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2014年9月28日 (日)

ある意味素晴らしすぎる酒場の情景

中国人留学生がアルバイトしている地元の酒場、「日本酒、冷やで」と注文した客に一升瓶の酒は皆同じと思っているのか、焼酎をコップになみなみと。
酒飲みは意地汚いので、注文を間違われたのに断りもせずそのまま飲んで酔っぱらい、250円でへべれけ。店の周りは倒れたじいさんゴロゴロ。
以前よく行っていた立ち飲み酒場、串カツとおでんが定番の夫婦でやっている店なので、お品書きになくてもお客のワガママにいろいろと融通を利かせてくれる、「ゲソ、天ぷらで出汁にショウガ」といえば、串カツ用のイカゲソをパン粉を付けずに天ぷらにしてくれて、おでんの出汁をかけ、おろし生姜を乗っけて出してくれる。
「素揚げ三兄弟ちょうだい」といえばチューリップ(鶏肉)、砂肝、ソーセージか厚切りハムを衣を付けずに揚げて出してくれる。
長年通う常連がほとんどの店なので、みんな自分のスタイルで酒を楽しんで、お店もそれに柔軟に応えてくれるのがウレシイ。
地元にあるお年寄り夫婦でやっている老舗の立ち飲み酒場、狭い店なので、横のお客さんとすぐお友達になってしまうフレンドリーさ。二、三回行けばお友達いっぱい。
ビールや缶チューハイは壁面の冷蔵庫から皆勝手に出して飲んでいる、ほとんどセルフ状態。
ビールの冷蔵庫の前に陣取って飲んでいるお客も、どこからか「ビールちょうだい」の声がすれば取り出して渡してあげるのが当たり前。
手から手へビール瓶が、缶チューハイが、冷酒が、バケツリレーならぬ酒瓶リレーでお手元へ。
「いつもスミマセンねえ」と、店のおばあちゃん、料理を作りながらえびす顔。世界平和、酒飲みは皆兄弟で夜が更ける。
店のおばちゃんがやたら怒りまくっている店もあった。
いつも怒っている、初めて行ったときはチョットびっくりだったが、何度か通って様子が分かってくると、コレもひとつのお客への愛情でありキャラクターなのだと分かった。
一人暮らしのお年寄り率の高い、ほぼ常連ばかりの店なので、いつまでも飲んでいる客には「帰れ」と言ってオカワリを受け付けない、冬の寒い日には早く帰らせる、夏の暑い日は涼み終わったら帰らせる。とにかく帰れ帰れといつも怒っている。
お客商売で帰れとは何事と思ったが、これは「飲み過ぎないよう、程々にして明日も元気で顔を見せて」と言うおばちゃんのメッセージなのだった。
「年寄りの客ばっかりやからな、帰りになんかあったらアカンから。」
それを分かって皆、今日も叱られにやってくる。
作っているところが同じなら、酒はどこで飲んでも同じ味。なのに飲む場所で味が違うのはなぜなのか、酒を旨くしてくれる魔法が酒場には隠れている。それを探しに今日も一杯。

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店の大将、高齢のため土日しか開けてくれなくなったのが残念だが、ここも立ち飲みの名店。仕事帰りによく行きました。

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