本新喜劇のテレビを見ながら食べるチキンラーメン。エースコックのワンタンメンだったりサッポロ一番、出前一丁の時もありました。
焼きめし、オムライス、スパゲティナポリタンもお昼に嬉しかったメニュー。
思い返せばいくらでも、まだまだ語れる子供の頃嬉しかったこと、今回は食べ物編になってしまいましたが、思い出したらまたいずれ。

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2015年7月 7日 (火)

レンジファインダーやっと分かった

一眼レフカメラが最盛期だった頃にカメラに目覚めたので、初めてレンジファインダーカメラを触ったとき、何ともまどろっこしいピント合わせのカメラと思った。
カメラ雑誌で、大家の写真家たちが、スナップには最適、一眼レフよりもピンと合わせがしやすいなどと言っているのを見て「アッホ~、そんなわけ無いやろ」と突っ込みを入れていたものである。
ピント合わせもフレーミンングも、なんと言われても一眼レフのほうが圧倒的に早いし、実際自分で使ってみても、ファインダー中央のずれた画面をピタリと重ね合わせる二重像合致式のレンジファインダーより、ぼやけた像をファインダースクリーン全体でハッキリするようにピントを合わせる一眼レフのほうが瞬時にピントが決まった。
持っていた一眼レフのスクリーンは全面マットのものに換装し、望遠レンズでもカミソリのようなピント合わせをビシビシ決めていた頃である。
あれから30数年、自分の目が悪くなることなど考えもしなかった若造も、ええおっさんになって老眼鏡が必要になってしまった。
こうなって始めて分かったことだが、一眼レフのファインダーでピントのヤマが掴めない。ピントを合わせるのだが、それが本当に、紛れも無く、間違い無く合っているのかと自問すると不安に駆られる。そうなるとなおさら慎重になって、ピント合わせに時間が掛かるようになった。
反対にあれほどダメだと思っていたレンジファインダーカメラだとピタリとピントが合う。
ずれた像が重なればいいので視力にあまり左右されないからだろう。老眼になって始めて分かるカメラもあることをようやく知った。

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2015年7月 5日 (日)

カレーには世話になっている

立ち食いそばと並んで、手早く食事をしたいときに重宝するのがカレーライス。どこで食べてもそこそこ旨いし、注文してからすぐ出てくるのも忙しいときにはありがたいですな。
こういう場合に行くお店は、たいていテーブル席のないカウンターだけの専門店だったり、外食チェーンだったり。らっきょうも福神漬けも目の前に並べてあってセルフで取るようになっているのがほとんど。
皆さん忙しそうにスプーンを口に運んでます。5分で食って仕事に戻らなくてはならないなんて時には便利、カレーって食った気しますしね。
本当はもっとゆっくりランチを楽める人生でありたいと願っておりますが、ジャパニーズサラリーマンは何かと忙しいのでねぇ。
カレーを食べに行って注文するのはいつもビーフカレー、シーフードカレーだの、野菜カレーだのややこしそうなのはまず頼まないですな。ビーフカレーがどこのお店でもだいたいメニューの一番目に書いてあって、ド定番だし、安いし、出てくるの早いしなのでいつもコレ。
でも考えてみるとカレーに牛肉って、インド人もビックリ、間違いなく怒られる組み合わせ。もう完全に日本料理に帰化してます。
で、その一番早く出てくるはずのビーフカレーですら遅かったのが某カレーチェーン店。注文聞いてから大きな寸胴鍋から小さな鍋に一人前のカレールーをすくって温めだすので、どうしても一手間多くて出てくるのが遅い、早く食って戻らなくてはいけないときにはイライラする。
そんなせわしないランチしかできないコチラもどうかと思いますけど、だんだん行かなくなって、気が付いたら無くなってお弁当屋さんに変わってました、チェーン店の割に安くなかったですしね。
反対にブッチギリで早かったのが若い頃よく行ったカレー屋さん。お店の名前は忘れましたが、阪急梅田駅のすぐ近くにあって、ビーフカレーを注文するとき「ビーフ」まで言いかけたところですでに出てきているという早さ、信じられないかもしれませんが、本当だってば。(笑)
味やサービスよりも、待たせないことを最優先して客の回転率を上げているコンセプトのしっかりしたお店でした。(笑)
何でそんなに早く出せるのかというと、カラクリがあって、何にも具の入っていないカレールーが常に温められていて、その横に角切りのビーフを味付けして炊いたものが入った容器、茹でたむきエビの入った容器、一口カツの容器などが注文に合わせてトッピングできるように待機、お客さんが入ってくる姿を見るやいなや、おばちゃんはF1レースのピットインよりも早く、炊飯ジャーを開けてご飯を盛り、カレールーをかける、お客が「ビーフ」と言いかけた瞬間、角切りビーフをトッピングして「ハイ、お待ちどうサン」ぜんぜん待ってへんがな(笑)。
エビカレーを注文すると茹でたむきエビを五つぐらい乗っけて、カツカレーも一口カツを三つぐらい乗せて「ハイどうぞ」。
カレールーとご飯は共通、トッピングを変えるだけでどんなカレーにも変幻自在の素早い対応、そら、早いはずですわ。
結構おいしかったし、よく利用してました、安かったし。そんなお店だからお客さんも食べたらすぐ出て行くような忙しい方ばかり、5分でかき込んでサヨナラ。いつもいっぱいでした。
グルメ系番組で「カレーは飲み物」と言っていたタレントさんがいましたが、その方はカレー一皿30秒で食べてましたな。
番組とは言えそこまでしなくてもと思いましたが、確かにカレーは素早く食べられるのも値打ちなのかもしれません。ホントお世話になってます。

