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2015年3月29日 (日)

色街のかけら3

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遊郭建築というのは、独特の趣がある。それは不釣り合いな立派さだったり、艶めかしさだったり、隠れ家的ないかがわしさだったりする。一歩中に入れば、外の世界とは違う異空間でなくてはならないという、ひとつの義務感や責任感のようなものなのだろうか。
前回、前々回と取り上げた遊郭建築も、その場所は、ひっそりとしながらも独特のオーラを放っていた。
そういえば一時代前のラブホテルもそうだった。ヨーロッパのお城風有り、アラビアのモスク風有り、西海岸のリゾート風有り、国道沿いとかに突然ナンジャコリャーな建物があった。やはりこれも異空間へ誘う舞台設定だったのだろう。今でも多少は見かけるが、昔ほどの過激さを感じないのは時代の流れか。
今回取り上げた大和郡山は、金魚で有名な街ぐらいの知識しかなかったのだが、「赤線跡を歩く」という本を見て以来、遊郭跡として興味を持っていた場所である。
売春防止法の後は、旅館などに名前を変えて、飛田や松島と同じように密かに営業を続けていたらしいが、1980年代後半には、接客女性が、日本人からフィリピーナに変わり、ひどすぎる労働条件で働かせていたことで摘発を受けて、色街の地図から名前を消したそうだ。

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建物マニアな私にとっては、まさに木造三階建て建築の宝庫のような街で、高い建物に挟まれた路地を歩くと、今まで行った同じ遊郭跡地よりも、もっと寂しく、薄暗い印象であった。
しかもその路地で三味線のお稽古の音や声が聞こえてきた時には、一体自分が何時代にいるのか分からなくなったほどである。

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東岡町と洞泉寺町の2カ所に遊郭建築物が集中しているが、洞泉寺町は観光案内板など整備されていてイベントの時に内部公開してくれる建物もあるそうだ。

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