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2015年5月 2日 (土)

惜しむのは分かるけど

老舗の名店が閉店するとか、由緒ある名建築が老朽化で取り壊しとかになるとニュースで取り上げられたりしますね。
歴史ある建築物だと保存のための市民運動が起こったりしたものもありましたが、それで残る率は低いようで、結局無くなってしまいました。
県や市の持ち物だと何とかなる率は高いようですが、個人や会社の持ち物だったりすると、耐震補強工事などを考えると莫大な費用がかかるわけで、とてもじゃないけど出来っこないのが実状なのだと思います。
今では再現不可能な装飾を施した明治、大正時代の名建築はそれだけで街のランドマークなので何とか残って欲しいという気持ちはありますが、人間でいえばかなりの高齢なわけで、先々建物として利用するにはなかなか難しいのだと思います。
写真を撮って資料として残すことは出来ても、建物は無くなることで街の景観が変わってしまうという側面があります、取り壊した跡地がコインパーキングなんかになってしまうとなんだか街自体が寂れたようで悲しいものがありますね。
お店も時代の流れに乗れなかったり、収益があがらず撤退したり、やっている人の高齢化で閉店してしまったり。
大好きな元町商店街でも、古いところでは丸善、ここ数年では明治屋、海文堂書店、喫茶ウイーン、よく中古カメラを見に行っていたミモザカメラは建物老朽化で無くなってしまいました。
商店街以外の元町界隈では八島食堂、東側の丸玉食堂ももうありません。長年通っていたお店が無くなるのは悲しいものがありますが、こればっかりはどうしようもない。
閉店、撤退のニュースが流れると「惜しい」「残念」の声があがったり、急にお客さんが増えたりしますが、それもなんだかなぁ。
「惜しむのなら普段から行ったらんかいや」と思ってしまいますね。お客さんが来ないからやめてしまうわけで。お店の人の高齢化で閉店するのとは違うように思います。
無くなった後に入るのは、コンビニやドラッグストア、安売りチェーン店や携帯電話屋がもはや定番というのも悲しい。便利なのはいいけど街の個性がどんどん無くなるようで、どこも同じ街のたたずまい。
このまま行けば街を楽しめなくなって引きこもりになりそうと、街歩きをしながらふと思ったのでした。

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1934年(昭和9年)に建てられた旧住友銀行神戸支店ビル。鯉川筋を挟んで、大丸の斜め海側にあった立派なビルだったが、昨年取り壊されてしまった。掲載写真は1988年に撮ったもの。

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