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2014年7月20日 (日)

露出計三種三話

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露出計は好きなので過去に二回記事を書いておりますが、なかなかその必要性や便利さが伝わりにくい写真用品と言えますな。
特に今時のカメラは優秀なので、何も考えずにシャッターを切ってもとりあえず間違いのない写真が撮れますし、デジタルになってからはすぐ撮り直して確認できますし。何を今更露出計かもしれませんが、私にはやっぱり必要、特に古いカメラを使う場合は必需品なのでね。
カメラを忘れても露出計は忘れたことはありませんって、それじゃ写真撮れませんがなってツッコミは無しで(笑)。
露出計を使うようになるとまずカメラ任せで写真を撮らなくなりますな。キチンとその場の光を計って露出を決めるのが楽しくなります。当然ながらカメラはシャッタースピードも絞りも自分で決めるマニュアルモードで撮るようになります、これが実に楽しい。
そういう撮り方に慣れると逆にオートで撮るとカメラが何を基準に露出を決めているのか分からなくて不安になりますな。なんかちゃんと撮った気がしない。
露出計で計って、明るくするか、暗めにするか、ハイライトを生かすか、シャドーを重視するか考えるのは、どんな写真を撮りたいかを考えることでもあると思うのでね、そんな楽しいことをカメラ任せにしたくはありませんな。
ま、クラシックなカメラを使う場合は、否応なしに露出計のお世話にならないといけませんが。
ここまで読んで露出計を買いに走ってくれる人がひとりでも増えればいいのですがね、なかなか良さが伝わりにくいモノです。
で、私の持っている露出計のハナシ。
まず25年使って天国に召された露出計の後釜に座ったセコニックフラッシュメイトL-308S。性能は何の不満もない、コンパクトで軽くて持って歩くには実にいいのですが、チョットばかり使いづらいところがあるのですな。
まず電源ボタンが右手で操作しにくい場所にあって親指を伸ばしても押しにくい、結局いつも左手で押しておりますが、それってどうよな残念な部分。
右手親指ですべて操作できるようなデザインになぜしなかったのかデザイナー出て来いと言いたい。
以前使っていたのは同じメーカーのものでしたが右手親指で全部操作できたので、デザイン重視で使い勝手が退化しちゃってますな。
計る時の持ち方で、電源ボタンに指が届かない(写真上)。なので、仕方なく左手の指で押しているが(写真下)左手にカメラを持っているときはやりにくいことおびただしい。露出計使って写真撮ったことがない人がデザインしたのでしょうな、実に残念。

それと反射光を計る時の光球がすぐ動いてズレてしまうところがバツ。
カチッと止まらなくてはいけないのにクリックが弱すぎてポケットに入れているとすぐズレているのは作り込みの甘さですな。入射光を計るのがメインの露出計でここがズレたらアカンでしょう。それ以外は不満がないので、慣れるしかないのですが、いまだに慣れません。(笑)
二つ目の露出計はポラリスというミサイルみたいな名前の露出計。東京のアスペンというメーカーのものでストロボメーカーのコメットのブランドでも販売されておりますな。
露出計としては基本を押さえたオーソドックスなもので手堅い逸品。
前述のL-308Sよりは大きいですが露出計としてはコンパクトな部類かなと。プラスチックの質感のせいか高級感は全く無いですが、使い勝手はとてもよくてなかなか重宝しておりますよ。
で、このポラリス、中古カメラ屋さんのジャンクワゴンで故障品のシール付きで放置されていたのを救出したもの。お値段1000円、直してみようかとダメもとでお持ち帰り。家に帰って電池を入れてみたら何ともなく使えたという超ラッキーなジャンク品。
なぜ故障品のシールが貼られていたのか一度分解して調べてみようと思いつつ、普通に使えるのならまあいいかとそのまま使っておりますよ。
_mg_1194blog
三つ目の露出計はかなりレトロなもの、ワルツというカメラと写真用品メーカーのMIGHTY'60というもの。受光素子にセレンを使った電気露出計が主流だった頃のものなので、セレン自体がダメになれば製品寿命はそこで終わりなシロモノ。
これまた中古カメラ屋さんのジャンクワゴンで発掘。メーターの針はちゃんと振れてましたが、半世紀以上も経っているので動いたとしても正確でないことは確実、でも300円という値段に負けてお持ち帰り。ダメでもクラシックカメラを撮るときの演出用品に使えますしね。
で、このMIGHTY'60、せっかくちゃんと針が動いているので使ってみたいのですが、使い方がイマイチよく分からない。
何となくは分かるのですが、果たしてその使い方が正しいのかネットで検索しても情報が出てこなくて困っておりますよ。どなたかお分かりの方がいらっしゃればコメントをいただけると幸いです。
これから先カメラがドンドン進化して、お任せで何でもキレイに撮れるようになって、露出計なんて言葉そのものが通じないような時代が来たとしても私は使い続けるでしょうな、若かりし頃、入り浸っていたカメラ屋さんの薦めで露出計を買っていなかったら今も写真を続けていたかどうか分からないぐらいお世話になりましたし、露出計に足を向けて寝られないぐらいずいぶん写真のことを教わりましたのでね。

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コメント

たぶんうちのセコニックと同じ使い方だと思うんですけど…
close openというのがセレンをどこまで光に当てるか。
後ろのまでフルで出すことはあまりないけど
うちのは三段階です。ワルツは2段階に見えますね
ISOは使うフィルムに合わせて。
そこまでが測光前の準備。

測光したい方に向けて、そこで針が振れた所にシマシマ模様があって
そこで指してるfとシャッタースピードを読む。
(セコニックはもう一本の針を重ねるんですが)
ライトバリューもついてるように見えます。

投稿: Myrrh | 2014年7月20日 (日) 18時50分

Myrrh様、そうなんですよ。針が指したシマシマのところに、透明の円盤に付いたオレンジのマークを合わせるのだろうまでは分かったのですが、背面のセレンを出す出さないの分かれ目が円盤に付いているB、L、Hの指標のどれかと組み合わせるらしい所が良く分からないのです。明るさによってバルブの時、ロー(暗い時?)、ハイ(ピーカンの時?)を切り替えるようなのですが。

投稿: よもかめ亭主 | 2014年7月20日 (日) 20時14分

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