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2014年5月 4日 (日)

オートハーフゾーンフォーカス

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リコーオートハーフは、フィルム巻き上げ自動のシャッターを押すだけで軽快に撮り歩けるカメラなのだが、これにちょっとばかりユーザーのひと手間を加えたのがゾーンフォーカス。
オートハーフのラインナップの中では異端児かもしれない。
どういうモノかというと、固定焦点でピント合わせ不要のオートハーフをピント合わせできるようにしたもの、ただし3点だけ。人物上半身、人物全身、山の三つのアイコンのどれかにピントリングを合わせて固定焦点よりはシビアにピントを合わせられるようになっている。ご丁寧にファインダー内の右側に今どのアイコンが選ばれているか指針で表示してくれる親切仕様。
元々被写界深度が深いハーフサイズなので、固定焦点でも十分シャープな写真が撮れるのに、軽快な操作感を犠牲にしてまで正確なピントにこだわったところが異端児だと思えたところ。
元々アメリカのコピー機の技術提携先が持っていた子会社が写真関連の会社だったので、そこでリコーのカメラを販売することになって作ったものらしい。そのあたりの詳しいことはリコーのホームページにでているので割愛するが、そういう事情でもなければ世に出なかったのではないだろうか。
正直なところゾーンフォーカスの使い勝手はよろしくない、ほとんど出っ張りのないレンズ鏡胴は回しにくく、使っている内にめんどくさくなって人物全身のアイコンにしたまま撮り歩いてしまった。それでも十分良く写るので問題なし。
これでは何のためのゾーンフォーカスかわからないが、設計の優れた名カメラには必要のない付加価値だったと思える。
オートハーフの中では生産台数が少ないのか、一度も見かけたことがなかったカメラなのだが、行きつけの中古カメラ屋さんのジャンクの中から飲み代一回分ほどでお持ち帰り、きれいにしたらよみがえった。
ゾーンフォーカスがどれくらいの精度でシビアなピントに貢献しているのか、きちんと三脚をたててテスト撮影してみようと思いつつ、フィルムを入れると辻斬りよろしく撮り歩いてしまうので、未だに実現していない。
やはりオートハーフはちまちまとピント合わせをするのは似合わない。見るものすべてにシャッターを切る、そんな軽快なカメラである。

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