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カフェなのか雑貨屋なのか食堂なのかよくわからないお店、カレー屋さんのようなのですが…。

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2015年7月 4日 (土)

250円で完全、キヤノンNewF-1のオハナシ

カメラのアクセサリーについて書こうと思って、ごそごそ探していた中にキヤノンNewF-1の物が結構出てきました。
モードラやワインダーを付けるところのフタだとか、アイピースカバーのゴムだとか、交換スクリーンだとか、中古カメラ屋さんで見つけたり、当時まだ補修部品としてキヤノンサービスで売っていたのを予備として買っていたものなのですが、すっかり忘れておりましたな。
眺めていてこのカメラを買ったときのことを思い出しました。それはある日のこと、行きつけの中古カメラ屋さんでの事でした。うっかり目が合ってしまったのが運のツキ。
若いときに欲しくても買えなかった憧れのカメラ。当時の値段は高校を出て働きだしたときの給料約2ヶ月分、全く手が出なかったですな。ま、もしその時買えたとしても若造には分不相応なカメラでしたけどね。
すごくきれいなボディーをショーウィンドー越しに眺めるだけでその日は帰りましたが、どうも気になってしょうがない。
思いのほかリーズナブルな価格でしたし、「憧れのカメラでしょ、今買っとかないと、いつ買うの?」「夢を夢で終わらせて、おまえそれでいいのかっ」と私の中の悪魔がささやくわけで。
買えなかった頃、もらっておいたカタログを押入から引っ張り出して眺め(当時のカタログを未だに持っているとことが結構いじましかったりします)悩むこと一週間。
もし売れてなかったら買ってしまおうと、いそいそとお店へ直行、しかもレンズだけ持って。買う気満々なのがバレバレですね。(笑)
ショーウインドーを見ると、なんとまだありました。さっそく出してもらい、手にとって動作チェック。バシャンというシャッター音が何ともセクシー。ほとんど使われてなかったのかピカピカの超美品。
ただひとつ残念なことは、底部にあるモータードライブ取り付け部分のフタがひとつ欠損していたこと。店のおっちゃんはそれに気付いてなかったらしく
「あら~ホンマや、仕入れたときモータードライブ付きやったからな~、全然気ぃ付かんかったわ、どないしょ?」
おっちゃんそれはもうマケてくれるしかないでしょう。で、消費税分数千円ををマケてもらって買ってしまいました。
お店を出るとその足で梅田のキヤノンサービスへ直行。
「すみませ~ん、補修部品でこのフタありますか?」
「ハイ、250円です」
完全な姿になったキヤノンNewF-1でさっそく街を撮り歩いたのは言うまでもありません。心なしか足どりも軽かったのでした。

