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2015年5月30日 (土)

横丁、曲がれば

L18993blog

国語辞典で、横丁を引くと、表通りから横に入り込んだ町筋とでていた。分かったような、分からないような大雑把な説明である。
この説明からいくと、ほとんどの街は横丁になってしまう。確かに街は表通りと横丁でできているといっても過言ではないので、この説明は十分正しいのではあるが。
私の思う横丁というのは食堂や飲み屋などの小さな店がひしめき合う狭い路地のことである。これは街歩きをしてきて、今まで出会った横丁と名の付く通りが、たいがいそういう場所だったからである。
阪急梅田駅にかっぱ横丁という名の古本屋街があるが、こういう商業ビルの中の横丁という名前の付いている所は、単なる親しみやすさを演出するためのネーミングに横丁という言葉を当てはめているだけなので、私としては横丁とは認めない。
古い歓楽街などの路地で○○名店街などという名前がアーケードの入口に付いた飲屋街に出くわすことがあるが、こういうのは横丁のジャンルに入ると思っている。
情景としては、酔っぱらいの立ち小便の匂いが地面に染みこんでいて、決してきれいではなく、魚を焼く匂いや、串カツを揚げる匂いなんかがその辺りの空気に混じっているような所。仕事を終えてチョット一杯という時に、フラッと足が向くような所。家路につくまでのほんの少しの時間、自分自身をリセットするために過ごすような所という感じである。
どうしても自分自身が酒飲みなので、そういう店の集まる横丁ばかりに目がいってしまうのだが、古い市場でも ○○市場買物横丁とかの名前が付いている所がある。こういう市場はたいてい中の通路が入り組んでいて、いい感じの食堂なんかがあるので好きである。
まず間違いなく安くて旨い。街歩きをしていて、今日はこのぐらいでおしまいという時に、渋い横丁に出くわすと、ついつい寄り道ということになってしまう。
千円札一枚で、何かアテになるものを頼んで、二杯ぐらい飲んでお釣りが来るような、そんな店がひしめき合っているような所で、しばし行ったり来たりしながら店の品定めをするのは楽しい。
よし、と店を決めて入った所が思った以上に居心地が良かったりすると、何かすごく儲けたような気分になって、結局千円札一枚では済まなくなるのだが。

L18617blog

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コメント

よもやま亭主さんおはようございます、我が地元にも横丁有りますよラーメン横丁です、自分はススキノで飲んだ後に食べようかなと毎度悩みますが、滅多に食べないです(笑)

投稿: ヒロシ | 2015年5月31日 (日) 06時42分

ヒロシ様、こんにちは。
かなり昔ですが、北海道旅行の際に立ち寄ったことがあります。お店の名前は忘れましたが、注文を聞いて一杯ずつ中華鍋で野菜を炒めて作っていたのが印象的でした。もちろん美味かったです。

投稿: よもかめ亭主 | 2015年5月31日 (日) 11時33分

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