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このブログのタイトルバナーにも使っているNewF-1、写真を載せても芸が無いかなと思ったので3Dソフトでモデリングしたものを。随分前ですが、国産3DソフトのShadeの廉価版シリーズが出た時に、3Dに興味があったので試しに買ってみたところ、すっかりハマってしまい、色んなモノ作ってました。その当時モデリングしたのが今回の掲載画像。

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実物をノギスで採寸し図面を起こして部品ひとつひとつモデリング、画面の中でプラモデル作ってるみたいな感覚でした。ところが凝り過ぎた結果、レンズマウントをモデリングする手前で挫折してしまい中途半端なまま置き去りに。何しろその当時使っていたMacintosh青白G3で、レンダリング(モデリングデータを最終的にな画像に出力すること)するのに数時間、光の当たり具合とか凝りだすと軽~く一晩かかるというアリサマ。毎日睡眠不足でフラフラ。(笑)で、今回掲載するにあたって、当時のデータを最新の自作Windows2号機でレンダリングしたところ、なんとたった10秒で終了!テクノロジーの進化を実感しましたわ、レンダリングはCPUに負荷がかかるので、温度の上がり具合を見てましたが、熱くなる前に処理が終わっているという、この能力差は何やねんとボーゼンとしてしまいました。

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2015年7月 2日 (木)

そして誰もいなくなった

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アガサ・クリスティーの推理小説からいただいて「そして誰もいなくなった」などというタイトルを付けましたが、要するに誰もいなくなった廃墟ネタです。
別に廃墟マニアとか特別好きというわけではありませんが、廃墟というのは見つけるとなぜか写真に撮ってしまうアイテムですな。そそるというか、その朽ち果て方に何だか引きつけられるものがあります。人の気配が無くなった途端に、土に還るというか、自然に還ろうとする姿、自然との同化感を醸し出しながら、まだ建物でもあるという不安定さがそこにはあるわけで。
団地など集合住宅には集合住宅なりの、工場には工場なりの風化の仕方があって、一概に廃墟とひとことでかたずけてしまうにはもったいないぐらい朽ち果て具合に個性があります。

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下町の片隅で放置された長屋など、建て増し部分の継ぎ目には必ず雑草が吹き出して、ばらばらになる前に一花咲かせていたりするし、お店だとショーウインドーごしに、いかにもあわてて夜逃げしました的散らかり具合が見えたり。
バブルがはじけた頃は、建築途中で当初の計画が狂って放置されてしまい、結局日の目を見ないままに廃墟になってしまったような物件も結構あったみたいですな。建築資材や足場がすぐにでも工事にかかれそうな状態で放置されていながら、これはもう立派な廃墟ってやつ。
建物として完成することなく、一度も使われることもないまますでに廃墟という、廃墟分類の上からいけば、ある種異端児なのであります。
廃墟は被写体としてそそるものがあると書きましたが、写真家の中にも廃墟を撮っている人は多いですな。いずれも街や都市、建築物にこだわりをもっている写真家ばかり。
結局廃墟に目がいくというのは、それが廃墟になるまでの歴史というか、時間に対してのモロモロがそこから見え隠れするからだと思うのですよ。
ある日それまでなにもなかった場所に建物が建ち始め、それが使われ、周りの景色となじんで年数を重ねて、その役目が終わると廃墟になって取り壊される。
通りかかった私はその朽ち果て方にそそられ写真に撮るのですが、写真は現在しか写すことができないとわかっていながら、なぜか廃墟にはそれまでの時間も写るような気がして思わずカメラを向けてしまうわけなのです。

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